Realme X2 Proのレビュー!使って気になった・気にいったポイントまとめ!

Realme X2 Pro

OPPOのサブブランドであるRealme。低価格路線で端末をリリースしていたけれど、初となるフラッグシップモデル「Realme X2 Pro」が登場。

ゲーミング向けハイエンドSoCを搭載しながら約450ドルという低価格で手に入るRealme X2 Proは一体どんな端末なのだろうか。実機を購入したのでレビューをお届けします!

目次をクリックすると各項目へ移動します

Realme X2 Proの詳細スペック

対応バンドでの検証結果などもスペック表に入っているのでご確認下さい。

製品情報
端末名 Realme X2 Pro
型番/別名 X2 Pro
発売年 2019年10月
発売地域 海外:SIMフリー
メーカー・ブランド Realme
備考 日本語対応
Googleサービス対応
日本のスマホと変わらない使い心地!
対応バンド・周波数・ネットワーク
3G WCDMA:B1 / B2 / B4 / B5 / B6 / B8 / B19
CDMA2000:BC0
TD-SCDMA:B34 / B39
4G LTE LTE FDD:B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B7 / B8 / B12 / B17 / B18 / B19 / B20 / B26
TDD-LTE:B34 / B38 / B39 / B40 / B41
5G NR 非対応
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.0
SIMサイズ・スロット NanoSIM×2
ネットワーク関連備考 2回線同時待ち受け対応
DSDV対応
本体仕様
ディスプレイ 6.5インチ/有機EL/画面占有率91.7%
リフレッシュレート90Hz表示対応
解像度 2,400×1,080/FHD+/画面比率20:9
画素密度 405ppi/高精細でドットの粗さは気にならない
サイズ 高さ:161 mm
横幅:75.7 mm
厚さ:8.7 mm
重さ 199g
本体色 ホワイト系/ブルー系
システム仕様
OS Android 10ベース
ColorOS 6.1
Realmeカスタム版
CPU(SoC) Qualcomm Snapdragon 855 Plus
AnTuTuベンチマーク

AnTuTu v8(参考値):総合スコア約480000点、GPUスコア約193000点
Geekbench(参考値):シングルコア約3600点、マルチコア約11000点

メモリ/保存容量
組み合わせ メモリ6GB+容量64GB
メモリ8GB+容量128GB
メモリ8GB+容量256GB
メモリ12GB+容量256GB
ストレージカード 非対応
カメラ
背面カメラ 64MP+8MP+13MP+2MP
特性:AIカメラ+広角+望遠+ポートレート、ナイトモード
F値:1.8 + 2.2 + 2.5 + 2.4
AI:対応
手ぶれ補正:対応(光学式)
センサーサイズ:1 / 1.72
PXサイズ:非公表
インカメラ 16MP
特性:HDR、ナイトモード
F値:2.0
AI:対応(ビューティーモード)
手ぶれ補正:対応(電子式)
センサーサイズ:非公表
PXサイズ:非公表
機能仕様
GPS GPS、Beidou、Galileo(デュアル周波数GPS)
生体認証・ロック解除 指紋認証:対応
顔認証:対応
センサー 光センサー、近接センサー、コンパス、ジャイロメーター、加速度センサー
防水/防塵・タフネス等級 非対応
イヤホンジャック あり
NFC NFC(FeliCa非対応/おサイフケータイ非対応)
バッテリー
バッテリー容量 4,000mAh
充電 有線充電:50W(10V/5A、SuperVOOC FlashCharge)
ワイヤレス充電:非対応
ポート USB Type-C
スペック表のソース
参照元

Realme X2 Pro

スペック表に関する免責事項

Realme X2 Proの付属品をチェック

Realme X2 Pro

付属品は本体以外に充電器(海外プラグ)、充電ケーブル(USB-C)、保護ケース(柔らかいタイプ)、保護フィルム(貼付け済み)、SIMピン、クイックガイド系2種が同梱。必要十分な同梱内容となっています。

充電器は最大50Wに対応するモンスタースペック。残念ながらプラグは日本のコンセントに合わない形状でしたが、GEARBESTで購入したところプラグ変換アタッチメントがオマケで付属していました。ラッキー。↓

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▼付属の保護フィルムは貼り付けられてた状態で同梱されていて気泡も入っておらずキレイに貼り付けられていました。海外スマホは国内でフィルム系が手に入りにくいおそれがあるので、僕の端末を使ってPDA工房さんにフィルムを制作して頂きました。これで簡単にフィルムも手に入るのでスペアにどうぞ。↓

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Realme X2 Proの外観|フラッグシップモデルらしい質感。そこそこ重量を感じる

今回は青色にしてみました。背面は光沢あるパネルで上部から下部にかけて柔らかく色合いが変化しています。流体のようなパネルはとっても美しくフラッグシップモデルらしい見栄え。サイドフレームは光沢を抑えたマットな質感でとってもお上品です。

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▼重量は実測値で201g。保護ケースを含めるともう少し重量感が増し「ズッシリ」と重量を感じます。

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▼ディスプレイは6.5型。僕は手が小さいので背面に落下防止リングを付けてホールド感を高めても画面の端に指が届かず、片手操作は厳しいかなという印象です。大きなディスプレイが苦手という方は注意。↓

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Realme X2 Proのパフォーマンス|Snapdragon 855 Plusを搭載しているので性能に不満なし。ゲーム用途にも向いている

パフォーマンスは全く心配する必要はありません。Realme X2 ProはSnapdragon 855シリーズの中でゲーミング仕様に強化された最上位のSnapdragon 855 Plusを搭載しています。一般的な使い方はもちろん、超高負荷なゲームもサックサク動いてくれる超ハイパフォーマンスモデルです。

ベンチマークでも高いスコアをマーク

▼AnTuTuの実機スコアは以下の通り。総合スコアが480244点、GPUスコアが192651点で、ハイエンド帯SoCの中でも飛び抜けて性能が高いです。

Realme X2 Pro

▼以下は2023年現在、AnTuTuベンチマークスコアがどれくらいの動作・操作感を示すかの目安です。本端末の性能がどの性能帯に相当するか確認が出来ます。↓
AnTuTuスコア動作・操作感
総合スコア:約150万点以上
GPUスコア:約60万点以上
ヌルヌル、動作に不満なし
総合スコア:約100万点〜150万点
GPUスコア:約35万点〜60万点
重いゲームもなんとか
総合スコア:約50万点〜100万点
GPUスコア:約15万点〜35万点
軽いゲームくらいなら
総合スコア:約25万点〜50万点
GPUスコア:約5万点〜15万点
必要最低限
総合スコア:約25万点以下
GPUスコア:約5万点以下
サブ端末向き
▼ガルマックスでは色々なスマホのAnTuTuベンチマークがデータベース化されています。ユーザさんからもスクリーンショットを募集しているのでよろしければどうぞ。↓
実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ[2020/05/05更新]

▼その他、Geekbench 5、PCMark for Android、3DMarkのベンチマーク結果は以下の通り↓

Realme X2 Pro

▼PCMarkのストレージテスト結果は以下の通り。書き込み速度は223.4MB/sで価格なりですが、読み込み速度は1423.7MB/sと非常に高速であることが確認できました。↓

Realme X2 Pro

ハイグレードゲームも超快適にプレイ出来る

▼重量級ゲームのPUBG Mobileではプロゲーマーが好むスムーズ+極限の設定も勿論OK。↓

Realme X2 Pro

▼実際のプレイも非常に滑らかで最上級の操作感。申し分なし。これで撃ち負けても端末性能を理由に言い訳は出来ません。

パフォーマンスはもちろん、後ほど詳しく紹介しますがRealme X2 Proはゲームモードや発熱を抑える冷却システム、そして超滑らかな描画が可能な90Hz対応ディスプレイを備えるなど、ゲーミングモデル顔負けの機能や仕様が充実しているモデルです。スマートフォンでゲームをプレイすることが多い方はとても魅力的な端末でしょう。

Realme X2 Proの機能や仕様をチェック

Realme X2 Pro

まずはじめにRealme X2 Proは海外モデルなので【おサイフケータイ】【防水防塵】【テレビ】は対応していません。また、技適もないので取り扱いには留意が必要です。対応バンドはスペック表に記載の通り、ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイルは通話・データ通信が出来ますが、au VoLTE SIMはデータ通信のみで通話出来ないので注意して下さい。

海外モデルとしては最高に扱いやすい

Realme X2 Proは海外モデルですが【日本語表示】【Googleサービス対応】【日本圏のGoogleプレイストア利用可】と、海外モデルの中で扱いやすさは最高ランクです。初めての海外スマホとしても扱いやすくコスパも素晴らしいので、海外スマホの凄さを体感するのにピッタリの端末です。

Color OSはiPhoneみたいな使い勝手

搭載されているOSはAndroidですが、Androidを独自にカスタマイズしたColor OSが搭載されています。最近のAndroidスマートフォンはカスタマイズが施されていないピュアOSも結構便利に使えるようになり多くの端末に搭載されていますが、それらの使い方に慣れていると独自にカスタマイズされたColor OSはiPhone寄りの操作感なので慣れが必要です。

ゲーム向け機能や仕様が充実している

Realme X2 Proはゲームに特化した【ゲームスペース】モードを搭載していました。

▼ゲームスペースでは端末最大限のパフォーマンスを発揮するための【競争モード】やバランス型、省電力型など複数のモードを切り替えられます。僕は常にゲームで最大限のパフォーマンスを発揮してほしいので競争モード一択です。↓

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▼ただ、このゲームスペースの機能はすべてのアプリでゲームの動作がスムーズになるわけではなく、ゲームエンジン対応アプリはアイコン左上に稲妻のようなマークが表示され、このゲームエンジン対応アプリのみ動作がスムーズになるなど最大限のパフォーマンスが発揮されるようです。PUBG Mobileは対応していてマインクラフトは非対応でした。

Realme X2 Pro

もちろん、ゲームエンジン非対応の端末でもゲームスペースに登録しておけば【ゲーム中は通知を停止する】ようなゲームをより快適にプレイできる機能を使えるので、ゲームは基本的にゲームスペースで管理したほうが良さげですね。

▼Realme X2 Proは他にもゲーム時の発熱を抑える冷却システムが備わってます。実際にPUBG Mobileや故意に負荷をかけることができるベンチマークを回して測定しましたが、十分な冷却性能を持っていました。但し、ケースを取り付けているとこの効果も半減してしまうので、できれば高負荷なゲームをプレイする時はケースを取り外した状態でのプレイが好ましいです。↓

Realme X2 Pro

Realme X2 Proの機能を検証した結果

ガルマックスで毎回確認している機能の有無など検証結果は以下です。

項目 検証結果
通知ランプ
指紋認証 ○:画面内蔵。速度・精度は申し分なし
顔認証 ○:カメラ認証。暗所でも解除されやすい
高リフレッシュレート ○:90Hz対応。柔軟に60Hzと切り替えられる
アプリクローン ○:メッセンジャー系のみ
PCモード
外部映像出力 △:ワイヤレスのみ対応/ケーブル出力不可
戻るボタン入れ替え ○:他にジェスチャーも選択可
クイックランチャー ○:スマートサイドバー
ワイヤレス充電
DRMコンテンツ ○:FHDまで対応/HDRなし
ゲームモード
冷却システム
防水防塵
FeliCa
テレビ
MicroSD ☓:非対応
2回線同時待ち受け ○:4G+4GのDSDV

Realme X2 Proのカメラ|

Realme X2 Pro

Realme X2 Proのカメラは6400万画素のメインカメラ、800万画素の超広角カメラ、1300万画素の望遠カメラ、200万画素のマクロカメラを搭載しています。人工知能(AI)がキレイな写真に仕上げてくれる機能はもちろん、メインカメラのセンサーが1/1.72などスペック的には非常に魅力的です。

実機で撮影してきましたが、この価格なら十分満足できるクオリティーでした。僕は問題なく記念撮影にも使えます。しかしながら、写真や動画は人それぞれ感じ方が違うので、実機で撮影した写真や動画を確認して許容範囲であるか確認してみて下さい。

ちなみにAIはカメラアプリから設定画面に入ってオン・オフする仕様だったので、撮影画面上で簡単に切り替えられるスマホと比較した場合、操作感はイマイチです。僕は基本的にAIオンで撮影するのでそれほど気になりませんでしたが、見た目に近いナチュラルな写真と撮り比べるような使い方が中心だと扱いにくいかも。

▼AIの効き具合ですがナチュラル系です。Huaweiスマホのような彩度がガツンと上がるような加工ではなく、見た目に近いナチュラルな感じを残しつつ色や明るさが少し補正される程度でした。基本AIオンで良いいんじゃないかと思います。

Realme X2 Pro

メインカメラ|6400万画素のフルサイズ撮影は単体モード

Realme X2 Proのメインカメラは6400万画素と非常に高精細な写真が撮影出来るモードですが、6400万画素がデフォルトというわけではありませんでした。

▼設定画面から【ウルトラ64MP】を選択することで最大画素数での撮影ができるようになります。が、このモードだと望遠や超広角、マクロへのモード切り替えは簡単にできないようになっていました。

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カメラアプリを起動した直後はデフォルトの撮影モードとなっていまして、その状態でメインカメラにて撮影した写真は自動的に解像度が下がり容量が軽減された実用性重視の解像度で撮影するようです。

▼左がデフォルトで撮影した写真、右がウルトラ64MPで撮影した写真。64MPの写真は色が薄くなってしまったので、僕としては好みの色合いが出ているデフォルト状態での撮影が基本になりそうです。↓

▼高解像度で撮影できるメリットは切り出しても高い解像感が残せることです。左がデフォルト状態で撮影した写真の切り出し、右がウルトラ64MPで撮影した写真の切り出しです。写真を切り出して加工することが多い方は、ここぞという時にウルトラ64MPで撮影しといたほうが良いかもですね。※1つ前の項目で使っている写真を切り出したものです。違いが分かるように細部を切り出しています。

あと、ウルトラ64MPで撮影した写真はスマホ上でより大きく拡大が出来ます。拡大して細部を見るのが趣味みたいな僕は結構楽しめました。ただ、拡大して細部を見るような楽しみ方を重視するなら、1億超え画素カメラを搭載するXiaomi Mi Note 10に軍配が上がりそうです。

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超広角カメラ|使い勝手は良いけど色合いが若干変わる

超広角カメラは立ち位置を変えずに広い範囲を撮影出来るカメラです。建造物を撮影しようとカメラを構えたらフレームアウトしてしまった、集合写真が窮屈、広大な風景を写真に収めたいというシーンで役立つ機能です。また、普段使いでも室内など狭い空間で「もう少し引いて撮影したい」というシーンに役立つので僕は利用頻度高めです。

▼通常カメラと超広角カメラで撮影した写真です。Galaxyなどフラッグシップのカメラは、異なるカメラ/センサーで撮影した写真も色合いが統一されていて不自然さが気にならないようなチューニングが施されているのですが、Realme X2 Proは鳥居の色に変化が見られますね。もう少しチューニングの余地あり、と言ったところでしょうか。今後のアップデートに期待したいポイントです。↓

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望遠|5倍まで実用範囲。簡単に倍率を切り替えられて使いやすい

続いては望遠です。Realme X2 Proはカメラアプリに倍率ボタンが備わっていて、起動時が1倍→2倍→5倍→超広角という感じで簡単に倍率を切り替えられました。2倍までが光学ズーム、5倍が光学+デジタルのハイブリットズーム、それ以降がデジタルズームという感じ。実用的な範囲は5倍率までといったところです。

▼実際に望遠時の写真を見てみましょう。立ち位置変えずにどんな写真が撮影できるのかも含めて、写真は超広角→1倍→2倍→5倍→最大の20倍で並べています。↓

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▼もうワンパターン。超広角→1倍→2倍→5倍の順に並べてます。すべて立ち位置変えずに手持ちで撮影したんですが、5倍ズーム時でもそれほど手ブレせずに撮影出来たので大満足。↓

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Realme X2 Proの5倍ハイブリットズームは十分実用性に耐えうる品質で、結構遠くの被写体も綺麗に撮影できたのでとっても使い勝手が良かったです。デジタルズームは倍率ボタンを左右にスライドすることで細かな調整が出来るようになっていて、5倍以上はマニュアルで調整する感じ。5倍以上はどんどん画質が劣化するので個人的には5倍率までが許容範囲です。

HDR|逆光でもしっかり調整してくれる

▼逆光状態でHDRオンで撮影してみました。カメラのランクが低い製品では黒つぶれする部分が多くなってしまうのですが、Realme X2 Proはしっかり調整できているようで実用的。

Realme X2 Pro

マクロ|解像感はもう少し欲しかったけど許容範囲

マクロ撮影は被写体に凄く近づいてもピントが合うカメラ。小さな小物で迫力ある写真を撮影したり、オークションで商品の細部を撮影するのにも重宝するカメラです。

▼マクロカメラは画素数200万画素。最近だと500万画素クラスのマクロカメラを搭載するモデルも登場しており、それらと比べるとやや解像感が劣るものの、個人的にはこれくらい撮影できれば十分。共用範囲です。左が通常撮影、右がマクロ撮影。↓

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ポートレート撮影|ボケ味は撮影後に再調整できない

▼背景をボカして被写体を際立たせるポートレート撮影は撮影時にボケ味強度を調整できますが、撮影後にピント位置やボケ味強度を再調整することが出来ない仕様でした。ボケ方は自然で被写体と背景をしっかり分離して撮影出来るのと、結構被写体に近づいて撮影出来る&人物以外に物でもボケ味撮影出来るので扱いやすい部類です。画質的にも不満なし。左がボケ味なし、右がボケ味あり。↓

夜景・暗い場所|手ブレに注意したら結構キレイな写真が撮影できる

次は夜景や暗い場所での撮影です。Realme X2 Proはナイトモードを搭載していて、シャッターを長時間開くことで明るく華やかな夜景が撮影できるようになっていました。

▼左がAIオンの通常撮影。右がナイトモードです。一目瞭然でナイトモードが明るく色鮮やかです。ナイトモードは長時間シャッターを開くので写真のブレが酷くなるかな?と思ってたんですが、通常撮影よりもブレが少なく撮影できたので夜間撮影はナイトモードでの撮影がオススメ。とは言いましても他のフラッグシップモデルと比較した場合、Realme X2 Proのナイトモードはピントの甘さが目立ち一歩劣るという印象です。

続いてイルミネーション撮影の検証です。ガルマックスお馴染みのイルミネーションスカイツリーテストは、夜間撮影能力が低いと真っ白くなってしまう露骨に夜間撮影能力が分かってしまうテストです。

▼Realme X2 Proでは、被写体にカメラを向けるだけで明るさをバチッと調整してくれました。しかしながらピント調整は少々甘く、少しエッジがボヤケた感じです。十分実用的な範囲ではあるので個人的には合格水準です。↓

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動画撮影|手ブレ補正を重視するか、画角が変えられる利便性をとるか悩む。機能は充実していた。

Realme X2 Proの動画ですが、通常の動画撮影なら4K/60FPS設定が可能。この通常の動画撮影なら1倍、2倍、5倍の倍率に撮影中でも変更可能でした。撮影時の手ブレをより軽減してくれるモードが搭載されているんですが、その機能を利用中は通常動画撮影のように倍率の変更はできず、1倍よりも倍率高めの画角で撮影するようです。また、この機能を利用中は最大1080P/60FPSまでしか設定できませんでした。

▼以下は通常の動画撮影。そこそこ手ブレも補正されていて倍率も簡単に変えられるので個人的には通常動画撮影が扱いやすかったですね。

▼強力な手ブレ補正をオンにして撮影した映像は以下です。1倍率よりも倍率高めでの撮影がデフォルト状態。手ブレは確かに通常撮影よりも軽減してくれています。ズーム機能を取るか、手ブレ補正をとるか悩ましいトコロ。ただ、このモードでは倍率高めとなるので扱いやすさはやはり通常動画撮影に軍配が上がりそうです。↓

▼その他にも960FPSスーパースロー撮影にも対応。撮影ボタンを押すと一瞬で録画が終了し、スロー位置は自動で決まる仕様です。なので、上手く撮影するコツは映像のように水を流しながら録画ボタンを押すことです。ボタンを押してから動作をスタートしても間に合いません。こんな感じのスーパースロー撮影が出来るので面白い。↓

その他、動画撮影時に背景をボカして撮影できるみたいなので、近日中にアップデートします。あと、インカメラも。

Realme X2 Proのディスプレイ

有機EL仕様。90Hz/60Hzのリフレッシュレートは柔軟に設定できる

Realme X2 Proのディスプレイといえば高級テレビも挙って採用する有機ELパネルを採用していることに加え、滑らかな表示が出来る90Hz表示に対応していることです。

▼有機ELは液晶のようにバックライトで照らすのではなく、ドット自体が自発光します。発色が良いことに加え、黒色は消灯となるので液晶のような「やや灰色がかった黒」ではなく、桁違いな真の黒色表現ができます。実機でも綺麗だなぁと感じますね。

Realme X2 Pro

更にウリの90Hzですが、アプリごとに90Hzで表示するか細かく設定できるようになっていて、この点は非常に嬉しいポイントでした。

Realme X2 Pro

90Hz駆動は60Hz駆動よりも滑らかに表示出来るのですが、その代わりに消費電力が激しくなります。特に滑らかな表示が必要ないアプリは60Hz表示することが出来るので、90Hzが必要ないアプリはどんどんオフにしましょう。

また、最近は120Hzや240Hzのディスプレイも登場していますが、ゲームをプレイする方は90Hzにこだわりがあるみたいです。というのも、これからFPSゲームアプリなどが90Hzの表示に対応が進む時期なのですが、この恩恵を【確実】に得ることが出来るからです。

例えば120Hzや240Hz表示対応モデルもスマホで一般的な60Hzに切り替えることが出来ますが、90Hzに切り替えられないモデルが非常に多いんです。で、もし、120Hzや240Hzの表示に対応しているモデルで90Hz対応のアプリを利用した時に表示不具合が発生した場合、60Hzに設定を落とすことしか出来ないので、せっかく滑らかな表示が出来るパネルなのに利点が失われる恐れがあるります。

一方で90Hz対応機種ならこれからFPSなどスマホゲームで取り入れられるであろう90Hz表示を確実に堪能出来るってわけです。90Hz表示はゲーマーにとっても結構魅力的に感じるポイントかも知れません。

Realme X2 Proのサウンド関連|ステレオスピーカー、イヤホンジャック搭載で申し分なし

▼Realme X2 Proはフラッグシップモデルではおなじみのステレオスピーカー仕様です。音の深みはそれほどありませんが、映画やゲームなどスマホを横持ちで使うシーンでも音の広がりが自然でシングルスピーカーは到底敵わない域です。十分実用的で問題有りません。↓

Realme X2 Pro

▼また、ゲーミング要素がたくさん詰まっているRealme X2 Proは、有線ケーブルが一般的なゲーミングヘッドホンも利用しやすいイヤホンジャック搭載モデルです。もちろんBluetooth接続の機器も使えますが、リアルタイム性が求められるゲームでは音が遅延しない有線イヤホンやヘッドホンが利用できるのは大きな利点でしょう。↓

Realme X2 Pro

Realme X2 Proのバッテリー|50Wの超急速充電は激速。ワイヤレス充電非対応は残念

Realme X2 Proに付属の充電器は残念ながら日本向けのプラグでは有りませんが、その性能は一級品です。

▼通常充電が5W、急速が10W、超急速が18Wクラスになりますが、Realme X2 Proは50Wの充電に対応。充電が20%を切ったので充電時時間を測定しながら充電したのですが、めちゃくちゃ充電が速いです。これなら朝の身支度している間に十分な充電ができそうですね。↓

また、バッテリー容量は4000mAhあるので個人的には十分です。数時間のブラウジング、動画視聴、SNSやニュースアプリチェックなどライトな使い方では2日ほどバッテリーが持ちました。一方でゲームなど高いパフォーマンスを要する使い方はバッテリー消費も激しいのでバッテリーが切れることも。外出時にゲームを沢山プレイする方はモバイルバッテリーを持ち歩いたほうが安心かもですね。

バッテリー項目で残念だったのは【ワイヤレス充電に対応していないこと】です。Realme X2 Proはフラッグシップという枠組みの製品なので、そう考えるとワイヤレス充電非対応は見劣りしてしまう部分でしょう。

特にワイヤレス充電を既に使っているという方は、Realme X2 Proに乗り換えると買い揃えたワイヤレス充電対応アクセサリーも無駄になりますし、これまで置くだけで充電できていた使い勝手の良さも失うことになりライフスタイルまで変わるので、人によっては大きな妥協点となりそうです。

Realme X2 Proまとめ|超優等生。海外スマホの醍醐味を味わえる高コスパモデル

Realme X2 Pro

Realme X2 Proは高コスパを堪能できる海外スマホの醍醐味を存分に味わえるモデルでした。

日本語対応やGoogleサービス対応、日本市場の電波に多く対応しているリッチなバンド構成など、海外スマホの中でもひときわ扱いやすいモデルです。

既に海外スマホの最新モデルは5G対応のSnapdragon 865搭載端末が出始めていますが、現状でもSnapdragon 855 Plusの性能は多くの方にとってオーバースペックと言えるほどのパフォーマンスを持っているので、5Gに魅力を感じないのであればこの性能で約450ドルのRealme X2 Proは凄く魅力的なモデルに感じるはずです。

特に日本で5Gは始まったばかりで、それらを体験できるエリアも極小なので、いまはまだ5Gの時期じゃないと感じている方にとってRealme X2 Proは良い選択と言えそうです。

カメラ性能がやや弱いとの情報を得ていたのですが、掲載した写真や動画を見ていただいていかがでしたでしょうか。僕個人としては十分合格水準で大きな不満がなかったのと、(超広角カメラで色合いが変わること以外は)画質的にも満足度が高い部類のスマホでした。この点は人それぞれ許容範囲が異なるので実機で撮影した写真や動画を見て頂き判断してみて下さい。

低価格で高性能。海外スマホの醍醐味を味わいたい方は、是非、検討してみて下さい。Realme X2 Proは想像以上に優等生なスマートフォンでした。

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