IntelとSnapdragonの2本立て!「Surface Pro 9」発表!
Microsoftが新型2in1Windowsタブレットの「Surface Pro 9」を発表!今回からIntelプロセッサ搭載モデル以外にもSnapdragon搭載モデルも用意されていますよ!
同時に「Surface Laptop 5」「Surface Studio 2+」も発表されています!
Surface Pro 9の特徴
Surface Pro 9の特徴は以下の通り!
Surface Pro 9のハイライト
- 第12世代Coreプロセッサ(Uモデル)搭載!
- 13インチPixelSense Flowディスプレイ搭載
- Windows Helloに対応したインカメラを搭載
- Intelプロセッサ搭載モデルはThunderbolt 4端子を2基搭載
▼Surface Pro 9のデザインはPro 8のものを続投していますが、過去のモデル(Pro 7以前)よりもベゼル幅が狭くなっていることや、筐体のエッジ部分が少し丸みを帯びている点から、かなり今風なデザインに仕上がっています。↓
▼カラーバリエーションはプラチナ、グラファイトに加え、サファイア(青系)とフォレスト(緑系)が追加。かなりバリエーションが選べるようになりました。↓
ただ、プロセッサ、メモリの全てのバリエーションで選べるカラーはプラチナのみになっており、その他の色は構成によっては選択できないのはマイナスポイント。せっかく4色もバリエーションを用意するのなら、どの組み合わせでも色を選べるようにしてほしかったところですね〜。
Surface Pro 9の搭載するプロセッサはIntelの第12世代CoreであるCore i5-1235U、Core i7-1255Uの2種類が用意。
Surface Proではお馴染みの省電力モデル(U型番)ではありますが、Core i5-1235Uでも第11世代の省電力モデルの中ではハイエンドに位置するCore i7-1195G7よりもパワフルになっており、性能面では侮れません。
メモリはLPDDR5が最大32GB、ストレージは取り外し可能なSSDが最大1TBとガッツリ盛れるのも特徴です。
ただし、SSDは取り外し可能ではありますが、適合するSSDを確実に入手するにはSurface認定デバイスリセラー経由での購入が必要なのは注意が必要。普通に店売りされているSSDよりも高価になってしまう可能性が高いので、ストレージ容量はケチらずに大きめのものを選んだ方がいいかもしれませんね!
▼Surface Pro 9にはPro 8から引き続き13インチのPixelSense Flowディスプレイを搭載。画面比率は3:2なのも作業領域が広く取れてGOOD。最大120Hzのリフレッシュレートに対応しているのも注目すべき点でしょうね。↓
Surface Pro 9はDolby Atmos対応のステレオスピーカーを搭載。Dolby Atmosに対応した機器を利用しないと恩恵は得られませんが、あるのと無いのとでは大違いなのは別の端末で筆者自身が経験済みでございます。
▼Surface Pro 9にはWindows Helloに対応したカメラを搭載。それにより顔認証によるログインも可能になっています。ちなみにリアには1,000万画素のオートフォーカス機能付きのカメラを搭載とWindowsタブレットとしては破格の性能なのも見逃せません!(使うかどうかはともかく)↓
▼Surface Pro 9(Intel CPU搭載モデル)に搭載されている端子類は以下の通り。汎用性の高いThunderbolt 4を2基搭載しているので、外部ストレージを接続する以外に映像出力もできちゃいます。↓
- USB 4.0/Thunderbolt 4 x2
- Surface Connect x1
- Surface タイプカバーポート x1
Thunderbolt 4端子を2基搭載した代償なのか、Surface Pro 8で搭載されていたイヤホンジャックはバッサリとカット。最近は完全ワイヤレスイヤホンなんかも色々と種類がありますし、時代の流れなのかもですね〜。
幸いにも執筆時点ではSurface Pro 7+がまだ併売されているようなので、フルサイズのUSB端子やMicro SD、イヤホンジャックが必要な方はそちらを検討したほうがいいかもしれませんね!
5G対応 Surface Pro 9
5G対応 Surface Pro 9の搭載プロセッサはArm系列であるMicrosoft SQ3。Microsoft SQ3は内蔵GPUの表記的にSnapdragon 8cx Gen 3をベースにしていると推測されるため、Microsoft SQ2よりもかなりの性能アップが実現できていると思われます。
メモリはLPDDR4xが最大16GB、ストレージは取り外し可能なSSDが最大512GBとSurface Pro 9よりもワンランクグレードダウンしているのが気になるところ。
ディスプレイは解像度、色域、リフレッシュレートなど基本的に同じものの、自動カラーマネジメント機能の記載が無いので、クリエイティブ用途での使用を想定している方は注意が必要ですね。
バッテリー持続時間は公称値で最大19時間とSurface Pro 9の15.5時間よりも3.5時間も長いのは大きなメリットでしょう。これはArm系プロセッサの利点がしっかりと発揮されている印象ですね。
▼5G対応 Surface Pro 9に搭載されている端子類は以下の通り。Intelプロセッサでは搭載されていたThunderbolt 4ではなく、Type-Cの3.2になっているのがポイント。5G対応モデルというのもあり、nano SIMスロットも備えられていますね。↓
- USB-C 3.2 x2
- Surface Connect ポート x1
- Surface キーボード ポート x1
- nano SIM x1
▼対応バンドは以下の通り。大体のバンドはサポートしているのものの、ミリ波は米国しか対応していないのは注意点ですね!↓
パワーアップはしているが、手が出しづらい価格になってしまっている
発売日は11月29日。価格は以下の通り。
- Core i5-1235U/8GB/128GB:162,580円
- Core i5-1235U/8GB/256GB:174,680円
- Core i5-1235U/16GB/256GB:219,780円
- Core i7-1255U/16GB/256GB:248,380円
- Core i7-1255U/16GB/512GB:291,280円
- Core i7-1255U/16GB/1TB:334,180円
- Core i7-1255U/32GB/1TB:391,380円
- Microsoft SQ3/8GB/256GB:216,480円
Intelプロセッサ搭載モデルは第12世代Coreモデル搭載とかなりのパワーアップを果たしているのは喜ばしい点ですが、為替の影響で最低価格が16万円台、最上級モデルに至っては40万円弱とかなり高価になってしまっているのは個人的に気になる点ですね。
流石に16万円は「ちょっとSurface Pro買うか」とは言えない価格になってしまっていますね…
また、興味深いのはSurface Pro Xで搭載されていたMicrosoft SQシリーズが本家Proシリーズに搭載された点。恐らくマーケティングの都合でシリーズを統合した方が良いとの判断でしょう。
とはいえ、Surface Pro 9はパワフルなプロセッサやグリーンやブルーなどの爽やかなカラーバリエーション、5G対応モデルなど魅力的な要素が多いのも事実ですので、気になる方は公式ページも併せて検討してみてはいかがでしょうか?