HUAWEI端末向けに5G通信対応の外付けケースが用意されるかも?
アメリカからの制裁の関係で5G通信に対応したスマートフォンやタブレットをリリースできてないHUAWEIですが、5Gモデム内蔵保護ケースを使って規制を回避するかもしれないとの情報が出ているようです。
5G通信に対応したHUAWEIスマホ向け保護ケースが発売される可能性がある?
中国のニュースサイトであるIT之家がWeiboユーザーである厂长是关同学氏が3月11日にアップした投稿を紹介。
▼厂长是关同学氏が投稿した画像はこちら。イメージ画像だとは思いますが、普通のスマートフォンケースと変わらないような見た目ですね。↓
投稿によると、今年に発売されるHUAWEI製スマートフォンは全て4Gのみの対応のようですが、5Gはスマートフォンのケースで実現ができるとのこと。
同じ内容を取り上げているGizchinaによると、ケースとの接続はUSB Type-Cを介して行われると推測。更に5G電波の受信レベルはモデム内蔵型のものと比べると低くなるとのこと。
この5G対応保護ケースに関して、いつ発売されるのか。価格はいくらになるのか。どの機種に向けて発売されるのか。そもそも中国以外の国で発売されるのか。など不明点も多いので信憑性に疑問符がつく点は注意が必要ですね。
技術的には十分可能だが…
5G対応の保護ケースに関して、同じような例は過去にもありました。例えば、2018年に発売されたMotorolaスマートフォンのハイエンドモデルであったMoto z3が外部機器を装着することにより5Gに対応する代表的な機種に挙げられます。
Moto zシリーズはMoto modsと呼ばれる機能拡張デバイスに対応しており、ユーザーのニーズに合わせて機能が追加できるユニークなコンセプトを持ったスマートフォンでした。
上記のような事例があるため、5Gモデムを内蔵したスマートフォンケースというのは技術的には十分可能でしょうか。
ただ、HUAWEIはアメリカの制裁の関係で5Gに関する身動きが取れない状況ですので、何か動くにしてもHUAWEIから独立したHONORのように、あくまでもHUAWEIではない別メーカー(名義上だけでも)がリリースするぐらいしか選択肢がないのも事実。
以前ガルマックスでも取り上げたように、HUAWEIが技術や設計面でライセンス付与を計画し、実際にノキアとHUAWEIの合弁会社であるTD Techがnova 8 Proをベースにした(というかそのまま)N8 Proを発表しています。
単純に5Gスマートフォンを売り出すだけなら、現状では上記のようなライセンス付与の方が現状では安全で設計に無理が無いスマートな方法だと思いますので、わざわざリスクを冒してまでやるのかな?とは思いますが…
シェアでは後退したとはいえ、未だにHUAWEIブランドが強いのは事実。5Gスマートフォンがスタンダードになりつつある今、HUAWEIとしても5Gに対応したスマートフォンをリリースしてユーザーを繋ぎ止めておきたいはず。
とはいえ、先ほど述べたように5G対応の保護ケースが実際にリリースされるかどうかは不透明な部分が多いので、今回の情報はあくまで話半分に聞いておくのが吉かもしれませんね。