KOSPET TANK M3 ULTRAの実機レビュー!使って気付いた注意点と良いところ!

ガチのタフネス系スマートウォッチ「KOSPET TANK M3 ULTRA」を頂いたので暫く使って気付いた注意点と良いところをレビューに残しておきます!

いやー、すごく気に入って毎日腕に巻いてます。お値段は安いときだと約1.7万円前後です。それではレビューをどうぞ!

スペック、検証結果の一覧

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機能・仕様の検証結果を表示

充電器はケーブル一体型なので取扱い注意

▼KOSPET TANK M3 ULTRAの付属品はこんな感じでした!↓

  1. 充電器(ケーブル直結)
  2. 保護ガラス
  3. クイックガイド

付属品には保護ガラスが入っていてありがたい!

注意したいのは充電器の取り扱い。スマートウォッチでは充電器の台座とケーブルが一体化しているのは一般的なんですが、断線しちゃうと充電ができなくなってしまいます。

日本市場に参入しているメーカーならスペアの入手も容易なんですが、KOSPET TANK M3 ULTRAは海外からの取り寄せ製品。簡単には手に入りません。保証などは充実していますが取り寄せに時間もかかっちゃうので取り扱い時は注意しましょう。

ちなみに技適は箱や本体では見当たらなかったので日本で使う場合は技適未取得機器を用いた実験等の特例制度での申請が必要です。

重厚感あるドッシリした見た目

個人的に一番気に入ってるのが見た目!

Apple Watch Ultraっぽい重厚感あるデザインで安めのスマートウォッチは無いかな?と探していたのでKOSPET TANK M3 ULTRAはドンピシャ。

到着報告にも書いてましたが、公式サイトの写真はホントか?と疑ってたんですけど、ステンレススチール製の質感はお値段を考えると凄く良い!ちなみにレビュー機のカラーはブラックで他にシルバーもあります。↓

製品を撮影しているブースは照明がガンガンなのでちょっと写真じゃ伝わりづらいんですが、写真よりもブラックのメタルボディーはもっと引き締まった色味でこの価格帯の製品だとは思えないほど。

▼ちなみに側面にはオレンジのボタンが左右に2つ(計4つ)備わってるんですが、真ん中の黒いボタンのような出っ張りはデザイン的なもので、機能するボタンはオレンジの4つです。↓

▼バンドのデザインはタイヤ柄をイメージしているそう。これは好みが分かれるところですが、質感はちょっと安っぽいかな。あと柔らかくてベルトをリングに通す際に若干もたつきます。↓

ちなみに購入先ではメタルバンドのセットも販売していたので検討してみて下さい!

▼サイズ感はこんな感じ。Apple Watch 7の44mmと比較してます。KOSPET TANK M3 ULTRAは一回り大きくゴツい感じ。↓

有機ELでメッチャ綺麗だけどAoDは暗め

ディスプレイサイズは大型の1.96インチ!画素密度は300ppiを超えていて粗さも感じません。ガラスはあの有名な強化ガラス「Gorilla Glass」です。

▼ディスプレイは有機ELなので黒色は完全に真っ黒!暗い場所では文字盤が浮かび上がるように見えます。

発色も凄く良いです!上の文字盤は赤色が入っているタイプですが非常に色鮮やかでとっても見やすくてお気に入りです。(確か別途アプリからダウンロードした文字盤です)

▼AoD(常時表示)にも対応しているので、常に時刻を確認できるのは良いんですが、輝度が低くいですね。

この写真は撮影ブースなので非常に明るいところで撮影しているんですが、屋外でもこんな感じで見づらく感じることがあります。日陰や室内なら見やすいんですけどね。

通常表示は輝度を調整できるんですが、通常表示の輝度を変更してもAoDの輝度は変わらなかったので調整できませんでした。AoDも個別で輝度調整できるようになると視認性も更に良くなるのでメーカーさん、アップデートお願いします!

▼文字盤の種類は結構充実していました。スマホで保存している画像を壁紙にした文字盤も作れるようになっています。↓

KOSPET TANK M3 ULTRAは文字盤を通常とAoDで異なる表示を設定できるんですが、文字盤のダウンロード先ではAoDの文字盤だけをダウンロードすることも可能です!

ちなみに操作感ですが設定画面がデフォルトだとややタッチ感度が悪い感じでしたが、アイコン表示(僕は滝ってのにしてます)だとかなりスムーズになります!

運動の自動検出もできる!GPSも精度が高い

スマートウォッチの中には運動を開始したことを検知するとリマインドしてくれるモデルがありますが、KOSPET TANK M3 ULTRAもバッチリ対応していました。

▼オン・オフも出来るので必要な人はオンにしておきましょう。↓

リマインドは運動中であること、運動が終了したことを検知したら発動するんですが、例えば運動中を検知する前の状態はデータに反映されないみたいなので、あくまで測定開始・停止忘れの防止みたいな感じですね。

運動時はGPSによる位置情報のデータも取得してくれます。安価なモデルではペアリングしたスマホのGPSを使うタイプが多いですが、KOSPET TANK M3 ULTRAは本体にGPSを内蔵しているので単体でも位置情報を取得できるのがGood。

精度も良くて「こんな細い道でも取得できるの?」と思うような道でも高精度でデータを取得してくれました。

▼経路はアプリでの確認はもちろん、KOSPET TANK M3 ULTRAのディスプレイ上でも確認OK。ちなみにGPSは6つの衛星測位システムに対応するデュアルバンド式の本格タイプ。↓

▼アプリでは経路に加え、区間によるデータも可視化されるようになっていました。↓

道の無い場所でも経路はバシッと記録されます。例えば大きな公園で道なき芝生を歩き回ってもデータはちゃんと取得されてました!山登りでもGPSが拾えたらしっかり経路は記録できそうです。

▼また、タフネスモデルらしく気圧高度計コンパスなんかも内蔵しています。↓

その他、心拍数、血中酸素、歩数などApple Watch 7と比べて遜色ないデータを取得出来ていたので、センサー類はかなりしっかりとデータを取得できている印象でした。

Bluetooth通話もOK!通話品質も実用レベル

Apple Watch 7はBluetooth通話に対応していて、簡単にハンズフリー通話ができるのが気に入ってたんですが、KOSPET TANK M3 ULTRAもBluetooth通話にバッチリ対応しています!

▼ちなみにアプリはスマホの電話帳から番号を選択してインポートすることで、KOSPET TANK M3 ULTRAから発信もOK。↓

実際に通話してみたんですが、通話品質も特に問題なさそうだったので実用レベルで使えてホッとしました。(たまにマイクが悪かったりスピーカーが悪かったりして使い物にならないものもあるんです…。)

そうそう、デフォルトだとスピーカー音量が小さく設定されているのは注意です。初めて使ったときに声が聞こえなくて壊れてるのかと思いました。Bluetooth通話中に画面に表示されているスピーカーマークをタップすると音量調整ができます!

IP69L/MIL-STD-810Hの本格タフネス!

KOSPET TANK M3 ULTRAは見掛け倒しではなく、防水防塵はお湯を吹きかけても沈めても問題ないIP69Kに軍用でも通用するMIL-STD-810H準拠と本格的なタフネス仕様も魅力!

ちなみに防水仕様が非常に屈強なので、水泳競技での利用もOK。というか、それ用の運動測定モードもあるくらいです。また5ATMなので深さ50mまでのダイビングでも使えるほどのガチ系。

▼僕は見た目重視で使っているので日常生活ではそこまでタフな使い方はしないんですが、普段使いが中心でもやっぱり安心感は全く違いますね。とりあえず試しに風呂に入ってみましたが、こんなレベルではビクともしません。↓

但し、公式サイトにはサウナで使わないでと書いているのでご留意を。

通知は柔軟性に欠けるのでアップデートに期待

もちろんKOSPET TANK M3 ULTRAは通知機能を搭載していますが、柔軟性はイマイチでした。

▼これが通知の設定画面です。TwitterやLINEは個別で切り替えられますが、ここにサービス名が記載されていないアプリは「他の通知」で一緒くたにされていてオンかオフしかできません。

この「他の通知」に含まれてしまったアプリは通知時に全て同じアイコンで表示されるので、どのアプリからの通知か非常に分かりづらいです。

2万円前後のスマートウォッチの中にはスマホに入れているアプリを認識して個別に通知をオン・オフ出来るモデルもあるので、この点はアップデートで改善して欲しいなと思った部分でした。

その他の気になった点は日本語表示。漢字自体の間違えがあったり、アプリの一部で本来は漢字であろう部分が平仮名(運動記録が「うんどうきろく」と記載されている等)だったり、フォントは中華フォントなので違和感があったりと、色々と甘めな感じです。

このあたりは開発力も関係してくるところなので、是非とも日本市場向けに力を入れて欲しいですね。

バッテリー持ちはAoDオンで5日前後

バッテリー持ちについては使い方次第という部分ではあるんですが、僕の場合は1日に50件の通知、15分の通話、心拍数・血中酸素濃度・ストレスデータの自動取得、15分ほどの散歩程度であればAoD(常時表示)オンで5日使って残量10%といったところでした。

▼充電は付属の充電台にパコッとはめ込めばOK。そんなに速くないようで満充電に2時間近くかかりました。

Apple Watch 7だと同じような使い方で1日半〜2日といったところだったので、個人的には電池持ちは良いなと感じましたが、スマートバンド系を使っている人は印象が変わって来そう。(スマートバンドは機能が厳選されているので15日以上持つとかザラなんですよね)

KOSPET TANK M3 ULTRAのレビューまとめ!

KOSPET TANK M3 ULTRAの良かった点と注意点をまとめとこんな感じ!

良かった!

  • 重厚感あるゴツい筐体!
  • ガチのタフネス仕様!
  • 各種センサーの精度が良い!
  • 運動検知機能を搭載している!
  • Bluetooth通話にも対応!

ここは注意!

  • AoD表示は屋外だと見づらく感じるかも
  • 通知機能はあまり柔軟に設定できなかった
  • ハードに使うと電池は1週間持たなかった
  • 残念ながら技適はなし

スマートウォッチとして残念に感じたのは通知の柔軟性に欠ける部分ですね。細かく通知を設定したい人には向いていませんが、僕みたいにTwitterとLINEと電話着信が分かればそれでOKという感じなら問題ないでしょう。

筐体の質感はとても良かったので、Apple Watch Ultra的なデザインが刺さる方には気に入ってもらえるかと思います!

本格的なタフネス仕様も良いですね。ハードだけではなくソフトウェアもハードな使い方を想定した機能が詰め込まれているので、タフネス系スマートウォッチを検討している人にも注目してほしいと思ったモデルでした!

仕様や機能を考える通常価格の23,600円でもお値打ち品な感じが強いですが、クーポンなどを利用すると1.7万円前後で手に入るのでセール情報なども確認しながら是非検討してみて下さい!

KOSPET TANK M3 ULTRAをお得に買える購入先まとめ!

■TANK T3 ULTRA(丸型)■

初出時価格→149.99ドル
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■TANK M3 ULTRA(四角型)■

初出時価格→149.99ドル

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