古いパソコンをChromebookに!Chrome OS Flexが登場したよ!詳細をチェック!

使わなくなった古いPCをお持ちの方に朗報。WindowsやMacにChromeOSを導入できるChrome OS Flexが登場です!

Chrome OS Flexの特徴

Chrome OS Flexの特徴は以下の通り!

Chrome OS Flexのハイライト

  • WindowsやMacなど様々なPCへインストール可能
  • Googleアカウントを用いたクラウドファーストの使用感
  • 無料で導入可能

Chrome OS FlexはWindows PCやMacなど様々なPCへとインストール可能。

以下がインストール可能なPCへの最低要件となります。

  • アーキテクチャ:インテルまたはAMDのx86(32ビット)、64ビットCPU
  • メモリ:4GB
  • ストレージ:16GB

Windows 11のシステム要件が2コア、1GHz以上の64ビットプロセッサ(実際はもっと条件が厳しい)でメモリ/ストレージが4GB/64GBなので、Chrome OS Flexの要件がかなり緩いことが分かるはず。

ただし、以下の注意点もあります。

  • SnapdragonやKompanioなどARM系プロセッサは恐らく対象外
  • CPUとGPU:2010年以前に製造されたものでは、動作が不安定になる可能性がある
  • Intel GMA 500、600、3600、3650(全てオンボードグラフィックス)は動作要件を満たしていない

以上の3点を考えると、2010年以降のPCをメインに考えられた動作要件と言えるでしょう。

また、Chrome OS Flexの認証PCのリストも用意されており、緑色のチェックがついたマシンは問題無く動作するお墨付きがついています。

▼ちなみに、MacではMacBook Pro(13-inch, Mid 2012)が緑色のチェックリスト入りしています。↓

Chrome OS Flex リリース

Certified models list – support.google.com

ただし、リストにあるPCはほとんどが「基本的な動作はすると思われるが、細かいバグがあるかもしれない」という微妙な状態。この辺りは早期アクセス版なので今後に期待ですかね。

Chrome OS FlexはChrome OSの派生OSだけあり、Googleサービスに特化したチューニングがなされています。

通常のChrome OSと同じような使用感とのことですので、恐らくChromeをベースでとしたGoogleサービスの全てが賄えるクラウドメインの便利さを古いPCでも体感できちゃいます。

更に、Chrome OS FlexでもChrome Enterprise Upgradeが利用可能。ビジネス用途で用いられるChromebookと同じような仕様にもできるので、古いPCでもオフィスユースが可能になります。

Chrome OS Flexの前身であるCloudReadyの時より無料で導入が可能でしたが、今回も無料でインストール可能。お試しで使ってみたい方でも気軽に体験できます。

なお、USBドライブからの起動も可能ですので、本導入の前に内部ストレージを弄る事なく体験ができるのも良い点ですね。

眠っていた過去の資産が復活可能なのは大きな利点!

前述のCloudReadyを開発していたNeverwareをGoogleが2020年に買収されてから1年以上音沙汰が無かったのですが、ここに来てGoogleが純正のCloudReadyとして形に出来たと言えるでしょう。

実質2010年以降のPCがメインターゲットになるでしょうが、眠っていた過去の資産が復活可能なのは大きな利点でしょう。なんだかんだ言っても古いPCを持て余しているユーザーは多そうですし、需要は高そう!

特にWindows 11の最小システム要件が厳しめなこともありますし、Googleサービスを多用するユーザーは導入してみるのも手かもしれないですね!

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