aiwa JA2-TBA1001/1002/0801発表!エントリー〜ミドルレンジタブレット
aiwaが新型タブレット「JA2-TBA1001」「JA2-TBA1002」「JA2-TBA0801」を発表!aiwaデジタルからAndroidタブレットが3機種同時発表されたので特徴を押さえていきます!!
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JA2-TBA1001の特徴
JA2-TBA1001の特徴は以下の通り!
JA2-TBA1001のハイライト
- ミドルレンジクラスのスペック
- 最近のトレンドを取り入れたデザイン
- 背面に1,300万画素、前面に800万画素のカメラ搭載
- 10.3インチFHD解像度のディスプレイ搭載
- クアッドスピーカー搭載
- 6,800mAhのバッテリー搭載
- IP65等級の防水防塵に対応
▼JA2-TBA1001のデザインは最近のタブレットでのデザイントレンドであるカメラユニットとフラッシュを四角く囲っているものを採用。カラーリングはシルバー寄りのグレーでビジネスや趣味でも使う場面を選ばなさそう!↓
▼JA2-TBA1001のSoCはMT8183(別名Kompanio 500)を搭載。Kompanioシリーズの一員だけあり、ChromebookなどノートPCでも採用されていたりするプロセッサです。↓
ガルマックスでは同じプロセッサを搭載したFire HD 10(第11世代)のAnTuTuベンチマークも収集していますが、そのデータによると、性能的にはミドルレンジに位置しています。
ただし、公式サイトで謳っているような「パワフル」という文言はハッキリ言って言い過ぎ感がありまくりです。ブラウジング程度では困る場面は少ないでしょうが、ゲームの種類によってはストレスしか感じない場面が出てくるのではないでしょうか。
メモリ/ストレージは4GB/64GBとこちらもギリギリミドルレンジ帯の基準をクリア。MicroSDにも対応しているので、メディアの保存はそちらで行った方がいいかもしれませんね。
▼JA2-TBA1001のカメラは背面に1,300万画素、前面には800万画素のものを搭載。これくらいの画素数があれば(特に下位モデルと比べると)ビデオ通話などで困る場面は減るはず。↓
▼JA2-TBA1001には10.3インチFHD(2,000×1,200)解像度のディスプレイを搭載。ディスプレイのガラス部分にはゴリラガラスを採用しているので、通常のガラスよりも耐久性が高くなっているのは魅力的ですね。↓
▼JA2-TBA1001のスピーカーはクアッド方式を採用。左右に2基ずつ配置されているので、端末の向きに関係なくしっかりとしたサウンドを出力できるのが強みです。↓
▼JA2-TBA1001には6,800mAhのバッテリーを搭載。10インチタブレットとしては大きすぎず、少なすぎない標準的な容量と言えるでしょう。↓
▼JA2-TBA1001の最大のウリはIP65等級の防水防塵性能。過信は禁物ですがタブレットとしては等級が高めなので、水場でもある程度安心して使えるのは嬉しいですね!↓
▼以下は最高防塵等級の6と最高防水等級の8で等級表示を解説。防水と防塵に対応しているならIP○○と表示され、防塵のみ対応の場合はIP○X、防水のみ対応の場合はIPX○と記載される。↓
防塵等級 | 保護の程度 |
---|---|
IP0X | 特に保護されていない |
IP1X | 人体の表面積の大きな部分(手など)が誤って内部の入らない。直径50mmを超える固形物体が内部に侵入しない。 |
IP2X | 指先や長さが80mmを超えない類似物が内部に入らない。直径12.5mmを超える固形物体が内部に侵入しない |
IP3X | 直径または厚さが2.5mmを超える固形物体が内部に侵入しない。 |
IP4X | 直径又は厚さが1.0mmを超える固形物体が内部に侵入しない。 |
IP5X | 粉塵が内部に侵入する事を防止。少量の粉塵の侵入があっても正常運転を阻害しない。 |
IP6X | 粉塵が内部に侵入しない。 |
防水等級 | 保護の程度 |
---|---|
IPX0 | 特に保護されていない |
IPX1 | 鉛直に落下する水滴により有害な影響を受けない |
IPX2 | 鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない。 |
IPX3 | 鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない。(防雨型) |
IPX4 | いかなる方向からの水の飛来でも有害な影響を受けない(防まつ型) |
IPX5 | いかなる方向からの水の直接噴流でも有害な影響を受けない。(防噴流型) |
IPX6 | いかなる方向からの強い直接噴流でも有害な影響を受けない。(耐水型) |
IPX7 | 規定の圧力、時間で水中に浸漬しても有害な影響がない。(防侵型) |
IPX8 | 連続的に水中に置かれる場合でも有害な影響が無い。原則として完全密閉構造。(水中型) |
JA2-TBA1002の特徴
JA2-TBA1002の特徴は以下の通り!
JA2-TBA1002のハイライト
- エントリークラスのスペック
- 中国メーカーの廉価帯タブレットによく似たデザイン
- 背面に500万画素、前面に200万画素のカメラ搭載
- 10.1インチHD解像度のディスプレイ搭載
- 本体底面にステレオスピーカー搭載
- 5,300mAhのバッテリー搭載
- 有名どころのGPS(GNSS)を一通りサポート
▼JA2-TBA1002のデザインはカメラレンズ部分が四角いJA2-TBA1001とは違う中国の中小規模のメーカー製タブレットによく似たものに仕上がっています。とはいえ、ブラックを基調としたカラーリングは寧ろJA2-TBA1001よりもカッコいいかも…↓
JA2-TBA1002のSoCはMT8168を搭載。クアッドコアのエントリークラスのプロセッサとなります。
MT8168を搭載するタブレットとして、ガルマックスでも紹介済みのFire HD 8やFFF-TAB10A4が挙げられますが、どちらもエントリー帯の性能ですので、処理性能に関してはあまり期待しない方がいいかもしれません。
メモリ/ストレージは4GB/32GBとメモリはきちんと4GBを確保しているのは嬉しい点。とはいえ、ストレージは32GBと心許ないので、MicroSDを併用した方がいいのは確かですね。
JA2-TBA1002のカメラは背面に500万画素、前面には200万画素のものを搭載。特に前面は画素数が少ないため、ビデオ通話の際は上位モデルと比べるとあまり鮮明でない可能性が高い点は注意しておきましょう。
JA2-TBA1002には10.1インチHD(1,280×800)解像度のディスプレイを搭載。10インチクラスでHD解像度はドットの荒さが結構目立つと思うので、この点が一番のネックになる方は多そう。
JA2-TBA1002のスピーカーは本体底面に2基搭載。縦持ちの際は音が左右どちらかへ偏って聴こえる可能性大ですが、タブレットで映像などを視聴する際は基本的に横持ち(長辺を横にする持ち方)が多いと思うので、致命的な弱点にはなりにくいかなと感じますね。
JA2-TBA1002のバッテリーは5,300mAhと10インチタブレットでは小さいのも気になる点。最大使用時間は約5時間と公称値でも短めなので、実際に使用する際は更に短くなる可能性も頭に入れておいた方がいいかも。
▼JA2-TBA1002が上位モデルに優っている点として、サポートしているGPS(GNSS)の数が4種類に倍増していることが挙げられます。ちなみにサポートしているのはGPS/GLONASS/BeiDou/QZSS(みちびき)の4種類ですので、有名どころは一通り押さえていると言っても過言ではないでしょう。↓
JA2-TBA0801の特徴
JA2-TBA0801の特徴は以下の通り!
JA2-TBA0801のハイライト
- エントリークラスのスペック
- 本体の上部と下部に帯が入ったデザイン
- 背面に800万画素、前面には500万画素のカメラ搭載
- 8インチHD解像度のディスプレイ搭載
- 本体底面にステレオスピーカー搭載
- 4,400mAhのバッテリー搭載
▼JA2-TBA0801は本体の上部と下部に帯が入ったスタンダードなデザイン。縦持ちを想定されたデザインはコンパクトな8インチタブレットだからこそでしょうね。↓
JA2-TBA0801のSoCはJA2-TBA1002が搭載するものと同じMT8168を搭載。もちろんエントリークラスのプロセッサとなります。
メモリ/ストレージは2GB/32GBと2022年のタブレットにしてはミニマムになっているのはマイナスポイント。
JA2-TBA1002は同じSoCとはいえ、メモリは倍の4GB搭載されていたので、マルチタスクなどは多少ならゴリ押しができそうなんですが、それも難しい状況になっているのは動作面では厳しくなるのではないかと思わざるをえません。
ミニマム仕様を補うためにJA2-TBA0801のOSはAndroid 12の軽量版であるGo editionを採用。通常のAndroidよりも軽量に仕上がっているとのことで、非力なスペックでもある程度快適に動く…かも?こればっかりは実機を触ってみないと判断が難しいですね。
JA2-TBA0801のカメラは背面に800万画素、前面には500万画素のものを搭載。JA2-TBA1002よりも解像度が300万画素ほど増加しているのは嬉しいポイントでしょう。
JA2-TBA0801には8インチHD(1,280×800)解像度のディスプレイを搭載。HD解像度ではありますが、8インチと10インチよりもサイズが小さいことから、比較的ドットの粗さは気になりにくいかもしれません。
JA2-TBA0801のスピーカーは本体底面に2箇所搭載のステレオ方式を採用。横持ちで使う際は他機種と比べて音の偏りが気になる場面が出てきそうですね。
JA2-TBA0801のバッテリーは4,400mAhと今の基準では少し物足りない搭載量に留まっています。公称値ですが、連続使用可能時間も最大約4時間と短めですので、ヘビーに使う予定の方はこの点をご留意ください!
割高感は否めない。もっとラジオなどの独自機能をフューチャリングしたら良かったのに…
発売日はJA2-TBA1001が9月7日。JA2-TBA1002とJA2-TBA0801は9月下旬。価格(発売記念特価)は以下の通り。
- JA2-TBA1001:39,800円
- JA2-TBA1002:19,800円
- JA2-TBA0801:16,800円
今回、華々しくデビューしたaiwaタブレットですが、どのモデルも割高感が否めないなといった印象を受けました。
というのも、JA2-TBA1001はFire HD 10、JA2-TBA1002とJA2-TBA0801はFire HD 8と同等のプロセッサを搭載しているのに、価格はワンランク、ツーランク上の性能帯のタブレットと同じくらいだからなんですよね。
JA2-TBA1001はIP65等級の防水防塵性能に対応しているのが他のタブレットでなかなか見かけない強みなんですが、お安いタフネスタブレットが欲しいのならOUKITEL RT1などを選んだ方がいいと個人的には思ってしまいます。
そういえば、aiwaの製品は格安なラジオなどが有名なんですが、どのタブレットもワイドFMなどラジオをネット無しで聴ける方法が用意されていないんですよね。
以前にガルマックスでも紹介したFFF-TAB10A4のように「ワイドFMに対応しています!」というウリも付けておけばaiwaに親しんできた世代の方に対してもっとアピールできたんじゃないかなぁ。
何にせよ、今の価格のままでは以前取り上げたTCLのタブレット(8インチ、10インチともに)よりマシだけど、わざわざ選ぶ価値は無いなと感じてしまいますね〜。
ガルマックスではスマホのスペック比較もできるのでチェックしてみて下さい!
▼JA2-TBA1001の詳細なスペック・対応バンドはこちら↓
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