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Priori 4のスペック詳細と知っておくべきデメリット

FREETELのエントリースペックSIMフリースマートフォンのPriori4

FREETELが自社端末のエントリー向けスマートフォンPriori4を発表しました。

本記事ではPriori4のスペック、特徴及び知っておくべきデメリット部分まで解説します。

2018年2月19日:新しいFREETEL Priori 5が登場!詳しくは[FREETEL Priori 5のスペックを解説!特徴、最安値まとめ]からどうぞ!

FREETEL「Priori4」スペック詳細と発売日・価格。

ここではPriori4に関してのスペックをまとめています。

Priori4の発売日と価格。

発売日は2017年1月発売予定

価格は14,800円(税込15,985円)

発売日が来年となるので、Priori4が気になっている方は年末~年始にかけて登場するSIMフリースマートフォンもチェックしておきましょう。

FREETELさんは発表から発売するまで数ヶ月を要する事が多いので、結構その間にリリースされる他社製品に喰われる事が多いです。

スペック表。

項目スペック
OSAndroid6.0
(2017年春に
7.0へアップデート予定)
SoCMT6737
Cortex A53
1.3GHz×4
メモリ2GB
保存容量16GB
SDスロットMicroSDHCで
最大32GB対応

MicroSDXCで
最大128GB対応
液晶5型HD液晶
(1280×720)
背面カメラ800万画素
前面カメラ500万画素
対応バンドLTE
Band1(2100MHz)
Band3(1700MHz)
Band5(850MHz)
Band8(900MHz)
Band18(800MHz)
Band19(800MHz)
Band41(2500MHz)

3G
Band1(2100MHz)
Band5(850MHz)
Band6(800MHz)
Band8(900MHz)
Band19(800MHz)

GSM
850MHz
900MHz
1800MHz
1900MHz
SimサイズMicroSIM×1
NanoSIM×1
DSDS
Wi-Fi IEEE 802.11 a/b/g/n
バッテリー4000mAh
(取り外し不可)
サイズ縦144.8mm
横71.5mm
厚さ9.5mm
重量約167g
カラー以下の背面バックカラーパネルが
全て付属します。

マットブラック
シルバー
ブルー
ピンク
グリーン
パープル

基本動作性能はエントリースペックなので高負荷処理は苦手。

Priori4のスペックは一番下っ端のエントリースペックです。

SoCにはMediaTekのMT6737を搭載しておりAnTuTuベンチマークでは27,000点前後ですので、SoCの性能的は去年の10月頃にリリースされたエントリースペックと大差ない性能となります。

Androidは6.0(2017年春に7.0へアップデート予定)を搭載しておりメモリも2GB積んでいるので構成的には比較的良心的ですが、基本的な性能は高くないので3Dを駆使するゲームではカクつきを感じる事もあります。

保存容量は16GBですがMicroSDHCで最大32GB、MicroSDXCで最大128GBの増設が可能となっています。

エントリースペックでは1GBメモリ/保存容量が8GBという構成が多かったのですが、低価格端末で2GB/16GBの保存容量は嬉しいポイント。

Priori4の対応している電波について。

Priori4はSIMフリースマートフォンなので格安SIMで利用可能ですが対応する電波で使える回線が異なるので要チェックポイントです。

  • ▼ワンポイント▼

    Priori4で利用できるSIMは「MicroSIM(中サイズ)」又は「NanoSIM(小サイズ)」です。数多くの端末は小サイズのNanoSIMを採用しており、今後機種変更した際にMicroSIMだとSIM交換が必要となる可能性が高いです。

  • 格安SIMを契約する場合はNanoSIMで申し込みましょう。SIMサイズは「SIMサイズ変換アダプター」でサイズアップ出来るので安心して下さい。格安SIM会社でサイズ変更すると数千円取られます。

ドコモの回線は使えます。

SIMフリースマートフォンでドコモの回線を利用する場合に以下のバンドは必須です。

LTEのバンド1(メイン)、バンド3(東名阪の高速通信)、バンド19(山間部や地下などを担当するバンド)。

3Gのバンド1(メイン)、バンド6/19(農村地区や郊外などをカバーするFOMAプラスエリア)。

Priori4は上記全てのバンドに対応しています。ドコモ回線を利用するFREETEL SIMを始め数多くのドコモ回線の格安SIMが利用できます。

通話に関してですが、山間部や郊外などではまだまだ3G回線を用いた通話が一般的です。Priori4ではFOMAプラスエリアにも対応しているので未対応端末よりも繋がる信頼性が飛躍的に向上します。

FOMAプラスエリアは3Gのバンド6/19が担当。この電波が対応していないと山間部での信頼性が劣ります
薄いピンク色がFOMAプラスエリア。

ソフトバンク、ワイモバイルの回線も使えます。

ソフトバンクとワイモバイルの電波は同じです。この件については「ワイモバイルの電波、エリア、対応バンドってソフトバンクと一緒?」をどうぞ。

ソフトバンク(ワイモバイル)で必須のバンドは以下。

LTEのバンド1(メイン)、バンド3(元々ワイモバイルのLTEバンド)バンド8(プラチナバンド)です。

3Gはバンド1(メイン)、バンド8(プラチナバンド)です。

Priori4ではソフトバンク(ワイモバイル)の必須バンドに全て対応しています。

また、通信方式の異なるバンド41(TDD-LTE)にも対応しているので掴める電波の幅が広いです。

一点注意すべきポイントですが、ソフトバンクで契約したSIMをSIMフリースマートフォンで利用する場合は原則として届け出が必要です。Priori4をソフトバンクSIMで利用する場合は届け出を忘れずに。(忘れると通信規制される可能性あり)

auの回線について。

Priori4の対応バンドを見る限り、auの3G回線であるCDMA2000には対応していません。

auでは3G回線を利用しない通話もデータもLTEに対応したフルLTE(au VoLTE SIM)の端末も数多くリリースしています。

Priori4のLTE対応バンドではau主力のバンド18と補助バンドのバンド1に対応していますが、端末側がau VoLTEに対応していないと使えません。

Priori4がau VoLTEに対応しているか現時点では不明(FREETELの事だからPriori4でau回線が利用できるのであれば大々的に発表してるはず)なので使えないものと考えていたほうが無難。

Priori4の特徴。

ここではPriori4の特徴をまとめます。他機種と比較する参考となれば幸いです。

LTEに対応している。

低価格な格安SIMでは3Gのみに対応している端末もありますがPriori4ではLTEの電波が掴めるので低価格ながら最大150Mbpsの通信速度で利用可能です。

ポケモンGOに対応している。

Priori4ではポケモンGOのARモード(現実世界にポケモンを表示させる機能)を利用する為に必要なジャイロセンサーを搭載しています。

気分に合わせてカバーを交換出来る。

トップ画像で写っているパープル、ピンク、マットブラック、ブルー、グリーン、シルバーの全6色はバックカバーの色です。

Priori4を購入すると上記6色のバックカバーが全て同梱されます。

傷が付かないように保護カバーを付けるのも有りですが、傷がついても違うカラーに交換できるのでPriori4をそのまま利用する場合にも気兼ねなく使えてGood。これは素晴らしいと思います。

バッテリーが超大容量。

Priori4では4,000mAhの超大容量バッテリーを搭載しています。

野外で利用する場合も長時間駆動が可能ですので、使い方によってはモバイルバッテリー不要で丸一日使えるスタミナを持ち合わせています。

5型なので取り回しやすい。

近年、5型以上の画面サイズが主流となっているAndroidスマートフォンですが、Priori4は5型でAndroid端末としては比較的コンパクトです。(5型がコンパクトって感じる様になったなんて。。。スマホの大型化が止まりませんね。)

Priori4で気を付けたい注意ポイント。

ここではPriori4のデメリットに関してピックアップしています。数多くリリースされるSIMフリースマートフォンでは仕様や特性も大きく異なるので購入する場合はデメリット部分も把握するべきです。

指紋認証は非搭載。

Android6.0からOS側で正式に対応した指紋認証機能。スマートフォンのロック解除からアプリのログオン、指紋認証ユニットを利用した便利機能など現在のAndroidスマートフォンでは主要機能の1つですが、残念ながらPriori4に指紋認証機能は搭載されていません。

現時点で指紋認証機能を搭載した端末を利用している方はPriori4に乗りかえると使い勝手が悪く感じるでしょう。

SIMは2枚挿せるけどデュアルスタンバイには非対応。

Priori4はMicroSIMとNanoSIMがそれぞれ一枚挿せます。

最近SIMフリースマートフォンでトレンド機能化しているデュアルスタンバイは、2枚のSIMを同時待受して音声SIMとデータSIMを切り分けて運用可能な便利機能です。

Priori4では2枚のSIMを挿せますがデュアルスタンバイ機能に対応していないので、どちらか片方しか利用できません。

カメラ品質と画質が心配。

メインカメラは800万画素、インカメラは500万画素と仕様的に考えてPriori4に搭載されているカメラは悪くありません。が、実際の写りに関してはスペック上では表せません。

実は、FREETELはカメラアプリも自社で開発しているのですが、写りに関しては結構酷評が多いのです。(Twitterで「FREETEL カメラ」とかで検索すると沢山酷評が出て来る。)

私自身もFREETELのREIを所有していますが機能は非常に多機能で素晴らしい反面、実際に吐き出される画像に関してはそれほど良い印象はありません。

この点は実機を触らないとなんとも言えないので確定ではありませんが、過去の評判からPriori4のカメラ性能には過度な期待は禁物です。

撮影好きな方はPriori4を購入する前に実機を触ってからにしましょう。

Priori4のまとめ。こんな方に向いている端末です。

Priori4はスマートフォンに多くを求めない方向けの端末です。

スマートフォンでは通話、メールやLINE、ニュースアプリのチェックや軽い2Dゲーム、WEB閲覧やYou Tubeなどの動画視聴位しかしないという方向けです。

低価格ですが、バッテリー容量も多くポケモンGOのAR機能も利用可能なのでFREETEL SIMと組み合わせて子供用のスマートフォンとしてもアリ。

出来るだけ端末代金は抑えたいと考えている方はチェックしてみましょう。

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