M1 Pro搭載のMacBook Proのバッテリー持ちが激ヤバ
2021年10月に発表された高性能なノートPCとして君臨するハイエンドノートPCであるMacBook Pro 14インチ/16インチモデルですが、省電力性能でも競合他社のハイエンドノートPCよりも抜きん出ている結果が出たようです。
M1 Pro搭載MacBook Pro 16インチモデルは競合ノートPCと比べて断トツのバッテリー持ち
ゲーミングノートPCなどのハイエンドノートPCを専門にレビューしているJarrod’sTechが、M1 Pro搭載のMacBook Pro 16インチモデルをレビューする動画を投稿。
各項目を事細かにレビューしていますが、今回特筆すべきなのはバッテリー持ちに関する項目。
▼YouTube連続視聴時間とゲーム(The Witcher 3)の連続プレイ可能時間の2つをテストしているようです。なお、テスト中の条件として明るさを半分にし、省電力モードを有効にしているようです。↓
MacではThe Witcher 3にネイティブで対応していないので、バッテリーテストはYouTube連続視聴時間のみとなっているようですが、結果は1,195分(約20時間)と次点のDELL G15 5515よりも449分(約7.5時間)も差がついています。
ただし、バッテリー容量がMacBook Pro 16インチモデルでは100Whであるのに対しDELL G15 5515は86Whと少なめになっているのは注意すべきポイントでしょう。
ただし、そのままではどれくらい差がついているのか客観的に分かりにくいので、1Wh当たりの再生時間を計算して比べてみました。
- MacBook Pro 16インチモデル(M1 Pro/10コアCPU、16コアGPU、100Wh):11.95分
- ASUS Vivobook Pro 16X OLED(Ryzen 9 5900HX/RTX 3050 Ti、96Wh):6.67分
- DELL G15 5515(Ryzen 7 5800H/RTX 3060、86Wh):8.67分
- Lenovo Slim 7(Ryzen 7 4800U/Radeon Graphics、60.7Wh):12.19分
- MSI GE76 Raider 11UH(Core i9-11980HK/RTX 3080、99.9Wh):2.84分
- DELL XPS 17 9700(Core i7-10750H/GTX 1650 Ti、97Wh):5.71分
- Intel NUC M15(Core i7-1165G7/Intel Xe、73Wh):8.77分
この中ではLenovo Slim 7が一番再生時間面でのアドバンテージがありますが、あくまでも搭載されているCPUは省電力版であり、次点のM1 Proとは位置付けされているクラスが違うのは注意しておきましょう。
最後に、14インチモデルやM1 Maxなどテスト機以外のモデルではバッテリー持続時間が変わってくる可能性があるので、その点はご留意ください!
ハイパフォーマンスプロセッサで省電力プロセッサ並みの消費電力はスゴいの一言
M1 Proはハイパフォーマンスクラスのプロセッサですが、省電力クラスのノートPC並みまで消費電力を抑えられているのは驚きの一言です。
確かにM1 Pro搭載のMacBook Proは孤高の処理性能というわけではないようですが、ノートPCとして見るとバッテリー持ちとのバランスが良い方が好都合でしょう。せっかくのノートPCですので、すぐにバッテリー切れするようでは意味がないですからね。
通常のM1から性能比の省電力性が良いとの話は聞いていましたが、M1 Proでもしっかりとバッテリー持ちを維持しつつ性能をアップしてきたのは感心すべきポイントでしょう。やっぱりApple Siliconは凄いよなぁ…
▼ガルマックスのボスも14インチモデルを購入していますが、満足度はかなり高い模様。気になる方はこちらもご覧ください!↓