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Moto Z2 Playの性能や仕様、特徴とライバル機種まとめ。

Moto Z2 PLAYは2017年6月29日に発売

モトローラの最新端末「Moto Z2 Play」が日本でも発売することが明らかとなった。Moto Z2 PlayはMoto Z/Z Playの後継機種で、端末背面のモジュールを切り替える事でバッテリー容量を増やしたり、カメラ性能を向上させたりすることが可能な「Moto Mod」にも対応。今回の製品発表と合わせて新たなモジュールも発表されたので合わせて紹介したいと思う。

Moto Z2 Playの発売日と価格。

日本発売日は2017/6/29

価格は執筆時点で58103円。既にAmazonでの受付を開始している。

Moto Z2 Playの仕様表と性能。

項目スペック
OSAndroid 7.1.1
SoCSnapdragon 626
2.2GHZ/GPU Adreno 506
メモリ4GB
保存容量64GB
SDスロット搭載
最大2TB
液晶5.5型有機EL
(1920x1080)
背面カメラ1200万画素
F値1.7
デュアルピクセルセンサー
レーザーオートフォーカス
前面カメラ500万画素
対応バンドLTE
Band 1、3、5、7、8、19、20、28、38、40、41

3G
Band 1、2、5、8、19(バンド6内包)

2G
850、900、1800、1900
SimサイズNanoSIM×2
DSDS
Wi-Fi802.11 a/b/g/n
センサー GPS(GLONASS、Beidouサポート)
加速度センサ、電子コンパス
光センサ、磁気センサ
近接センサ、ジャイロスコープ
指紋センサー、RGBセンサ
VoLTE
防水撥水ナノコーティング
(防水ではない)
バッテリー3000mAh
高速充電技術TurboPower対応
USB Type C
サイズ76.2 x 156.2 x 5.99 mm
重量145g
備考Moto Mods対応

SoCはSnapdragon 626

SnapdragonはQualcomm社のモバイル向けSoCでシェア率ナンバーワン

数多くのミドルハイスペック端末で採用されているSnapdragon 625のマイナーアップデートモデルのSnapdragon 626を搭載。処理速度が2.0GHZから2.2GHZへ向上し625比で約10%の性能向上を果たし、Bluetooth 4.2を新たにサポートしている。3D処理能力を左右するGPUチップは625で搭載されるAdreno 506から変更は無いのでゲーム性能は据置。

その他、基本処理性能に関わるメモリ搭載量は4GB、画面解像度は5.5型1920×1080で今後2年はメイン端末として安心して利用できる性能となっている。

▼ガルマックスでは色々なスマホのAnTuTuベンチマークがデータベース化されています。ユーザさんからもスクリーンショットを募集しているのでよろしければどうぞ。↓
実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ[2020/05/05更新]

対応電波早見表

[LTE]

対応バンド13811181921262841
Moto Z2 Play
ドコモ
ソフトバンク
au
備考各キャリアで表示している◎は対応必須バンド。au電波のバンド26はバンド18を内包

[3G]

対応バンド16891119BC0BC6
Moto Z2 Play
ドコモ
ソフトバンク
au
備考各キャリアの◎は必須バンド。ドコモのバンド19はバンド6を内包。auの3Gバンド(BC0/BC6)はau VoLTE SIMでの利用時は必須ではない。

ドコモ

LTEは全国区をカバーする主力バンドの1、東名阪の高速通信バンド3、プラチナバンドの19に対応しており必須バンドにフル対応。3Gは主力のバンド1、農村地区のつながりやすさを左右するバンド19(バンド6を内包)に対応しているので、Moto Z2 Playはドコモで発売されている端末と同等の電波が掴める。

ドコモのエリアに関しては「エリアマップ」からチェックをどうぞ。

ソフトバンク(ワイモバイル)

LTE、3G共に必須バンドのバンド1、バンド8に対応。更にAXGPの高速LTEバンドである41にも対応している。こちらもソフトバンクやワイモバイルから発売されている端末と同等の電波がMoto Z2 Playも掴める。

ソフトバンク(ワイモバイル)のエリアに関しては「エリアマップ」からチェックをどうぞ。

au

auはLTE、3G共に必須のバンドに対応していない。au VoLTE SIMに対応していないので、LTE/3G回線を利用するSIMなら挿さるが、マイナー電波のCDMA2000(BC0/BC6)に対応していないので通話不可。au系回線を利用するSIMでは使えないので注意しよう。

Moto Z2 Playの良いところ。

ここからは個人的にMoto Z2 Playに魅力を感じた良いところをピックアップしたいと思う。

Zシリーズ共通のMoto Modsアクセサリーが利用できる。

Moto Modsは端末の背面に取り付ける事で様々な機能を拡張出来るユニット

Moto Zシリーズ最大の特徴といえば、様々な機能を持つ「Moto Mods」に対応している事で、背面部分に各ユニットを取り付ける事で、バッテリー容量を増やしたり、プロジェクターを利用できたり、カメラが光学10倍のズームに対応したりと端末を拡張出来る。

Moto Zシリーズが誕生してから様々なMoto Modsがリリースされているので既に数多くのユニットが購入可能となっている。

  • Hasselblad True Zoom Camera(光学10倍ズームレンズ)
  • Moto Insta-Share Projector(プロジェクター)
  • JBL SoundBoost(スピーカー)
  • Incipio offGrid Power Pack(2200mAhバッテリー)
  • [NEW:7/1発売]Turbo Powerパック(3490mAhバッテリー)
  • [NEW:7/1発売]ワイヤレス充電キャップ(ワイヤレス充電対応背面カバー)

▼この他にも端末の背面にユニットを取り付けられる構造を活かして、デザイン性の高い背面カバーに切り替える事も出来る。↓

背面ユニットを利用しない場合は様々なカバーも取り付けることが可能

▼Turbo Powerパックやワイヤレス充電キャップに続き、近々新たなユニット「Moto GamePad」もリリース予定。↓

快適なゲーム操作が可能となるMoto GamePadもリリースする

Moto Z2 Playの新機種でも数多くのMoto Modsが使いまわせるのはMoto Zユーザーにとって非常に嬉しいポイント。最近だとMoto Modsの価格も安くなってきているので手が出しやすくなったのも良い。

LTE+3GのDSDSに対応。通話SIMとデータSIMを個別に管理出来る

DSDSとは2枚のSIMを端末に差し込み同時に待受が可能となる機能。例えば音声通話SIMを大手キャリア、データSIMを格安SIMを利用する、又は音声通話SIMを2枚挿して同時に2つの電話番号で待ち受けする、といった使い方が可能となる。

僕も現在DSDS端末で活用しており、使い方としてはメインの音声通話+データのデータ容量が無くなった時に安い格安SIMのデータSIMに切り替えて同時待ち受け状態で利用している。

大手キャリアで1GBの容量を追加する費用が約1,000円程で、格安SIMなら同等の価格で3GB利用でき高容量を低価格で使えて便利。

▼NanoSIMはそれ以上のサイズにアタッチメントを利用してサイズアップ出来る。SIMを複数持つなら持っておこう。↓

カメラにデュアルピクセルセンサーを搭載。

デュアルピクセルセンサーに対応したカメラを備えるMoto Z2 Play

GALAXY S7 Edgeで搭載され話題となったデュアルピクセルセンサーをMoto Z2 Playも搭載。F値は1.7で非常に明るく、デュアルピクセルオートフォーカスとレーザーオートフォーカスを組み合わせることにり暗所でも高速な撮影&高精細な撮影が期待できる。

超大容量な2TBのMicroSDに対応。

Moto Z2 Playは最大2TBの外部メモリに対応しているので沢山の写真や動画を撮影しても保存容量を気にする必要はなさそう。ただ、市場に2TBのMicro SDが出回っていないので、現実的には128GBを選択するのが最もコスパが良さそう。

VR/ARコンテンツを楽しめるジャイロセンサーを搭載。

時間・環境・時空を超えた仮想世界に没入出来るVR、現実世界を拡張するAR。これらを利用する為に必須となるジャイロセンサーを搭載。ポケモンGOの様な現実世界にポケモンを表示するARモード、VRゴーグルを利用したVRゲームやVR映像コンテンツを楽しめる。

▼ポケモンGOでは現実世界にキャラクターを表示するARモードが利用可能↓

ポケモンGOをプレイする場合はジャイロがあったほうが良い

▼スマートフォンを取り付けてVRゲームやVR映像コンテンツを楽しめるVRゴーグルは価格も安く、価格以上に新たな体験を体感することが出来る。↓

充電時間15分で約7 時間稼働する高速充電技術TurboPowerに対応。

Moto Z2 Playは15分の充電で約7時間の駆動を実現する

充電を忘れても朝に15分ほど充電するだけで約7時間駆動する容量を充電可能なTurboPowerに対応。30分充電するとバッテリー容量の50%まで充電できる。

指紋センサーを活用してスマートフォンの操作が可能。

Moto Z2 Playの指紋センサーはスマートフォンの操作に利用可能

画面側の下部に設置された指紋センサーを利用して様々なスマートフォン操作が可能。

  • 左スワイプで「戻る」
  • 右スワイプで「履歴」
  • タップで「ホーム」
  • 長押しで「ロック」

Androidスマートフォンではディスプレイの下部に戻るボタンやホームボタンなどの「ナビゲーションバー」を利用して操作するが、Moto Z2 Playは指紋センサーを活用する事でナビゲーションバーを非常時で利用でき画面の表示範囲が広くなる。

Moto Z2 Playのイマイチなポイント。

僕が感じたMoto Z2 Playのイマイチなポイントを残したいと思う。

有機ELディスプレイは発色や応答性と引き換えに焼き付きや炎天下時の視野が心配。

Moto Z2 Playには発色や応答性が長けている有機ELを搭載しており、IPSパネルと比較して非常に美しいパネルを備えているが、有機ELは焼付きや炎天下時の視野性が悪いことがデメリット。

焼付きに関しては最近だとソフトウェア的に制御することが多くなったので少なくはなってきたが、屋外で利用する場合は画面が見にくく感じる事が有るので知っておこう。

防水では無く撥水ナノコーティング。

Moto Z2 Playは防水では無く撥水ナノコーティングが施されている端末で防水端末では無い。これまで大手キャリアのガッチガチの防水端末を利用してきた方は取り扱い方を改め直す必要がある。撥水ナノコーティングがどの程度の耐性があるのか明確にされていないので、過信は禁物だ。

Moto Z2 Playのライバル機種

ここでは様々な観点からMoto Z2 Playのライバル機種となりうる端末を複数ピックアップしたいと思う。

コスパを求めるならMoto Z/Z Playをチェック。

Moto Z2 Playの前機種に当たるMoto ZとMoto Z Play。

Moto ZはSnapdragon 625/メモリ 3GB、Moto Z PlayはSnapdragon 820/メモリ4GBでMoto Z2 Playと性能が大きく違わない。

前機種の発売からそれほど時間が経っておらず、Moto Z2 Playを購入するなら価格の安くなってきたMoto ZやMoto Z Playを選んだほうがコストパフォーマンスが良いので悩みどころ。

Moto ZとMoto Z Playに関しては以下の記事で詳しく書いているのでどうぞ。

カメラ性能を求めるならHuawei P10シリーズ。

Moto Z2 Playもデュアルピクセルセンサーを採用したスペック上はハイエンドなカメラを備えているが、トレンド機能のデュアルカメラを利用した一眼レフの様な撮影を楽しみたい方はHuawei P10シリーズがオススメ。

価格はMoto Z2 Playより少々高いが性能は高く、カメラ性能も申し分ない端末。以下の記事で詳しく書いているのでチェックをどうぞ。

低価格でDSDS機能を利用したいならZenFone 3。

発売からしばらく時間が経っている端末だが、現在も非常に人気の高い機種で僕のメイン端末。Snapdragon 625/メモリ3GBとMoto Z2 Playと性能も大きく違わずDSDS機能が利用可能。購入する店舗によっては2万円前後で購入が可能となっている。

Moto Z2 Playまとめ。

Moto Zシリーズが登場した時は「Moto Mods」のラインナップや後継機機種への継続利用に関して心配していた部分もあったが、しっかりMoto Z2 Playにも継続されていたので一安心。

Moto Z2 Playを最大限に活用するにはMoto Modsありきの使い方が前提となってくるが、気軽に手持ちのスマートフォンを拡張出来るのは楽しい。

但し、他社メーカーの端末に乗り換えてしまうと揃えたMoto Modsが無駄になる可能性が高いので、今後もずっとモトローラを使い続ける!というモトローラが好きという方向けの端末だと感じた。

発売日は2017/6/29でモトローラの公式サイトにはMoto Z2 Playの製品ページも公開されているので、気になる方は是非チェックしてみよう。

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