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Blackview OSCAL Pad 10のレビュー。不満だった点・良かった点まとめ

Blackview OSCAL Pad 10を自腹で購入したので実機を使って分かった不満だった点・良かった点をレビューしながらお届けしますよ!

これの紹介記事を書いてて安いな~って思ったんで即購入。カーナビとしても使えるタブレット!ってわけでウキウキしながら届くの待ってた1台です。さぁ実力はどんなもんなのか見ていきましょう。

気にいった点

  • ボタンと端子の配置がまとまってて使いやすい
  • Widevine L1対応でプライムビデオのHD再生ができる
  • 価格が安いのに電話もGPSも対応
  • スタンドに設置しても塞がりにくいスピーカーの配置

気になった点

  • 本体はやや重ため
  • ベゼル詐欺
  • 輝度の自動調節に非対応
  • タッチの反応速度が最悪クラス

OSCAL Pad 10のスペック、ベンチマーク、検証結果まとめ!

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OSCAL Pad 10のデザイン

OSCAL Pad 10、今回選んだカラーはシルバーでした。グレーはタブレットとしてはありきたりだから除外。

ブルーも良かったんだけど、筆者は車載用を想定していたんで外からの見栄えとフロントガラスの反射などを考えれば、この無難な色がいいかな…ってことでシルバーを選んだわけっす。

▼質感はよくあるサラサラタイプで手触りはまあまあ。↓

材質はおそらくプラスチックで高級感はありませんが十分です!あとシルバーにしたのは大正解だった。使い込んでも皮脂が全然目立たんのはとても良いです。

▼重さは実測536gで公称値通り。ちなみに付属してるガラスフィルムを貼ると561gになりました。なかなか重いです。↓

各種ボタン配置は以下の通りです!インカメラのあるベゼルを上にした状態を基準にしています。

▼左側面に電源、音量、マイク、Type-C端子が集中していました。↓

▼右側面。なんもなし。↓

▼上部は左端にイヤホンジャックが配備。↓

▼下部にデュアルスピーカー。↓

このボタンと端子とスピーカーの配置、マジで最高。百点満点です。

▼というのも左側にボタンが集中しているおかげで直感的に操作しやすいんですよね。しかもボタン自体の出っ張りがあるおかげで見えやすいのもGood!↓

イヤホンジャックが別の面にあるんですが、ほぼ一箇所に集約されていたので使いやすく感じました!横置き時にイヤホン端子が上部となり横幅をとらないので狭い場所に立てておけるのも良かったっす。

▼筆者の場合、タワータイプのデスクトップ本体を机の上に置いててその前にタブレットを置くんですが、この配置のお陰で画面が見えるように左側に傾けられるようになったのが嬉しい。↓

OSCAL Pad 10の性能・パフォーマンス

個人的な基準なんですが、AnTuTu総合点が20万点以上は最低限は動くってイメージで、OSCAL Pad 10も普段使いにおいて筆者的には合格ラインです。

▼こういう動画視聴や電子書籍程度だったら難なく動きます。↓

ただWEBブラウザの場合、画像が多かったり重いページだとスクロールでカクつくことはあったので、一概に快適とは言いがたい微妙なところですね。

OSCAL Pad 10のゲーム性能

AnTuTuで察してる人も多いと思いますが、3Dゲームはサッパリダメでカクつきも酷かったです。軽めな2Dゲームであっても、モノによっては読み込みやエフェクトで若干カクつくレベルです。

後述するタッチレスポンスの都合もあり、ゲームプレイ自体には向きません。囲碁とか将棋とかパズル的なミニゲームだったら使えないことはないかなーってぐらいです。なのでゲームは動けばラッキー程度に考えておいたほうが吉。

筆者はここを割り切って購入したので不満にはなりませんが、ゲーム用途のタブレットとして購入するのはオススメしません。

OSCAL Pad 10の機能と仕様

OSCAL Pad 10の特筆点をまとめています。ちなみにOSはAndroid 12ベースのDoke OS 3.0です。

Widevine L1に対応。プライムビデオもHD画質で見られた!

筆者がビックリしたのはプライムビデオのHD再生にバッチリ対応していたこと。高画質で見られるのは嬉しいですね。

一応公式サイトにもその旨は書いてあったんだけど、正直触るまでは信用してなかった(そういう理由で発表記事でノータッチだった)んすよ。ここでたまーに詐欺ってる中華スモデルあるからね。

▼その点、OSCAL Pad 10は安いのにしっかりプライムビデオもHD再生に対応していました。アニメの流し見にもってこいです。素晴らしいぜ!↓

ちなみにWidevine L1は端末だけが対応していても高画質再生が確約されている訳ではありません。筆者が利用しているアマプラではHDで再生できましたが、Netflixは利用していないので分かりません。Netflixを利用されている方は追加の情報収集をオススメします。

SIMとGPS対応はとても有難い

ここが筆者が購入した決め手の部分。マジでタブレットで安いクセにSIMとGPSを同時載せしてくれてるのは、凄い有り難い。

SIMは筆者が持ってた楽天SIMとLINEMO、OCNのドコモSIMを使ってみたんですが、いずれも使えました。電話もネットもOKで、電話は卓上に置いてスピーカーで話す使い方になります。

▼個人的にはサイト登録用の捨て駒番号とプライベートの番号で分けたかったんで、OSCAL Pad 10は固定電話用途として使っています。便利でいいわ~。↓

ただLINEMOはいいとして、楽天モバイルは対応しているバンドが少ないんで郊外に行くと圏外になって実用性はなかったっす。基本ドコモ系とソフバン系回線向け。

▼あとGPSの精度も実用出来るレベルには良かったのでカーナビとしてもバッチリ使えました。動画も見られるし、アルバムアート表示した音楽鑑賞での使い方もバッチリです。こういう使い方ができるのはやっぱいいね。↓

OSCAL Pad 10のディスプレイ

OSCAL Pad 10のディスプレイはサイズが10.1インチ、解像度は1,920×1,200、ディスプレイはIPS液晶を採用しています。長所と短所を挙げるとこんな感じ。

案の定「ベゼル詐欺」だった

▼OSCAL Pad 10の製品ページだとベゼルが狭くなっており、四隅が丸まっててさながら高級感ある雰囲気ですが、案の定これはウソでした。普通にベゼル厚いし、四隅も丸まってない。見比べるとぜんぜん違うわ。

ただ筆者からすれば「価格が安い」って理由でハナから期待していなかったのでこの部分は予想通り。

無論、心証は悪いです。こういうのはハメコミであっても、ちゃーんと実機通りのベゼル幅に合わせ、カドのある形状で掲載すべき。

なお、OSCAL Pad 10に限らずこういうベゼル詐欺をするモデルは多々あります。特に安価なモデルでは基本的に「ベゼルは厚い」って思っておいたほうがいいです。

IPS液晶で解像度も悪くないが自動輝度調節は非対応

ベゼル部分はさておき、ディスプレイで気に入ったのは大きさと解像度の高さ。価格が1.6万円と安い割に視認性が良かったです。解像度は2,000×1,200もあり、FHD画質の動画も細かく表示できるのは良いね!

▼特にIPS液晶を採用してくれたのは高評価!そのためか安価な割に色合いは良く出てくれますし、視野角も広い。あとカラーの設定も行えるので、ある程度自分好みな色合いに出来る柔軟さもGoodっす。↓

ただ、欠点としては周りの明るさに合わせてくれる自動輝度調節機能がないので、クルマのタブレットホルダーに据え付けた場合、夜やトンネル内だと眩しくなることもあるのでここはちと不便に感じたポイントです。

とはいえ、これは低価格モデルではありがちなので仕方ないといえば仕方ない。前にレビューした、同価格帯エントリータブレットのHEADWOLF WPad 1でも同じく非対応だったし、まぁこれは割り切れます。

一番の欠点。タッチレスポンスが最悪

ディスプレイで一番我慢ならんのは、タッチの反応速度が最悪なこと。筆者が触ってきたエントリーを含むタブレットの中では、一番反応が鈍く感じました。おそらく安価故にタッチサンプリングレートはかなり低いんだと思われます。

スクロールやキーボードの文字入力もニブすぎる。マジで何をするにも、この微妙な遅延感がつきまとい、凄まじくストレス。

▼AnTuTuのタッチスクリーンテストで、ヨコにスーッってなぞってみたらこんな感じで、赤線が引かれるのが遅いです。↓

SoCの性能は思っていたよりも良いし大容量メモリだから安定感もあるものの、操作性自体はお世辞にも良くないです。もうちょっと反応が良ければなーって思っただけに、実に勿体ない。

しばらく使ってたら慣れるかなとも思って2週間ぐらい使い込んだわけですが、ダメだわ。未だに違和感感じる。普段ハイエンドスマホ使ってるから尚更ギャップを感じるのかも。

とはいえ、使えないレベルではないです。カーナビやWEBメインだと気になるけど、動画視聴と電子書籍でページをめくるぐらいだったらギリ許せるって感じ。価格を考えれば割り切るべきなのかな…って思うしか無いっす。

OSCAL Pad 10のカメラ

この手のタブレットにカメラを求めることはほぼ無いですが、写真品質はどんなもんかチェックしてみました。

うん…記録撮影向けだわ。メインで使ってるスマホが逝ったりとかそういうときには使えなくはないかってクオリティの低さ。ちなみにタブレットながらウォーターマークが入れられます。↓

▼色合いは全体的にくすんでいる感じで解像感はなく、そして白飛び・黒つぶれもよく起こります。影など暗い部分があると、青い空も白っぽくなる。あとAF対応だけど、ピントを頻繁に外すアホっぷりのせいで写真がボヤけることもありました。↓

▼ただ、インカメの画質が思った以上に良かったのは驚いた。これもしかしてWEB会議用途を想定して、背面よりもインカメを重視したんかな…って思えます。↓

もちろんWEB会議ではリアルタイムで動画を送信する形式なので画質はこれより劣化すんですが、ベースの画質が結構良いので、フィルターを通してキレイにみせたりするって手間は省けそう!

▼ちなみに机においた状態でLINEでビデオ通話してみたら、相手端末だとこんな感じに写ってました。おお、色合いが変わって画質が劣化しているとはいえ中々悪くない。普通にZoomとかで運用もアリって思える!↓

OSCAL Pad 10のスピーカー・サウンド関連

▼OSCAL Pad 10のスピーカーは見た目通りのデュアル式でした。音質は並ですが完全にスカスカでこもった感じはせず、中高音がよく聞こえる印象。話、解説主体の動画であればしっかり聞き取れます。↓

一方、低音はスカスカなので基本的に音楽視聴には向きません。イヤホンジャックがあるのでそっちをスピーカーのAUXに突っ込むなど、音質面での工夫は必要だった。

▼あとスピーカーがやや外側についているおかげで、スタンド、ホルダーに設置しても塞がらないのは高評価!上述のボタン、端子の位置といい、かなり考えられているなって思いました。↓

OSCAL Pad 10の評価まとめ

OSCAL Pad 10は「安くてSIMとGPSが使えるタブレット」の中で個人的には結構使えるなと感じた1台でした。1万円後半という安さながら、処理性能はなかなか安定して動くぐらいはある。さらに端子配置は優秀で扱いやすいのが実に良かったです。

ただ、タッチの鈍さが一番のネック。この手の安いモデルは動画、電子書籍メインで使う人は多いと思いますが、ゲームではなくGoogleニュースとかWEBを見る時でさえもタッチ感度は気になってくる可能性は高い。

なので、「固定電話代わり」「映像視聴」「車載専用のタブレット」に用途を絞るのであれば、是非チェックして欲しいモデルです!

逆に、ゲーム用途とかブラウジング用途といった、タッチが多い使い方だとあまりオススメはできないです。それを気にするなら他のモデルを選ぶべきっす。タッチの鈍さが気にならないんだったらアリかもしれませんが…。

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