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POCO C75の実機レビュー!価格の安さで妥協点も許せてしまう2万円切りスマホ

POCOからリーズナブルなエントリースマホ「POCO C75」が仲間入り!日本でも出ているモデルの兄弟機ですね。実機を頂いたので使ってみてどうだったかレビューでまとめていきます!大体は2万円切りという価格の安さで納得できちゃってます。

POCO C75のスペック・ベンチマーク、検証結果

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POCO C75の筐体・デザイン

POCO C75のカラーは3色展開。今回は色を選べてたんですが良く見ずブラックに。いやー、これはチョイスミス。中華スマホっぽいゴールドかグリーンにしとけば良かったです…。

▼とはいえブラックも落ち着いた色合いでこれはこれで良い感じ!少し分かりづらいですが、背面上部のテカテカした部分は星が散りばめられたようなラメが入ってます。↓

▼デザイン的には最近の流行を取り入れた大きめの円形バンプデザインを採用。エントリーっぽくなくて良い!↓

▼ちなみにディスプレイは6.88型なので大型の部類。小さい方はiPhone 16です。↓

▼右側面には音量ボタンと指紋認証付き電源ボタン。↓

▼左側面にはSIMスロットが備わってます。↓

▼SIMトレイはNanoSIMが2枚とmicroSDが1枚入るタイプでした。↓

▼上部にはイヤホンジャック↓

▼下部にはちゃんとUSB-Cが備わってます。↓

先程も伝えたように6.88型の大型スマホなので、大きめのスマホが好き!という人向けのサイズ感なのはご留意を。

POCO C75の性能・パフォーマンス

POCO C75はSoCにMediaTekのHelio G81-Ultraを搭載!今回のモデルはメモリ8GB+ストレージ256GBですが、メモリ6GB+容量128GBも用意されています。

ライトユース向きの性能

▼AnTuTuスコア的には総合スコアが27万点クラス。ゲーム性能は約3.5万点、快適度を示すUXは8万点台となってます。↓

UXは10万点を超えると快適とされていますがPOCO C75は届かず。これは実際の動作も同じで快適とは言えません。

私の場合だとWEBサイト閲覧は許容範囲、Twitterは表示が遅く微妙でした。YouTubeはアプリ上での操作でモタツクこともありますが、再生してしまえば特に気になりません。

▼実際にPOCO C75で動かしている様子。皆さんは許容範囲でしょうか?↓

ハイエンドと比較するとアプリの立ち上がりなどワンテンポ遅いですが、このあたりはエントリースマホってことで想定の範囲内。

動作については許容範囲が人それぞれ違いますが、少なからず動作の鈍さを感じたり表示を待たされたりすることがあったので、動作は過度に期待しすぎないほうが良いかも。

ゲーム性能は低い

エントリースマホにゲーム性能を求めるのは酷ですが一応検証しました。結果はお察しの通りで何でも快適に遊べるわけではありません。

▼原神は画質「中」で高負荷時に下限フレームレートは13。↓

ガルマックスは原神をとにかく遊びたいという人に最低でも画質「中」で高負荷時に30FPS以上を維持できるスマホをオススメしていますが、POCO C75は残念ながらその水準には達していません。

まあスマホゲームといっても原神のような重量級ゲームばかりではないので、動作の軽いゲームは大多数が普通に遊べます。が、何か特定の遊びたいゲームがある、ずっと遊んでいるゲームがあるという人は追加の情報収集をしましょう!

どっちかと言えば、「ゲームは暇つぶし程度に遊ぶくらいだし動くやつで良いよ」という人向けのゲーム性能です!

POCO C75の画面・ディスプレイ

ディスプレイは6.88型の大画面。解像度はエントリーらしく1,640×720のHDパネルですが、エントリースマホでは非常に珍しい120Hzの滑らかなディスプレイを搭載!実際に使ってどうだったか書いておきます。

HDパネルでも大体は気にならなかった

パネルがHDクラスで画素密度は260ppi。一般的に300ppi以上で粗さが気にならないレベルとされていますが、ちょっと足りません。

▼とはいえホームのアイコンやWEBサイトの文字を見る分にはそこまで気になりませんでした。↓

一方でカメラで撮影時は表示がザラザラしてちょっと気になります。あと写真を閲覧するときも精細感に欠けます。

なのでスマホで写真を撮ってスマホで見るとなんだか微妙だなーって感じるんですが、PCで見るとそこまで気にならないので、この点はHD解像度であることが要因っぽいですねぇ。

まぁこの点も2万円切りなので妥協できる範囲ではありましたが!

120Hz表示できるのは極一部

POCO C75はエントリースマホで120Hzの高リフレッシュレートに対応していることも大きな魅力かと思います。が、検証してみたら・・・なんだか残念な結果になりました。

というのも、私が使っている間に120Hz表示を確認できたのは設定画面のみ。また、ホーム画面は90Hz、その他アプリ(Xiaomi系アプリ含む)はほぼ60Hzでした。

▼設定で120Hz固定にできるか確認したところ、「最大120Hz」しか選べません。つまり、この設定を行っても結局のところデフォルトの自動設定とそんなに変わりません。↓

シーンごとにリフレッシュレートが異なるので操作していても結構違和感があります。

設定では120Hzでヌルヌルだけどホーム画面に戻ると90Hzで滑らかさが少し劣り、Twitterを開けば60Hzという感じですねぇ。

設定は一度設定してしまうとあまり開かないので120Hzの恩恵はほぼないですし、ホーム画面とアプリを行き来するたびに滑らかさのギャップを感じ続けるのがなんとも微妙です。

残念ながら全く恩恵を感じないチューニングなので、私は電池持ちを優先して60Hzに固定しました。(60Hzへの固定は出来ます)

公式サイトで120Hzと謳っていますが、ユーザーの期待を大きく裏切る結果になっていたのは非常に残念。アップデートなどで固定120Hzなども開放できそうなので今後のアップデートに期待したいところです。

POCO C75のサウンド・スピーカー

スピーカーはエントリーらしくモノラル。サウンドは低音弱めで高音が割と鳴るエントリーらしい音質なので聞こえればOKって人向けでしょう。

TikTokやYouTubeを見るくらいならこれで良いかな?という感じですが、音質を求める場合はイヤホンジャックも備わっているので、お気に入りのイヤホンやヘッドホンを使いましょう。

そうそう、Bluetoothイヤホンの接続テストをしていたらapt-X系は使えませんでした。なので接続する場合は対応コーデックに注意して下さい。SBCだと結構音が遅延するので動画では演者の口の動きと声がズレて違和感があります。

POCO C75のカメラ

カメラは5,000万画素のメインカメラと補助カメラの組み合わせです。実質シングルカメラという感じですね。画質はエントリーのそれ。記録撮影向きです!

メインカメラで撮影した写真

▼1倍で撮影。細かい部分(左右の木の葉など)がなんだかボソボソしてます。エントリーといった感じの画質ですねぇ。↓

▼こっちは2倍。デジタルズームですが実用範囲ではあります。↓

▼ポートレート撮影は結構優秀。物撮りでも以下のように背景を綺麗にボカすことが出来ました。↓

▼飯取りは結構色がキツくなりますが、まあまあの仕上がりに。↓

▼これは夜景モードで撮影。ノイジーではありますがエントリーにしてはマシな感じです。夜景モードはシャッターを切ってから撮影完了するまでに少し時間がかかります。↓

動画の手ぶれ補正

▼POCO C75は手ぶれ補正に対応していないのでブレは大きいですねぇ。↓

歩き撮影には向いてませんね。手持ち定点撮影でもブレるので、ある程度綺麗に撮るには三脚が必要かも。

POCO C75のバッテリー・電池持ち

バッテリー容量は5,000mAhなので平均的。充電は18Wクラスなので速くはありませんが、寝る時に充電するので特に困ることも有りませんでした。

バッテリー保護機能を搭載している

バッテリーは放電と満充電を繰り返すと劣化が早くなるんですが、それを回避する手っ取り早い方法は「満充電しないこと」と言われています。が、そんなこと日常生活で気にしてられません。

最近はシステム的に満充電しない機能を搭載している機種が増えています。POCO C75もバッチリ搭載してましたよ!

▼設定→バッテリーとパフォーマンス→バッテリー保護から設定できます。↓

バッテリーを保護する設定を行うと充電は80%で止まるんですが、もう少し柔軟に設定できれば良かったですねぇ。たとえば85%、90%、95%みたいに刻んでくれるとユーザーの使い方にもっと寄り添えたかも。

ただ、バッテリー保護機能を使えば電池の劣化をグッと下げられるので、試してみて80%で1日バッテリーが持つようなら使ってみて下さい。

バッテリー持ちは良い

バッテリー持ちの検証(取り決めた輝度に専用機器で調整してWi-Fi接続にて1時間全画面でストリーミング再生)では1時間の動画再生で100%→97%となりました。過去のデータと比較した場合、バッテリー持ちは「とても良い」という結果です!

エントリーSoCを搭載する製品は、そもそも動作の重い処理は実用的ではないので自然とライトな使い方に偏りますが、そのような使い方も相まって電池持ちに悪い印象はありません。

ライトな使い方であれば2日、人によっては3日くらいは余裕で持ちそう!

POCO C75のOS・機能

POCO C75のOSはAndroid 14をベースにカスタマイズした独自UI「Xiaomi HyperOS(For POCO)」を搭載!いろいろな機能を搭載していますが、1台で2台持ちのような使い方ができるセカンド・スペースは塞がれてました。

▼デフォルトのホーム画面は一番左がDiscoverとなっているタイプです。↓

Xiaomi HyperOSは他のXiaomi系デバイスとの連携力が高くなっているのが良いですね。例えばRedmi Watch 5 Liteは他メーカーのスマホと接続した場合だと通知の設定幅が狭いんですが、POCO C75と接続した場合は細く設定できました。

動画再生に関する仕様もリッチです。WidevineはL1なので著作権コンテンツも高画質再生OKです。が、パネルがHDなので再生もHDまでなのは注意。FHDより精細感は劣りますが、L3のSD画質よりも精細に再生はできるので良しとしてます。

その他、電源ボタンに内蔵されている指紋認証はデフォルトだとタップで認証となっていますが、設定から押した時に認証に切り替えられます。認証精度が結構良くて、検証期間中は失敗ほぼ無し。解除速度も速いですよ!

POCO C75のレビューまとめ

エントリースマホなので妥協点も多いですが2万円切りという安さなので、「まあ2万だし仕方ないかな」と納得できる部分は多かったです。個人的に高リフレッシュレートがもう少しマシな挙動であれば良かったんですけどねぇ。

性能はお世辞にも高いとは言えませんが一通りのことは出来ます。動きに対する許容範囲は人それぞれ違うので、自身のスマホの使い方を振り返りながら問題ないか確認してから検討しましょう!

オススメできるのはこんな人ですね。

  • 連絡手段用に安いスマホが欲しい人
  • WEBサイト、動画視聴くらいしか使わない人
  • カメラはメモ代わりに撮れたらOKな人

2万円を切るスマホとして見た場合はそこそこ堅実な作りのスマホだったので、用途が合いそうなら検討してみて下さい!

POCO C75の購入先まとめ

▼価格は変動するのでリアルタイム価格は以下からチェックしてね!↓

■POCO C75■

初出時価格→109ドルから

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