iPhone 12シリーズの容量は64GB・128GB・256GB・512GBのどれがおすすめか

iPhone 12 Series Storage

iPhone 12 miniとiPhone 12 Pro Maxは11月の発売ですが、iPhone 12とiPhone 12 Proはすでに予約が始まっています。容量を64GB/128GB/256GB/512GBのどれにするか迷っている人はこの記事のおすすめを見てみて下さい。

iPhone 12シリーズが発表!

詳しい仕様はiPhone 12 / 12 mini / 12 Pro / 12 Pro Maxのスペックの違いを比較!の記事に記載してありますが、今回の注目点は本体容量。ROMとも呼ばれるデジタル機器の保存領域です。大きいほどたくさんのデータが保存可能。

以下は価格と容量展開の一覧表です。iPhone 12と12 miniは64GB・128GB・256GBの3種類、iPhone 12 Proと12 Pro Maxは128GB・256GB・512GBの3種類。

容量 12 mini 12 12 Pro 12 Pro Max
64GB 82,280円 94,380円
128GB 87,780円 99,880円 117,800円 129,580円
256GB 99,880円 111,980円 129,580円 141,680円
512GB 153,780円 165,880円
予約開始日 11月6日 10月16日 10月16日 11月6日

▼ちなみに歴代iPhoneの(ドルベースでの)価格表はこんな感じ。iPhone SEの安さが際立つ↓

歴代iPhoneの価格(iPhone 12)

iPhone SEの容量については以下の記事で書きました。

iPhone SE(第2世代)ってどうなの?64GB・128GB・256GBでおすすめの容量

iPhone 12シリーズのおすすめの容量

基本的な考え方として、容量自体に対する絶対評価と金額を加味した相対評価があります。

必要な容量は確保する必要があります。特に長期の留学で写真や動画を撮りたいとか、すでに手持ちのスマホでその容量を使ってしまっているとか。目的が明確な場合はそれに足るストレージがないとユーザ体験を損ないます。これは絶対評価。

選択する容量は価格との相談です。お金を気にしないなら最高容量一択なので。そこで悩む理由は価格が製品を決める上で重要な要素だからです。これは相対評価。

iPhone 12シリーズで目的ごとに必要な容量は何GBなのか。最もコスパの良い容量は何GBなのか。

データごとにどれくらいの容量を食うのかざっくりした目安はこんな感じです。

  • アプリ:最新の重いゲームで一つ4GBとか。大抵は数十MB
  • 写真:一枚2MBくらい。1000枚で2GB
  • 動画:1分で100MB〜500MBくらい。10分で1GB〜5GBくらい(画質設定による)
  • Apple TVの映画:1.2GBくらい(1時間31分のトムハンクスのグレイハウンド)

ちなみにiOSバージョン等でも増減しますが、iPhoneやiPadはiOSと標準アプリで10GB~15GBくらいを食います。64GBモデルだと実質50GB~55GBくらいがユーザが使える領域。

iPhone 12 mini

いきなり発売前の製品ですね。5.4インチのiPhone 12 miniは11月6日から予約開始。容量展開は64GB/128GB/512GB。

iPhone 12 miniのレビュー。これぞ待ち望んだフラッグシップコンパクト

64GBモデル:税込み82,280円

玄人向けです。

新しいサイズのiPhoneを試用してみたい、評価試験やiOSのテスト用だから容量はいらない、という人に。メイン機として普通に使うのであればあまりおすすめはしません。

128GBモデル:税込み87,780円

万人向けです。迷ったらコレ。

絶対評価として「本体容量なんて64GBあれば十分だよ」という人でもこちらにしておく事をおすすめします。5,500円の価格差で容量が倍というのはコスパ最高。PCに移したり外付けのSDカードにコピーしたりというのは以外と面倒ですよ。

256GBモデル:税込み99,880円

目的がある人向けです。

128GBで足りない可能性があるのは主に画像・動画を扱う人のはず。過去のiPhoneから写真を撮り溜めている、長期の留学に行く予定がある、映画をダウンロードして見るのが趣味、などなど。

逆に言えばそうでないなら128GBで十分な人が大半だと思います。

iPhone 12

6.1インチのiPhone 12はすでに予約スタート。容量展開は64GB/128GB/512GB。

iPhone 12のレビュー!

64GBモデル:税込み94,380円

玄人向けです。

今まで使ってきて64GBで十分と分かっている人、メインスマホがすでにあってサブ機としての購入、という人に。容量あたりの価格が相対的に割高なのであまりおすすめはしません。

128GBモデル:税込み99,880円

万人向けです。迷ったらコレ。

iPhoneはリセールバリューが良く、買い換え時に今までのiPhoneを売る際、容量の大きいモデルは数千円高値で買い取って貰える可能性が高いです。それを考えると5,500円の価格差で倍の容量は極めてリーズナブルと言えるでしょう。

私も10年くらいiPhoneを使って写真と動画が溜まっているので次は最低128GBでないとパンパンです。でもやりくり派なので256GBは必要ないかな。

256GBモデル:税込み111,980円

目的やお金がある人向けです。

重たいゲームアプリをめちゃくちゃ入れまくっても256GBはまず不要なのでやはり写真や動画を扱う場合の容量。もちろんお金があるなら迷わず256GBモデル!

このモデルから税込み金額が10万円を超える点に注意です。分割払いを利用する場合は審査が入るのですが、一般的には10万円を超えると審査が厳しくなると言われています。

iPhone 12 Pro

6.1インチのiPhone 12 Proはすでに予約スタート。容量展開は128GB/256GB/512GB。

iPhone 12 Proのレビュー!

128GBモデル:税込み117,480円

万人向けです。迷ったらコレ。

初めてのiPhoneだけど機能的にProに惹かれた、そんなに容量を使うライフスタイルじゃない、という方に。明確な目的がなければ大抵の人に256GBは必要ありません。

256GBモデル:税込み129,580円

目的がある人向け、iPhoneを使ってきた人向けです。

何世代もiPhoneを使っている場合はパンパンとはいかずとも100GB弱の容量を使っている人もいるはず。そうなると次のiPhoneは128GBでは不安かもしれません。

128GBモデルとの価格差は12,100円と小さくないですが、売却時の金額も大きくなる事を考えるとアリだと思います。

512GBモデル:税込み153,780円

玄人向け、お金がある人向けです。

スマホで512GBという容量はまず99%の人に不要であり、実用面でこれが必要という人はかなりのデータの積み重ねか明確な目的があるはず。そういう自覚がない限り選ばなくてOKです。

さすがにこの容量がメインストリームとはならないので販売ボリュームは多くないはず。人気薄という事は中古を売る場合も購入希望者が少なくなり買い叩かれてしまう可能性があります。そういう意味でもお高いモデル。

iPhone 12 Pro Max

6.7インチのiPhone 12 Pro Maxは11月6日から予約開始。容量展開は128GB/256GB/512GB。

iPhone 12 Pro Maxのレビュー。評判・評価・口コミ

128GBモデル:税込み129,580円

万人向けです。迷ったらコレ。

機能的にPro Maxが良いけど安いモデルが良い人に。6.7インチのiPhoneはぜひ触ってみたいので、もし私が買うなら128GBモデルを選ぶでしょう。

256GBモデル:税込み141,680円

目的がある人向け、iPhoneを使ってきた人向けです。

この価格帯のモデルで検討している人は容量の節約とかやりくりとかよりもデータの網羅性や保存性に重きを置いている気がするので、必要があるなら買っていいと思います。

512GBモデル:税込み165,880円

お金がある人、YouTuber向けです。

iPhone 12 Pro Maxはシリーズで一番キレイなカメラを搭載しているので、これを活用してゴリゴリ映像を撮っていくなら512GBが必要になってくるかもしれません。iPhoneを駆使して映画や映像を撮りたい人に。

容量的にはほとんどの人は持て余すので安易に「一番いいiPhoneを下さい」と言わない方がいいかもしれません。お金があるのならもちろんいいのですが、16万円とは強気なApple。

まとめ

まとめると64GBと128GBで迷っているなら128GBモデル。128GBと256GBで迷っている場合やりくりできそうなら128GBモデル、データを消したくないなら256GBモデル。512GBはロマン機種です。

容量的には64GBでも十分な人はたくさんいると思いますが、実質的な価格差があまりない点と万が一やりたい事が増えてきた場合にデータのやりくりに右往左往するリスクが減る点を考えると第一におすすめするのは128GBモデル。

特にスマホやITツールに詳しくない人はローカルの本体容量を大きく持っておくとトラブルが減ります。高齢者の方にもおすすめ。

予約は各通信キャリアもしくはAppleオンラインストア、または家電量販店でどうぞ。


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