NVISEN GX02の実機レビュー!買う前に注意点や検証結果、評価をチェック!
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どうも、tatsuです!
様々なミニPCをリリースしているNVISENから、GeForce RTX 2060搭載のハイスペックなモデル「NVISEN GX02」がリリース&提供されたのでレビューしていきます。
様々な比較・検証を行っているのでご自身の使い方に合うか、許容できるかなど、是非照らし合わせながらチェックしてみて下さい!
▼価格は変動するので、リアルタイム価格は以下から確認して下さい!↓
■NVISEN GX02■
初出時価格→1,199.99ドル
目次をクリックすると各項目へ移動します
NVISEN GX02の外観・デザイン
NVISEN GX02 | |
サイズ | 215 × 190 × 65mm |
重量 | 1810g |
NVISEN GX02の筐体でただ一つ言えること。
それは「ただただデカい!」… 以上!(笑)
というのは冗談ですが、ミニPCとは思えないレベルのサイズなのは事実。
▼前はこんな感じ。前面にはあんまり端子類が付いていないので、なんだかスカスカに見える不思議。↓
▼背面はこんな感じ。↓
背面はかなり端子が密集しています。USB 3.0端子は背面にしか搭載されていないので、外部ストレージを頻繁に接続する方はこの面を前にしておくか、挿しやすいような場所に置くなどしておいた方がいいかも!
あと、背面には排気口もあるので、高負荷時にはかなりアッチッチになります。注意!
▼左側面は動作時の風の流れ的に吸気口だと思われます。↓
▼右側面も同様に吸気口だと思われます。↓
重量は実測で1810gでした。約1.8kgもあるので、手に持った際はズッシリと来ますね。
▼上部にはロゴも何も無し!Appleのステッカーを貼るとニセMac miniになるかも?(Mac miniよりデカいけどね!)↓
▼下部にはNVISENロゴと共にオシャレ刻印がされています。このプリント、底じゃなくて天板にすればよかったのでは…?↓
▼以前レビューしたNVISEN AU01と並べるとこんな感じ。いやいやメッチャデカいでしょ(笑)↓
▼ACアダプターも出力が210Wぐらいあるのでデカいです。しかし、「カステラ」と一部では揶揄された初期型XBOX 360のACよりは小さいのでご安心を。↓
▼iPhone 6との比較。デカい。(n回目)↓
NVISEN GX02の外観については、最初に述べたようにミニPCとは思えないサイズなので、設置の際はご注意ください。端子類も主要なものは背面に集中しているので、大人しくモニターの下とかに置くのが安牌に感じました。
NVISEN GX02の性能・パフォーマンス・スペック
NVISEN GX02はCPUにCore i9-10885Hを搭載。レビュー機はメモリ16GB+容量512GBです!
▼メモリ・ストレージのバリエーションは以下の通り。↓
NVISEN GX02 | メモリ16GB+容量512GB(レビュー機) メモリ32GB+容量1TB |
詳細スペックをチェック!
ベンチマーク結果をチェック!
▼Geekbench 6のスコアは以下の通り。 ↓
▼PCMark 10スコアはこんな感じ。↓
▼3DMarkのスコアは以下の通りでした!↓
▼FF XIVベンチ(FHD、デスクトップ、高品質)の結果は以下の通り。↓
▼FF XVベンチ(FHD、軽量)の結果は以下の通り。↓
▼Cinebench R23のスコアは以下の通り。シングルは1136pts、マルチは7644pts。↓
▼標準で搭載されているストレージはLuminouTek社製のSATA接続のSSD。NVISENのミニPCではよく見かけるメーカーの製品ですが、折角のハイスペックなミニPCなので、NVMe接続のSSDを搭載してほしかったのが本音です。↓
▼ストレージ速度は読み込みが499.71MB/s、書き込みが510.68MB/s。読み書きともにSATA接続のSSDなので、順当な数値と言えるでしょう。↓
普段使いの動きチェック!
実際にNVISEN GX02を日常的によく使うコンテンツで試してみました!以下の4段階で評価します!
- 快適・サクサク
- 普通・十分実用的
- イマイチ・妥協が必要
- モッサリ・カクカク
NVISEN GX02 | |
WEBページ閲覧 | 快適・サクサク |
YouTube | 快適・サクサク |
WEBブラウジング(Microsoft Edge(Chromeベース)を使用)といった低負荷な作業は、言うまでもないでしょうが、4K解像度でも快適の一言。タブを100個も200個も同時に開くならともかく、常識的な範疇であればモタつきを感じる場面は無いでしょう。
YouTubeで4K映像も再生してみましたが、コマ落ちも無く快適に視聴できました。
ただ、ちょっとブラウジングや動画再生をしただけでファンが結構回ってうるさいので、その点は注意が必要です。
ゲーム性能をチェック!
実際にNVISEN GX02でゲームを遊んでみました!以下の4段階で評価します!
- 快適・サクサク
- 普通・楽しめるレベルで遊べる
- イマイチ・妥協が必要
- モッサリ・カクカク
APEX:Legends
評価:普通・楽しめるレベルで遊べる
日本で一番流行っているバトロワゲーといえばエイペックスレジェンズ。
▼FHD(1920×1080)の低画質で訓練所を実際にプレイしてみたところ、ひとまず遊べそうな雰囲気の動作ではありました。↓
ただし、解像度をWQHD(2560×1440)まで引き上げると、FHD時とは打って変わり途端に60FPSを割ったり、フレームレートが安定しなくなりました。これでは快適なプレイは困難と考えていいでしょう。
とはいえ、執筆時点(2023年5月)では、まだまだWQHD解像度よりもFHD解像度が一般的ですし、こういった対人ゲームは負荷を軽めにした方が有利になりやすい為、あまりネックにはならないのではないかと思われます。
ということで、実際にプレイしてみての評価は、上記を加味した上で「普通・楽しめるレベルで遊べる」とさせていただきます。でも個人的にはギリギリで「普通」評価なので、ハードに遊ぶのであれば「イマイチ・妥協が必要」評価になると思います。
レインボーシックス・シージ
評価:普通・楽しめるレベルで遊べる
壁の破壊や補強で戦局を有利に進める戦略性の高いFPSがレインボーシックス・シージです。ちなみに、リリースが2015年ということもあってか、グラフィックの負荷はそこまで重くないレベルです。
▼FHD(1920×1080)の最低画質で実際にプレイしてみたところ、とりあえずは遊べそうな雰囲気ではありました。↓
ただ、APEX:Legendsと同じく、最低画質の状態で解像度をワンランク上のWQHD(2560×1440)まで引き上げると、頻繁にカクつくようになったので、NVISEN GX02で遊ぶ際はFHDまでで留めておくのがいいでしょうね。
そもそもシージは対人戦メインのFPSゲームなので、解像度や画質はあまり上げないでプレイしている方も多いでしょうから、そこまで気にすることもないかなと思ったり。
ということで、実際にプレイしてみての評価は、上記を加味した上で「普通・楽しめるレベルで遊べる」とさせていただきます。
ミューズダッシュ
評価:快適・サクサク
リズムゲームの中でもかなりカジュアルなのがミューズダッシュ。
▼グラフィック負荷もかなり軽めなので、予想通りではありますが、カクつきも皆無でゲームプレイは超快適。文句無しで「快適・サクサク」評価でしょう。↓
とはいえ、わざわざCore i9-10885H×RTX 2060のハイエンド構成でテストするべきゲームでもない気はしますけどね〜。
NVISEN GX02の機能・仕様をレビュー!
NVISEN AU01 | |
OS | Windows 11 Pro |
通知ランプ | ✕ |
指紋認証 | ✕ |
顔認証 | ✕ |
冷却システム | ○:空冷 |
MicroSDスロット | ✕ |
備考 | – |
ゲーミング系のソフトウェアは一切無し!
NVISEN GX02は一応ゲーミングミニPCではありますが、ASUSのROG、TUFブランドのゲーミングPCのようなArmoury Crateに相当するソフトウェアは導入されていません。本当にそのままWindows 11 Proが入っているだけです。
▼NVIDIAコントロールパネルもありますが、これはGeForceのドライバに組み込まれているようなものなので、ゲーミング機能とは言えませんしね!↓
「CPUやGPUを制御したい場合は自分でソフト入れてね」って事でしょうが、ある意味清々しいですね。まぁ別にいいけどさ!
メモリ/ストレージの換装可能!2.5インチストレージの取り付けは同梱のケーブルが必要!
NVISEN GX02はご想像の通り、メモリとストレージの換装に対応。ストレージはM.2のSSD以外に2.5インチSATAドライブが1つ搭載可能です。
▼メモリ/ストレージは底面のネジを4つ外せばアクセス可能。しっかし筐体の面積がデカいせいかスカスカに感じますねぇ。↓
▼標準で搭載されるメモリ/ストレージはこんな感じ。メモリは1枚しか刺さっていないので、増設の際はそのまま追加すればいいだけ。↓
▼2.5インチストレージを追加したい場合は、同梱のSATA電源、通信ケーブルを接続する必要があるのは注意が必要です!無くさないように大事に保管しておきましょう!↓
NVISEN GX02のメリット・良いところまとめ!
実際にNVISEN GX02を使ってメリットや良かったと思ったところは以下の通り!
メリット・良かった点
- ゲームもしっかり遊べる性能
- 2.5インチストレージが搭載できる
ゲームもしっかり遊べる性能
NVISEN GX02はCPUにCore i9-10885H、GPUにGeForce RTX 2060を搭載していることもあり、性能は普通のミニPCよりダントツに上。PS3世代などの古めのゲームなら高画質設定でも乗り切れる場面は他のモデルよりも多いです。
ゲームでも最近リリース&最高画質設定では難しい場面が多々あるのは事実ですが、設定をある程度妥協したり等で対処は可能。
通常のデスクトップゲーミングPCをお持ちの方でも、サブ用途に耐えうるくらいの性能はあるんじゃないかなぁ。
2.5インチストレージが搭載可能
少し前までのミニPCでは当たり前とも言えた2.5インチストレージですが、最近は筐体のコンパクト化も進み、搭載出来ないモデルが増えています。
NVISEN GX02は巨大な筐体故に2.5インチストレージもしっかりと搭載できるのは、人によってはメリットと言えるかもしれません。
執筆時点では2.5インチSSDの価格もかなり下落しているので、HDDではなく大容量SSDを搭載してみるのも一興かも!
NVISEN GX02のデメリット・注意点まとめ!
実際にNVISEN GX02を使ってデメリットや注意点だなと思ったところは以下の通り!
デメリット・注意点
- 筐体サイズがミニPCとしてはメチャクチャデカい
- ファンの音が結構うるさい&かなり発熱する
- 標準搭載のSSDがSATA接続
筐体がメチャクチャデカい
NVISEN GX02の難点としては、ミニPCと言えないくらいの大きさが挙げられるでしょう。ハイスペックな構成を実現しようと思ったら必然的に筐体面積が大きくなるのは当然ではありますが、「ミニPCだから取り回しは抜群でしょ」とは考えない方が賢明でしょうね。
ファンの音が大きい&爆熱!
個人的に筐体サイズよりもネックに感じたのは、ファンの音量と発熱。
というのも、ファンはゲームのダウンロード中や動画再生中でも、静かな室内では気になる程度にはしっかり回っており、ファンがうるさくないのはスリープなどの無操作時くらい。つまり、殆どの場面でうるさいってことですね。
また、ゲーム中はヘッドセットを付けていても聴こえるかな?というくらいには「ゴーーー!!」っと回る上に、排気の熱も50度オーバーとアッチッチになっているので、置き場所には注意が必要です。
ACアダプターも地味に熱を持つので、PC本体ともども閉所に置かないほうが賢明でしょうね。
何で標準搭載のSSDはSATAなの?
これは超個人的な愚痴みたいなものですが、NVISEN GX02で標準搭載されているSSDはM.2タイプのSATA。最近はNVMe接続のSSDが主流になってきており、価格自体もSATAとそんなに変わらなくなってきています。
しかも、NVISEN GX02は一昔前レベルとはいえ、ゲーミングPCやクリエイター向けPC顔負けの構成のPCなので、余計にNVMe接続のSSDを採用しなかったのが謎なんですよね。
幸いにもSSDの換装が可能なので、後から載せ替えすれば済む話なんですが、私自身としては何だか納得出来ないなぁと思ったり。
NVISEN GX02のレビュー・評価まとめ!
NVISEN GX02は所謂「ゲーミングミニPC」という製品なので、手軽にPCゲームで遊びたい方にとってはかなり魅力的な製品だとは思います。
しかし、筐体サイズが大きい点に加え、使用中はファンがかなりうるさい上に触ったら火傷しそうになるくらい発熱すること、2.5インチストレージ増設も少し手間が必要なことを考慮すると、個人的にはかなりピーキーな製品だと感じました。
価格も10万円オーバーとミニPCとしても高価な部類に入るので、そういった意味でも敷居は少々高いと思われます。まぁ、似たような構成のPCを購入しようと思ったら同じかそれ以上の値段にはなりそうなので、特別高いってわけでも無いですが安くもないので値段相応といったところです。
結論として、NVISEN GX02は間違ってもPC初心者向けのミニPCではありませんが、ある程度PCのことを理解している方にとっては、弄りがいのあるかなり面白いPCではないでしょうか!手のかかる子ほど可愛いとも言いますしね!少なくとも私自身は気に入りました!
NVISEN GX02をお得に購入する方法!
NVISEN GX02は以下で購入可能です!割引情報があれば随時追加しますね!
▼価格は変動するので、リアルタイム価格は以下から確認して下さい!↓
■NVISEN GX02■
初出時価格→1,199.99ドル