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Galaxy Z Fold2はPUBGモバイルでタブレット相当の広い視野を得られるスマホ

Galaxy Z Fold 2(タブレットモード)を4本指で

Galaxy Z Fold 2でPUBGをプレイしてみました。折り畳みスマホなので製品区分としてはタブレットではありません。しかし視野角はiPad並。これはPUBG公式は端末の扱いに困るかも。

Galaxy Z Fold 2でPUBGモバイルをプレイ

PUBGモバイル、公式大会シーンでのタブレット端末を禁止へで解説した通り、今後はいわゆる公式大会でタブレットの使用が禁止されます。プロはスマホを練習しないとダメ。

今回ご紹介するGalaxy Z Fold 2は折り畳みスマホ、つまりスマホです。タブレットではありません。しかし冒頭の画像を見ればわかるように開く事でタブレット並の視野角を得る事が可能。

今回はPUBGモバイルをGalaxy Z Fold 2でプレイしてみました。プレイと言っても練習場で写真を撮ってM249を撃ってきただけですが。

Galaxy Z Fold 2のレビュー!スマホとタブレットの奇跡の融合でエンタメ面でバッチリ!

視野角の比較画像

普段はRedMagic 5Sを愛用しています。Snapdragon 865で処理性能は問題なし、90Hz対応ディスプレイとゲーミング仕様のソフトウェアにも満足。

以下の画像はRedMagic 5S・iPad mini・Galaxy Z Fold 2の視野角を比較したものです。またそれぞれの画面サイズ・解像度は以下のようになっています。Galaxy Z Fold2の変態解像度っぷり。

画面 RedMagic 5S iPad mini Galaxy Z Fold 2
インチ 6.65インチ 7.9インチ スマホ:6.2インチ
タブレット:7.6インチ
解像度 2,340×1,080 2,048×1,536 スマホ:2,260×816
タブレット:2,208×1,768

▼Galaxy Z Fold 2はiPad miniと同等の視野角↓

Galaxy Z Fold2とiPad miniの比較
上がGalaxy Z Fold 2、下がiPad mini

▼さらにRedMagic 5Sを追加。一般的なスマホの視野角です。画面上部を使った索敵はTPPでは特に重要↓

RedMagic 5SとGalaxy Z Fold2とiPad miniの比較
上がRedMagic 5S、中がGalaxy Z Fold 2、下がiPad mini

▼壁が邪魔して家屋周りの状況が見えづらいRedMagic 5S、周囲が見渡せるタブレットモードのGalaxy Z Fold 2↓

RedMagic 5SとGalaxy Z Fold2の比較
上がRedMagic 5S、下がGalaxy Z Fold 2

▼折りたたんでスマホモードにするとこんな感じ。スマホの中でもかなり縦(横にした時の縦)が短く、分厚いので持ちづらい↓

Galaxy Z Fold2のスマホモードの視野角
Galaxy Z Fold 2のスマホモードの視野角

▼4本指にするとこんな感じ。画面上部が結構隠れてしまうのでジャイロを使っても索敵がきつい↓

Galaxy Z Fold2(スマホモード)を4本指で
スマホモードで4本指は索敵がきつい

Galaxy Z Fold 2は描画がジャギってる感じがする

Galaxy Z Fold 2は処理性能的にはゴリゴリのハイエンドなのでプレイに問題はない(ただし90fps設定は現時点では解放されず)のですが、画面の描画の荒さだけは気になりました。どのスマホ・タブレットと比較しても荒い。

PUBGモバイル内の設定は以下の通りに揃えてスクリーンショットを撮ってみました。

  • クオリティ:スムーズ
  • フレーム設定:極限
  • 演出:CLASSIC
  • 色覚調整モード:ノーマル
  • 画面の明るさ:100
  • グラフィックの自動調整:オフ

この状態でアンチエイリアスのオン/オフを比較。場所はPlaygroundの家屋そばの壁前です。

▼これはiPad mini。左がアンチエイリアスオフ、右がアンチエイリアスオン。右は継ぎ目のない一本の線になっています↓

▼これはRedMagic 5S。左がアンチエイリアスオフ、右がアンチエイリアスオン。iPad miniと比べるとやや荒い↓

▼そしてこれがGalaxy Z Fold 2のタブレットモード。左がアンチエイリアスオフ、右がアンチエイリアスオン。RedMagic 5Sと比べてもさらに荒い↓

Galaxy Z Fold 2は特殊な解像度のせいなのか描画が微妙です。アンチエイリアスの効きがおかしいというか、描写がジャギって見えました。縦線が階段状になっている部分、階段の数が少ないのがわかるはず。

アンチエイリアスが効いて滑らかになると階段の数が増えていき、結果滑らかに見えていきます。一本だと尖って見える針も何本も集めたハリネズミ状態なら丸く見えるみたいなもの。

解像度と画面サイズの関係で一番高精細なのはRedMagic 5Sのはずですが、PUBGモバイルのコンテンツ側の調整が入っているのかもしれません。

実際にディスプレイを見比べてみると画面サイズが小さいから締まって見えるのかRedMagic 5Sの精細感はiPad miniと遜色なく、Galaxy Z Fold 2は結構な荒さを感じました。

■実際の印象■

iPadやRedMagic 5Sのアンチエイリアスオン > アンチエイリアスオフ = Galaxy Z Fold2のアンチエイリアスオン > アンチエイリアスオフ

次の公式大会はスマホとの事だが端末はどうなるか

Galaxy Z Fold 2は処理性能的には十分でも現状では90fpsは非対応、視野角はタブレット並に広くても描画の荒さが気になる、スマホモードでは画面上部の索敵が厳しい上に分厚くて持ちにくい、とわかっていた事ではありますがピーキーな端末でした。

私は90fps対応機種が良いので今後もRedMagic 5Sを使います。詳しくは【PUBGモバイル】90FPSに対応しているスマホ・タブレットまとめをどうぞ。

先日ドコモがeスポーツ事業へ参入。PUBGモバイルは賞金総額3億円の大会「PMJL」も実施へでお伝えした通り、これからPUBGモバイルの競技シーンも盛り上がりそうな感じです。

Galaxy Z Fold 2はグローバルで展開されている端末なのでそういう意味では世界大会でも使えそうではありますが、視野角の部分でハードウェアチート扱いされそう。大会レギュレーションの「スマホ」の扱いはどうなるのか。

でもこの端末、お値段20万円以上するんですよね。メンバー4人+リザーブ選手1人に支給するとそれだけで100万円オーバー。プロチームの台所事情も厳しいはずなので、仮にGalaxy Z Fold 2が大会レギュレーションをすり抜けたとしてもそうそう用意できるチームはなさそうです。

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