格安SIMを友人や家族に勧める時に僕はこれを選ぶ
- ハウツー・紹介・レポート
- ※ 当メディアのリンクにはアフィリエイト広告が含まれています
格安SIM、auやソフトバンクのサブブランド等、利用料金の安い通信会社が増えてきました。僕自身も格安SIMやサブブランドを利用しているので、友人や家族に勧める時に選択するSIMをまとめます。
本記事で紹介しているSIMは全てガルマックスで契約しています。というわけで実際に利用しておすすめ出来るものだけを紹介しています。
また、記事の下の方に通信速度や品質に関する解説も書いているので、大手キャリアから格安SIMやサブブランドに乗りかえを検討されている方は一読してみて下さい。
利用料金をとにかく安くしたい。という方は以下の記事も一読してみて下さい。タダで利用できるSIMも紹介しています。
【関連】DSDSスマホでオススメなデータ専用の格安SIMはこれ!
目次をクリックすると各項目へ移動します
基礎知識。通信会社は大きく3つのジャンルに分かれる。
格安SIMとかサブブランドって言葉を聞いても良くわからないので、まずはジャンルについてまとめます。それぞれ、メリット・デメリットが有るので自身が求めている部分を重要視しましょう。
①大手キャリア
ドコモやau、ソフトバンクといった大手のキャリアです。通信品質も良く、家族割や学割、端末抱き合わせに強み。
特に端末割引は実質価格が低いので最新の端末を低価格で手に入れやすい。但しトータルの利用料金は最も高い。
②サブブランド
auはUQMobile、ソフトバンクはワイモバイルを大手キャリアのサブブランドと位置付けています。最近人気が高くなってきたジャンル。
特徴は、大手キャリアに準ずる通信品質で、時間帯により通信速度が左右されにくい。お昼の時間帯などの回線混雑時も快適な通信が可能。
利用料金は”キャンペーン込み”で考えると格安SIMに匹敵する安さ。単体契約と学割に強い。ちなみに僕はワイモバイルをメインとして利用中。
残念ながらドコモ回線でサブブランドと呼ばれる通信会社は現時点で無し。
③格安SIM
大手キャリアから回線を借りて通信サービスを提供しておりMVNOと言われています。
回線を借りればその範囲内で独自にサービス展開が可能で、利用料金、サービス内容の自由度が高い。回線はドコモ系、au系が一般的。3月からソフトバンク系も参入予定。
低価格と独自のサービス(特にシェアプラン)が特徴ですが、通信品質は大手キャリアから回線を借りているので許容範囲が低く、お昼の回線が混雑する時間帯に通信速度が著しく低下する。
通信品質よりも利用料金とサービス内容を重視する方向け。上手くやれば電話回線維持で1,000円もかからない。
SIMサイズに関する事前知識。
SIMを申し込む際に、SIMサイズを選択肢なければいけません。SIMサイズに関して「よく分からない」という方は以下の記事を一読してみて下さい。
【関連】格安SIMのサイズは絶対に「NanoSIM」を選択すべき理由
通信品質を優先される方。
現在、仕事やプライベートで時間を問わずモバイル通信を利用している方はサブブランドがおすすめ。
通話も重視するならワイモバイル。
ソフトバンクのサブブランド。
割引を駆使すると10分以下かけ放題+2GBで月々1980円。電話かけ放題サービスのスーパーだれとでも定額(1,000円/オプション)の加入が可能で、サブブランドで通話かけ放題も選択可能。
電話かけ放題+データ容量2GBで2,980円、データ容量6GBで3,980円、データ容量14GBで5,980円の低価格で利用可能です。
国際的にメジャーな電波を使用しており、利用できるSIMフリースマートフォンも豊富。
【公式】Y!mobile
auの回線を利用したい方はUQmobile。
自宅のエリア的にauしか利用できない。という方はauのサブブランドであるUQmobileがおすすめ。
注意点は、auの電波に対応するSIMフリースマートフォンが少ない事。個人的にUQmobileで扱っている端末とのセット購入が安心でおすすめです。
UQmobileが気になっている方も、SIMとスマートフォンを無料で試すことが出来る「Try UQ mobileレンタル」が利用できるのも嬉しいポイント。
利用料金は5分以下かけ放題又は指定時間無料通話付きの音声通話プラン+2GB(キャンペーン込み)で1,980円。ワイモバイルのライバルで利用料金やデータ容量は同じ。
5分以下かけ放題と指定時間無料通話付きプランは同額で、使用用途に合わせて切替可能。時間指定のない無料通話付きプランを選択出来るので、まとまった時間通話したいという方にも人気。
現在、5分以下かけ放題と指定時間無料通話付きプランへの自動プラン移行前なので、以下の記事を一読して下さい。
【関連】UQmobileの新プラン自動移行が難解そうなのでまとめます。
利用料金・独自サービス・端末割引を重視するなら格安SIM。
ここでは格安SIMが欲しい!という方向けにまとめています。
格安SIMでも”かけ放題”を利用したい方は、もしもシークス。
ドコモ回線を利用した格安SIM。
全国に実店舗を展開しており、大手キャリアの様に店舗で契約が可能。実店舗でスタッフさんと向き合う大手キャリアスタイルなので「ネットでの申込みや使い方が分からないから不安」という方は非常におすすめ。
また、格安SIMは5分以下かけ放題が主流ですが、もしもシークスでは”かけ放題”も選べます。通話が多い方で格安SIMを利用したい場合におすすめ出来る格安SIMです。
iPhoneも取り扱っており、中古の端末買い取りや販売も行っています。
【関連】もしもシークスの木野社長に「かけたい放題の品質」について直撃取材!
LINE・SNS・音楽定額サービスを重視するならLINEモバイル。
ドコモ回線を利用した格安SIM。
LINEのみ通信料がカウントされないプランは月額500円(1GB)、月額1,110円(3GB)~利用可能なコミュニケーションフリープランでは、LINE・Twitter・Facebook・instagram・LINE MUSICを利用した際の通信量がカウントされません。
これらのアプリを常用的に利用している方は、例えデータ容量を他の用途で使い切ってしまった場合でも上記のアプリに関しては高速通信を利用できるので、恩恵をモロに受けられます。学生さんにも非常に人気。
格安SIMの中で僕が最も利用しているSIMで、通信速度も比較的安定しており使いやすい格安SIMです。僕の場合はお昼の時間帯でも格安SIMの範囲を超えた15Mbps前後の通信速度が出てます。
但し、音声通話プランは5分以下などのかけ放題サービスを提供していないので注意が必要。
シェアプランを重要視するならmineo。
ドコモ系とau系のどちらも提供している格安SIMのmineoはシェアプランが秀才。
例えば、ドコモ系とau系の異なる回線を契約しても回線の種類を超えてシェアが可能。また、家族だけでなくmineoユーザー同士でもシェアすることが可能です。
3/1から5分以下かけ放題も提供開始予定で、音声通話サービスにも力を入れています。
mineoに関しては僕からの紹介で加入したほうが数千円お得なので検討されている方は以下の記事をどうぞ。
【関連】mineoの紹介制キャンペーンを使ってお徳に格安SIMを使おう!
安く端末購入したいなら楽天モバイル。
ドコモ回線を利用した格安SIM。
豊富な資金で端末を大幅割引。常にキャンペーンを打ち出しています。たまーに最新機種発売に合わせて、発売日にいきなり半額近く割引するような事もやってます。
5分以下かけ放題サービス、使い勝手の良いデータ容量のプランを組み合わせて利用できますが、3日制限は厳しい感じです。カーナビとかで1日に大量のデータ通信を行った場合は高確率で通信制限をくらいます。この点は注意事項として知っておきましょう。
端末割引はWEB限定と店舗限定、WEBと店舗どちらでも利用可能な3種類があり、キャンペーン利用時は申込み方法に注意しましょう。
楽天モバイルの総まとめ記事は以下からどうぞ。セール情報も一緒にまとめています。
通信速度が遅くても良い。とにかく電話回線を維持したい方はロケットモバイル。
ドコモ回線を利用した格安SIM。ロケットモバイルのプランにはワイモバイル回線を利用したプレミアムプランあり。今回は見出し通り、低速だけれど低料金で回線維持したい方向けに紹介。
ロケットモバイルは低速回線で使い放題の神プランを提供中。音声通話プランでも1,000円以下で維持が可能です。
電話とメールだけで良いという方や、MNP用に寝かせておく用にもおすすめ。
通信速度が200kbps(1Mbps=1000kbps)という低速なので、実際にどれくらいの事が出来るのか以下の記事でまとめています。
【関連】ロケットモバイルの神プランを評価。200kbps回線で色々試してみた
とにかく格安SIMを使ってみたい方はU-mobile。
僕は雑誌の付録でついてきたキャンペーンで契約したドコモ系格安SIMのU-mobileですが、現在は無料で2ヶ月間(月々5GB)試せるキャンペーンを打ち出しています。
MNPの必要がないデータSIMがキャンペーン対象なので、SIMフリースマートフォンやドコモのスマートフォンに挿すだけで使えます。
格安SIMで特徴的なお昼の時間帯の通信速度低下を体感するにも便利なSIM。実際に使ってみて許容範囲であるかを調べる事が可能なので、とにかく格安SIMを使ってみたい方におすすめしています。
初期の事務手数料3,000円もSIM発行手数料の394円も、月々のデータ容量5GBの利用料金も全部タダです。
もちろん、解約もタダです。キャンペーンを利用して気に入ったらMNPに必要な事務手数料が無料になるエントリーコードも貰えるので、無料期間後もお徳に乗り換えが可能です。
モバイル通信サービスは、求める通信品質によってジャンルを決めて、その中で最適なサービスを提供している会社で契約しましょう。
ガルマックスでは、格安SIMの通信速度に関して【お昼の時間帯は通信速度が低下する。それは仕様的な事】とまとめています。
格安SIMは通信速度の低下を体感する。
様々なWEBサイトで格安SIMの通信速度は何処が良いか?という比較を良く見ますが、混雑時に通信速度が低下した、1Mbps以下の速度を数百Kbpsの差で優劣を付けることに僕は意味があるとは思えません。
出来るだけ通信速度の良い会社を伝えたいという想いは理解できます。でも、大手キャリアから格安SIMに乗り換えた場合、予想を遥かに超えた速度低下でストレスを感じます。これは結果的にユーザーさんが格安SIMの通信速度に対して落胆する可能性が高い。
だからこそ、噛み砕いて解説します。
例えば、大手キャリアは混雑時に平均して40Mbpsの通信速度を維持することも容易ですが、格安SIMだと1Mbps以下になることも珍しくありません。この時点で約1/40の速度です。
格安SIMの混雑時(昼)の通信速度比較を他所で見てきて下さい。1Mbps以下の通信速度、例えば500Kbpsと800Kbps等、数百kbpsの差を比較して優劣を付けます。
数値的に非常に小さく、僕は【誤差】としか感じません。実際に僕が格安SIMを複数使って、この数百Kbpsの差で劇的に体感が変わった事もありません。
これだけ小さな数値を比較しても、大手キャリアから乗り換えて格安SIMを利用した場合、一言で【遅い】です。だからこそ、格安SIMは自身で使ってみて混雑時の通信速度が許容範囲であるか試して下さいと伝えています。
大手キャリアとサブブランドは通信速度の違いを体感しにくい。サブブランドと格安SIMはこれだけ体感が変わる。
サブブランドと大手キャリアの通信速度も数値的に大幅に変わります。が、例えば、大手キャリアで40Mbpsの実測値と、サブブランドで25Mbpsの実測値は体感的な違いを感じる事がほぼ出来ません。
これは僕自身が大手キャリア、サブブランド、格安SIMの各ジャンルに属するSIMを実際に契約して試した結果です。
体感の違いを感じるには通信速度を上回る大容量データをダウンロードする場合のダウンロード完了までの時間の差くらいです。でも、モバイル通信で数GBのデータをダウンロードするなんて現実的ではありません。通信速度制限に引っかかります。
アプリやWEB閲覧で体感出来ない理由は、通常、僕達が利用しているアプリやWEB閲覧で必要な通信速度をサブブランドの通信速度が既に大幅に上回っているからです。
必要とする通信速度が大幅に上回ると通信速度の差を体感できる秒数の前にダウンロードが完了して体感することが難しいです。これは固定回線を利用したパソコンでのWEBページ表示も一緒です。1000Mbpsの実測値でも100Mbpsの実測値でもダウンロード速度を下回るデータに関しては体感が難しいです。
これが、格安SIMで混雑する時間帯に通信速度が約500Kbpsに落ち込んだ場合、1秒間にダウンロード出来るデータ量は0.0625MBです。5MBのデータをダウンロードする時に約80秒必要となります。
下り40Mbps(1秒に5MBのダウンロード容量)は大手キャリアでは珍しくない速度ですが、格安SIMでは時間帯によりこれだけ差があります。
※500Kbpsで一秒にダウンロード出来る容量は0.0625MB。500KBのダウンロードに8秒、5000KB=5MBのダウンロードに80秒必要です。
この仕組を知らずに【速度が遅い状態の比較で数百Kbps早いSIM】を選んだとしても、結局のところ【遅い】と体感してしまうんです。つまり、時間帯により今までのモバイル通信の利用方法と同じという訳にはいかないです。だからこそ、皆さんは格安SIMの仕様や特徴を知らなくてはいけません。
そうでないと先述した通り、格安SIMの通信速度に対して落胆する可能性が高いんです。
格安SIMの通信速度低下に関して、皆さんは許容範囲ですか?
格安SIMは先述した通り、時間帯によりダウンロードに必要なデータ容量を下回る通信速度に落ち込むので、体感で【遅い】と感じます。
今まで1秒で表示されていたWEBページが、時間帯により表示に時間が必要。WEBページを渡り歩くなら、新たなページを表示する度に時間がかかります。
僕が以前からガルマックスで強く伝えているのは、この様な通信速度低下は皆さんにとって許容範囲ですか?ということです。
僕は、あまり意味があるとは思えない格安SIMの通信速度比較よりも、格安SIMやサブブランドの通信速度・品質に関する差や違い、メリット・デメリット、仕組みを理解出来るような噛み砕いた解説を重要視しています。
それは、実際に利用する皆さんの使い勝手やストレスに直結する最も重要な項目であると考えているからです。
長々となりましたが、この点が大手キャリアやサブブランド、格安SIMのどれを利用するか分かれるポイントです。
何を求めるのかは人それぞれ異なりますが、スマートフォンは基本的にモバイル通信ありきの端末です。通信速度の違い、低速化で使い勝手がガラリと変わるという事も念頭に置き検討して下さい。
格安SIMはU-mobileなど、コストをかけずに試す体制は整っています。
大手キャリア、サブブランド、格安SIMで大きく分かれるジャンルは、それぞれ通信品質が異なります。まずは求める通信品質からサブブランドや格安SIMの大きなジャンルを決めて、その中でサービスの比較を行い、最もあなたに合致した通信会社で契約しましょう。