N-one NPad Airのレビュー。不満だった点・良かった点まとめ
N-one NPad Airの試用機会を頂いたので実機を使って分かった不満だった点・良かった点をレビューしながらお届けします!
エントリークラスのタブレットですが、同クラスのタブレットではまだ採用例が少なめなUnisoc T310にFHDディスプレイを組み合わせたモデルですよ!
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N-one NPad Airのスペック、ベンチマーク、検証結果まとめ!
質感はミドルレンジタブレット並み!
▼N-one NPad Airのディスプレイ周りはベゼルも程よく狭い今時のタブレットというイメージで、野暮ったさはあまり感じませんでした。↓
▼背面はミドルレンジタブレット並の質感(個人的な感想です)で、値段の割に頑張ってるかも?と感じました。素材も触った感触では金属っぽいので、なおさら質感が高く感じるのかもしれませんね。↓
▼カメラとフラッシュの並びが横ではなく縦なのも少し珍しい…かも?ほとんどのタブレットでは横並びの配置が多いのでちょっと新鮮ですね!↓
手に持った際も某タブレットのように筐体の剛性不足を感じる場面も無く、安心して持ち出せて使えます!やったね!
▼重量は実測で513gと少し重め。やはり金属製のボディというのもあるのでしょう。筆者はあまり気にならなかったですけどね!↓
各種ボタン配置は以下の通りです!
▼左側面には電源ボタン、音量調節ボタン、リセットボタン、Type-C端子と端子類が一通りまとまっていますね。↓
▼右側面には何もありません。↓
▼上部にはイヤホンジャックとSIM/Micro SDカードスロットが配置されています。↓
▼下部には2基のスピーカーが配置されています。↓
性能は低め。動作も必要最低限
N-one NPad Airの搭載するSoCはUnisoc T310とエントリー帯のモデルだけあり、ネットブラウジングや動画視聴などはどれくらい耐えうるのか気になるところなので検証してみました。
まずは普段使いの動作に関してですが、通知バーの引き出しの際でも少しカクつきを感じる場面がたまーにあるんですが、ブラウジングでのスワイプなどは少しカクカクしていたりとすごい快適とは言い難いんですよね。
とはいっても、LUCA Tablet TE101N1-BやLAVIE Tab E(TE507/KAS)といった超エントリークラスのタブレットよりはマシな動作でしたので、2022年リリースのタブレットでは必要最低限の動作と捉えてもらえたらと思います。
Unisoc T310はSC9863Aよりもベンチマークスコア上ではかなり上回っていたので、ソコソコ快適なのかなと思ってましたが予想とは違っていたようですね…
ストレージは64GBとガチなエントリー帯タブレットが採用している32GBよりも多めな為、ストリーミングの動画再生などのストレージを消費しにくい使い方メインのユーザーさんは外部ストレージは要らないかもしれませんね!
▼ゲームの動作チェックという訳でPUBG Mobileを遊んでみました。画質はスムーズ+高/標準+中までしか選択できないので、画質選択の幅は最低限に留まっていると言ってもいいでしょう。↓
▼訓練場で色々と試してみましたが、スムーズ設定でも視点変更でカクついたりする場面が見受けられたので、PUBG Mobileに代表される3Dゲームなどを遊ぶのは厳しいと言わざるを得ませんね…↓
以上より、N-one NPad Airは「快適とは言い難いけど最低限普通に動いているかな?」というラインを満たしているような印象を受けました。
反面、3Dを多用したゲームなんかは正直厳しいので、ゲームをバリバリ遊びたい方は別のハイスペックなタブレットを検討した方がいいかもしれませんね。
ディスプレイは結構キレイ。画質調整も可能!
N-one NPad Airのディスプレイは10.1インチのFHD解像度のものを搭載しているだけあり、エントリークラスのタブレットにしては結構キレイ。
色味も安物ディスプレイでありがちな色変化が激しかったりするようなディスプレイでもありませんので、特にコンテンツの視聴用途に向いているのではないでしょうか。
また、ディスプレイの画質調整も可能なのも特筆すべき点でしょう。
▼コントラストは3種類が用意されているので、好みのものを選びましょう。とはいえ、筆者の体感ではどれもあまり大差ないように感じたので、デフォルトの「Automatic contrast」のままでいいとは思います。↓
▼カラーはデフォルトの3種類以外にもスクリーンショットであるようなカラーサークルから細かく設定ができるので、好みの色合いに調整するのもありかも?↓
WidevineはL3。高画質なコンテンツはYouTubeなどでどうぞ!
▼N-one NPad AirのWidevineはL3ということで、著作権保護ライセンスが絡むコンテンツの再生はSD画質までに留まっていたのは一応報告しておきます。検証表でもあるようにNetflix、AmazonプライムビデオにてSD画質での再生を確認済みです。↓
YouTubeなどの著作権保護のライセンスが絡まないアプリではFHDなどで試聴ができるので、N-one NPad Airで高画質なコンテンツを視聴する場合はそちらでお楽しみください!
スピーカー、音の出力が左右逆じゃね?
N-one NPad Airを触っていて少し気になった点がスピーカー。インカメラを上辺に合わせる持ち方で位相チェックの動画を流してみると、どうもスピーカーの左右(L/R)が逆なんですよね。
インカメラを下辺(スピーカーを上にする持ち方)にすると左右正しく出力されるんですが、タブレットを横持ちする際はインカメラを上辺にするのが普通と思うので、なんだか釈然としないなぁ…と。
まぁ、この事象は試用機の個体差によるものなのかは不明ですが、N-one NPad Airで動画視聴をする際は下辺にインカメラが来るようにしてみるといいかも!これは筆者からのアドバイスです!
イヤホンジャック有り!有線のイヤホン、ヘッドホンが使えるぞ!
細かい点ですが、N-one NPad Airにはイヤホンジャックが搭載されているのも特徴の一つとして挙げておきましょう。
というのも、イヤホンジャックはAndroidタブレットでも廃止される機種が続々と増えてきているので、新機種で搭載されているモデルって地味に貴重だったりするんですよね〜。
上記で記載したスピーカーサウンドの左右が反対になっているのもイヤホンジャック接続のヘッドホンで聴いた限りでは正常だったので、じっくりと腰を据えて映像に没頭したい方はイヤホンかヘッドホンをお勧めします!
エントリークラス相応の写真写り
▼屋内で撮影した写真はこんな感じ。ある程度ディティールは残っているものの、手ブレを全く抑えきれておらず、かなりブレッブレになってしまっています。↓
▼インカメラで撮影。解像度が低い分多少荒くなっていますが、明るさは多少上がっているように思えます。↓
以上の結果より、N-one NPad Airはエントリータブレット相応の作例に留まっているものと思われます。あくまでも記録撮影にとどめておいた方が良さそう。
インカメラの写りを見るに屋内でのビデオ通話では使えそうな感じですので、ビデオ会議などでは使用に耐えうるのかなとも思いますけどね!
充電速度は遅め
N-one NPad Airのバッテリー容量は6,200mAhと10インチのAndroidタブレットとしては可もなく不可もなくで普通ぐらいの搭載量。
さて、バッテリー容量と合わせて気になるのが充電能力。という訳でAnTuTuで用意されているCharging testでチェックしてみました。
▼純正のACとケーブルのセットで45分ほど充電した際の結果がこちら。大体4W台前半で推移していた模様です。↓
以上の結果より、N-one NPad Airは急速充電に対応しておらず、通常充電に留まるとみて良さそうです。充電は就寝時など長時間使わない場面に行うのが良さそうですね!
N-one NPad Airまとめ
N-one NPad Airはスペックも低めな平凡なエントリー帯のタブレット…ではあるんですが、特に採用例が多いUnisocのSC9863Aではなく、スペックアップを果たしているT310を搭載していたりと見るべきところがあるのも事実。ストレージが64GBと他のエントリー帯タブレットよりも多めなのも良い点ですね。
ベースの価格も2万円を切るくらいと近年の為替レートとの兼ね合いを考えるとまぁこんなもんかというところですが、セールもソコソコの頻度で行われている様ですし、実際はもう少し安く手に入れることも可能だと思われます。
とはいえ、処理性能やカメラ性能などなど、端末としての絶対的な性能は高くないため過信は禁物。少しでもゲーム用途を考えている方はもう少しお金を足してもっと性能の高いタブレットを選ぶべきでしょう。
映像視聴に最適なFHDディスプレイも搭載していますし、コンテンツ消費用のタブレットとして、セールなどで安くなっていた際は候補に入れてみてはいかがでしょうか?
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