HUAWEIはKirinに代わる新たな自社製SoCを開発中?
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中国大手メーカーHUAWEIはKirinに代わる新たな自社製SoCを開発しているという噂です。
Kirinに代わる新たなSoCで製品が出るかも?
かつてHUAWEIは自社製SoCとして「Kirin」を開発しており、PシリーズやMateシリーズなどのスマホなどに搭載し販売していました。日本でも優良コスパなSIMフリーモデルとして販売されており、P20 Liteを筆頭に人気を博していましたね。
が、2019年にアメリカの制裁を受けた影響によりGoogleサービスの搭載禁止、さらに半導体輸出の制限により新たなKirinチップセットを作ることすらままならなくなってしまい、一気にシェアを奪われ厳しい立場になっていました。
しかし、まだまだ諦めていない様子です。海外メディアサイトのHC NewsRoomによれば、HUAWEIは自社内で新たなSoCを開発しているらしい。中国の半導体やパートナー企業と提携し開発するんだそう。
これまでは台湾のTSMCやアメリカのQualcommからの供給を受けていたことで、4G通信限定のSnapdragonを搭載したモデルをリリースしていたりしましたが、新SoCは完全に中国内だけで組み上げるものとなります。
この情報はあくまで噂ではあるものの、中国の技術力は非常にあなどれないところまで来ています。なので、完全中国製造の新SoCを搭載した新たなHUAWEIスマホも、いずれ登場する可能性はありますね。
性能帯はどうなるだろうか
筆者の予想ですが、これがもし出た場合エントリー~ミドルレンジレベルの性能帯のものから出てくるんじゃないかな…と考えています。
というのも、高スペックなハイエンドSoCは今や非常に精細緻密な設計が主流となっており、米Qualcommの最新SnapdragonSoCは「4nm」という超高精細なプロセスルールで組み上げられています。
いくら中国の技術力は高まっているとはいえ、台湾、アメリカ、日本など他国の技術なしでいきなり4nmレベルのものを作れるとは正直考えにくい(´・ω・`)。
なのでまずはエントリーSoCやミドルSoCでノウハウを築き上げていって様子を見るんじゃないかな…って予想です。無論ハイエンドが出てくれれば嬉しいけど、そうなるまではあと1~2年以上はかかるかも。
詳細は出ていないのでなんとも言えないのですが、まったく新しいSoCとHUAWEIスマホが出ることに期待したいですね。