Blackview BL8800 Proのレビュー!使って分かったメリット・デメリットと評価まとめ!
本格的なサーマルカメラを搭載するタフネススマホ「Blackview BL8800 Pro」の試用機会を頂いたので実機を使って分かったメリット・デメリットをレビューでお届けします!
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Blackview BL8800 Proってどんなスマホ?
Blackview BL8800 Proは壊れにくい頑丈なタフネススマホ。
処理性能もタフネスの中ではなかなか高性能なんですよね〜。そして、ウリはなんといっても本格的なサーマルカメラ。熱源を視覚化できるので仕事でもめちゃ使えそうです。どんな体験が出来るのか楽しみ!
▼付属品はこんな感じでした!充電器プラグが海外仕様なのでプラグ変換アダプタは買っておきましょう!↓
- 充電器(海外プラグ/33W)
- 充電ケーブル(USB-C)
- 保護フィルム(貼付け済み)
- クイックガイド(日本語あり)
- SIMトレイを開けるヘラ
Blackview BL8800 Proのスペック、ベンチマーク、検証結果まとめ!
Blackview BL8800 Proを使って気に入った・気になった点まとめ!
Blackview BL8800 Proを使って気に入った・気になった点をまとめてたので購入前の参考にしてみて下さい!
ゴツい、デカイ!これぞタフネス
手に持った瞬間、僕はタフネスですと言わんばかりの存在感・・・これぞタフネス!と唸ってしまうゴツさに男心がくすぐられるー!
▼4角を落としプロテクターを備えることで角落ちにも強いデザインを採用。↓
▼背面もすべてプロテクターのような質感。めっちゃ頑丈そうよね。↓
▼持つ手が疲れるほど重い。そしてデカイ。それがタフネス。↓
▼サイドフレームなんか1cm超え。この分厚さ見てくれ!↓
ね、めちゃくちゃ強そうでしょ?色んな意味で。たぶん、コイツで殴られたらタダではすまないはず。強い。
▼もちろん水に突っ込んでもOK。水中撮影もイケるんで川遊びとかで水中生物撮影しまくれる。↓
ゴツいタフネスが好きって人は重量なんて気にもしちゃいないと思うけど、一応伝えておくとフィルム込みの実測値で370g。ポッケに入れたらズボンがズレる、そんな重量感です。
まあタフネスって大体こんな感じだからゴツい、デカイ、重いってのは想定済みなんだけど、ちょっと困ったことが…。
▼分厚すぎてカーホルダーに入らーん!↓
タフネススマホって頑丈なのと防水防塵もちゃんとしてるんで、バイクや出前配達用のナビとして愛用している人も多いんですけど、合うカーホルダーが見つかりづらいって欠点はあります。買うときは気をつけてー!
各種ボタン配置は以下の通りです!
▼左側面にカスタマイズ出来るボタンとSIMスロット。↓
▼右側面に音量ボタンと指紋センサー付きの電源ボタン。↓
▼上部にはなにもなし。↓
▼下部にUSB-Cポート、スピーカー、ストラップホール。↓
普段使いはイイ感じ。ゲームは重くて手が疲れちゃう
タフネスモデルって性能の低いモデルが多いんですけど、コイツはちょっと違う。SoCもそこそこ良いの積んでるんで動作も軽快じゃないですか!
▼ゲーム以外だとWEB閲覧、YouTube、TikTok、スマートニュース、Amazon、Twitter、マップとか使ってるんですけどサックサク。メインで使える?と言われたら余裕でYES。全然いける。↓
クッソ重いタフネスでゲームやるん?という疑問は置いといて、GPU性能はそんなに高くないから「ゲームは遊べるっちゃ遊べる」って感じ。
▼メインで遊んでいるApex Legends Mobileも遊べるっちゃ遊べる。まあもっとフレームレートは欲しいけど。↓
大体のゲームは割と快適にプレーできそうな感じだけれど、それよりもですよ、重量が重すぎて1試合したら腕の疲れがハンパないんですけどー!タフネスで長時間ゲームはキッチー!
カメラは綺麗に撮れるけど、実質シングルカメラ!
最近のスマホカメラ、めっちゃ高機能ですよね。
メインカメラだけじゃなく、ひろーい範囲を撮影できる超広角カメラ、ググッとズームしても綺麗な望遠カメラ、ドアップの接写が楽しめるマクロカメラなど色んな特性をもったカメラが搭載されてます。
Blackview BL8800 Proはと言えばカメラ数こそ多いんですけど、メインカメラ以外はサーマルセンサーとそれの補助カメラ、あと、背景ボケをサポートする深度カメラをなぜか2つ搭載。
使い勝手で言えば「実質シングルカメラ」って感じなんですよね。せめてアウトドアシーンで広大な風景を撮影できる超広角くらいは欲しかったー!
▼ってか深度カメラって2つも要るの?解せぬ。もしかしたらサーマルカメラで必要なんかな?ようわからん。↓
ブツクサ言ってもカメラが増えるわけじゃないんで画質を見てみましょう。肝心の画質なんですが、タフネスの中ではめっちゃ綺麗。マジで。
ちなみにAIのオン・オフはできないけどカメラユニットにはAI CAMERAと記載あるんでチューニングはガッツリされてる感じ。カメラを通すとかなり色鮮やかになってるのが分かるはず。メチャ映える。
▼色んな被写体をテキトーに撮影してみたんだけど、どれもこれも映え映え。↓
▼HDRも搭載していて逆光にもかなり強いんで、アウトドアなど屋外でもすんごい使いやすい。↓
▼インカメラは画質そこそこ。画角狭めだからグループ撮影はちょっと窮屈かも。↓
▼イルミネーション撮影は良い感じ!実質シングルカメラだけど昼夜問わずバンバン撮影を楽しめてますよー。↓
ポートレートの精度がイマイチ?
ポートレートで使う深度カメラを2つも搭載しているから、さぞかし凄いんだろうなーって思ってたら、精度はそんなに良くない。なんでやー!
▼色んな被写体で試したんだけど背景との切り分けが苦手っぽい。これは矢印のところがボケてないんですよね〜。↓
あと、被写体だけ色を残すポートレートカラーって機能もあるんだけど、これも背景との切り分けがイマイチで、狙ったポイント以外も色がついちゃう。
▼そこは色つけんでええねん!って部分まで色ついちゃってる。微調整も出来ないんでどうしようも無い。↓
このあたりはアップデートでなんとかなりそうな気もするんでメーカーさんに伝えておきますね!ポートレートの仕上がりなんとかしてって!
動画撮影は歩き撮影でもいける!
手ブレ補正はオン・オフできるんで、基本はオンでオッケーかと。テキトーに歩きながら撮影してたんだけど、思ってたよりもブレも少ないし歩き撮影もいけちゃいます。
▼写真同様に動画も色鮮やか!↓
業務レベルのサーマルカメラがスゲェ!
一家に一台、皆さんのご家庭にもきっとあるサーマル機器がスマホに入っちゃうなんて・・・素敵すぎやしませんか?何時でも何処でも熱源を視覚化できちゃうなんてスンバラシイ。
▼我が家にはピンポイントで熱を測る機材の他にサーマル機器も常備しております。ま、これくらいフツーですね。↓
で、スマホに付いてるサーマル機能なんてオマケ程度やろ!とか思ってたんですけど、もう、サーマルアプリを見た瞬間ごめんなさいですよ。
▼FLIRだと…。これアレやん、ガチのやつやん!アプリ起動したらちゃーんと日本語に対応してるのもグッドでした。↓
こんなのスマホに搭載しているなんてスゲー!
▼実際に試してみると・・・うっわ、めちゃ鮮明じゃん。キーボードの文字とかまで認識出来るレベル。↓
▼機能も充実。範囲を指定して平均温度をチェックしたり・・・↓
▼ピンポイントで温度をチェックしたりとアプリ自体も凄く使いやすい。↓
上記は画像として保存したんだけど、他にも動画、タイムラプスで保存できたり、あとYouTube LIVEにも対応。これ離れた現場から社内YouTubeアカウントに接続してLIVEで熱源をチェックするみたいな使い方もできそう。
精度も僕の持っている他の機器とほぼ変わらんし、普通に業務用として使えるレベルじゃん!これ普通に仕事用で使っちゃうわ。凄すぎ!
屋外でも画面めっちゃ見やすい!
タフネスモデルは屋外で使うことが多いスマホ。アウトドアだけじゃなくて、バイクや配達用のナビとしても重宝するわけですが、日光下で画面が見づらいのは個人的にアウト。
▼ってことで試してきたんですが、めっちゃ晴れた日の日光下でも見やすい!写真は撮影カメラの特性上、画面が暗めに見えるんだけど実際はもっと明るく見やすいですよ!↓
動画再生機としてはあともう一歩って感じ!
大容量なバッテリーを搭載しているんで、「動画再生機」としても良さげだなーって思ってたんですが、Amazonプライムビデオなど著作権コンテンツは映像が粗くなっちゃいますねー。
▼理由はこれ。WidevineがL3なんですよね。↓
YouTubeとかは大丈夫なんですけど、いわゆる著作権コンテンツってのはL3だとSD画質での再生になっちゃうんです。ディスプレイはSDよりも圧倒的に高解像度なFHDなんで、再生時はSD映像をFHDに引き伸ばしちゃうから粗くなっちゃう。
まあ再生できないって訳ではないんで見れりゃOKなら良いんだけど、高画質でみたいって人はちょっとビミョーかも。
ちなみに検証時はNetflixアプリが対応していませんでした。早く対応してほしい〜。
バッテリー持ちはイイ感じだけどQi充電は対応してほしかった!
一般的なスマホってだいたい4,000mAh前後のバッテリー容量なんですけど、Blackview BL8800 Proは 8,380mAhと2倍近い容量。
実際に使っていても、「バッテリーなかなか減らないな〜」って感じなんで屋外で長時間利用したいって人にもイイかも。これならモバイルバッテリーいらないや。
▼充電は33Wに対応!容量多いんでそこそこ時間はかかるけど、充電時間は1%→100%で1時間35分。容量のわりに短時間でチャージできたんでこのレベルなら普段使いで特に困らん。↓
追記:ワイヤレス充電について読者さんが、「充電端子のキャップがあるタイプは開閉すると劣化するからワイヤレス充電非対応は残念」というコメントが。確かにそうですね〜。結構重要なので追記しておきます!
Blackview BL8800 Proは検証結果の通り、ワイヤレス充電に非対応なんですよねー。普通の安いスマホなら仕方ないなって思うところなんですけど、タフネススマホでワイヤレス充電非対応は残念な部分かな〜。
タフネスって防水仕様なんですけど、端子にキャップのある本機のようなモデルは、キャップ開閉を繰り返すと劣化して防水性能の維持が難しくなっちゃうんで、できればキャップを開閉せずに充電できるワイヤレス対応が好ましいってわけですね。この点は数少ない残念なポイントかなー。
Blackview BL8800 Proのメリット・デメリットと評価まとめ
Blackview BL8800 Proはこんなスマホでした!
- 男心をくすぐる超ゴツいデザインが格好いい!
- 見かけ倒しじゃないガチのタフネス仕様!
- タフネスとしては高性能でサックサク!
- メインカメラは昼夜問わず綺麗!
- ポートレートカメラはビミョー!
- サーマルカメラはガチすぎな業務用レベル!
- ディスプレイが明るくて見やすい!
- 動画視聴機としてはあともう一歩!
- バッテリー持ちはかなりイイ!充電も早め!
- ワイヤレス充電非対応は残念だった!
とりあえず、サーマルカメラ欲しかったら買ってよし。
FLIRの製品ってメチャクチャ高価ですからね〜。この価格で業務レベルのサーマルカメラが使えるのは正直驚き。社内でもサーマルカメラについて、このレベルのヤツ搭載してるってマジか!と驚く声があがるほど。普通に仕事で使いたいレベル。
タフネススマホとしても仕上がりグッド。本格的なタフネス仕様、サクサクと動く性能、適当に撮影しても綺麗に撮れるカメラなどなど、ホビースマホとして持つならこのレベルが良いよねーって欲求に対して直球ど真ん中でぶつけてきた感じ。サイコーです。
ポートレートカメラや動画視聴機としてはビミョーな部分もあったけど、それを差し引いても欲しいと思わせてくれるモデルだったんで、サーマルカメラを使いたい人、快適に使えるタフネスが欲しい人、Blackview BL8800 Proはマジ要チェックモデルですよ!
Blackview BL8800 Proの割引情報・購入先まとめ
■メモリ8GB+容量128GB■
初出時価格→359.99ドル
過去最安値→244.99ドル