ASUSがMini PC「PB62」「VivoMini VC66-C2」「PN41-S1」発表!業務用途に特化したミニPC、発売日は5月20日
ASUSが新型ミニPC「Mini PC PB62」「VivoMini VC66-C2」「PN41-S1」を発表!バリエーション豊かな業用途に特化したミニPCの登場です!
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Mini PC PB62の特徴
Mini PC PB62の特徴は以下の通り!
Mini PC PB62のハイライト
- 第11世代Coreプロセッサ搭載(最大でCore i7-11700)
- 流麗さはあまり感じない実用重視なデザイン
- USB端子多めな外部端子類
Mini PC PB62のデザインはTHE業務用PCといった印象で華々しさや流麗さはあまり感じない飾り気のない仕上がりになっています。
▼とはいえ、メインターゲットは華麗さよりも実用性を求めるビジネスユーザーですので、欠点にはなり得ないかと思います。↓
Mini PC PB62が搭載するのはIntelの第11世代Coreプロセッサシリーズ(一部第10世代Coreシリーズ改良版を含む)で、ラインナップは以下の通り。
- Core i3-10105(3.7GHz/4.4GHz)
- Core i5-11400(2.6GHz/4.4GHz)
- Core i7-11700(2.5GHz/4.9GHz)
ミニPCは筐体の体積が小さいことから起因する排熱性能の限界により、モバイル向けプロセッサを搭載するのが常ですが、ラインナップにあるプロセッサが全てデスクトップ向けの通常モデルだということは大きな特徴と言えるでしょう。
メモリは8GB/16GBの2種類、ストレージはSSDがこれまた2種類の256GB/512GBが用意。ミニPCらしく換装にも対応していますが、Core i3-10105搭載のモデルのみプロセッサの世代の関係でメモリがDDR4-2933までの対応なのはご注意ください。
Mini PC PB62は外部端子が豊富なのも特徴の一つ。
▼以下は前面側の端子一覧となります。USB端子は前面側だけでも合計5つとかなり多いので、そうそう困る場面は無いはず!↓
- USB 3.2 Gen2×4
- USB 3.2 Gen1(Type-C)×1
- 3.5mmイヤホンジャック×1
- マイク端子×1
▼背面側の端子一覧はこちら。背面は映像出力系がまとまっている印象ですね。↓
- USB 2.0×2
- USB 3.2 Gen1×1
- HDMI 2.0×1
- Display Port 1.2×2
- LAN端子×1
- DC端子×1
▼ASUS Mini PCシリーズ全体の特徴ではありますが、振動や落下、端子耐久テストや-40℃〜60℃での環境下での温度テストなど厳しい基準をパスして生まれる高い耐久性も魅力の一つ。過酷な環境下での業務用PCとしても安心ですね!↓
VivoMini VC66-C2の特徴
VivoMini VC66-C2の特徴は以下の通り!
VivoMini VC66-C2のハイライト
- 第10世代Coreプロセッサー搭載(最大でCore i7-10700)
- 3機種の中では比較的スタイリッシュなデザイン
- 一部モデルのみBlu-rayドライブが搭載
▼VivoMini VC66-C2のデザインはイメージ画像のように四角形が2段積み重なったようなものになっています。先述のMini PC PB62の無骨なデザインよりも全体的にスタイリッシュな仕上がりになっていますね。↓
VivoMini VC66-C2が搭載するのはIntelの第10世代Coreプロセッサシリーズで、ラインナップは以下の通り。
- Core i3-10100(3.6GHz/4.3GHz)
- Core i5-10400(2.9GHz/4.3GHz)
- Core i7-10700(2.9GHz/4.8GHz)
Intelの第10世代Coreシリーズと現行モデルが第12世代なことを考えると少し古めな印象は否めませんが、Mini PC PB62と同じくデスクトップ向けの通常モデルのプロセッサを採用しているのが特徴と言えるでしょう。
メモリはDDR4-2666MHzのものがCore i3-10100、Core i5-10400搭載モデルでは8GB、Core i7-10700搭載モデルが16GB搭載。最大で64GBまで増設可能です。
ストレージはPCIe接続のSSDが256GB/512GB搭載がベースとなり、モデルによって2.5インチSATA SSDが1TB搭載されていたり、Blu-rayドライブが搭載されていたりとバリエーションが用意されています。
VivoMini VC66-C2は外部端子の種類の豊富さが特徴。
▼以下は前面側の端子一覧となります。一部モデルのみとなりますが、Blu-rayドライブが搭載されているのは目を引くポイントでしょう。↓
- USB 3.1 Gen1×2
- USB 3.1 Gen1(Type-C)×1
- 3.5mmイヤホンジャック×1
- Blu-rayドライブ(一部モデルのみ搭載)×1
▼背面側の端子一覧はこちら。業務用を意識してかシリアルポートが搭載されているのは大きな特徴と言えるでしょう。↓
- USB 3.1 Gen1×4
- USB 3.2 Gen1(Type-C)×1
- HDMI 2.0×1
- Display Port 1.2×1
- LAN端子×1
- カードリーダー×1
- COM(シリアル)ポート×1
- DC端子×1
▼先述のようにVivoMini VC66-C2にはBlu-rayドライブが搭載されたモデルが用意されているので、エンタメ目的でも大活躍してくれそうなのはありがたい限り。↓
ただし、Blu-rayドライブを搭載するのはCore i3-10100を搭載する直販モデルのVC66-C2B3019ZNのみなのは残念なポイント。せめてCore i5搭載モデルにも搭載して欲しかったなぁ…
▼VivoMini VC66-C2も開発時に厳しい動作テストを行い、耐久性を磨き上げているのも見逃せないポイント。↓
PN41-S1の特徴
PN41-S1の特徴は以下の通り!
PN41-S1のハイライト
- Celeron N5100搭載
- これ以上ないくらいシンプルなデザイン
- ニーズに合わせた端子がチョイスできる
▼PN41-S1は無骨なMini PC PB62以上にシンプルなデザインでまさに「廉価な業務用PC」といった佇まい。↓
PN41-S1は第11世代Coreシリーズと同時期にリリースされたCeleron N5100を搭載。小型端末向けのN型番のCeleronですので、同世代のプロセッサの中では性能面こそ最低限ですが、TDPが6Wとかなり低燃費なのがメリットになっています。
メモリはDDR4-2933が4GB、ストレージはeMMCが64GB搭載とエントリーモデル相応の組み合わせ。
ただし、メモリは最大16GBまで換装したり2.5インチのストレージが搭載できたりと幅広い構成が組めるので、「そのままではメモリやストレージが足りない」と感じる方も安心ですね。
▼以下は前面側の端子一覧となります。廉価版らしく前面の端子類は必要最低限にとどまっています。↓
- USB 3.2 Gen1×1
- USB 3.2 Gen1(Type-C)×1
- 3.5mmイヤホンジャック×1
▼背面側の端子一覧はこちら。USB端子の数は減少しているものの、上位モデルでは搭載されていない2.5GbitのLAN端子を搭載していたりと光る部分があるのは見逃せません。↓
- USB 3.2 Gen1×2
- USB 3.2 Gen1(Type-C)×1
- HDMI 2.0×1
- Mini Display Port 1.2×1
- LAN端子(2.5Gbit対応)×1
- DC端子×1
▼また、設定可能な増設端子として、以下のラインナップが用意されており、業務上のニーズに柔軟に応えられるようになっているのも特徴です。↓
- DisplayPort 1.4
- VGA端子
- LAN端子
- COM(シリアル)ポート
▼PN41-S1もASUS Mini PCシリーズですので、振動や落下、端子耐久テスト温度テストなどの厳しい基準をパスしており、高い耐久性を誇っているのも業務用PCとして嬉しいポイントですね!↓
業務用途に特化したミニPCで日常の業務も快適になるかも?
発売日は5月20日。予想価格は以下の通り。
- Mini PC PB62:約8万円〜約13万円
- VivoMini VC66-C2:約9万円〜約15万円
- PN41-S1:約4万円
今回紹介した3機種ともに業務用途をメインに考えられたPCですので、筐体デザインなどは無骨でお世辞にも流麗なデザインとは言い難いのが本音です。
しかし、耐久性の高い筐体を含めた設計やシリアルポートなどの業務用に特化した仕様は間違いなくビジネスPCの鑑と言えるでしょう。
Mini PC PB62とVivoMini VC66-C2に関してはミニPCでありながらもデスクトップ向けプロセッサを搭載しているのもパフォーマンス面でかなり有利に働くはず。
予想価格こそ高めですが、THE業務用ミニPCに魅力を感じた方は検討してみてはいかがでしょうか?
▼Mini PC PB62の詳細なスペック・対応バンドはこちら↓
▼VivoMini VC66-C2の詳細なスペック・対応バンドはこちら↓