M2 Pro、M2 Max発表!M1シリーズから熟成が進んだハイパフォーマンスプロセッサ!

M2 Pro/M2 Max

先日発表された14インチ/16インチMacBook Proに搭載されたM2 Pro/M2 Maxについて紹介していきます!

M2 Proの特徴

M2 ProM2 Proの特徴は以下の通り!

M2 Proのハイライト

  • 400億個のトランジスタで構成
  • CPUは10コア、12コアの2種類。M1 Proより最大で1.2倍のマルチコア性能
  • GPUは最大で19コア
  • ユニファイドメモリは200GB/sの帯域幅で最大32GBまで搭載可能

▼M2 ProはM1 Proの約1.2倍、M2の約2倍の数である400億個のトランジスタで構成。↓

M2 Pro

M2 ProのCPUは10コア、12コアの2種類が用意。12コアモデルは最大8つの高性能コアと4つの高効率コアで構成されており、M1 Proの10コアCPUよりも最大で1.2倍のマルチコア性能を発揮するとのこと。

▼また、、Xcodeでのコンパイルは最速のIntel搭載MacBook Pro(最上級構成の2019年版16インチMacBook Pro(2.4GHz/8コアIntel Core i9/Radeon Pro 5600M/64GBメモリ/8TB SSD)の最大2.5倍の速度で実行できるとのことで、かなりの性能差がある模様です。↓

M2 Pro

M2 ProのGPUは最大で19コアと、M1 ProのGPUよりも3コアほど増加していることに加え、L2キャッシュも増加しているとのこと。

そのお陰でグラフィックス速度がM1 Proと比べて最大1.3倍ほど高速になり、画像処理のパフォーマンスが大幅に向上。コンソールゲーム機レベルの品質でのゲーム体験を可能にすると謳っています。

M2の2倍である200GB/sの帯域幅を実現したユニファイドメモリは最大32GBまで搭載可能。記載を見る限りユニファイドメモリ周りの仕様はM1 Proと同等のようですね。

M2 Maxの特徴

M2 MaxM2 Maxの特徴は以下の通り!

M2 Maxのハイライト

  • 670億個のトランジスタで構成
  • CPUは12コアの1種類
  • GPUは最大で38コア
  • ユニファイドメモリは400GB/sの帯域幅で最大96GBまで搭載可能

▼M2 MaxはM1 Maxよりも100億個多く、M2の3倍以上の数である670億個のトランジスタで構成。↓

M2 Max

M2 MaxのCPUは12コアとM1 Maxと搭載数は同じ。M2 Proと違い、紹介ページでも具体的な性能の上昇幅はあまり明言されていないのが気になるところです…

M2 MaxのGPUは最大で38コアと、M1 MaxのGPUよりも6コアも増加していることに加え、L2キャッシュも増加しているとのこと。

GPUコアが6つ増加したことにより、グラフィック性能はM1 Maxよりも最大1.3倍上昇したとしています。

M2 Proの2倍、M2の4倍である400GB/sの帯域幅を実現したユニファイドメモリは最大96GBとかなりの容量を搭載可能。M1 Maxが最大64GBまでだったので、最大搭載容量が32GBも増加したのは結構驚いてます!

M2 Pro/M2 Maxで共通の機能

M2 Pro/M2 Maxで共通のテクノロジーとしては、以下のものが挙げられます。

  • 次世代16コアNeural Engine
  • H.264、HEVC、ProResビデオエンコード/デコード用のメディアエンジン
  • カメラの画質を向上させる画像信号プロセッサ
  • 次世代のSecure Enclave
  • 同じ消費電力で前世代よりもCPU性能が最大1.2倍、GPU性能が最大1.3倍アップ

機械学習処理を担うNeural Engineは16コアとコア数はM1世代と変わらないものの、処理速度を磨き上げることで、1秒間に15兆8,000億回の演算が可能に。前世代と比較すると、処理性能は最大で1.4倍高速になっているとのことです。

メディアエンジンはかなり少ない電力で4Kおよび8Kの複数のProResビデオストリームを再生できるようにするためのテクノロジーで、動画再生時でも電力消費が抑えられるような仕組みになっています。

また、M2 Max内蔵のメディアエンジンは、2つのビデオエンコードエンジンと2つのProResエンジンを搭載しており、M2 Proと比較すると最大2倍の速度でビデオをエンコードできるとのことです。

大きな注目すべき点として、ワットパフォーマンスの向上も挙げられます。なんと、M2 Pro/M2 Max共に前世代よりもCPU性能で最大1.2倍、GPU性能なら最大1.3倍もの性能アップを実現できているから!

ということは、前世代よりも少ない電力消費でパワフルな処理ができるということなので、バッテリー駆動で使う機会も多々あるノートPC(MacBook)ではうってつけと言えるでしょう!

前世代から熟成が進んだ正当進化モデル

M2 Pro/M2 MaxはM1 Pro/M1 Maxの正当進化モデルではありますが、ガツンと性能が上がっている訳ではないので、前回と比べるとどうしてもインパクトは弱く感じてしまいます。

しかし、元々M1シリーズの時点でかなりポテンシャルが高かったことや、両モデルともにGPU性能やNeural Engineなど、細かい部分は着実に改良されている点などから、M2 Pro/M2 MaxもノートPCに搭載されるプロセッサとしてはかなりパワフルだと推測されます。

実際のパフォーマンスに関しては実機での検証待ちになるでしょうが、今回もビックリさせてくださいよ、Appleさん!

▼M2 ProやM2 Maxを搭載したMacを紹介した記事は以下からどうぞ!↓

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