10.1型の激安タブレット「Teclast T30」のレビュー!気になった・気にいったポイントまとめ!
Teclastから登場したミドルレンジの10.1型タブレット「Teclast T30」。なんと、ガルマックスのスタッフが1111セールで購入したと言うので、ようし、よくやったぞ!と実機をかっぱらってきた!というわけで、Teclast T30の実機レビューをお届けします!
あと、今回は別売りのケースやキーボードケースもあるので一緒にレビューしちゃいますね!
【結論】
- タッチパネルの反応が悪いのでゲーム用途では全くオススメできない
- 筐体品質は価格相応
- 総合的な性能はソコソコ。ネットサーフィン以外に読書や動画視聴では満足度が高い。スピーカー音質も悪くない
- ジャイロセンサー非搭載なのでARや360度動画が楽しめない
- 技適をちゃんと取得しているのか怪しい
目次をクリックすると各項目へ移動します
- Teclast T30の発売時期と価格!
- Teclast T30の詳細スペックをチェック!
- Teclast T30のレビュー!メリット・デメリットをチェック!
- 付属品はシンプル!充電器は日本のコンセントに挿すことが出来ないので注意!
- デザインは気にいったが品質はイマイチ。重量感も気になる
- 性能はミドルレンジ。ライトな使い方に向いている。
- 保護フィルム剥がしてもタッチパネルの反応が悪くてゲームには不向き
- SIMスロットは搭載しているけど、対応バンドが少ないのでオマケ程度
- MicroSDは内部ストレージとして利用できた!
- PCに接続しても認識しなかったので困った
- カメラはオマケ。記録撮影やビデオチャット用途で使おう
- やっぱり10.1型は動画も漫画も快適!
- 【別売り9.99ドル】ケースはスタンドにもなる!けれど、ボタン部分は押しにくい
- 【別売り29.99ドル】キーボードケースは長文打つならあり。けれど、癖もあるし普段から付けておくのは微妙な印象
- Teclast T30まとめ|マルチメディア用途向き。ゲーム用途で選んではダメ!
- Teclast T30の割引クーポン・セール一覧
- Teclast T30の購入先一覧
Teclast T30の発売時期と価格!
Teclast T30の発売時期は2019年10月頃で実売価格は約190ドル!その他、画面が保護できてスタンドにもなる専用ケースが9.99ドル、キーボード付きカバーが実売29.99ドル!
本体と保護ケース付きだと約200ドル、本体とキーボード付きカバーセットだと約220ドルってところです!安い!購入先は記事の最後に記載しています!
Teclast T30の詳細スペックをチェック!
製品情報 | |
---|---|
端末名 | Teclast T30 |
発売年 | 2019年10月 |
発売地域 | 海外:SIMフリー |
メーカー・ブランド | Teclast |
備考 | 日本語対応 Googleサービス対応 日本のスマホと変わらない使い心地 |
対応バンド・周波数・ネットワーク | |
3G | B1 |
4G LTE | B1/3/38/39/40/41 |
5G NR | Sub6: ミリ波: ●対応(詳細非公表) 非対応 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.1 |
SIMサイズ・スロット | Nano SIM×1+MicroSD |
本体仕様 | |
ディスプレイ | 10.1インチ/液晶 |
解像度 | 1920×1200/FHD+/画面比率16:10 |
画素密度 | 224ppi/ドットの粗さが気になるかも |
サイズ | 高さ135mm 横幅249mm 厚さ8.5mm |
重さ | 公表値560g |
本体色 | ブラック |
システム仕様 | |
OS | Android 9 |
CPU(SoC) | MediaTek Helio P70/MT6771V/WT |
AnTuTuベンチマーク | AnTuTu 8(実機):総合スコア174,389点、GPUスコア29,371点 |
メモリ/保存容量 | |
組み合わせ | メモリ4GB+容量64GB |
ストレージカード | MicroSD対応/最大128GB/独立スロット 内部ストレージ化できる |
カメラ | |
背面カメラ | 8MP 特性:広角 |
インカメラ | 0.3MP |
機能仕様 | |
GPS | 対応 |
生体認証・ロック解除 | 指紋認証:対応 非対応 非公表● 顔認証:対応 非対応 非公表 |
センサー | ジャイロセンサー非搭載 |
防水/防塵・タフネス等級 | 非対応 |
イヤホンジャック | あり |
NFC | NFC非対応 |
その他機能 | 専用キーボード対応 |
バッテリー | |
バッテリー容量 | 8000mAh |
充電 | 有線充電 |
ポート | USB Type-C |
スペック表のソース | |
参照元 |
Teclast T30のレビュー!メリット・デメリットをチェック!
付属品はシンプル!充電器は日本のコンセントに挿すことが出来ないので注意!
▼外箱はお馴染みの匠心ボックス!↓
▼付属品は非常にシンプルでTeclast T30本体以外に保護フィルム(貼り付けられた状態で付属)充電器、充電ケーブル、SIMピン、クイックガイド系(日本語あった!)の書類3種とクオリティーチェックのラベルのみ。↓
▼充電器は5V/2.5A(7.5W)のプチ急速充電器が付属しているんだけど、ご覧の通り充電器は日本のコンセントに挿すことが出来ないプラグなので注意。↓
▼その辺に転がっている充電器使っても良いんだけど、付属の充電器使いたいわーって方は以下のプラグ変換アタッチメントが必要なんで手に入れておきましょう!↓
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デザインは気にいったが品質はイマイチ。重量感も気になる
▼Teclast T30は10.1型ディスプレイを搭載する大型のタブレット。基本、横持ちで利用すること前提の設計でインカメラは横持ちした時に上部側、スピーカーも横持ちした時に上部左右に配置されるように備わってるっす。ちなみにインカメラの左側にインジケータあるんだけど、充電中に赤いランプがずーっと点滅するのが鬱陶しい。↓
▼背面はつや消しブラックでデザインは気にいってるんだけど、カメラの出っ張りはちょっと気になるかもね。↓
▼筐体品質はイマイチ。若干、かみ合わせの悪い部分もあってガタガタしてるんすよ。↓
▼重量は552g。iPadの10.2インチモデルが500gを切っていることを考えると、やや重い部類。持っていても結構重量感を感じます。↓
▼専用キーボードとの接続は専用の端子に磁石でくっつけるSurfaceみたいな感じでございます。↓
▼その他、ポートは裏表関係なく挿すことが出来るUSB Type-C、イヤホンジャック、SIMスロットを搭載。SIMスロットはNanoSIM×MicroSDが挿入できるシングルSIMタイプっす。↓
性能はミドルレンジ。ライトな使い方に向いている。
Teclast T30のパフォーマンスなんだけど、処理性能を左右するSoCにMediaTek製のHelio P70を搭載。前モデルのT20がHelio X27を採用していたので結構パフォーマンスは向上してる。メモリは4GB、保存容量は64GBで2019年12月時点だとザ・ミドルレンジって感じの端末。
▼試した限りTeclast T30に向いている使い方はネットサーフィン、動画視聴、読書などライトな使い方がお似合いで、こんな感じの使い方なら特に不満もなく結構快適。動画もFHDの全画面表示でコマ落ちすることなくスムーズに再生できるので、マルチメディア用途に向いているモデルっす。↓
▼ゲーム用途では微妙な印象。PUBG Mobileはスムーズ+高、COD:Mobileはフレームレート高まで設定可能ですが、パフォーマンス以前にタッチパネルの反応が良くないので操作感は最悪。↓
AnTuTu、Geekbench、PCMark、3DMark、A1SDのベンチマーク結果をチェック!
▼AnTuTuバージョン8でのスコアは総合スコアが総合スコアが174,389点、GPUスコアが29,371点。GPU性能は一昔前のミドルレンジクラスなのでゲーム性能の低さはスコアでもよく分かるっすね。↓
▼以下は2024年現在、AnTuTuベンチマークスコアがどれくらいの動作・操作感を示すかの目安です。本端末の性能がどの性能帯に相当するか確認が出来ます。↓AnTuTuスコア | 動作・操作感 |
---|---|
総合スコア:約150万点以上 GPUスコア:約60万点以上 | ヌルヌル、動作に不満なし |
総合スコア:約100万点〜150万点 GPUスコア:約35万点〜60万点 | 重いゲームもなんとか |
総合スコア:約50万点〜100万点 GPUスコア:約15万点〜35万点 | 軽いゲームくらいなら |
総合スコア:約25万点〜50万点 GPUスコア:約5万点〜15万点 | 必要最低限 |
総合スコア:約25万点以下 GPUスコア:約5万点以下 | サブ端末向き |
実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ[2020/05/05更新]
▼その他、Geekbench 5、PCMark for Android、3DMark、A1SD(ストレージ速度)の測定結果は以下!ストレージ速度も価格相応で特に速くなくて、ストレージ読み込みに左右されるアプリではもたつきを感じることがあるかも。↓
保護フィルム剥がしてもタッチパネルの反応が悪くてゲームには不向き
Teclast T30の最大の懸念点はタッチパネルの反応が悪いこと。
▼これはTwitterにあげたやつ。ちょっと見にくいけど、細かい指の動きに追尾してくれない。これだとFPSゲームはまず快適にプレイできない。ちなみに保護フィルムが悪さしているのかと思って剥がしてテストしたんだけど、やっぱり駄目。↓
10.1型タブレットのTeclast T30をレビュー中なんだけど、タッチパネルの反応が悪いね。FPSはきついわ pic.twitter.com/LIJS3U9rSc
— GARUMAX (@GaruJpn) December 28, 2019
ホーム画面のスワイプやブラウジング時のスクロールスワイプなど大きなスワイプ操作ではそこまで気にならないんだけど、FPSゲームでの細やかなエイム調整は出来ないし、音ゲーのシビアなスワイプ操作でも失敗率高め。
Teclastは個人的に好きなメーカーなので、あまり露骨に言えなくてすまない。控えめにオブラートに包んで伝えるなら、Teclast T30のタッチパネル感度はクソである。
SIMスロットは搭載しているけど、対応バンドが少ないのでオマケ程度
▼Teclast T30はSIMスロットを搭載。対応バンドが少なくてテストした結果、ドコモ回線、ソフバン・ワイモバイル回線で通信自体は出来た。でも、プラチナバンドに対応していないので電波の強度が弱いと感じることがあるかも。ちなみにテストした場所では問題なくLTE掴んでた。↓
一応、ドコモ回線もソフトバンク・ワイモバイル回線もLTEで全国区をカバーするバンド1に対応しているんで通信できるエリアは広いけど、地下や郊外などプラチナバンドが重要なエリアでは電波の掴みが悪くなるので知っておいて下さい!おまけ程度!
▼と言っても、僕の住んでいるエリアだと結構快適に単体通信できているんで、今は月間100GB使えるWiFi系SIMを挿して通信中!ま、タブレットは電話とかしないからある程度バンドが少なくても良いかなって感じ。↓
技適マークは”一応”あった
▼そうそう、Teclast T30は技適マークが付いてました。でも、システム画面の中には認証情報を表示する項目がないっすね。技術基準適合証明番号が分かんないんだけど、どうなんだろね、これって。総務省のページで検索してもヒットしない(これは僕の検索の仕方が悪い可能性もあるけど)ので後で直接メーカーに聞いてみるわ。↓
MicroSDは内部ストレージとして利用できた!
▼MicroSDスロットを搭載しているんで試してみたところ、内部ストレージとしても利用可能でした!↓
PCに接続しても認識しなかったので困った
これは最後まで解決できんかったんだけど、MACでもWindowsでもTeclast T30とのケーブル接続で認識しなかった。なので、スクショとか写真をパソコンに入れるの超面倒くさい。付属のケーブルでもサードパーティ製(もちろんデータ通信できるやつ)でも充電しかできずデータ通信出来なくて困ったんで情報共有しときます!
カメラはオマケ。記録撮影やビデオチャット用途で使おう
Teclast T30はメインカメラとインカメラを備えているんで撮影自体は出来るんだけど、画質はオマケ程度なので看板や標識を撮影するような”記録撮影”やビデオチャット用途向き。画質は微妙なんですが、いっちょまえにRAW保存出来るっす。
やっぱり10.1型は動画も漫画も快適!
▼Teclast T30は10.1型ディスプレイ。前モデルより解像度は落ちたけど、それでもFHDクラスなんで個人的に画面の粗さはあまり気にはならなかった。動画はFHDでも滑らかに再生できるし、上部のスピーカーもステレオで広がりあるし音質も悪くないので個人的に十分。↓
▼漫画はKindleアプリで楽しんでるんだけど、横持ち見開きはやっぱり読みやすい!見開きで快適に漫画読むにはやっぱり10インチクラスだなと再認識。超快適。↓
【別売り9.99ドル】ケースはスタンドにもなる!けれど、ボタン部分は押しにくい
▼Teclast T30専用のケースも数種類リリースされているんだけど、スタッフさんは1111セールのギフトでゲットしたみたい!通常購入価格は9.99ドルで結構安いんだけど見た目と質感は悪くないっす!↓
▼専用ケースは画面まで保護出来るほか、簡易的なスタンドとしても利用可能!ストッパー的なものがないので寝かせすぎるとずれ落ちちゃうんだけど、角度に気をつければ便利に使える。↓
▼ケース部分は柔らかい素材。ボタン部分は開口しているんだけど、Teclast T30のボタン自体が浅いのとケースの枠が太いことでボタンが奥に引っ込んでしまい押しにくいのが欠点かな。ま、9.99ドルで画面まで保護出来る&スタンドとしても利用できるんで無いよりか持っていたほうが断然良いんだけどね。購入先は記事の最後に記載しておきますね!↓
【別売り29.99ドル】キーボードケースは長文打つならあり。けれど、癖もあるし普段から付けておくのは微妙な印象
▼Teclast T30は専用の端子にドッキングして利用する別売りのキーボードケースもリリース。価格も約30ドルとお安い設定。↓
▼キーボードケースはキーボード部分が画面保護用のケースの役割を果たすほか、背面の保護部分はパタリと三角形に折りたたむことでスタンドにもなる。このタイプは画面の角度調整が出来ないんで、利用するなら視野性が最も良くなる卓上での利用がオススメ。↓
▼キーボードはAndroid用で、左上にはホームボタンも搭載。タッチパッドも備わっているのでドッキング時はマウスカーソルが表示されパソコンみたいに操作出来るっす。↓
▼キーボードは打鍵感をしっかり感じる浮石タイプ。キー自体は小さくフルサイズよりも一回り小さいサイズですが、慣れちゃえば長文も十分打てる感じ。ちなみにキーボードはバックライト非搭載っす。↓
アルファベット打つならShift押しながらの入力がオススメ
キーボードで日本語とアルファベットの入力切り替え知っている方いたら教えて。色々調べて出てきた方法(例えばShift押しながらスペース押すとか)試したんだけど切り替わらん。
▼で、試行錯誤の結果、最終的にはアルファベット打つ時はShift押しながら入力する方法が一番ラクだった。あとはスペースを押して変換すると全部大文字、全部小文字、頭だけ大文字とか変換できるので、この方法で今は打ってるっす。慣れちゃえばOK。↓
タッチパッドの動きがピーキー。2本指操作でのスクロールやスワイプは2本指をある程度離して操作しないと正常に反応しない
専用キーボードのタッチパッドはひとクセあり。特に2本指操作のスクロールやスワイプは2本の指を離さないとシングルタップと勘違いされるみたいで誤爆多発。
▼こんな感じに2本の指をくっつけての操作は正常に動作しない場合が非常に多い。↓
▼ある程度、2本の指を離して操作するとうまくいく。↓
キーボードは反対側にひっくり返すことができない
▼Teclast T30の専用キーボードは反対側にクルッとひっくり返すことが構造上出来ない↓
▼なので、パソコンスタイル以外で使う時はキーボードを下部にダラ~ンと垂らして使うしか無い。うーん、微妙!↓
Surfaceとかって「ノートパソコン」として利用することが多いんだけど、Teclast T30って「タブレット」として利用することが多いハズ。そうなってくると専用キーボードを常に付けていると使いにくいってシーンも出てきた。
うーん、確かに長文を打つ時はキーボードを利用したほうが圧倒的に快適なんだけど、頻度が低いなら通常のケース+Bluetooth接続のキーボードを使ったほうが良いかもね。
Teclast T30まとめ|マルチメディア用途向き。ゲーム用途で選んではダメ!
Teclast T30をレビューしてきたんだけど、タッチパネルの精度がやっぱり残念。入力系って凄く大切で基本中の基本って部分なので、なんでこれで出荷OK!ってなったのか疑問。全然アカンやん。
確かにネットサーフィンでのスクロールや動画視聴時のタップ、漫画のページめくりなどは許容範囲なんだけど、ゲームの項目でもお伝えしたとおり小さな移動幅の入力はとっても反応が悪いので入力がシビアなゲームではアウト。
なので、Teclast T30は【2万円くらいでネットサーフィンや動画視聴、漫画を快適に楽しめるタブレットを探している】って方に向いているモデルっす。
10インチクラスのAndroidタブレットってそんなに種類も多くないので貴重っちゃ貴重。価格も約2万円って考えると魅力的な部分も多いんですが、購入前に知るべき注意点や妥協点も多い製品っす。
購入前にしっかり【用途】を決めてから検討して下さい!Teclast T30が気になっている方の参考になれば幸い!以上、ガルマックスレビューでした!
おしまい
⭐⭐⭐気にいった⭐⭐⭐
- 10.1型のミドルレンジタブレットが約2万円で手に入る価格設定
- 画面が綺麗&音質も悪くないので動画視聴にピッタリ
- 対応バンドは少ないが単体通信もできる
⭐⭐⭐気になった⭐⭐⭐
- タッチパネルの反応の鈍さ
- 横持ち前提の設計
- 技適がちゃんと取得出来ているか確認ができん(システムに認証情報の確認項目が無い)
Teclast T30の割引クーポン・セール一覧
現在Teclast T30の割引クーポンの発行やセールの開催が無いので、次の項目で紹介している最安値ショップでゲットして下さい!
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Teclast T30の購入先一覧
▼メモリ4GB+容量64GB↓