GMKtec M6 Ultraの本音レビュー!ゲームも結構動くRyzen 5 7640HS搭載ミニPCを試す

GMKtecからRyzen 5 7640HSを搭載するミニPC「GMKtec M6 Ultra」が登場。有り難いことに実機を試す機会を頂いたので、実際に使ってどうなのか本音を織り交ぜながらレビューしていきます!

■GMKtec M6 Ultra■

↓初出時価格↓
69,499円(16+512GB)

72,499円(16+1TB)

75,399円(32+512GB)

78,999円(32GB+1TB)

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スペック、ベンチマーク、検証結果

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しっかりミニPCのサイズ感

ミニPCと言うからにはサイズも個人的に凄く重要なポイント!どれどれとGMKtec M6 Ultraのサイズを確認すると128.8×127×47.8mm。バッチリ小型サイズじゃないですか!

▼見て見て。片手で持てるほどコンパクト。デザインは結構主張が激しいタイプなので好みは分かれそうだけれど。↓

▼iPhone 17と比較するとこんな感じ。↓

▼いつものモニター台の下にもスッポン!Good!↓

このくらいのサイズ感だと置き場所に困ることはまず無いはず。モニター台を使えばPCとキーボードをモニター台の下に突っ込むと書類記入時もデスクを広々と使えるのでオススメですよ〜!

端子は少ないけどUSB4.0搭載は嬉しい

▼前面にはUSB‐A(3.2)が2つ、USB4.0が1つ、3.5mmヘッドホンジャックが備わっていました。↓

▼裏にはUSB‐A(3.2)が1つ、USB‐A(2.0)が1つ、HDMIが1つ、DisplayPortが1つ、有線LAN(2.5Ḡ)が2つ備わっています。↓

USB‐Aポートは同価格帯の製品と比べると少ないんですけど、マウス、キーボード、プリンターを繋いでもUSB4.0とUSB‐Aがフリーで使えるので必要十分かなという感じ。

USB4.0の搭載はGoodですねぇ!この価格帯だと非搭載の場合もあるので凄く嬉しい装備です!これなら外付けGPUもバッチリ使えます。

もちろんOSはOEM版

初期セットアップが完了したのでOSを確認。そうそう、本機はセットアップ時にMicrosoftアカウントにログインしなくて良いタイプでした。

▼OSはウィンドウズ11 Proを搭載。個人で使って良いOEM版であることを確認。↓

GMKtecはこれまで個人で使ってはいけないVL版を確認したことはありません。当然ではあるんですけど念の為の確認。

という事で、OSは当然OEM版なので長期的に安心して使えますよ!

▼OSライセンスの確認方法などは以下の記事に書いているのでチェックしてみて下さい!↓

個人向け製品で法人向けのボリュームライセンス版Windowsがインストールされていないか確認する方法と対処法まとめ

日本語配列キーボードへの変更が必要

海外製のミニPCでは良くあることなんですが、セットアップ後にキーボードがUS配列設定になっていることが多々あります。GMKtec M6 Ultraも何故かセットアップ後はUS配列に。

▼それを分かっているのか、クイックガイドには日本語配列キーボードへの切り替え手順が記載されてました。この症状はデフォなのか?↓

ちょっと面倒ですけど初回セットアップ後はクイックガイドを確認しながら日本語配列キーボードへ設定しましょう。

初回起動後は回復ドライブの作成をしよう

初回起動後は必ず回復ドライブの作成を行いましょう!

Windowsパソコンは簡単に初期化できますが、ドライバーを含むローカルデータからの復元でたまにコケます。

コケた場合はOSをダウンロードしてインストールするんですが、その場合はドライバーを別途用意する必要がある場合も。それはそれで面倒なんですよねぇ。

という訳で、ローカルデータがコケたときの為に回復ドライブは作成しておきましょう。

▼回復ドライブの作成には32GB以上のUSBメモリが必要なので持っていない人はご準備を!↓

外部映像出力は2画面までが実用的

GMKtec M6 Ultraは、HDMI、USB‐C、DisplayPortの3つを使うことで最大3画面の出力ができます。

が、USB‐Cは前面のポートを使うので常にケーブルがザランとしてスマートじゃない&貴重なUSB4.0が潰れるんですよね。なので、実用的な範囲は背面のHDMIとDisplayPortを使った2画面出力までが実用的かなー。

▼ウチのモニターにはHDMIしかない!という人は変換ケーブルを用意しておきましょう!↓

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Ryzen 5 7640HSは日常使いで十分以上の性能

GMKtec M6 Ultraは「Ryzen 5 7640HS」というミドルクラスのCPUを搭載!これが中々のハイパワーなんです。

▼PCMarkのスコアは以下の通りで日常使いでは十分以上のスコア。なおベンチ中は70W前後でした。↓

以下のような使い方で1週間ほど試してみましたがメッチャ快適!

  • WEBサイト閲覧
  • 動画視聴
  • 表計算(Googleスプレッドシート)
  • 書類作成(Googleドキュメント)
  • プリンターなどのソフトウェア操作

こんな感じの使い方だと廉価モデルでもいけます。が、キビキビ感はやっぱり全然違いますね〜。クリックした瞬間にカツーンと動くこの感じ、ライトユースではハイエンドかと思うほど軽快です。

このクラスだと上のようなライトユースでは5年以上は使っていけそう!結構パワフルだったので、もう少し踏み込んだ使い方も試してみます。

ゲームはFHDで快適に遊べる場合も

GMKtec M6 UltraはオンボードGPU「AMD Radeon 760M」を搭載。これが結構パワフルで、ゲームによっては普通に遊べてしまうレベルで動いちゃいました。

▼APEXでは画質を低設定にすることで視野角110で通常プレイ時に70〜90FPSほど出ます。↓

FHDでの通常プレイでも60FPS以上出ているのでゲームは十分に楽しめるレベルですよ!なんせこのゲームを4,000時間もプレイしている僕が楽しめるレベルって言ってるんだから間違いなし。

▼続いては原神。PC版はモバイル版よりも重いんですが、低設定で45〜60FPSくらいでプレイ出来ました。↓

原神も30FPS以上は出ているので十分プレイを楽しめるレベルですね〜。その他、GTA 5など古いゲームはFHDでも快適でした。

▼一方でモンスターハンターワイルズは・・・う〜ん、厳しい!↓

フレーム生成を使っても最低設定で設定変更を推奨されたので、動くっちゃ動くんですけど快適なプレイは難しいですね。

とは言え、実売価格5万円クラスのミニPCとしてはゲーム性能はとても高い部類なのは間違いないです。

所詮オンボードGPUなので過度な期待は禁物ですが、遊べるゲームも多々あるので息抜き程度に遊ぶなら十分かなー。

▼そうそう、USB4.0を搭載しているので以下のようなマウントを使うことで外部GPUも接続できます。↓

GTBOX G-DOCK EGPU docking stationでミニPCにグラボを付けてゲーム性能をアップしてみた

ミニPCよりもデカいのでもはやロマンの側面が強いんですけど、やろうと思えばゲーム性能をガツンとアップすることも出来る仕様ですよ!

また、どうしても遊びたいゲームが出てきてGMKtec M6 Ultraのパワーで足りない時は、GeForce NOWなどのクラウドゲーミングサービスがおすすめ。

これはクラウド上でゲームをサービス側で動かしてもらい、その映像をストリーミングで見ながらプレイするので手元のマシンにパワーは必要無いんです。

回線速度にもよるけれど僕の環境では快適にプレイできているので、どうしても遊びたいゲームがある場合は活用しましょう!

動画編集はFHDソースまでなら快適

動画編集もチャレンジ!結果としてはFHDソースまでなら快適!なお編集ソフトはPremiere Proを使ってます。

「映像のカット」+「テロップ追加」+「BGM追加」のシンプルな編集であれば4Kソースで全然いけます。が、書き出し時間が結構かかる場合もあり。

▼30分のDRV形式動画をMP4へ書き出した結果は以下の通り。↓

FHD→FHD 16分35秒
4K→4K 23分5秒
4K→FHD 42分19秒

FHD動画を編集してFHDで書き出す場合は元動画の時間よりも大幅に短縮して書き出せます。めっちゃ快適!

4K動画を編集して4Kで書き出す場合も元動画の時間より短く書き出せるので十分実用的。編集もライトな感じなら全然OK!5万円台のPCだと4K→4K書き出しで元動画の時間を上回ることも多いので実用的な結果にビックリ。

4K動画を編集してFHDで書き出す場合は圧縮と変換を同時に行うので結構時間がかかります。元動画よりも長い書き出し時間を要するので、このような使い方をするならややパワー不足。このクラスの編集だとワンランク高い性能のPCをオススメするかなー。

と言うわけで、本機は4K動画を4Kで書き出すような動画編集なら十分なパフォーマンスでした。FHD動画をFHDで書き出す場合はさらに快適度があがるので、流行りのショート動画制作ならこれで全然いける!

ローカルLLMも実用的

無料で使えるローカルLLMが最近人気ですが、動作させるにはそこそこのマシンパワーが必要。という事で試してみます!

▼導入は超簡単。LM Studioをインストールすると言語モデルのgpt-oss-20bを選ぶだけ!出力結果は11.00 tok/secとなりました。↓

個人的に10 tok/sec以上はほしい水準だったので、結果としては嬉しい内容です!このくらい動作するなら個人で利用する分には必要十分なので便利に使えそう。

分解は簡単な部類

GMKtec M6 Ultraはメモリやストレージが交換できるのでバラしてみました。分解は簡単な部類!

▼まずは天板を手で引っ張って外します。↓

▼ 4本のネジを外しましょう。↓

▼続いてファン側から蓋に指を引っ掛けて引き上げます。↓

▼パカッと開きました。ファンのケーブルが基盤とつながっているので切らないように注意!↓

大体の製品は裏のゴム足を外す必要があったり、ケースから基盤を取り外すタイプもあるんですが、本機は比較的簡単にバラせるのでなのでストレージもパパッと増設できますよ!

ストレージは換装ではなく増設できる

GMKtec M6 Ultraは、NVMe M.2 2280が2スロット用意されています。

▼スロットは空きが1つあるので換装ではなく増設OKなのが嬉しい!(換装は色々と面倒なので…)↓

M.2 2280のSSDは価格も安く入手しやすいのも良いところ。容量アップも超簡単なので必要な人はSSDを買っておきましょう!

▼そうそう、SSDを外すとWi-Fiカードが確認できるんですがMediaTek製でした。↓

GMKtec M6 Ultraの良い点・注意点・まとめ

良い点

  • ミニPCと言えるコンパクトボディー
  • 日常使いではハイエンドクラスの操作感
  • ゲーム性能も価格の割に高い
  • FHD動画編集も快適
  • ローカルLLMの動作が実用的
  • 分解がとっても簡単
  • ストレージは換装ではなく増設できる
  • USB4.0搭載で外部GPUも繋げられる

注意点

  • ポート数が少なめ
  • 4K→FHDへの動画編集は時間がかかる
  • 最新ゲームは快適にプレイできない場合がある

AMD Ryzen 5 7640HSの性能が想像していたよりもずっと高かったので、長期的に軽快な操作感で使えそうです。

また、一歩踏み込んだゲームや動画編集、ローカルLLM環境も構築できるので、廉価CPUとは違って出来ることの幅が広いもの良いですね。色々チャレンジ出来る余力があるのは素晴らしい。

  • デスクに置けるコンパクトな筐体が良い
  • ライトユースだけど長期的に軽快な動作で使いたい
  • 暇つぶしに軽めのゲームくらいは動くPCが欲しい
  • FHDソースの動画編集にチャレンジしたい
  • ローカルLLMを構築したい
  • 予算は5万円台まで

こんな人はGMKtec M6 Ultraがピッタリなので、ぜひレビューを振り返りながら検討してみて下さい!

■GMKtec M6 Ultra■

↓初出時価格↓
69,499円(16+512GB)

72,499円(16+1TB)

75,399円(32+512GB)

78,999円(32GB+1TB)

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