CHUWI LarkBookのレビュー!わずか1kgの超軽量エントリーノートPC!
格安ノートPCやタブレットPCでお馴染みのCHUWIより薄型・軽量ノートPCのLarkBookが登場!発売して間もないモデルですが、メーカーさんサンプル機を頂いたのでレビューをお届けいたします!
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LarkBookの良かった点と気になった点
薄型・軽量のモバイル性能に特化したエントリークラスのノートPC。他社ではハイエンドPCなどで採用されているdts Audio Processingにエントリークラスながらも対応しているのも特徴。通常価格は429ドルです。
良かった点
・重量は1kg、厚みは11.9mmと薄型・軽量なので持ち運びに便利
・CHUWIらしく筐体のクオリティは高い
・dts Audio Processingオン時のサウンドは結構良い
気になった点
・搭載CPUはCeleronなので処理性能は低め
・USB-PD対応ながらも充電速度面でのアドバンテージは感じにくかった
LarkBookの詳細スペックや特徴は以下で紹介しています。
LarkBookの外観
▼LarkBookの天板はこんな感じ。CHUWIらしく高品質な金属製ボディは健在。端側のCHUWIロゴやガンメタリックのボディがかなりクール!開く際に指を引っ掛けやすいように出っ張りがついているのもポイント。↓
▼ディスプレイの左右と上側のベゼルは比較的薄めなので、スタイリッシュさも抜群な上にディスプレイがかなり広く感じます。↓
▼キー部分やパームレストはこんな感じ。パームレスト部分も金属素材で天板との一体感もバッチリ。↓
▼左側にdtsロゴも入っていますね。↓
▼左上にはLEDインジケーターが配置されています。↓
▼左側面に配置された端子は左からDC端子、USB A(3.0)、HDMI、USB-Cとなります。↓
▼HDMIはMicro HDMIサイズとなりますので、ディスプレイへ映像出力予定でケーブルを持っていない方は用意しておきましょう!↓
▼右側面に配置された端子はイヤホンジャック、USB A(2.0)、Micro SDスロットになります。↓
▼底面はこんな感じ。四辺に配置されたゴム足は少し高めになっています。左上にM.2 SATA方式のSSDスロットが配置されていますね。↓
付属品・同梱物
▼LarkBookの付属品は本体以外にACアダプターのみとシンプル。ただし、今回はサンプル機ということで付属品は変更となる可能性がある点はご留意ください!↓
▼ACアダプターは24Wでサイズはコンパクト。ACアダプターの差込ブレードは折りたたんで収納できるので持ち運びの際に便利です。↓
通電中は青色のLEDが点灯するので通電しているかの確認が容易なのも評価できるポイントです!点灯する際はうっすらと光り始めるのもカッコいい!
LarkBookの性能ってどんな感じ?
LarkBookはIntelのエントリー向けCPUであるCeleron N4120を搭載。2019年第4四半期に登場した新しめのCPUとなります。
Celeron N4120は2017年に登場したCeleron N4100のマイナーチェンジモデルで、違いは最高クロック数が0.2GHzほど上昇しているぐらいで大きな違いはあまりありません。
▼ちなみにWindows 10のシステム情報はこんな感じです。↓
ベンチマークで性能をチェック!
端末の性能を数値化するベンチマークでLarkBookの実機を用いてテストしていきます。LarkBookがどのくらいの性能なのかチェックしてみましょう。
▼まずは総合的な性能が図れる定番ベンチマークソフトのPCMark 10で性能を測定しました!スコアは1659でしたので、以前レビューしたCeleron J4115搭載のCHUWI LarkBoxと比較すると性能は低いと想定されます。↓
▼同じく有名なベンチマークソフトであるPassMarkでも計測しました!↓
▼レンダリング性能が測定できるCINEBENCHでも計測。2020年11月から配信されたバージョン23で計測しています。スコアは画像の通りでした!↓
内蔵されているSSDをチェック!
▼CrystaDiskInfoにて内蔵のSSDの情報をチェック。内蔵されているSSDはKingstonのRBUSNS8180S3256GJで、接続方式はSATAのようです。↓
▼ストレージ速度の測定でよく用いられているCrystalDiskMarkで内蔵ストレージ速度を測定。なぜか書き込み速度の方が高速になっていますが、読み・書き共にSATAのSSDらしい速度ですね。↓
▼複数のファイル容量の読み込み、書き込み速度を一括でテストして、SSDの性能の傾向を示してくれるATTO Disk Benchmarkで検証してみました。↓
LarkBookを実際に使ってみた
ゲームを遊ぶのは質素なゲーム以外ではキツいかも
Celeron N4120は内蔵グラフィックにIntel UHD Graphics 600を内蔵。Celeron N4120自体がエントリークラスのCPUだけあり、Intel UHD Graphics 600もエントリー向けの性能が抑えられたものとなっています。
FINAL FANTASY XIV ベンチマーク
まず最初にオンラインゲームであるFINAL FANTASY XIVのベンチマークもチェックしてみました。
▼ベンチマークスコアの表も併せて記載しておきますので、測定スコアがどの程度の位置付けなのか参考にしてください。↓
▼解像度を1,280×720(FHD)、グラフィック品質を標準品質(ノートPC)で測定。動作はカクカクでお世辞にも快適に遊べそうな感じではなさそうでした。↓
GRID Autosports
2014年にPS3/Xbox 360にて発売されたゲームであるGRID AutosportsのPC版をプレイ。発売時期的にはPS3からPS4への移行期のゲームです。このゲームにもベンチマークテストが用意されていたので測定してみました。
▼まずは手始めに最低画質のウルトラ・ローでテスト。平均FPSは31.02。動きは最低限遊べるレベルって感じでした。↓
▼続いて画質を真ん中のミディアムにしてテスト。平均FPSは12.5。動作に関してはカクつきが目立ち、快適とは言い難いレベルになっていました。↓
▼最後に画質を最高のウルトラにしてテスト。動作はミディアムで快適ではなかったので予想できていましたが、紙芝居状態でマトモにゲームはできないような状態。画質は綺麗でもこれでは遊べないですね。↓
VA11-Hall-A
▼昔のアドベンチャーゲームを意識したデザインが特徴のVA11-Hall-A(ヴァルハラ)をプレイ。VA11-Hall-A(ヴァルハラ)自体が軽量級のゲームだけあり、エントリークラスのCPUでも快適に遊ぶことができました!↓
SSDは新たに増設可能
▼底面にあるSSDスロットのフタを開けてみました。何も入ってない状態でしたので、内蔵のSSDでは容量が足りないって方はココに刺しちゃいましょう!↓
ただし、SSDを固定するネジは付属してなかったので、増設する際は別途購入の必要があるのは注意してください!
▼サイズも2280と汎用性が高いタイプなので、お好きなM.2 SATA SSDを追加しちゃいましょう!以下は定番のSSDの商品ですので、参考にしてください!↓
FHDディスプレイは綺麗
LarkBookはFHDディスプレイを搭載。ディスプレイは光沢のあるグレア方式なので、映像や写真を鑑賞するのに最適。ただし、ノングレア(非光沢)に比べると写り込みが激しいので気になる方は注意しましょう。
タッチパッドは実用的
LarkBookのタッチパッドは標準的なサイズ。パームレストから少し凹んだ位置に配置されていますので、タッチパッドの端が触った感触でわかりやすくなっています。タッチパッド端のダイヤモンドカットもデザイン上のアクセントになっています!
タッチパッドはガラスでは無さそうでサラサラの感触。ガラスに比べ滑らかな感触こそ少なめなものの、十分実用的。変にツルツルなプラスチックよりも悪くない感触でした!
キータッチは格安PCにしては悪くない
ノートPCで気になるのはキーボードの打ち心地。
LarkBookのキーボードは中華ノートPCでは標準的な質素なタッチで、ThinkPadのキーボードのしっとりとした感触に代表されるような高級感こそありませんが、特別打ちにくいと感じることはありませんでした。普通に実用レベルです。
ただ、キー配列は英語配列になっているので、かな入力メインの方やかな配列に慣れている方は注意が必要です!
USB-C端子は充電・通信共に可能。ただ、充電速度にはアドバンテージを感じなかった
LarkBookにはUSB-PD対応のUSB-C端子が搭載されているので、USB-C端子からの充電もバッチリ可能。持ち運びの際でもわざわざ付属のACアダプターを持ち運ぶ必要がなくなります!
ただし充電速度に関しては、13インチMacBook Proに付属している60W ACアダプターで充電しても特別速いとは感じませんでしたので、USB-Cを利用することによる充電速度の向上を目的としているなら少し肩透かしを食らうかもしれないです!
▼転送速度を調べるために約3GBのベンチソフトをポータブルSSDから内蔵SSDへと転送。転送速度は約300MBほどだったので、USB 3.0相当の性能はあるとみていいと思います!↓
dts Audio Processingの効果は抜群!
LarkBookにはハイエンドノートPCでよく採用されているdts Audio Processingが搭載。dts Audio Processingは単純に言えばイコライザーソフトなんですが、これが効果抜群。
LarkBookのスピーカー音質はデフォルト状態では正直なところクッソチープなんですが、dts設定をオンにすると生まれ変わったかのようなサウンドへ変化しちゃいます!てか、CHUWI LarkBookでは必須レベルで変わりますよ!
▼シチュエーションに合わせたコンテンツモードが3種類用意されており、3種ともに音の傾向が異なってきます。↓
私が一通り聴いた所、「音楽」が高音域もカバーしているチューニング、「ゲーム」が低音寄りの迫力重視のチューニング、「映画」が「音楽」と「ゲーム」の中間のチューニングだと感じました。
▼「オーディオカスタム」ではさらに詳しいセッティングも可能なので、プリセットの3種類ではしっくりこない方はチェックしてみましょう!↓
▼さらに音の傾向をチューニングしたい方はイコライザーも用意されているので、オーディオカスタム項目よりも深いチューニングもできちゃいます!↓
LarkBookの実機レビューまとめ
LarkBookはCPUこそCeleron N4120とエントリークラスのものを搭載しているものの、上質で薄型・軽量なボディやdts Audio Processingによるサウンド効果、DC端子を搭載しつつも充電も可能なUSB-C端子を搭載していたりと魅力的な要素も盛り沢山。
LarkBookはネット閲覧や動画再生、書類作成などの作業をリビングや寝室などに手軽に持ち運んで行いたいと考えている方はピッタリかもしれませんよ!
[2020年12月19日16:18 GRID Autosportsの検証結果でフレームレートの数値が一部誤っておりました。訂正してお詫びします。]
LarkBookの口コミ・評判
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