199ドルで買ったPOCO X3 NFCのレビュー!コスパやばすぎだろこれ!
ハイコスパなスマートフォンをリリースするPOCOの新機種「POCO X3 NFC」をAliExpressで購入!約200ドル前後の価格で手に入る安価なスマートフォンの実力をチェックしてみましょう!
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POCO X3 NFCの良かった点とイマイチだった点
ハイコスパ路線の4Gスマートフォン。ミドルハイスペックながら約200〜230ドルくらいで手に入る安さが魅力のモデル。
良かった点
・カメラ画質
・120Hzディスプレイ
・Widevine L1対応
・ステレオスピーカー
・33Wの超急速充電
イマイチだった点
・筐体のデザインは好みが分かれる
・筐体の質感が安っぽい
POCO X3 NFCの詳細スペックや特徴は以下で紹介しています。
POCO X3 NFCの外観
POCO X3 NFCの質感ですが、背面には大きなPOCOのロゴが入っており好みが分かれるかも。背面はガラスではなく樹脂っぽい質感。サイドフレームはメタリック感が強くてちょっとチープな感じ。
ディスプレイサイズは6.67インチで大型。大きいと言われているiPhone 11と比較しても一回りほど大きいので、動画や映画の視聴、ゲーム、漫画や読書など大画面を活かせるコンテンツとの相性良さそう!
一方で、筐体サイズが大きく「片手での操作性を重視したい」って場合は注意。僕は手が小さいので落下防止リングを付けてホールド感を高めても画面の端に指が届かんです!
付属品・同梱物
本体以外に充電器(海外プラグ)、充電ケーブル、SIMピン、保護ケース、保護フィルム(貼り付けられた状態で付属)、クイックガイドが入ってます。
POCO X3 NFCの処理性能
POCO X3 NFCは、Snapdragon 732G、大容量な6GBメモリを搭載するミドルレンジモデル。200ドル前後で手に入るスマートフォンの中では頭一つ飛び抜けた性能を持ってます!
普段使いはもちろん、数多くのゲームも快適レベルで遊べるので、ガチゲーマー以外の方はトータル的な性能で心配する必要はなさそうです!ちなみにPUBGモバイルはスムーズ+ウルトラまで設定可能でした!
ベンチマークスコアをチェック!
端末の処理性能を数値化するベンチマークをチェックしてみましょう。
POCO X3 NFCの実機でAnTuTu(Ver8)を測定しました!総合スコアは281,381点、GPUスコアは78,600点です!
▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓AnTuTuスコア | 動作・操作感 |
---|---|
総合スコア:約150万点以上 GPUスコア:約60万点以上 | ヌルヌル、動作に不満なし |
総合スコア:約100万点〜150万点 GPUスコア:約35万点〜60万点 | 重いゲームもなんとか |
総合スコア:約50万点〜100万点 GPUスコア:約15万点〜35万点 | 軽いゲームくらいなら |
総合スコア:約25万点〜50万点 GPUスコア:約5万点〜15万点 | 必要最低限 |
総合スコア:約25万点以下 GPUスコア:約5万点以下 | サブ端末向き |
スマホの実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ
ストレージ速度はこんな感じ。読み込み速度はコスパ良し、書き込み速度は値段なりといったところ。実用でな~んも不満ありません。
POCO X3 NFCの機能・仕様の検証結果
ガルマックスが力を入れている、実機レビューでしか分からない検証項目です!
ドコモ回線 | データ通信:○ 通話:○ (LINEモバイルで検証) |
ソフバン回線 | データ通信:○ 通話:○ (LINEモバイルで検証) |
ワイモバ回線 | データ通信:○ 通話:○ (ワイモバイルで検証) |
au回線 | データ通信:☓ 通話:☓ (mineoで検証) |
楽天モバイル回線 | データ通信:☓ 通話:☓ Rakuten Link:☓ (楽天モバイルで検証) |
通知ランプ | ○ |
指紋認証 | ○:右側面の電源ボタンに内蔵 |
顔認証 | ○:カメラ認証 |
アプリクローン | ○:メッセージ、SNS、ゲームなど幅広くクローン化できる |
PCモード | ☓ |
外部映像出力 | △:ワイヤレスのみ対応/ケーブル出力不可 |
戻るボタン入れ替え | ○:デフォルトは右。設定では「全画面表示」から切替可能。 |
ジェスチャー操作 | ○ |
クイックランチャー | ○:クイックボール |
DRMコンテンツ | Widevine:L1 FHDまで対応/HDRなし |
ゲームモード | ○:パフォーマンスが上がるタイプではない |
冷却システム | ○ |
MicroSD 内部ストレージ化 |
○ |
2回線同時待ち受け | ○:4G+4GのDSDV |
高リフレッシュレート | ○:60Hzと120Hzを任意に切り替えられる |
表示モード | ダークモード、読書モード |
画質調整 | 「配色」から柔軟に設定可能 |
逆充電 | ☓ |
スピーカー | ステレオスピーカー |
イコライザー | ○:イヤホン利用時のみ |
Photoshop Camera | ○ |
PUBGモバイル グラフィック設定 フレームレート設定 |
スムーズ+極限 :☓ スムーズ+90fps :× 最高クオリティ&フレーム設定→HD+高 |
備考 | – |
完全日本語対応で扱いやすい
POCO X3 NFCはXiaomi系スマートフォンなので、UIもXiaomiスマホと瓜二つ。っていうか、MIUI 12なのでXiaomiスマホと一緒ですね。日本語にしっかり対応しているので、日本で販売しているスマホと何ら変わらない使い心地です!
オススメの回線はソフトバンクかワイモバイル!
POCO X3 NFCで通信のテストを行ったんですが、デフォルト状態だとau及び楽天モバイル回線ではピクトアンテナに☓マークが表示され通信不可。
Xiaomi系の端末なので電話アプリで「*#*#86583#*#*」コマンドを入力するとVoLTEを有効にでき、au回線での通話は可能となりましたがデータ通信はできず。このコマンドを使っても楽天モバイルはやっぱり通信不可。
なので、au回線とau回線をサポート回線として利用する楽天モバイルとは相性が悪いので自己責任で!
ドコモ回線は問題なく通信できるんですが、残念ながら重要なプラチナバンドの19に非対応。利用場所によっては電波のつかみが悪くなる恐れがあるのでご留意を!
POCO X3 NFCの対応バンドで最も相性がよいのがソフトバンク回線を利用する格安SIMやワイモバイル!これらの回線では問題なく通話・データ通信出来ました!
ソフトバンク回線を利用するWi-Fi系SIMを使うと大容量データが使えるスマホを簡単に構築可能です!以下の記事も是非チェックしてみて下さい!
▼今おすすめのWi-Fi系SIMカードはこちら↓
▼デュアルSIMを生かせば低価格で通話SIMつきの大容量スマホが構築できるかも↓
指紋センサーは「押して認証」に切り替えたほうが良い!
POCO X3 NFCの指紋センサーは右側面の電源に埋め込まれている一体型。認証速度・精度共に申し分ないんですが、デフォルト設定は「触れるだけで認証」となってます。
なので、指紋センサーに登録した指以外で触れると「認証失敗」となってしまうので、「押した時に認証する設定」への切り替えがオススメ!
他にも沢山便利な機能を搭載してますよ!
- クイックボール:アプリや機能などをすぐに呼び出せるランチャー
- セカンド・スペース:メインとは切り離されたシークレットスペース。もう一台のスマホを持っているような使い方ができる
- デュアルアプリ:アプリをクローン化できる。ゲームアプリもOKなので2アカウント運用ができる
動画や映画と相性が良い!
POCO X3 NFCは動画・映画と相性がとっても良い!
▼まず、映画なんだけどNetflixなどDRMコンテンツでWidevine L1に対応!ディスプレイ解像度と同等のFHDに対応しているのが嬉しい!↓
サウンドも良い感じ!この価格帯では珍しいステレオスピーカーを搭載していて、音の広がりも良く映像コンテンツを堪能することが出来ました!良いね!
120Hz対応のディスプレイで動作がヌルヌルに感じる
POCO X3 NFCのディスプレイは一般的な60Hzの2倍滑らかな120Hzディスプレイを搭載。
残念ながらパフォーマンス的にゲームで恩恵を得られるシーンは限られてくるんですが、ネットサーフィンなどスクロールが多い普段使いで滑らかな表示を体感することが出来ます!スクロールヌルヌル!
ディスプレイは60Hzと120Hzの切り替えができるほか、ダークモード、読書モードなど複数の表示モードを利用可能。ディスプレイの色合い調整も「配色」から柔軟に対応できるようになってましたよ!
素早く充電できる超急速充電に対応
POCO X3 NFCは33Wの超急速充電に対応していて価格に見合わない充電仕様も魅力。5160mAhという大容量なバッテリーを搭載しながらも充電がとっても早いので気に入ってます。バッテリー持ちはテスト中なので測定が終わり次第掲載しますね!
POCO X3 NFCのカメラをレビュー
構成 | 64MP(メイン)、13MP(超広角)、2MP(マクロ)、2M(被写界深度) |
AI | 簡単にオン・オフできる |
撮影モード | プロ(マニュアル)、ビデオ、写真、ポートレート、夜景、64M、ショートビデオ、パノラマ、ドキュメント、VLOG、スローモーション、タイムラプス、前後(アウト・インで同時撮影)、長時間露光、クローン、マクロ |
ズーム | デジタル。2倍にワンタップ切り替え可で以降は2本指での拡大で最大10倍まで対応 |
シャッター音の消音 | 不可 |
マニュアルの設定幅 | ISO:100〜6400、WB:2000〜8000、SS:30〜1/4000、露出:-4〜+4 |
写真クオリティ | 高、標準、低から設定可能。デフォルトは高 |
ビデオ解像度 | 4K/30FPS、1080P/30FPS、1080P/60FPS、720P/30FPS |
スローモーション | 720P/960、240、120FPS、1080P/960、240、120FPS |
手ブレ補正 | 2段階式。強力な手ブレ補正は1080P/30FPSに設定される |
昼間に撮影した屋外写真
200ドルを切る価格で手に入れた激安系スマホなんですが、カメラの仕上がりがとっても良い。明るい昼間なら何も考えることなくキレイな写真なバンバン撮影できてます。
▼AIはカメラ画面の上部でオン・オフ可能。オンの状態だと色合いがビビッドになり明るくなる傾向です。被写体によってはあまり変化を感じないことも。料理撮影でもAIオン・オフの写真を掲載してるのでそっちもチェックしてみて下さい!(左AIオフ、右AIオン)↓
▼iPhone 11と比較。ハイエンドスマホと比較するのは酷ですが、個人的には十分実用的な範囲。200ドル前後のスマホでこれだけ撮影出来たら合格点を大きく上回ってます!↓
超広角カメラで撮影した写真
広い範囲を撮影できる超広角カメラ。若干白っぽいんですが色を少し調整してやると良い感じになります。写真は縮小加工してるんで少し粗いんですが、POCO X3 NFCの画面で見ると個人的には十分な画質!
ズームで撮影した写真
POCO X3 NFCは望遠カメラを搭載してませんが、2倍にワンタップで切り替えられるボタンがあるのでとっても扱いやすいですね。画質も2倍程度なら問題なし。これ以上の倍率は2本指での拡大が必要&画質が荒くなるので実用的なのは2倍くらいかな。
料理の撮影
料理の撮影も満足。AIが料理をしっかり認識してくれるので、明るめの美味しそうな写真が簡単に撮影出来ました。特に色調整せずともこれくらいの写真はぱぱっと撮影できちゃいます。
▼料理撮影はAIが結構効く!左がAIオフ、右がAIオン↓
ポートレート(背景ボケ)撮影
ポートレートも良い感じ。
本来、人物撮影向きの背景ボカシモードなのですが、物撮りもOK。500mlのペットボトルサイズなら簡単に背景ボケ撮影ができるのでフィギュア撮影も捗るはず。
ポートレートモードで撮影した写真は、あとからボケ味の強度やピントの位置を変更できるので、撮影後に雰囲気を変えた写真を作ることもできちゃいます。
マクロ(接写)
POCO X3 NFCはマクロ(接写)カメラを搭載。最近流行りのカメラです。通常カメラよりも被写体に近づいて撮影することが出来るので試してみました。
マクロカメラは通常カメラとは別のカメラなので若干色合いの違いがありますが、拡大しなくてもこれくらいのアップ写真が撮影できます。
マクロカメラはメルカリなどに出す商品の小物撮影にとっても役立つんですが、POCO X3 NFCのマクロカメラは被写体に凄く近づけるので撮影時にスマホ自体が影になる場合があります。撮影するときは明るくして撮影すると綺麗に撮影しやすいです!
ナイトモード・夜景撮影
▼POCO X3 NFCは夜景撮影も結構優秀で、適当に手持ちで撮影してもこのレベルの写真が簡単に撮影出来ます。↓
夜景モードはシャッターを切ると2〜5秒ほど撮影に時間を要しますが、よほど暗い場所以外では手持ちで十分対応できちゃいます。
▼続いてはiPhone 11との比較。下の写真は凄く暗い場所なんですがPOCO X3 NFCはとっても明るく撮影できます。若干ISOが上がりすぎてノイジーな感じもありますが、価格を考えると十分満足できる仕上がり。↓
▼もう少し光量のあるシーンで撮影。高価なiPhone 11と比較してPOCO X3 NFCの画質はとっても頑張ってる。夜景撮影のしやすさや仕上がりから普段使いで不満を感じることはあまりないです。十分。↓
自撮り(インカメラ)
自撮り(インカメラ)撮影では手で持った状態で画角はこのくらい。2〜3人位での撮影はなんとかできそう。
上の画像を見ていただくと背景がとってもボケているのが分かるはず。この写真はインカメラのポートレートモードで撮影した写真です。
その他、ビューティーモードも搭載していて、「美肌」「小顔」「大きな目」を弄ることが可能!今回の写真では全て中間設定なので、もっと強烈に弄ることもできちゃいます。
動画撮影時の手ブレ補正
POCO X3 NFCのビデオモードは手ブレ補正の強度が2段階式。
1段階目(カメラ設定からオン・オフ)は設定した解像度とフレームレートで使えるんですが、2段階目(カメラアプリの撮影画面上部からオン・オフ)は1080P/30FPSに切り替わります。
▼前半が1段階目の手ブレ補正で1080P/60FPS、後半が2段階目の強力な手ブレ補正で1080P/30FPS↓
1080P/60FPS(1段階目の手ブレ補正)ではピントの再調整で頻繁にノッキングが見られました。手ブレ補正はソコソコ効いているので、フォーカスロック(画面長押し)で撮影したほうが良いかも。
1080P/30FPS(2段階目の手ブレ補正)では手ブレを大きく軽減できていて、歩き撮影も十分楽しめそう。思っていたよりも手ブレ補正が優秀でビックリ。
POCO X3 NFCの実機レビューまとめ
これ、超コスパの良いスマホです。
恐らくこのクラスで比較されるのはXiaomi系のRedmi Note 9Sですが、比較するとPOCO X3 NFCはよりハイコスパを体感できるモデル。筐体の質感とデザインが問題なければ凄くオススメ。
Redmi Note 9Sと比較してSoCは少し性能の高いSnapdragon 732Gを搭載、120Hzのディスプレイ、ステレオスピーカー搭載、33Wの超急速充電対応など約200ドルクラスとは思えない仕様でコスパがヤバすぎで賞をあげたいです。
少し前に200ドル前後で良いスマホない?と聞かれたら間違いなくRedmi Note 9Sを勧めてましたが、今ならPOCO X3 NFCを勧めます。僕は初売りセールで199ドルで手に入れましたが、230ドルを切るなら検討してOKです。