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ZTE BLADE V7 LiteとE01のスペックを比較。投入タイミングを間違えた格安スマホ

ZTEのV7 LiteとE01端末画像

どうも、ガルマックスの猶木(ナオキ)です。

ZTEから新たな格安スマホが登場。

エントリースペックで機能を盛った「ZTE BLADE V7 Lite」とコストパフォーマンス型エントリースペックの「ZTE BLADE E01 」という内容ですが端末投入時期が遅かった。

格安スマホというものは様々なメーカーから「旬」となる製品が続々と投入されていますが、リリース時期を間違うと淘汰されます。

どちらの端末も今購入するには個人的にオススメしません。

追記:楽天モバイルでE01が投げ売り状態となりました。本体代金+2GBデータ通信+5分以下かけ放題で月額1,880円。E01の性能は高くないですが、スマホに多くを求めない方にとっては端末代金込みで1,880円はあり。詳細は以下からどうぞ

ZTE BLADE V7 LiteとE01の性能比較・価格・特徴

6月15日より予約受付開始。7月中旬より発売。

項目V7 LiteE01
OSAndroid
(M 6.0)
Android
(5.1)
SoCMT6735P
1.0Ghz×4コア
メモリ2GB1GB
保存容量16GB8GB
SDスロット
(SIMスロット共有)

(専用)
液晶5型HD
(1280×720)
5型HD
(1280×720)
カメラ背面:800万画素
前面:800万画素
背面:800万画素
前面:500万画素
指紋認証
対応バンドLTE
1/3/5/8/19

3G
1/6/8/19

GSM
850 /900/1800/1900
LTE
1/3/8/19

3G
1/6/8/19

GSM
850 /900/1800/1900
SimサイズNanoSIM×2

※片側は
MicroSDと共用
NanoSIM×2
バッテリー2500mAh2200mAh
サイズ143.8×70.2×7.9 mm
135g
142.5×71×7.8 mm
155g
備考WIFI 802.11b/g/n
Bluetooth4.0
FMラジオ
WIFI 802.11b/g/n
Bluetooth4.0

ZTE BLADE V7 LiteとE01の価格。

  • ZTE BLADE V7 Liteが21,800円(税込み23,544円)
  • ZTE BLADE E01が14,800円(税込み15,985円)

ZTE BLADE V7 LiteとE01の基本動作性能はエントリースペック。

SoC(CPUのようなもの)はMediaTek製のMT6735P(1.0Ghz×4コア)のエントリーモデルを搭載しており、画面解像度は5型HD(1280×720)とV7 Lite・E01共に同一性能。

メモリに関してはV7 Liteが2GB、E01が1GBと価格差が現れています。

SoC、メモリ、画面解像度のバランスからZTE BLADE V7 LiteとE01の基本動作はエントリースペックとなりますが、メモリ搭載量の違いから複数アプリを立ち上げた際の挙動は上位モデルのV7 Liteが一歩リード。

保存容量はV7 Liteが16GB、E01が8GBとなっており、実使用量はOSなどのシステム利用分を差し引いた容量となるので、SDなのでの拡張も考慮しましょう。

ZTE BLADE E01のOSは世代遅れ。

現行のAndroid-OSはバージョンが6ですが、ZTE BLADE E01は世代遅れのAndroid5.1を搭載。様々なメーカーから最新Android-OS搭載端末が続々登場する中、このタイミングでAndroid5.1を採用して投入したのは時期的にも疑問。

セキュリティー面でも最新OSを中心にアップデートされるので、Android 5.1を搭載してきたE01は残念。

一方、ZTE BLADE V7 LiteはAndroid M 6.0を搭載、独自UIとなっているので使い勝手は端末を触ってからですね。

メインカメラ性能は頑張って欲しかった所。

一概に画素数だけでカメラ性能を判断することはナンセンスですが、最近のトレンドからするとZTE BLADE V7 LiteとE01で搭載される、メイン800万画素のカメラ性能は物足りなさを感じます。

E01は価格的に妥協出来ますが、V7 Liteは1300万画素クラスを搭載していても良い価格帯。

自撮りカメラ(インカメラ)はV7 Liteが800万画素、E01が500万画素と自撮りトレンドとなる500万画素をどちらもクリア。

実際の写り具合に関しては、発売後の情報を待つか、発売後に家電量販店などで確かめましょう。

ZTE BLADE V7 Liteは指紋認証ユニット搭載。

ZTE BLADE V7 Liteはエントリースペックながらも機能を盛っており、その代表格となる機能が「指紋認証ユニット」を搭載している事で、使い勝手が向上することから高評価。

V7 Liteに搭載されているAndroid 6.0は、OSレベルで指紋認証機能がサポートされているのでPlayストアでの課金購入時やID/PASSでログインが必要なアプリでも指紋を用いてのログイン操作が可能。(※アプリ側が対応している場合)

端末のスリープ復帰もパターン認証やパスコードを人前で操作しなくても良いのでセキュリティー面も向上します。

ZTE BLADE V7 LiteもE01もしっかり電波を掴めます。

端末的にはドコモとソフトバンクの回線に対応。基本的にはドコモの回線に合致した製品ですので、ドコモのSIMやドコモ回線を利用した格安SIMでの利用を推奨。

ドコモ回線のLTEには、全国区をカバーする主要バンドの1、東名阪の高速通信バンドの3、地下や郊外、山間部などでの繋がりやすさを左右するプラチナバンドの19にしっかり対応。

3Gに関しても主要バンドの1と山間部をカバーするFOMAプラスエリアに対応したバンド6にしっかり対応してます。

ソフトバンク回線では、LTE/3G共に全国区をカバーするバンド1とプラチナバンドの8に対応。

ソフトバンクSIMで利用する場合は、ソフトバンクショップで手続きが必要なことと、SIMフリー端末に対してソフトバンクSIMを利用できなくする「IMEI制限」を実施した経緯があることから、ソフトバンクSIMで利用する場合はソフトバンクに相談してから購入しましょう。

何故、ZTE BLADE V7 LiteとE01の投入タイミングが遅かったと言えるのか。

ZTE BLADE V7 LiteやE01と同等のスペックモデルが登場した時期が、去年の9月~10月頃です。私が所有している端末を実機レビューした「UPQ Phone A01を買ったので実機レビュー。LTEデュアルSim搭載で激安」は2015年10月頃。

ZTE BLADE V7 LiteやE01よりも性能が高いFREETELの「MIYABI」もその辺りに登場したモデルで、端末価格は現時点で16,000円台で購入が可能。

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もちろん、V7 Liteは最新のOSや指紋認証機能も搭載されており、端末の個性は出ていますが、純粋に性能と価格を考えると、投入時期が遅すぎます。

また、性能に関してもV7 Liteと同等価格ならワンランク上のミドルスペックが選択可能であることから、魅力が半減。

今は、スマートフォンの性能世代が変わる時期です。

現在ガルマックスではエントリースペック、ミドルスペック、ミドルハイスペック、ハイスペックの4つを評価基準として性能評価を行っていますが、性能というものは年々上昇するもので、まさに現時点で世代が変わろうとしています。

例えば、2016年6月17日に発売予定の「HUAWEI P9lite」が現時点の価格に対する性能を塗り替えた製品で、実売価格は26,975円。(※執筆時点)です。

P9liteもスペック詳細記事を執筆しているので一読してみてください。いかにZTE BLADE V7 LiteとE01が「旬」でない端末であることが実感できます。

特にZTE BLADE V7 Liteは最新Android-OSや指紋認証機能を搭載しているので、去年の10月頃にリリースされていたのなら、評価は大きく変わったでしょう。

私はスマートフォンが大好きでコロコロ端末を変更していますが、一般的には一度購入すると暫くは相棒となるので、購入時期の「旬」の製品且つ価格と性能バランスの良い製品を私は皆さんに勧めたい。

辛口となりましたが、ZTE BLADE V7 LiteとE01は投入タイミングが遅かった製品であるとガルマックスでは皆さんにお伝えしておきます。

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