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レビュー:3.7万円で買ったN5100搭載ノートPC「GemiBook Pro」の良かった・残念だった点

GemiBook Pro

3~4万円で購入できる安価なノートパソコン。安いから筐体の仕上がりや性能が気になるもんである。ってことで「GemiBook Pro(N5100版)」を購入したから所感なんかをレビューにまとめて紹介したい。

なお、この記事はすべてGemiBook Pro(N5100版)で執筆している。

GemiBook Pro(N5100版)の価格は?

GemiBook Pro(N5100版)は執筆時点で46,600円だが10,000円オフクーポンがAmazonで発行されているので、なんと、36,600円で購入できるのである。

▼俺が買ったときは今より100円安かったみたい。ラッキー↓

▼まあこんな感じで価格が変動するから、リアルタイム価格は以下からチェックしてみてくれ。↓

【2022Newモデル】CHUWI ノートパソコンGemiBook Pro 14 inch 第11世代 Celeron N5100 最大2.8GHz デュアルチャネル 8GB+256GB SSD+ SSD拡張+TF拡張サポー Win 10搭載【Win 11対応】2160*1440 3:2 4K IPSディスプレイ /2.4G/5G/HDMI/ FullHD / WIFI / BT4.2 / 無線LAN内蔵 バックライト付きキーボードPC ノート
CHUWI

GemiBook Pro(N5100版)のスペック

実はこのGemiBook Proってモデル、発売当初は「intel J4125」を搭載してリリースされたが、2021年10月頃に「intel Celeron N5100」搭載モデルがリリースされた。今回は後者のN5100版である。

スペックは以下の通り

クリックしてスペック表を表示

技適を取得しているから安心せよ

GemiBook Pro

電波を発する製品を日本で利用するには技適を取得する必要があるわけだが、GemiBook Pro(N5100版)はちゃんと技適を取得しているので日本で安心して利用できるのも良いところである。

価格の割に高品質な筐体

最近は安価なノートパソコンといっても、昔のような野暮ったい筐体は珍しい。GemiBook Pro(N5100版)も同様で、第一印象は「スタイリッシュ」「シンプル」といった感じだ。

▼筐体は非常に薄く感じるデザインで高価格モデルと比較しても負けてない。↓

GemiBook Pro

▼背面にはSSDスロットが備わっていて拡張しやすいのもGood。↓

GemiBook Pro

▼ちなみにSSDは換装ではなく増設出来るタイプだ。↓

GemiBook Pro

▼天板はCHUWIのロゴが別パーツっぽい感じで質感が高く小さめ。まあロゴは無いほうが俺は好みだが。↓

GemiBook Pro

GemiBook Pro(N5100版)の性能は決して高くない

GemiBook Pro(N5100版)

GemiBook Pro(N5100版)が搭載する「intel Celeron N5100」は、性能ランクが一番下っ端の廉価CPUである。ってことで、そもそもCPUパワーが必要な使い方には向いていない。

そんなN5100でも「WEBブラウザを利用する使い方」なら多くのシーンで快適に使えている。以下に「向いている使い方」、「向いていない使い方」を簡単にまとめておく。

向いている使い方

  • WEBブラウザで見るコンテンツの利用(WEB閲覧、動画視聴、ネットショッピング等)
  • WEBブラウザで使えるツールの利用(画像加工、動画加工、スプレッドシート等)
  • 軽めのツールソフトの利用(通話ソフト、チャットソフト等)

向いていない使い方

  • 画像編集ソフトの利用と書き出し
  • 動画編集ソフトの利用とエンコード
  • ゲーム

まあ、画像や動画編集ソフトの利用は簡単な作業では使えなくもないが、快適ではない。あとゲームは諦めたほうが良い。

開封して初期設定を行った直後は色々とプログラムが走っているから動作の鈍さを感じたが、それらの初回セットアップが終わり落ち着けばなかなかサクサク動いてくれる。

もちろんハイエンドモデルと比較するとサクサク感で劣るのは仕方ないが、それでも一昔前のネットブックと比較すると雲泥の差で、十分実用的な動作になったもんだなと感心した。

▼ストレージもHDDやeMMCではなくSSDを搭載する。思ってたよりも速度が出ていて、これもレスポンスの体感としては良い方向に効いている。↓

GemiBook Pro(N5100版)

N5100のパフォーマンスについては以下の記事でもまとめているから確認してみてくれ。

N5100搭載PCの性能は?動作は重い?WEBブラウザで完結する使い方がオススメ

ディスプレイは見やすく実用十分以上

GemiBook Pro(N5100版)が搭載するディスプレイは2,160×1,440の解像度で比率は3:4で縦に長い。このタイプは動画視聴より文書作成などで扱いやすい比率である。

ディスプレイはIPSで視野角も広く、グレアタイプなので色の発色も悪くない。実際にYouTubeで1440pの動画を再生してみたが非常に高精細で約3.7万円で購入したパソコンとしては大満足な画質であった。

▼あと、ディスプレイは180°まで開く。角度調整が柔軟にできる点も良かったところである。↓

▼ディスプレイは今のところ不満はない。1440pのYouTube動画もコマ落ちせずに快適に視聴できている。↓

ポートが少ないからハブが必要になるかも

GemiBook Pro(N5100版)

GemiBook Pro(N5100版)はポートが少ない。

  • 左側面:充電ポートとUSB-C
  • 右側面:USB-AとイヤホンジャックとMicroSDスロット

以上である。

まあこれだけでも外部映像出力や周辺機器(USB-C)、マウスの受信機(USB-A)、給電(専用端子)といった感じで多くの人が必要とする最低限のポート数はクリアしているが、あと1つくらいUSB-Aがほしかったところである。

▼ってことで、多機能ハブなんかを持っていたら便利。俺の使ってるのはこれ。↓

キーボードがUS配列のみで日本語配列が選べない

ちゃんと技適を取得するなど日本向けに調整されているのに、なぜ、US配列キーボード…。日本でライトユーザや初心者に訴求したいなら、日本語配列キーボードは外しちゃいかんだろ。って思うのは俺だけだろうか。

▼US配列だから「かな印字」は無くローマ字入力向け。日本語配列とは記号位置などが異なる。↓

GemiBook Pro

上記の通り日本語配列とは記号位置が異なるため、これまで日本語配列キーボードを利用しているユーザは戸惑うはずだ。

また、半角/全角キーもないから、これに該当する入力の「Alt」+「~」で代用するしかない。正直めんどくさい。

さらに、外部キーボードを利用する場合もノートパソコン側ではUS配列に設定されているので、日本語配列の外部キーボードを接続する場合、設定から日本語配列に変更しないとこれまた印字と異なる記号入力になる。ウルトラめんどくさい。

正直、少しコストは上がっても良いから、US配列以外に日本語配列も選べるようにしたほうが絶対良い。CHUWIはこのあたりよく分かっとらんな。

GemiBook Pro(N5100版)で事足りるライトユーザや初心者に「でも、英語配列なんだよね、一応使えるけど」って言えば、高確率で敬遠される。

打鍵感や視認性は良いが、バックライトは不満あり

打鍵感や視認性は悪くない。

▼安価なモデルながらキーボードはバックライト付き。消灯のほか2段階の明るさで光らせることがでる。淡いパープルカラーも美しい。

GemiBook Pro

▼打鍵感も悪くない。ややガチャガチャ音はあるが俺的には許容範囲でこの記事も気持ちよく打てている。↓

GemiBook Pro

こんな感じで打鍵感や視認性は割と良かったんだが、バックライトの仕様が残念だった。というのも、バックライトを点灯していても一定時間経つと消えてしまうのである。

一定時間経てば消えるのは節電的にも良いと思うんだが、例えばマウスを使ってWEB閲覧しているときも一定時間経つと自動的にバックライトが消えてしまうのである。

キーを叩いて無くてもマウス操作で「実働」しているときは、常にバックライトは光っていてほしかった。そうでないと、いざ検索等で文字を打とうと思ったらバックライトが消えていて見ずらい。

特にブラインドタッチが苦手でキーを見ることの多い人は、この仕様が気になるポイントになるはずだ。

タッチパッドは精度良好。マウスなしでも十分使える

俺はMacBook Proを普段から使っているので、マウスは億劫に感じる。だから、GemiBook Pro(N5100版)でもタッチパッドを使っているんだが、精度も良好だし思っていたよりも使いやすかった。

▼タッチパッドは下部に左右クリックがあるタイプ。↓

GemiBook Pro

普段から仮想デスクトップを利用しているならジェスチャー操作もタッチパッドならサクッと直感的に使えるし、Windowsのタッチパッドの割と使えるようになってきたなーって印象である。

まあタッチパッドで操作出来る機能が、というよりタッチパッドの精度が良かったので操作時にどっかにポインターが吹っ飛んだり細かい操作ができないとか、そういった不満なく使えたのが良かった。

スピーカーの音質はおまけ

スピーカーは背面に2つ搭載されていてステレオだが、音に厚みがなくスカスカで簡単に言えばチープな音である。スピーカーの音質は値段相応かやや割る感じでイマイチだ。

YouTubeを適当に動画を見るくらいなら良いんだが、映画ではこのスピーカーを使って視聴はしたくない。そんなときはイヤホンジャックを搭載しているからお気に入りのイヤホンやヘッドホンを使えばOK。

バッテリー持ちは悪いがPD対応モバイルバッテリーが使える

CHUWIよ。MHzになってるぞ

さすがに14インチで5,000mAhバッテリーは少ないし、実際、バッテリー持ちは悪い。

検証中ではWEBブラウザを利用する使い方が中心で燃費の悪い使い方はほとんどしてないが、それでもバッテリーはガンガン減る。

まあ普段はアホみたいにバッテリーが持つMacBook Proを使っているから余計にそう感じるってのはあるが、GemiBook Pro(N5100版)を外出時に持っていくなら絶対に充電器は持っていこうと思った。

▼充電器自体は軽量&コンパクト。プラグも折り畳めるのが良い。強いて言えばケーブルは外せるようにしてほしかった。↓

GemiBook Pro

ちなみに充電はUSB-Cポートでも可能で、PD対応のモバイルバッテリーでも充電できた。出先でコンセントが確保できない状況があるならPD対応モバイルバッテリーを持っていたほうが安心である。

GemiBook Pro(N5100版)のメリット・デメリットと評価まとめ

GemiBook Pro(N5100版)

メリット・良かった点

  • 安価だがライトな使い方なら十分な性能
  • 価格の割にメモリとストレージが多い
  • 高品質な筐体とディスプレイ
  • 打鍵感の良いキーボード
  • 操作性のよいタッチパッド
  • USB-Cでも充電できる

デメリット・注意点

  • 所詮Celeronだから快適な範囲は限られる
  • キーボードがUS配列しか選べない
  • バックライトが一定時間で消える
  • ポートが少ない
  • バッテリー持ちが悪い

約3.7万円だと考えると、細かな不満点はあるものの満足度の高い製品であった。

今回はN5100というCPUのパフォーマンスが知りたくて購入したから、GemiBook Pro(N5100版)が欲しかったという訳ではなかったが、使っていたら、「あれ、GemiBook Pro(N5100版)って全体的に結構良い感じじゃん」って思っしまっていた。

これは低価格モデルを探しているユーザにはオススメできる製品だな。と思い気がついたらレビューを書いていた次第である。

もちろん、使ってみたら上記のデメリット・注意点で挙げている部分も見えてきた。このあたりが妥協できるなら満足度の高い買い物になるはずだからレビューを参考に検討してみてくれ。

以上、解散!

GemiBook Pro(N5100版)の割引情報・購入先まとめ

▼記事執筆時点で価格は46,600円。Amazonでは1万円オフクーポンが発行されていて36,600円で購入できる。いつまでクーポンがあるか分からんし価格も変動するかもしれんから、購入前の価格確認は忘れないように。↓

【2022Newモデル】CHUWI ノートパソコンGemiBook Pro 14 inch 第11世代 Celeron N5100 最大2.8GHz デュアルチャネル 8GB+256GB SSD+ SSD拡張+TF拡張サポー Win 10搭載【Win 11対応】2160*1440 3:2 4K IPSディスプレイ /2.4G/5G/HDMI/ FullHD / WIFI / BT4.2 / 無線LAN内蔵 バックライト付きキーボードPC ノート
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