富士通、スマホ等の充電時間を1/3にするアダプターを開発。これは凄い。
大容量バッテリー搭載の端末も珍しくなくなりましたが、バッテリー容量が多くなると充電時間が長くなるという欠点も。
特に、スマートフォンと比べ、タブレットなどは超大容量バッテリーを搭載していますね。
端末を買った時に付属している、充電用アダプターも急速充電ではありますが、富士通は更に効率を良くすることで、従来の1/3で充電できるアダプターを開発したようです。
これは凄い。
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効率を良くするってどういうこと?
スマホのバッテリーをバケツ。充電ケーブルをホース。アダプターをホースと蛇口につなぐアタッチメント。電気を水に例えてお話します。
バケツに水を貯めるために、水道の蛇口からホースを使って水を送ります。
従来の方法では、ホースと蛇口をつなぐアタッチメントから、何故かホースの中に「気泡」が入ってしまっていたのです。つまり、気泡が入る分だけ水を送る量が減ってしまいます。ロス発生!
そこで、この気泡を出来るだけ入らないように、アタッチメントを新開発しました。これは気泡が非常に入りにくい高効率アタッチメントです。
新開発したアタッチメントを取り付け、水道から水を流すと、気泡がグッと減りました。
今まで【水|気泡|水】で流れていたホース内が【水|水|水】となることにより、同じ時間で、より多くの水を送り出す事が出来るようになりました。効率化成功!
その結果、バケツに水が貯まるスピードが早くなります。つまり、バケツを満タンにする時間が短縮されます。効率化により時間短縮成功!
非常にざっくりした例えで簡素なものですが、効率を良くするというイメージはこんな感じです。
ノートパソコンの応用も考えている。
超大容量バッテリー搭載製品の代表選手は、ノートパソコンですね。
最近だと、モバイルバッテリーからUSB経由で充電できるノートパソコンも多くなってきたので、アダプターとUSBケーブルだけ持っておけば、スマホと共有もできますし、超大容量バッテリーでも短時間で充電できるので、使い勝手はかなり良さそう。
アダプター部分だけなので汎用性が高い。
富士通の開発したアダプターは、iPhoneの充電アダプターのようなUSBを挿すタイプ。
超急速充電器等、スマホショップから販売されていますが、アダプター部分が大きく、ケーブルも取り外しができなくて汎用性が低いんですね。
最近だと、USB-type-C端子搭載機種も出始めているので、端子形状も変わりつつあります。iPhoneの充電器のように、USB端子を挿し込むタイプだと、ケーブルを変えるだけで様々な形状の端子に対応できるので、使い勝手は良さそうですね。
富士通の開発した高効率アダプター、期待大です。
短時間で充電ができるので、充電を忘れても安心ですよ。
最近だとバッテリーが大容量になって、タブレットなどは満充電に3時間以上も時間がかかる事も珍しくありません。アタッチメントを変えるだけで1時間に短縮ですよ。素敵。
2017年への実用化に向けて富士通さんは頑張っているみたいなので、期待して待ちましょう。