AQUOS sense7のレビュー!購入前の最終確認に!比較と検証、評価まとめ!

発売早々、売上げランキング上位に食い込んだAQUOS sense7をお借りしたのでレビュー・検証結果をお届けします。様々な比較・検証を行っているので、ご自身の使い方に合うか、許容できるかなど、是非照らし合わせながらチェックしてみて下さい!

※本記事のAQUOS sense7はドコモ版のSH-53Cです!

▼本レビューの動画版も公開しました!外観などは動画のほうが分かりやすいかと思います!↓

AQUOS sense7のスペックと開封

クリックしてスペック表を表示

AQUOS sense7の価格は以下の通りです。

  • メモリ6GB+容量128GB:54,230円(ドコモ版)

▼AQUOS sense7の付属品は以下の通り。↓

  1. USB-C to A変換アダプター
  2. クイックガイド

ドコモ版のAQUOS sense7はこれまで同様に付属品はシンプル。充電器や充電ケーブルも付属していないので古いやつを使い回すか、そろそろ新調しようかな?って方は買っておきましょう!

AQUOS sense7のデザイン

AQUOS sense7
サイズ 152 × 70 × 8mm
重量 158g

AQUOS sense7はディスプレイサイズが6.1型なんですが、このサイズでは非常に軽量な158g。手に取ると「軽!」と感じる重量感で、重いスマホは苦手だって方にも気に入ってもらえそう!

デザインもスタイリッシュで良いですね!スパッとカットしたようなフラットな側面もGood。ミドルレンジスマートフォンですが、老若男女問わないお上品な見た目も◎。

▼ディスプレイはノッチタイプ。ベゼルはちょっと太めかな。↓

▼背面はサラッとした肌触り。ミドルレンジだけど質感良い!皮脂の付着もあんまり目立ちません。ただ、結構滑ります。↓

▼片手操作はちと厳しいけど、横幅70mmなんで想像してたよりも握りやすいです。片手操作を重視するならバンカーリングがオススメ!↓

▼iPhone SE(3世代)と並べるとこんな感じ。↓

▼左側面は特になんもないっすね。↓

▼右側面は音量ボタン、電源ボタン、指紋センサーと分かれてます。↓

この右側面のボタン配置なんですが、ボタンやセンサーが離れすぎていて、個人的に音量ボタンは高すぎて片手操作時に扱いづらい、指紋センサーは逆に低すぎて扱いづらいと感じちゃいました。

音量をいじったり指紋センサー使ったりするときに、いちいち持ち替えなきゃいけないのが煩わしいです。もしかしたら僕と同じように扱いづらく感じる方も居るかも。

▼上部はSIMスロット。SIMピン不要で取り出せるタイプです。↓

▼下部はイヤホンジャックとUSB-C、スピーカーが備わってます。↓

▼SIMトレイはNanoSIM×1+MicroSDの組み合わせでした。なお、物理SIMカード以外にeSIMにも対応しています!↓

AQUOS sense7のパフォーマンス

AQUOS sense7はSoCにSnapdragon 695を搭載していて、レビュー機はメモリ6GB+容量128GBです。

▼メモリ・ストレージのバリエーションはありません。1種類のみ!↓

AQUOS sense7 メモリ6GB+容量128GB(レビュー機)

スマートフォンの快適性ですが、主に「ゲーム」と「ゲーム以外」で必要な性能が変わってくるので分けて紹介します。まずはベンチマーク結果からどうぞ!

AQUOS sense7のベンチマーク結果

▼AQUOS sense7の実機AnTuTu(Ver9)スコアは総合が394,043点、GPUが101,868点でした!↓

▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓
AnTuTuスコア動作・操作感
総合スコア:約150万点以上
GPUスコア:約60万点以上
ヌルヌル、動作に不満なし
総合スコア:約100万点〜150万点
GPUスコア:約35万点〜60万点
重いゲームもなんとか
総合スコア:約50万点〜100万点
GPUスコア:約15万点〜35万点
軽いゲームくらいなら
総合スコア:約25万点〜50万点
GPUスコア:約5万点〜15万点
必要最低限
総合スコア:約25万点以下
GPUスコア:約5万点以下
サブ端末向き
▼ガルマックスでは色々なスマホのAnTuTuベンチマークがデータベース化されています。ユーザさんからもスクリーンショットを募集しているのでよろしければどうぞ。↓
スマホの実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ

▼Geekbench 5、PCMark for Android、3DMarkのスコアは以下の通りでした!

▼ストレージ速度は以下の通りでした!値段相応な感じでそんなに速くはありません。↓

AQUOS sense7でゲーム以外の動作

実際にAQUOS sense7を日常的によく使うコンテンツで試してみました。

基本的に日常使いでは動作の鈍さを感じることも無く快適!スマートフォンにあまり拘りが無い方も、普段使いするならこのくらいサクサク動くほうが良いですよ。

AQUOS sense7
WEBページ閲覧 ○:快適
TikTok ○:快適
YouTube ○:快適
スマートニュース ○:快適
Twitter ○:快適
※公式アプリ要因のカクつきは相変わらずありますが軽度です。

AQUOS sense7のゲーム性能

AQUOS sense7はミドルレンジの上位クラスで、最上位クラスから2ランクほど性能帯が低く、ゲーム性能も同様にめちゃ高いって訳ではありません。

多くのゲームは楽しめるレベルで動作するんですが、グラフィックの綺麗なゲームは画質を下げたり、フレームレート(滑らかさ)を妥協したりする必要が出てきます。

原神での動作検証

原神はワープを多用するのでローディングの長さも合わせて確認します。レギュレーションは以下の通り。

①デフォルト設定でフレームレートを60FPSに設定
②3点のワープポイントを2往復:ローディングの快適性確認
③元素爆発(全員分):派手なエフェクトによる高負荷時の最低FPS確認

※ワープを行う際にロード画面でFPSが下がるので、最低FPSは元素爆発時とします。

▼AQUOS sense7はデフォルトで「低」です。検証はフレームレートを60に設定して行います。↓

▼デフォルト(低)設定/60FPSで元素爆発時の最低FPSは26でした。数値はあくまで目安なので実際の滑らかさ・カクつき・読み込み速度は動画を見てみて下さい。↓

原神に関しては低設定でも高負荷な状態で30FPSを割ってくることに加え、ストレージ速度もそれほど速くないのでローディングも少々時間がかかってますね。

本格的にゲームをプレイするならもうワンランク高いミドルハイエンドモデルか、スマホの使い方でゲームが上位だ!って方はハイエンドクラスを検討してみましょう!

▼SHARPのハイエンド端末「AQUOS R7」もレビューしてます!チェックしてみて下さい!↓

【レビュー】約20万円だと?!もはや高級デジカメなAQUOS R7で遊ぶ

AQUOS sense7の回線テスト

※通信検証結果は保証するものではありません。

AQUOS sense7
対応バンド 3G:1 / 2 / 5 / 8
4G:1 / 2 / 3 / 5 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 21 / 38 / 41 / 42
5G:n3 / n28 / n41 / n77 / n78 / n79
VoLTE
技適
ドコモ回線 データ通信:○
通話:○
(ahamoで検証)
ソフバン回線 データ通信:○
通話:○
(LINEMOで検証)
au回線 データ通信:○
通話:○
(povoで検証)
楽天モバイル回線 データ通信:○
通話:○
Rakuten Link:○
(楽天モバイルで検証)
eSIM
SIMトレイ形状 NanoSIM×1+MicroSD
2回線同時待ち受け
※NanoSIM+eSIMの組み合わせで確認
備考

今回はドコモ版のAQUOS sense7 SH-53Cなんですが対応バンドが超充実!いろんな回線で使えたのがGoodでした!

長期的に利用するなかで回線変更するかもしれません。そんなときでもAQUOS sense7なら各社の重要なバンドにしっかり対応しているので、そのまま端末を使い続けられるのが良いですね!

ただ、ドコモ版はSIMフリーモデルではないので、APNのプリインはほぼなく手打ちが必要です。間違えないように打ち込みましょう!

2回線同時待ち受けは使えることを確認しましたが、物理SIMカードは1枚のNanoSIMしか対応していないので、片方はeSIMとなります。これまで物理カード2枚を使って2回線同時待ち受けを利用されていた方はご注意を!

対応バンド早見表を見る!

AQUOS sense7の機能

AQUOS sense7
OS Android 12
通知ランプ
指紋認証 ○:精度・速度共に良好
顔認証 ○:精度・速度共に良好
アプリクローン
システムクローン
PCモード
戻るボタン入れ替え ✕:デフォルトは左
ジェスチャー操作
クイックランチャー
冷却システム
MicroSD
内部ストレージ化
✕:外部ストレージのみ使える
備考

▼AQUOS sense7の便利機能を一部ピックアップしてみました!↓

リッチカラーテクノロジー 好みに合わせて幅広い画質の調整ができる機能。
Payトリガー 指紋センサーを長押しするとアプリを起動できる機能。キャッシュレス決済アプリを登録しておくと便利。
スクロールオート 自動でスクロールしてくれる機能。アプリごとにオン・オフ可能。自動スクロールしたい場合は二本指でスワイプアップすると起動します。1〜9段階のスクロール速度を設定可能です。
テザリングオート 設定している場所のみWi-Fiテザリングをオンにできる機能。
かんたんモード シニア層でも扱いやすいホームのアイコンや文字を大きく表示するモード。

僕がAQUOSスマホでよく使っている機能といえばPayトリガー。キャッシュレス決済アプリを登録しておけば、指紋センサーを長押しするだけで一発起動。レジでアタフタすることもありません。

と、便利っちゃ便利なんですが、指紋センサーのロック解除時にやや長押し気味にタッチしてしまうとPayトリガーが発動してしまいます。これは慣れが必要っすね。

まあ細かい気になる点はあるんですが便利な機能が満載なので、AQUOS sense7を購入したら設定画面から「AQUOSトリック」で色々触ってみて下さい!

AQUOS sense7のディスプレイ

AQUOS sense7
画面 6.1インチ/2,432×1,080/有機EL
Widevine L1
高リフレッシュレート 非対応
外部映像出力 ワイヤレス出力:○
HDMIポートへの出力:✕
ディスプレイポートへの出力:✕
USB-C to Cでの出力:✕

ディスプレイは10億色対応のIGZO OLEDで表示がめちゃくちゃ綺麗!

ただ、スクロールなど滑らかに表示できる高リフレッシュレートに非対応なのはちょっと残念だったポイントですね。ちなみに調べたら60Hzでした。

この価格帯であれば高リフレッシュレートに対応しているスマートフォンも珍しくありません。もっと安い価格帯の製品でも90Hzとか対応してますからね。ここは数少ない妥協ポイントと言えそうです。

WidevineはL1に対応

NetflixやAmazonプライムビデオなど著作権コンテンツを「高画質」で視聴するにはWidevineのレベルが「L1」であることが必須です。

実機で確認したところAQUOS sense7は「Widevine L1」に対応していました!

AmazonプライムビデオはWidevine L1でも高画質再生できない場合がありますが、実機で高画質再生できることも確認できました!

明るい場所での見やすさ

▼晴れている時に屋外で表示の見やすさをチェックしてみました。左がAQUOS sense7、右がiPhone SE(3世代)です。↓

屋外では輝度MAXの状態で撮影しています。ちなみにAQUOS sense7は屋外で見やすく表示する「アウトドアビュー機能」を搭載しているんですが、これもオンにしてます。

最近の高輝度パネルを搭載するハイエンドスマホには敵いませんが、屋外でも十分表示を確認できたので利用する分には問題なさそうです!

AQUOS sense7のスピーカー

AQUOS sense7
スピーカー シングルスピーカー
イコライザー
有線イヤホン接続方法 3.5mmイヤホンジャック

スピーカー音量

スピーカー音量のチェックでは音源をAQUOS sense7で再生して一定距離から音量を測定します。

機種/項目 最大音量
AQUOS sense7 81.8dB
iPhone SE(3世代) 87.7dB

AQUOS sense7は音量がやや小さめで音質も及第点。

日常使いで困ることはなかったんですが、後述するスピーカータイプもシングルですし、音質は悪くはないけど動画視聴やゲームでは迫力が欠けるので、正直もう少し頑張って欲しかったところです!

スピーカーバランス

AQUOS sense7は1つのスピーカーを搭載しており、横持ち状態では音が偏ります。

この価格帯だとデュアルスピーカーを搭載するモデルもあるのでシングルスピーカーであることも妥協点となりそうです。

機種/項目 最大音量
AQUOS sense7 シングルスピーカーのためバランス測定不可
iPhone SE(3世代) L側が大きくR側が小さい
音量差は3.4%

イヤホンジャックの位置

イヤホンジャックの位置は縦持ちだと左下、ノッチ部分を左に回転して横持ちした時は右下部です。

横持ちでゲームをプレイする場合だと手のひらに端子が干渉するので、L型への変換アタッチメントを利用するか、横持ちはノッチ部分を右に回転してイヤホンジャックが左上配置になるようにして指の間からケーブルを逃がすような持ち方が良いかも。

Bluetoothイヤホン接続テスト

最近はワイヤレスで利用できるBluetoothイヤホンやヘッドホンが主流になっていますが、これらは「接続する方法(Bluetoothコーデック)」で音質や音の遅延が変わります。

▼主要なBluetoothコーデックで接続してみました。結果は以下の通りです。↓

AQUOS sense7
SBC ○:基本コーデック。全てのBluetoothサウンド機器が対応している。遅延(大)
AAC ○:CD音質を飛ばせる。遅延(中)
apt-X ○:CD音質を飛ばせる。やや遅延あり。遅延(中)
apt-X HD ○:ハイレゾ音質を飛ばせる。遅延(小)
LDAC ○:ハイレゾ音質を飛ばせる。遅延(小)
apt-X Adaptive ○:低遅延特化のコーデック。遅延(極小)

検証では上記すべてで接続できました!

Bluetooth接続について少し解説しておきますね。

Bluetooth接続は有線接続よりも大なり小なり音が遅れて聞こえます。

例えば、音の遅延が大きいコーデックでは動画を見ていると映像はリアルタイムで目に飛び込んできますが、音が遅延すると後から聞こえてくるので、演者の口の動きと音が噛み合わない「音ズレ」状態になります。

動画を見るならAACやapt-Xが最低ライン、予算が許すのであればapt-X HD以上の製品をオススメしています!

AQUOS sense7のカメラ

AQUOS sense7
構成・画素数 5,030万画素(メイン)、800万画素(超広角)
撮影モード ビデオ、写真、ポートレート、マニュアル写真、ナイト、その他(タイムラプス、スロービデオ、マニュアルビデオ)
ズーム デジタル。2倍にワンタップ切り替え可で以降はピンチ操作または倍率ボタンで最大8倍まで対応
シャッター音の消音
マニュアル設定幅 ISO:50〜3200、WB:2000〜8000、SS:30〜1/10000、露出:-18〜+18
動画解像度 FHD/60FPS、FHD/30FPS(デフォルト)、4:3/60FPS、4:3/30FPS、1:1/60FPS、1:1/30FPS
手ブレ補正 30FPSのみ有効化可能

AQUOS sense7のカメラは5,030万画素ですが、デフォルトでは光を多く取り込むことでノイズの少ない写真を撮影できるよう4in1ピクセルにて1,250万画素での撮影となっていました!

えー、最高画素数で撮れないの?って思っちゃいそうですが、スマホカメラでは複数のピクセルをまとめて光を多く取り込む方法が一般的!

あのiPhone 14 Proシリーズも高画素な4,800万画素カメラを搭載しましたが、デフォルトでは4in1にて1,200万画素での撮影となっているんですよ!実はこれが割と普通なんで特に気にしなくてOK!

▼カメラアプリはこんな感じ。超広角と2倍はワンタップで変更OK。2倍以上のズームはピンチ操作またはスライダー操作時に表示される倍率をタップすることで簡単に倍率を切り替えられます↓

最高画質は4in1での撮影となるので、夜とか低照度なシーンではズームせずに1倍で撮るのが良さそうっすね。

撮影時に気になったのはレスポンス。通常撮影でも連射していたら3枚目で少々処理インターバルが発生し、4枚目の撮影が遅れました。

▼シャッター音はめちゃくちゃ小さいです!これなら静かなシーンでも扱いやすいです。↓

最近はカメラセンサーの大型化に伴い「寄れない」ことも多くなってきたのでメインカメラの最短撮影距離をチェックしてみます。

▼メインカメラの最短焦点距離チェックの結果は以下の通り。↓

機種/項目 最短撮影距離
AQUOS sense7 約8cm
iPhone SE(3世代) 約7.5cm

AQUOS sense7は割と被写体に近づいて撮影できるので、卓上の料理も撮影しやすいですね。iPhone 14 Proだとセンサーが大型化されていて全然近づけませんからね。。。

あと、AFの精度が凄い!速度もなんですが、ちゃんとピントが合っているのか視覚的に分かりやすいのがGood。

▼ダイヤルを撮影しようと近づいたんですが、ダイヤル周囲にピントが合ってます。つまり、ダイヤル天板の位置が近すぎるってわけです。↓

▼少し離すと天板部分もフォーカスされました!こんな感じでリアルタイムでちゃんとフォーカス出来ているか確認できるのでピンぼけ率もグッと減ります!↓

で、色々と撮影してきたんですが、一昔前はAQUOSのカメラって二流みたいな雰囲気が流れてたんですけど、AQUOS sense7のカメラはそんなイメージが吹き飛び、ワンランク高い撮影体験ができました。凄い進化してる!

それでは実際に撮影した写真を見てみましょう!

昼に撮影した写真

カメラはデフォルトでAIオン状態でした。写真は肉眼で見たよりもやや明るく色も鮮やかになっていて、割と華やかな写真を簡単に撮影できます!

同じシーンでiPhone SE(3世代)でも撮影してきたんでチェックしてみて下さい!

▼左がAQUOS sense7、右がiPhone SE(3世代)です。↓

またAQUOS sense7ではiPhone SE(3世代)には備わっていない、広い範囲を捉えることのできる「超広角カメラ」も備わってますよ!少し引いて撮影したり、大きな建造物やダイナミックな風景を撮影する時に超便利!

▼ってことでパシャっと超広角で撮影。比較しやすいように左がメイン、右が超広角で並べてます!↓

超広角カメラ単体での画質は悪くないんですが、やや端っこの歪みが強いのと色味がメインカメラと結構異なるのが気になりました。メインカメラはかなり頑張っている印象ですが、超広角カメラはもう一歩といったところ。まあ、このクオリティーなら全然使えますけどね!

続いては明暗差ある場所での撮影です。

AQUOS sense7は明暗差ある場所だと、やや明るいところに釣られて少々白っぽくなる印象でした。iPhone SE(3世代)では空の青さが見た目に近く緑がやや暗め、AQUOS sense7は緑の黒つぶれが少ない感じ。

▼以下は明暗差ある場所で撮影した写真。左がAQUOS sense7、右がiPhone SE(3世代)です。どっちが好みでしょうか?↓

▼いつもの撮影ポイント以外にもAQUOS sense7で撮影してきました!他の写真はこんな感じです!↓

夜に撮影した写真

夜の撮影は「ナイト」モードで行います。

ナイトモードはメインカメラのみ対応。一応、超広角も通常撮影モードで夜景と認識される場合は撮影できるんですが、検証場所では発動せず。ってことで、夜景を撮影するなら確実に華やかな写真が撮影できるナイトモードでの撮影をオススメします!

で、画質はハイエンドに迫る勢いで、明るさ・華やか・ノイズの少なさは素晴らしかったのですが、写真をご覧頂くと分かる通りレンズフレアが結構でます。

▼メインカメラで夜景モードにて撮影。左がAQUOS sense7、右がiPhone SE(3世代)です。↓

レンズフレアは写真表現の一つとして活用できるのであれば個性としても捉えられるのですが、僕は写真家ではないので出ないほうが扱いやすいですね。

まあ撮影ポイントを変えれば良いんですが、比較では同じ撮影ポイントでAQUOS sense7はレンズフレアが思いっきりでるので、レンズフレアが出やすいスマホと思っときましょう。

ちなみに今回は夜景撮影シーンでレンズフレアの話をしてるんですが、昼も太陽などの光源で盛大にレンズフレアが出ることもあるので、昼夜問わずレンズフレアが出やすいと思っといて下さい。

ズームで撮影した写真

AQUOS sense7は望遠カメラを搭載していないのでデジタルズーム撮影となります。

デジタルズームは倍率が上がると画質が劣化するんですが、簡単に切り替えられる2倍程度なら綺麗だったんで十分使えるなという印象でした!

これ、2倍ズームも1250万画素だったんで、5030万画素の中央クロップなんですかね?もしそうだったら実質画質劣化はしていないんですが、4in1ではなくなるので夜間だと画質がもっと悪くなるかもです。

▼以下はAQUOS sense7で1倍、2倍、4倍、8倍で撮影した写真です。倍率が上がるとなんだか暗くなっちゃいますね。↓

ポートレートで撮影した写真

AQUOS sense7はポートレートカメラを搭載していませんが、ポートレートモードを搭載しているので背景ボケある撮影は可能です!

ポートレート撮影は人物向けなので、美肌効果なんかも付け加えられるようになってました。

一応、物撮りも出来たんですが、被写体からやや離れて撮影する必要があり、良い感じの写真に仕上げるにはクロップ編集が必要な場合もあります。以下に掲載している写真も切り出してます。

▼左がボケ味最小の1、右がボケ味最大の10。右のボケ味最大の写真は招き猫の右腹が不自然にボケちゃいました。エッジの判断はそれほど得意ではなさそうなので、撮影後に確認したほうが良さそうですね。↓

接写で撮影した写真

AQUOS sense7はマクロカメラ非搭載です。が、メインカメラのズームを使うことで接写な感じの写真は撮影可能です。

デジタルズームは倍率を上げすぎると画質劣化が目立ってくるのでアップで撮影するなら2倍がオススメ。メルカリの小物撮影くらいなら全然使えます!

▼左がメインカメラ、左が2倍ズーム。どちらもピントが合うギリギリまで近づいて撮影しています。↓

動画の手ブレ補正

動画の手ブレ補正は30FPS設定時のみ利用可能でした。ここは60FPSでも手ブレ補正を対応してほしかったところです。

1080P/30FPSで撮影してきたんですが、動画撮影性能はランク相応といった感じで、特段長けている感じはしませんでした。

▼歩き撮影は歩行時の揺れがチラツキとして現れるので定点撮影向きっすね。AQUOSカメラの写真撮影はすごく良くなったので、次は動画撮影性能にも力を入れて欲しい!↓

AQUOS sense7のバッテリー

AQUOS sense7
バッテリー容量 4,570mAh
有線充電 対応(急速充電については非公表)
ワイヤレス充電 非対応
ワイヤレス逆充電 非対応

バッテリー消費速度

検証では比較機のiPhone SE(3世代)と輝度が同一になるよう専用機器で調整を行い、100%→0%の動画再生時間を測定します。

▼検証結果は以下の通り!↓

機種/項目 充電後の容量
AQUOS sense7 17時間10分
iPhone SE(3世代) 8時間31分

AQUOS sense7のバッテリー持ち、驚異的ですね。これにはビックリしました。

日常使いは僕の使い方という前提で申し訳ないのですが、1日使ってバッテリーが切れることは1度もありませんでした。

だいたい30%から40%ほどバッテリーが残っていたので、これならモバイルバッテリーなしでも長時間の外出ができそうです!

バッテリーの充電速度

バッテリー充電速度の検証は付属充電器と汎用充電器の2つを用いて、バッテリー残量が20%の状態から30分充電後の容量をチェックします。なお、充電器が付属していない場合は汎用充電器のみで検証しています。

▼検証結果は以下の通り!↓

AQUOS sense7 充電後の容量
付属充電器
Anker Nano II 65W 62%/30分で42%の充電

おぉ、思っていたよりも沢山充電できた!ちなみに純正の「ACアダプターSH-AC05」では約140分とのこと。あれ、もしかしたらAnker Nano II 65Wのほうが随分早く充電できるのかな?

AQUOS sense7の良かった点と注意点

実際にAQUOS sense7を使って良かった点や伝えておきたい注意点をまとめるとこんな感じ!

良かった点

  • スタイリッシュで軽量なボディー!
  • 6.1型で扱いやすいサイズ感!
  • 美しく見やすいディスプレイ!
  • 日常使いで十分以上の性能!
  • 扱いやすいSHARPオリジナル機能!
  • ワンランク高い画質のカメラ性能!
  • AFがめちゃくちゃ速くてビシッと合う!
  • 長時間使えるバッテリー持ち!
  • 防水防塵・耐衝撃・おサイフケータイ対応!

注意点

  • ボタンや指紋センサーの位置が扱いづらかった!
  • 重量級ゲームは設定下げても重かった!
  • 指紋センサーを使うPayトリガーが誤爆しがち!
  • リフレッシュレートが60Hz止まりで滑らかさに欠ける!
  • シングルスピーカーで音質は及第点!
  • カメラはフレアが出やすい!
  • ナイトモードで超広角カメラが選べない!
  • 手ブレ補正は30FPSのみ!歩き撮影ではチラツキがち!

AQUOS sense7と評価

AQUOS sense7をしばらく触ってきましたが、カメラの進化が大きくて驚きました。画質も十分すぎます。AFも速くビシッと合うのも良いですね!レンズフレアもカメラの個性として捉えられるなら悪いものではありません。

普段使いも扱いやすくてGood!軽量なボディーは長時間持っていても疲れづらいですし、サイズも良い感じ片手でも割と使いやすいです。性能も日常使いでは十分。

欲を言えば高リフレッシュレートには対応して欲しかったところですが、60Hz駆動は結果的にバッテリー持ちの良さに繋がっているので、バッテリー持ちを重視するなら大きな不満ポイントでは無いはず!(バッテリー持ちを重視するなら高リフレッシュレートに対応していても60Hz設定にしますからね!)

スピーカーがシングルだったりゲームするならゲーム性能が物足りなかったりと細かい妥協点はあれど、5万円台スマホとしてはとっても良い感じに仕上がっていたので、高評価なモデルでした!かなり売れているようですが、その理由にも納得できた一台です。

是非、本レビューも1つの参考材料にして頂き、AQUOS sense7がご自身の使い方に合うモデルか確認しながら検討してみて下さい!

最後までお読み頂きありがとうございました。ガルマックスでは最新のガジェット情報やレビュー・検証結果を数多くお届けしています。TwitterYouTubeもやってるので登録して頂けると嬉しいです!

AQUOS sense7の購入先とお得情報まとめ

AQUOS sense7は以下で購入可能です!割引情報があれば随時追加しますね!

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■メモリ6GB+容量128GB■

AQUOS sense7のオススメのアクセサリー

AQUOS sense7の保護フィルムはPDA工房さんからリリース済み!様々なフィルムタイプがあるのでおすすめ!

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