Xiaomi 13Tの実機レビュー!6~7万円で買えるスマホとしては最高かもしれん。迷ったら買ってOK!
柳生です。Xiaomi 13Tを購入したんで実機レビューしていきますよ!
ちなみにこのモデルは海外版で「LEICAなし」モデルとなっています。ライセンスの都合上AliExpressだろうと日本にLEICAモデルは売ることができない、っちゅう話なんでしゃーない。
本機はAliExpressで独身の日セールで428ドル‥約6.4万円ほどで買いました。性能を考えればクッソ安いしクオリティも凄く良かった!とはいえいいところばかりではなく、見逃せん欠点もまとめてるんで、購入時の参考にしてください。
良い点
- (ブルーのみ)レザー製ボディパネルで触った質感が素晴らしい
- ハイエンドといっても差し支えのない高性能っぷり
- なめらかで高解像度な有機ELディスプレイ、クッソ綺麗
- 光学2倍対応の望遠カメラを搭載
- 超広角カメラでの60FPS動画撮影に対応
悪い点
- カメラの出っ張り、サイズがかなりデカい
- ビデオのフレーム補完機能「MEMC」機能はない(Pro版のみ)
- メインと超広角カメラは色のギャップが大きめ
- 日本モデルでは公開市場版がない
目次をクリックすると各項目へ移動します
スペック・ベンチマーク、検証結果の一覧
デザイン:レザーパネルは質感が凄く良かった
▼Xiaomi 13Tはカラーがブルーレザー、ブラック、グリーンと用意されており、今回は迷わずブルーを選択しました。だってレザー使ってみたかったし‥↓
▼実機がコチラ。レザーモデルはヴィーガンレザーを採用していて、触った質感はマジで革そのものでした。高級な革ほどかと言われればわかりませんが(高級な革を知らん人間)。↓
見た目も良いし指紋で汚れないし小キズも目立たない。最高すぎるわ。これで6万ですョ(BFセール価格だけど)。
筆者は破損が怖いって意味でタフネススマホ以外ではケースを付けてたんですが‥でもこいつだけはマジでケース無しで使ってます。
▼一応付属品としてソフトなクリアケースはあるんだけど、これRedmi 12 5Gと違って背面がマット調じゃあないチープなやつなので‥うーん安っぽく感じた。ってわけで裸運用です。↓
▼ちなみに端子キャップはないので編集長に引きちぎられる心配はありません。よかったね(?)。↓
Xiaomi 13T
よくね?マジで。初めてメインスマホで革デザイン使ったんだけどこれケースつけたくねーーーーわ!!!!! pic.twitter.com/XgnKxajvLB— 柳生剣之介 (@yagyu_kennosuke) November 26, 2023
なお重さは193gとけっして軽いとはいえず、むしろ重たい部類に入ります。
▼ただ大抵のスマホってケース付けりゃあ200g超えるし‥そう考えればむしろ相対的に軽く感じる。ケースを付けなければの話。↓
▼側面は流石にアルミニウムとかチタンとかではない模様で、アンテナラインが入っとらんのと触った感触からしてプラスチックっぽいですね。でも見た目がいいからヨシ!↓
▼しかしこのボディにはネックもあり、カメラ部分はとんでもなくブ厚く出っ張っててケースでも解消不可能。机に置いたときの安定感は最悪です。すっげーぇガタつくぞ!↓
▼こんな感じで専有面積もかなりのものなので指に引っかかることもありますが、両端がナナメにカットされておりそこまでぶつからずには済みますね。↓
カメラ自体の見た目や実力の高さはかなりイイんですが、それゆえこの出っ張りも生じているのでしょうかね。オシャレの秘訣はガマンっていうしこの点は割り切るしか無い。
性能:ハイエンドクラスの高性能!PUBGは90Hz対応
Dimensity 8200-Ultraのスペック自体はスコアの高さからもハイエンドクラスと遜色ないレベルで動作速度はすっげーサクサク。
SNSもメールもWEBも動画再生も、そして撮影におけるレスポンスも不満は一切ありません。アプリの読み込みもゲキ速!押せばすぐに応えてくれます。
▼Dimensity 8200-Ultraがどの程度動くSoCなのか以下の記事で解説してるのでどうぞ!↓
ゲーム性能もバッチリ!原神検証でも最低FPSが59を切らなかった
▼で、ゲームについてなんですがこちらもサクサク。驚いたことにPUBG:Mobileは「スムーズ」+「90Hz」の構成に対応してました!↓
軽く触った程度ですが非常にヌルヌル動くし、これはガチゲーマーさんにもオススメできるかも?
▼編集部追記:レビュー公開後にフレームレートの検証を行いました!スムーズ+90FPS時の平常時は約70FPS~75FPS、スモークを4つ撒いて突入を繰り返す高負荷検証では下限47FPSとなりました。90FPS上限でのプレイは厳しいですが、概ね60FPSを超えてプレイできるので、非常に快適にプレイが出来るという評価です!↓
▼原神もこんな感じでした。デフォルト画質は中。ワープを繰り返したり、大技的なやつをブッ放してもFPSが59を下回らず非常に安定しとる(検証の範囲内ではあるけど)。↓
おいおいすごいなこれ。この手の重量級ゲームを快適に遊ぶなら最低でもSnapdragon 8+ Gen 1はほしいなとは思ってたんだけど、AnTuTu80~90満点ほどのDimensity 8200-Ultraも十分力になってくれる、って思いました。
あくまで中画質設定+60FPSでの話ではあるので、これより高い画質設定で快適に遊ぶならより上位のチップセットは欲しくなりますね。が‥中画質でも全然キレイめだし個人的にはこのあたりが良い落としどころに感じます。
発熱も許容範囲内!よく放熱されてる
このXiaomi 13T(Dimensity 8200-Ultra)、性能に加えて、高負荷時における安定性もバッチリでした。
長時間の写真と動画撮影や原神での検証で結構本体全体にかけてあたたかくはなってましたが、不快感を感じるほどではありませんでした。AnTuTuでみたらCPUは58度、バッテリーでは42.8度になってました。
記事執筆時点では11月終わり頃の冬シーズンなんで、これが真夏であれば流石に気にはなってきそうですね。ただアルミニウムや金属製フレームでもなく革製ボディだし、熱さはあってもそれらよりは触った感じマイルドに感じるんで使ってはいけそうだ!
▼ちなみに発熱は「本体全体がまんべんなくあったまる」って感じで、チップ周辺だけが発熱するというわけではありません。チップの熱を分散させてるようで、ここからも大型の放熱パネルがよく効いてるのがわかる。↓
画面:144Hzで高解像度、ベゼルも狭く大満足
個人的にXiaomi 13Tを買う決め手の1つなのが、このディスプレイ。マジで出来が良いぞ!
「高リフレッシュレート」「有機EL」なのは最近のモデルみんなそうなんだけど、Xiaomi 13Tはソレに加えて「2,712×1,220の高解像度」「144Hzリフレッシュレート」「扱いやすい位置の指紋センサー」ってのが大変に良い。
▼その差は大きくないものの、それでも文字のクッキリ感やスクロールのなめらか感、指への追従性など、もはや全てにおいてハイエンドのそれ。大満足っすよ。↓
▼あとダークモード対応はもちろんなんですが、本来ダークモードに対応しないアプリも強制ダークモード表示にできるのも魅力!↓
▼たとえば筆者を買い物依存症に引きずり込むことに定評のあるAmazonアプリ。こんな感じで本来は白地背景ですが見事に黒字にできちまいます。スゴイっしょ。目に優しい。↓
とはいえ強制的に適応させているため、下部のアイコンが見づらくなるなど弊害は出る場合もあります。その点は色々試して好みで設定していきましょう。ちなみに筆者はまぶしさが嫌なんでほぼ全部のアプリを強制的に真っ黒にしとります。
あ、でもLINEやTwitterはなぜか強制ダークモード非対応でした。おそらくデフォルトでダークモードとか見た目を変えられるものは除外される模様。
▼指紋センサーは速度だけでなく位置もバッチグー!画面下ベゼルから1cmほど離れた場所で目視せずとも認証しやすいんすよね。筆者の先代相棒ことGalaxy S20 FEと同じもんを感じた。↓
▼ちなみに指紋認証中のアニメーションも設定でき、さらに指紋認証中にバイブ振動も出来るようになっています。何気ないところではあるんだけど‥いちいち認証することさえもクッソ楽しい。こういう遊び心っていいよね!!↓
▼あと地味に気に入ってるのが下部ベゼル、思った以上に薄いじゃん!ここもハイエンド感あるし見栄えも良いしでお気に入りポイントっす。↓
スピーカー:文句なしの音質。イヤホンジャックは当然なし
Xiaomi 13Tくんのスピーカーはデュアル式。音質、音の広がりや自動位相調整対応など実際のクオリティは文句なしに良いです。
最大音量でも音の崩れをほぼ感じさせず、音の大きさ自体も他モデルと同じぐらい大きく出ます。
▼なお、今や当たり前だし文句でも注意点でもないんですがイヤホンジャック端子はありません。有線イヤホンを使う場合はこういう変換ケーブルが必要にはなってきます。あるいはType-Cタイプのイヤホンでも可。↓
▼さらにサウンド再生アプリごとに個別に音量調整が可能となってるのもGood。こういう感じでMusicolet(ローカル音楽再生プレイヤー)とYouTube Musicを同時に再生している場合、こんな感じで各々の音量を操作可能。↓
OS・機能:MIUIは結構クセが強め
Xiaomi(Redmi)スマホを触る上で欠かせないといえばこの独自カスタマイズOS「MIUI」。
SamsungのOne UIやOPPOのColorOSなど、他社でも独自OSを組んでいるものは多いのですが、筆者からするとこのMIUIは一番クセが強く個性的に思えます。
今までXiaomiやRedmiスマホを触ってきた人であれば慣れてるかもですが、他社製スマホを使ってきた人が乗り換えた場合は結構苦戦するかもしれん。
余談ですがXiaomiはMIUIとは別に、新たな独自OS「HyperOS」も発表しておりXiaomi 14シリーズに搭載予定だそう。いずれはXiaomi 13T含めた既存モデルにも降ってくるんですかね?どういう感じの機能性と使い勝手になるのか気になる。
バイブの感触も凄く良い
地味にして重要ポイントがバイブの感触。Xiaomi 13Tはブルブルって震えるその感じが非常にキメ細やかなんですよ。
▼上で書いた指紋認証時も心地よく震えるし、キーボード入力も1字1字で小気味よいフィードバックを返してくれる。こういう部分も作り込んでるスマホって触るだけで楽しいっすね。↓
便利機能の数々に対応
MIUIはアプリを複製できるデュアルアプリやセカンド・スペース機能など従来のAndroidにはない新機能を内蔵しているのも特徴。
▼LINEを複数アカウントで運用したり、ゲームアプリを複製して別アカで遊んだりなんてこともできちゃいます。↓
▼セカンド・スペースはマルチユーザーに似た性質。それぞれのユーザーごとでデータが分けられるので別の人が使うのに適してるほか、Twitterとかの別垢よろしく自分で2アカウント運用も対応できます。↓
▼アプリの履歴画面もMIUIならでは。こういう感じで横並びにアプリが並んでくれるんでどこにどのアプリがあるかがすぐわかって便利なんすよ。ちなみに従来式に戻すこともできます。↓
▼サイドバー機能も対応し、それ経由で開いたアプリはフローティングウィンドウ表示で開くことができます。ちょいとSNSアプリを覗くとか音楽プレイヤーでリピート設定など操作をしたい時に便利だった。↓
指紋センサーを使って心拍数が測定できる
▼Xiaomi 13Tの画面内指紋センサーを使って心拍数が測定でいるのも特色。この手の機能はXiaomiの一部モデルで見かけられますが他のメーカーでは筆者は見たことないなぁ。↓
精度がどれほどかはわからんですが、運動するときとかなんか身体の調子がいつもと違うときとかには有効かも。
筆者はスマートウォッチ持ってるのでレビューでの検証以外では使っとらんのですが‥よしんばソレがなかったとしても心拍数測定ができるんで気にしてる方にとっては良いかもしれんね!
通知画面のスタイルはiPhone風にも変えられる
Xiaomi 13Tに限ったことではないんですが、最近のMIUIの特徴としては「スワイプダウンする場所で通知が出るかコントロールセンターが出るか」というタイプになっとります。いわばiPhoneと同じ操作方式。
▼パンチホールから左側が通知、右側がコントロールセンターになってます。↓
▼設定から従来の設定に戻すこともできます。でも筆者は新タイプのほうが良いな‥一度に表示される項目が多いしボタンも下部よりになって使いやすいので(`・ω・´)。↓
デフォルトアプリの機能性もバッチリ
Xiaomi 13Tにデフォで内蔵されてるプリインアプリのうち
- Mi ビデオ:動画再生プレイヤー
- ギャラリー:写真、動画ギャラリー
- スーパー壁紙:ライブ壁紙の1種でAoDと連動
- 電卓:関数計算やレート換算も対応
- ゲームセンター:ミニゲーム系アプリがインストール不要で遊べる
これらが非常に優秀。
正直、SamsungのOne UIのプリインアプリも気に入ってて、使いやすさでいえば正直あっちが良かったりはします。ただ、独自機能やできることで言えばコチラに軍配が上がりますね。アプリまで個性の塊、それがMIUI。
Mi ビデオ
▼Mi ビデオはローカル保存した動画の再生はもちろん、なんとYouTubeなどの動画サイトの閲覧もそのまま可能。しかもYouTubeは広告が差し込まれなかったしこりゃすごいわ(これが仕様かバグかは不明)。↓
▼動画サイトのURLをブチ込めばブラウザが開いて、そこからダウンロードが出来るというのもGood。プリインアプリでこれ出来るってスゲーよね。↓
▼ただし筆者が試したところYouTubeとTwitter、TikTokでは非対応のようでダウンロードはできませんでした。YouTubeは著作権上のってテロップが出てくる。↓
ギャラリー
プリインのギャラリーアプリも凄く優秀。使いやすさはSamsungギャラリーに劣るんだけど、こちらは編集能力に長けているんですよ。
▼というのもこれ、消しゴムマジック(不要な被写体の消去)機能が使えたり空をすげ替えたりできるので画像の編集も結構楽しめるんすよね。↓
▼あと地味に嬉しいのがモザイクもかけられること。ブラシツールでなぞった部分をモザイク加工できるんで、SNSに撮った写真を挙げたりこういうレビュー記事でスクショ貼るとき個人情報的なもんを隠すのにスッゲー便利。↓
スーパー壁紙
▼デフォルトで内蔵されてるテーマアプリから「スーパー壁紙」を設定可能。この壁紙は背景が動くライブ壁紙と同じようなもので、ホーム画面でページを切り替えれば角度が変わって動きます。↓
▼面白いのがAoDと連動していて、スリープに切り替えたりするとこういうアニメーションが動くんスよね。これが凄くキレイで見てて好き。↓
スーパー壁紙のなめらかさ好きすぎる pic.twitter.com/v8MKICFJbd
— 柳生剣之介 (@yagyu_kennosuke) December 1, 2023
ちなみにRedmiなど一部のモデル(安いやつ?)ではAoDが常時表示できずタップ後5秒までとかに制限されてるんですが、Xiaomi 13Tではしっかり常時表示もスケジュール表示もできるんでご安心を。
電卓
▼Xiaomi 13Tにプリインされとる電卓は関数含めた様々な計算に対応しているのはもちろん、為替レートの換算もできるのが素晴らしい。↓
OPPO Reno10 Pro 5Gのときもそうだったんだけどマジで「レート換算できる電卓は神」。それに尽きますョ。海外ECサイトからの購入やそれの記事執筆とかでスンゲー役立つし。
ゲームセンター
Xiaomi 13Tのゲームアシスタントのゲームターボとは別に「ゲームセンター」というアプリも入っていました。
▼こちらは様々なミニゲーム系アプリが羅列されており、これらを無料かつインストール不要で気軽に遊べるというのが特徴!↓
広告は差し込まれるのですが、わざわざインストールせずに済むし暇つぶしにも有効なのでこれは結構ありがたいもんですね(`・ω・´)とはいえクラウドデータを適宜読み込んでいるタイプゆえデータの消費量には注意ですが。
短所:「画面をもっと暗くする機能」がない
▼筆者が知る限りAndroid 13からは「画面輝度を限界以上に下げる」という機能がありまして、名前の通り最低輝度よりもさらに暗くすることができます。こういうやつ。↓
最低輝度でも寝る前とかに使うと結構まぶしく感じてしまうし、そもそも純正OSでは用意されてたものだし、この機能は欲しかったところです。まぁ寝る前にスマホすんなって言われちゃあなんも言い返せないんですが(´・ω・`)。
短所:MEMC(動画のフレーム)補間には非対応だった
Xiaomi 11T Pro、12T Proでは対応していたMEMC、まさかの非対応でした。おそらく上位グレードだけの限定機能なのだろうか‥
MEMCってのは動画のフレーム補完ってヤツ。通常だと30Hz、60Hzのフレームレートなんですが、その1コマ1コマの間にAI処理で作成した映像を差し込むことで擬似的に60Hzよりも高いフレームレート再生を可能とするんすよ。ざっくり言えば動画がよりなめらかに動くって感じ。
▼本来はビデオツールのサイドバーで有効化できるんすけど、Xiaomi 13Tにはそれがありません。アップスケーリング(高解像度化)やスタイル変更(カラーリングの調整)、イコライザー的なものしかない‥無念!↓
短所:サードパーティランチャーだとジェスチャー操作が不可
Xiaomi 13T(おそらくMIUI)はジェスチャー操作がデフォルトランチャーでしか使えないのが欠点。
▼Nova Launcherを愛用している筆者にとっては結構痛い。コイツの醍醐味はウィジェットサイズやアプリの名前とか自由に変えられるんですが‥その場合3ボタンナビキーを強いられる。↓
3ボタンナビキーは直感的に使いやすくてソレは良いんですが、有機ELな本機では長期的に使うと焼き付くんじゃねぇかって不安になるし、画面の表示面積も若干ながら狭くなっちまう。ジェスチャー式結構使ってたんで、慣れもあって不便に感じてやまんです。
▼一応3ボタンなりの長所もあって、長押しや同時押しでスクショやフラッシュライトなどの機能に即アクセスできるのが結構便利。筆者はホーム長押しでスクショ操作にしとります。↓
短所:権限の許可取得が非常にダルい
▼MIUIで一番の欠点はこの権限の取得で出てくる警告画面。警告するまではいいとして、許可やOKで進むには10秒も待たないといけません。Xiaomi触ってきた人ならこのダルさがよくわかるはず。↓
▼Play ストア以外からアプリをインストールした場合、数秒ぐらいのセキュリティスキャンも適宜挟まれます。前までは設定でスキャンしないように出来てたハズなんだけど筆者が見た限り無効化する項目みつからんかった。↓
短所:ゲームターボ機能にアクセスしにくい
ゲーム関連の機能を担うゲームターボなんですが、これ結構アクセスしにくい場所にあるのも難点。
▼これ、なぜか「セキュリティ」アプリの中にあり、そこから起動するっちゅうもんになってます。最初っからアプリみたく入っとらん。↓
▼ゲームターボアプリの設定からホーム画面に追加は可能。とはいえこれデフォルトランチャーしか貼れないんで、Novaとか別のランチャーではショトカ不可。せつねえ。これ最初からプリインアプリ形式にしてほしいっすね‥↓
▼ちなみにゲームターボ機能のUIはこんな感じです。↓
カメラ:写真も動画もレスポンスも大満足
Xiaomi 13Tのカメラ構成をおさらいすると「5,000万画素メイン」「1,200万画素超広角」「5,000万画素望遠」そして「2,000万画素インカメラ」となっています。
これまでのXiaomi Tシリーズってメインは高画素で他が低画素な超広角+マクロという構成だったんですが、今回の構成には望遠カメラが追加されてるのがデカい。しかも画素数も高めときた。
望遠カメラは光学2倍ズーム、デジタルズームと交えれば最大20倍ズームなので最高級ハイエンドのような光学3倍とかペリスコープ5~10倍とか最大100倍は非対応ながら、日常使いで2倍ズームを多用することが増えてきた筆者にとっては十分すぎる。
写真:カメラ間のギャップはあるが満足レベル
▼メインカメラで撮影。文句なし!色も出てるし派手さも抑えられており、細部のディテールもよくとらえられてます。↓
▼HDRも優秀。空メインの写真でも他が暗くならず屋内でも明るくなってます。↓
▼メシ撮り。暖色蛍光灯の下ですが、目視と色合いはそう変わらずリアリティあって美味しそうじゃん!↓
▼こちらはワンタップのできる2倍ズームで撮った写真。OPPO Reno10 Pro 5Gのときもそうだったんだけど「被写体の形を崩さず、画角を切り抜ける」というメリットはマジデカい。2倍ズームボタンがあるって良いもんです。↓
▼メインカメラと超広角カメラで撮り比べ。色味や解像感の差はそう感じません。明るい日中だと結構キレイに撮れるじゃん!左が通常、右が超広角カメラ。↓
▼光学2倍ズーム対応+5,000万画素の望遠カメラの実力も優秀!やや遠巻きな被写体でもキレイかつ解像感あふれる写真が撮れた!色合いもなんだが、木の葉とか波模様とかの精細感がスゲー良いっす。(左がメインで右が望遠2倍)。↓
▼ちなみに最大20倍ズームは結構ガビガビで正直実用性は感じない(´・ω・`)。左が1倍。右がデジタル20倍ズーム。↓
▼オレ的には5倍ズームまでなら実用範囲だな!上から1倍、2倍、5倍ズーム。望遠なしのやつだと5倍でも怪しいんだけどXiaomi 13Tならしっかりディテールも残ってて、スマホのような小さい画面で見るのなら気にならんです。PCモニターだとちとボヤけ感はあるけど。↓
▼ポートレート撮影は物撮りにも対応しています。テキトーに置いた花で試してみた(撮る相手がいない)。↓
どうですかね、結構切り分け精度は良好じゃないっすかね。ちなみにこれ、ギャラリーアプリであとからボケ味の調節も対応しとります。ただしGalaxyみたくボケのエフェクト変更だったり背景を真っ黒にするってことはできませんでした。
▼そして筆者が推したいのが夜景の撮影能力の高さ。夜景モードめっちゃ優秀っすよ。明るさも白飛びの抑えもディテールも、そして色味もスゲー良い。↓
▼とはいえ、過信は禁物かもしれん。この写真は結構明るくて色も良かったんだけど、左上が妙にボヤけてしまった。レンズふいても撮り直してもこうなるんで、明るさ次第では細部が消失するのか‥それともオレのウデがヘタクソだからなのか。↓
▼望遠カメラも夜景モード対応してました。見てくれよ。マジ素晴らしい。明るさもディテールもメインと遜色ないクオリティ。望遠カメラもf値1.9とメインと同値なのが効いてるのだろうか。↓
▼長時間露光撮影も対応。こういう感じで車道を写せば、さながらゲームやSFっぽくなります。↓
▼一方で超広角カメラはメインと結構色合い変わっちゃってギャップをすげー感じてしまう。左がメイン、右が超広角でどちらも夜景モードで撮影しています。↓
▼自撮り撮影は解像感や色合いはかなり忠実!写真はノーマルですが、背景ぼかしや美肌モードももちろん対応。↓
▼そしてギャラリーアプリからバッキバキに編集加工することも可能。結構項目多くてガチってて笑った。とりあえず全部ガッツリ調整してみよう。↓
▼無題↓
▼ちなみにこの編集なんだけど、犬やネコの写真加工も対応しとります。色合いとかツヤとか輝き(?)とか変わる。ほどほどが丁度いいね(`・ω・´)。筆者が面倒見てた子猫で口直しにどうぞ。↓
動画:色合い、手ぶれ補正もバッチリ
▼Xiaomi 13T、動画は光学式手ぶれ補正対応。歩き撮影も余裕ですよ。↓
なお4K画質での撮影も可能ですがフレームレートは30FPSが限界でした。あと720Pの低め画質でもなぜか30FPSが限界。なんでやねん(´・ω・`)。使わんので個人的には全然いいんだけど。
▼あとソレとは別に、本当に筆者が嬉しいのは超広角カメラでも1080P/60FPS対応なんすよ。風景撮影で超広角カメラの動画撮影をすることもあるんでこれはありがたい‥30FPSだとカクカク感がスゲー気になっちまうので。↓
バッテリー:予想以上の電池持ち
Xiaomi 13Tのバッテリー持ちもハイエンドにして優秀!ライトユースの多い筆者ですがその程度であれば一日の終わりごろに3~40パーは余裕で持っとります。
Wi-Fiで輝度75%、YouTube動画視聴で2時間再生で10パー減った。このぐらいだとスマホ全体の中でも電池もちは良い方となります。
▼付属している充電器急速充電の速さも素晴らしく、15分で49%というペース。公称値通り40分ほどあれば確実に満充電も出来ました。あとワイヤレス充電は非対応でした。そりゃそうだけど。↓
▼ちなみにこの付属の充電器、67W充電対応のほか、端子にもしっかり赤いアクセントカラーがあしらわれててやる気を感じさせます。さながらシビックのType Rを彷彿とさせる。テンション上がるなァ~↓
Xiaomi 13Tまとめ
Xiaomi 13T、筆者にとってはGalaxy S20 FE以来のベストバイスマホっすね。
一応、あちらと違ってワイヤレス充電に非対応というネックはありますしカメラのでっぱりがヤベェし、あとOne UIからMIUIに切り替えたため結構操作は手こずるんだけど‥それでも総合的には買ってよかった!そう思えますわ。
- 手頃な価格のハイエンドスマホが欲しい方
- ライトな撮影でもハイクオリティな写真を撮りたい方
- ディスプレイにこだわる方
Xiaomi 13Tはこういうタイプなユーザーさんに非常にオススメ!
そして筆者にとっても、性能やコスパだけでなく本体の質感、ディスプレイ、スピーカーに操作性や振動フィードバックの質感も非常に気に入っており、マジでアルトワークスみたいに自分の入力操作にキビキビ応えてくれる。まさに頼れる相棒ですよ。
ただこのXiaomi 13T、国内モデルだとauかUQ mobileでしか発売されておらず、公開市場版(SIMフリー)が存在しないのが惜しすぎる‥つまりAmazonとか公式ストアで気軽に買えねえんすよ。
とはいえそちらのキャリアモデルでも7万円台で売り出されることが判明しており、個人的には7万円でも十分買いに値する良コスパ機種。迷ったら買え!
いずれ公開市場版も、Galaxyみたくあとからでも投入されればいいなあ。そうなれば手に取ってくれる方も増えるハズなんで‥その点もよろしく頼んますよ~~~!!!
▼おまけ。Xiaomi 13Tのファーストインプレを投稿したら、まさかのXiaomiのCEOである雷軍先生から返信飛んできた!!!心に直筆サインをもらった気分。感激で死にそう。大事にしよう。↓
Xiaomi 13Tの購入先まとめ
■Xiaomi 13T(ライカじゃない版)■
初出時価格→699ドル
▼[AliExpress(リーベイツ対応!忘れずに)]↓
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