HTC Desire 20 Proレビュー!実機を使ってイマイチだった点、良かった点
どうも!一生毒男こと柳生です。
今回は台湾スマホメーカーHTCのミドルレンジモデルである「Desire 20 Pro」を自腹で購入!実機でレビューをお届けします!
前にスペック紹介記事を書いたときから非常に気になっていたDesire 20 Proの実力。いったいどれほどでしょうか?実機を使って感じた点をご紹介していきます!
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Desire 20 Proの良かった点とイマイチだった点
- HTCのDesireブランドの2020年ミドルレンジスマホ
- マクロ付きクアッドカメラ搭載とトレンドを取り入れつつも、イヤホンジャック・MicroSDスロット搭載と使い勝手の良さも両立したモデル
- ECサイトのEtorenにて32,700円にて購入(ちなみに当時は届くのに1週間ほどかかった)
Desire 20 Proの良かった点
・ド個性的な外観!所有満足感を得られた
・MicroSD、イヤホンジャックに対応している
・背面指紋センサー採用で使い勝手がいい
・マクロ、超広角対応の便利なクアッドカメラを搭載
Desire 20 Proのイマイチだった点
・ボディ素材の触り心地はややチープ
・ステレオスピーカー非対応
・純正OSベースゆえにカスタマイズ項目がかなり少ない
・ナイトモード、マニュアル撮影に非対応、カメラの設定項目も少なめ
Desire 20 Proのスペック詳細
▼Desire 20 Proの詳細スペックや特徴は以下で紹介しています。↓
HTC Desire 20 Proのスペック・対応バンドまとめ!超個性的ルックス!イヤホンジャックなど搭載で使い勝手が最高の予感
付属品:専用ケースはないが、充実した構成!
▼Desire 20 Proの外箱。シンプルながらも黄色のアクセントカラーを押し出したデザインが流石HTCらしいセンス。↓
▼今回のカラーはブラックとなります!外箱にカラバリが書いてあるって珍しい。↓
▼付属品は流石SIMフリーモデルだけあって基本的な部分が充実している印象!専用ケースが無いのはちょっと寂しいけど気になりません。↓
Desire 20 Proの保護フィルムはPDA工房さんからリリース済み!9Hガラスはもちろん、マットタイプから様々なフィルムタイプがリリースされていますよ!
500円以上のご購入時に適用すると100円オフ!
Desire 20 Proの外観:形状はシンプル。カラーは超個性的!
▼Desire 20 Proの外観をぐるっと撮影!ディスプレイの見た目は2020年のトレンドそのものって印象です!↓
▼背面デザインは、やはり個性を感じるデザイン!カラーはブラックですが、斜めの白いラインがいくつも入っており、さらにアクセントカラーの黄色が非常にマッチしててとてもカッコいい!!↓
▼SIMスロットはデュアルタイプ。Nano SIMを2枚、あるいはSIM1枚にMicroSDカードを併用するタイプとなります。↓
同時期に発表されたHTC U20 5Gはマットガラスですが、こちらはいつもどおりのツルツルタイプ背面!マットのような優しいさわり心地ではないものの、持っている際はかなりグリップ効きますね。あと見た目が見た目なので、指紋もあまり目立たないのがGood!
▼また本体の左右側面は丸みはなく、縦方向にスパっとカットされたような形状になっております!横持ちした際に、結構グリップが利くようなっているので持ちやすい!動画視聴やゲーミングシーンでなかなか快適な持ち心地と感じられました。↓
▼側面には注意書きのシールも貼ってありました。このシール使っているうちにすぐはがれかけちゃうので、開封してすぐ剥がしておくのがオススメ!↓
Desire 20 Proの性能ってどんな感じ?
Desire 20 ProのSoCはSnapdragon 665を採用!ミドルレンジ級の性能帯で、普段使いであれば動作の速さに困らないスペック帯となります。
実装メモリ(RAM)は6GBと大容量なので安定性はバッチリ!アプリをいくつか起動したままのマルチタスク作業でもバッチリ動いてくれるので、ハイスペックやヘヴィ級のゲームを高画質で楽しみたい!って方でなければ十分力になってくれますよ。
ベンチマークで処理性能をチェック!
端末の処理性能を数値化するベンチマークをチェックしてみましょう。
▼Desire 20 Proの実機でAnTuTu(Ver8)を測定しました!総合スコアは177,973点、GPUスコアは34,808点です!↓
▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓AnTuTuスコア | 動作・操作感 |
---|---|
総合スコア:約150万点以上 GPUスコア:約60万点以上 | ヌルヌル、動作に不満なし |
総合スコア:約100万点〜150万点 GPUスコア:約35万点〜60万点 | 重いゲームもなんとか |
総合スコア:約50万点〜100万点 GPUスコア:約15万点〜35万点 | 軽いゲームくらいなら |
総合スコア:約25万点〜50万点 GPUスコア:約5万点〜15万点 | 必要最低限 |
総合スコア:約25万点以下 GPUスコア:約5万点以下 | サブ端末向き |
スマホの実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ
▼ストレージ速度はこんな感じ。読み込み速度は301MB/秒、書き込み速度は198MB/秒、ともに不満のない速さです。↓
Desire 20 Proの機能・仕様の検証結果
ガルマックスが力を入れている、実機レビューでしか分からない検証項目です!
ドコモ回線 | データ通信:○ 通話:○ (OCNモバイルで検証) |
ソフバン回線 | データ通信:○ 通話:○ (LINEモバイルで検証) |
ワイモバ回線 | データ通信:○ 通話:○ (ワイモバイルで検証) |
au回線 | データ通信:☓ 通話:☓ (mineoで検証) |
楽天モバイル回線 | データ通信:☓ 通話:☓ Rakuten Link:☓ (楽天モバイルで検証) |
通知ランプ | ☓ |
指紋認証 | ○:背面式。速度・精度は申し分なし・特殊操作はできない |
顔認証 | ☓ |
アプリクローン | ☓ |
PCモード | ☓ |
外部映像出力 | ☓:ケーブル出力不可 |
戻るボタン入れ替え | ☓:戻るボタンは左で固定 |
ジェスチャー操作 | ○:左右からのジェスチャー操作に対応 |
クイックランチャー | ☓ |
DRMコンテンツ | ○:FHDまで対応/HDRなし |
ゲームモード | ☓ |
冷却システム | ☓ |
MicroSD 内部ストレージ化 |
○ |
2回線同時待ち受け | ○:4G+4GのDSDV |
ノッチ隠し | ☓ |
高リフレッシュレート | ☓ |
表示モード | ダークモード、ブルーライトカット |
画質調整 | ☓ |
逆充電 | ☓ |
スピーカー | シングル/下部 |
イコライザー | ☓ |
Photoshop Camera | ☓ |
PUBGモバイルのグラフィック設定 | スムーズ+極限 :× 最高クオリティ&フレーム設定→【標準】+【中】 |
備考 | 日本語非対応(アップデートにて対応した) |
日本語はアプデしないと入ってないので注意!
今回のDesire 20 Proは台湾モデル。海外モデルとはいえ「AndroidOSだから日本語は入ってるやろ!」と思ってたら…まさかの日本語非対応。うそーーん!!!!
▼マジかよって思っていたら、アップデートで日本語に対応!よかった!これで日本のスマホと変わりなく使える!初期バージョンでは日本語が選べませんので、早めのアップデートをオススメします!↓
OSはザ・シンプル!設定項目も控えめ
Desire 20 Proの搭載OSはほぼ純正Androidそのものといった印象です!
▼着信音やフォント、デザインは一部オリジナルになっていますが、9割は純正OSと変わりない印象。初期アプリの数もとてもスッキリしており、「バックグラウンドで悪さするアプリ」の心配がないのがGood。↓
▼裏を返せば、カスタマイズ要素が極めて少ないとも言えますね(´・ω・`)。設定項目は純正OSとほぼ変わらず、SAMSUNGやXiaomi等の独自UIに比べると非常に控えめ。カスタム好きなユーザーさんには物足りなく感じるでしょう。筆者もその1人。↓
個人的に残念だったのが、顔認証と戻るボタン位置の切り替えができない点!うーん、他OSはもちろん純正OSに近い他社モデルも対応している中で、ここが非対応なのはなかなか痛いっすね(´・ω・`)
特に顔認証は手袋で指紋認証が出来ないシーンで辛く感じる!ここもいずれアップデートで対応してくれると信じよう。
まさかのAoD対応!電池もちは悪化するので注意
▼Desire 20 Proのディスプレイタイプは液晶なんですが、まさかのAoD常時表示に対応!有機ELでしか搭載されていない機能でしたが、まさか搭載しているとは思わずビックリだ!↓
画面オフでも時刻、日付、バッテリー残量そして通知の有無がひと目でわかって便利!ただしバックライトをまるまる使うため電池持ちはかなり悪くなるので基本的にオススメしません(´・ω・`)
設定で「新規通知受信時のみ一定時間点灯する」動作にすることもできるので、そちらのほうがオススメですよ!
イヤホンジャックにMicroSD、背面指紋センサー対応はやはり超便利!
▼イヤホンジャック・MicroSD・背面指紋センサー。2020年モデルでこの三種が揃っているモデルってあんまり見かけませんよね。このDesire 20 Proは全て完備しており、やはり使い勝手は最高にイイです!日本語に対応してくれたのでなおさら。↓
これを「古臭いジジイみたいなポイント」ととるか、「キホンをしっかり抑えてて偉いわね♡」ととるかは皆さん次第。筆者は当然後者です。
むしろイヤホンジャック、MicroSDスロット、背面指紋センサー。これらを「三種の神器」って呼んでます(今考えた)。そのぐらい大事な部分だと思ってるのです!
音ゲーを行う際にも友達との通話の際にも、充電しながらじっくり楽しめるのはやはり便利なんですよね。ありったけの音楽、動画をSDカードに詰め込んでDesire 20 Proで再生できるのも使い勝手が良くて好みっす。
ステレオスピーカー非対応。対応してほしかった!
残念ながらDesire 20 Proはシングル式のモノラルスピーカー。下からしか音は出ないタイプとなります。
HTCはメディアコンテンツに力を入れており、ミドルハイモデルであるHTC U19eでもデュアル式ステレオスピーカーを搭載していただけに期待してたけど、流石にかなわなかったか…残念!横持ち時は偏りが気になるので、サウンドにこだわるならイヤホン一択です。
指紋センサーの位置はやや高めなのは気になった
▼取り出す際にらくらくロック解除できる背面センサーの存在もやはり頼もしい。それが背面配置だと手探りでロック解除しやすいんですが、Desire 20 Proの場合はセンサーの位置が高く、ちょっと手をずらさないと認証しづらいのは気になった。あと1~2cmほど下げてほしかった!↓
Desire 20 Proのカメラはどんな感じ?
さて、お次は見た目がイケメンなカメラの検証でございます。見かけ倒しでないことを祈りつつ検証へゴー!
構成 | 48MP(メインカメラ)+8MP(超広角カメラ)+2MP(マクロカメラ)+2MP(深度測定カメラ) |
AI | 設定項目なし |
撮影モード | ビデオ、写真、ポートレート、パノラマ、スーパーマクロ |
ズーム | デジタル。2倍にワンタップ切り替え可で以降はスライダーで最大8倍まで対応 |
シャッター音の消音 | 設定から可 |
マニュアルの設定幅 | なし |
写真解像度 | 12Mまたは48MP |
ビデオ解像度 | 720P/30FPS、1080P/30FPS、4K/30FPS |
スローモーション | なし |
手ブレ補正 | なし |
設定項目が少ない…ビデオの手ブレやスローモーション、タイムラプスは仕方ないとして、まさかのマニュアルモードすらないのは驚いた。カメラの項目自体は、非常にサッパリしております!
昼間に撮影した屋外写真:色合いは暗め。AIなしでリアル調な雰囲気
▼秋葉原の大通りを撮影!どちらも同じ時間に同じ位置から撮り比べております。Desire 20 ProはiPhone 11に比べてやや暗めな印象。ただ空の色はDesire 20 Proがリアルに撮れてるなぁ。華やかさをとるか、リアリティをとるかは皆さんにおまかせします!↓
超広角:歪み補正がバッチリ効いている!
▼超広角カメラで撮影!全体的な色調はメインカメラと大差ないですが、やはり範囲はぐぐーんと広がっております!歪み補正もしっかり働いておりますね。↓
ズーム:最大8倍、実用的なのは2倍まで
▼Desire 20 Proは倍率ボタンを押すと1倍、2倍と切り替えができるタイプになっております!こちらは2倍ズームの写真。劣化がほとんど見られません。↓
最大で8倍のデジタルズームに対応していますが、そのまんま引き伸ばしている見た目なので、ぶっちゃけ実用的なのは2倍までという印象でした。
料理の撮影:鮮やかながらハデさはなく、実用的
▼海鮮モンと野菜カレーを撮ってみました!AIは搭載されていませんが、それでもしっかり色を出している、という印象。バシバシ使っていけるクオリティかは皆さんの判断に任せます!↓
ポートレート:切り分けがバッチリ。顔認識しなくても適用可能
▼ポートレートの品質は筆者はまったくもって文句なし!切り分けは完璧に出来ており、人物撮影でバシバシ使っていける!と思わされるクオリティっす。↓
▼人物だけでなく、物取りでも背景ボケが適用可能!便利で好印象です。50cmまで近づくことができます。↓
マクロ:2.5cmほどまで近づいての接写ができる
専用のマクロカメラを搭載しているだけあって、その接写性能はかなり優秀!最短2.5cmほどまで近づけるため、紙幣のこまか~い模様でもバッチリ大きく写真にできるのがスゴい。
▼1枚めは通常、2枚めはマクロで、それぞれボケずに近づけるギリギリまで撮影した写真す。↓
ナイトモード・夜景撮影:ナイトモード非対応がツラいトコロ
▼暗めの夜景シーン。Desire 20 Proはナイトモード非対応なので、通常モードで撮影しました。明るさはしっかり出ていますが、看板周りの白飛びが顕著な印象っす。ここもアプデで対応してくれないかな(´・ω・`)。iPhone 11はナイトモードが発動しております。↓
自撮り:ビューティーモードがかなり効く!デフォでも効果が強い
▼自撮りの比較。Desire 20 Proはビューティーモード・オート状態で撮影。iPhone 11はデフォルトで撮影しました。Desire 20 Proのビューティーモードはオート状態でもかなり効く!美肌と目の大きさ、輪郭がガッチリ加工されてます。女性向け味が強い印象!↓
動画撮影時の手ブレ補正:補正無し!ブレが100%伝わるのでジンバルが欲しくなる
▼1920×1080/30FPSで撮影した動画です。画質を下げても手ブレ補正は無いので、あるきながらの撮影は厳しめな印象。ジンバルを別途用意したほうが良いでしょう。↓
Desire 20 Proの実機レビューまとめ
基本的な部分を抑えつつ使い勝手が良い。それがDesire 20 Proです。価格も3万円前半と手に入れやすい価格帯なのもGood!
三種の神器はローエンドからミドルレンジクラスのスマホにも搭載されているんですが、その中でもDesire 20 Proは超広角とマクロカメラ搭載に大画面パンチホールディスプレイを搭載している点で違うんです。そして何よりチープさを感じさせない見た目も良いのよね。
その反面、ソフトウェア面においては課題が残るなぁという印象も拭えません。こだわらない方や純正OSに満足している方であれば無問題ではありますが、他社の独自OSがメキメキと各種機能を充実させている流れでは相対的に劣りがちにも感じてしまう…。と思うんすよね。
さらにカメラもナイトモード非搭載がネックなので、ここもいずれアップデートで対応してくれることを祈りましょう!ハードウェア面ではミドルレンジでもかなりよく感じられるので、アップデート次第で無限の可能性を感じさせる、そんなステキな1台でした。
Desire 20 Proは「MicroSD、イヤホンを主としたメディアコンテンツを楽しみたい方」「使い勝手を抑えつつ基本スペックも標準以上に備えたスマホを探している方」「見た目がカッコいいスマホが欲しい方」にオススメですよ!
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