Huawei nova 3iのレビューとスペック、仕様評価。価格と最安値まとめ
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Huawei nova 3iの対応電波・ネットワークをチェック!
Contents
Huawei nova 3iの対応電波・ネットワークをレビュー!
ここからはHuawei nova 3iの対応電波やネットワークを実機を用いて検証しています!
対応電波
ドコモ回線は通信できるが電波の掴み具合が悪くなる
ドコモ回線で必須となるバンドは以下の通り。赤色はHuawei nova 3iが対応している対応バンドです。
- 3G:1、6
- LTE:1、3、19
3Gバンドの6は山岳地帯や農村地区をカバーするFOMAプラスエリアで利用するバンド、LTEのバンド19は地下や郊外の繋がりやすさを左右するプラチナバンドで、どちらもドコモ回線を利用する上で重要なバンドです。
残念ながらHuawei nova 3iはこれらの重要なバンドに対応していないので、都市部では地下などで電波が悪くなったり、地方では圏外率が高くなる可能性があります。(検証:楽天モバイル)
ソフトバンク・ワイモバイルはフル対応
ソフトバンクとワイモバイルで利用するバンドは以下の通り。赤色はHuawei nova 3iが対応しているバンドです。
- 3G:1、8
- LTE:1、8、41
Huawei nova 3iはソフトバンクとワイモバイルのバンドにフル対応しているので、キャリアで販売されている端末と遜色ない電波の掴み具合とエリアで快適な通信が可能な仕様となっています!(検証:ワイモバイル)
余談ですが、ソフトバンク純正SIMを利用する場合はIMEI制限がSIMにかかってるので、ショップで機種変更または新規契約の持ち込み契約を行う必要があります。
検証している時に気がついたのですが、3Gから4Gに切り替わるのに少々時間が必要です。僕が試した限り、3Gから4Gへの切り替えは30秒から1分ほど必要でした。実はHuawei Honor 10でも同じ挙動。4Gを掴まない訳ではないのですが、少々切り替わりに時間が必要だった。という事は知っておきましょう。
auは残念ながら利用できない
au回線は必ず対応しなければならないLTEバンド18、26に対応していないので実用的ではありません。au系のAPN自体は入っており、ピクトアンテナ横にKDDIと表示されますが、直ぐに”通信サービスなし”となります。
通信できたとしても主力のバンドに全く対応していないので、au回線ユーザーはau回線に対応しているスマホから選びましょう。
2枚のSIM同時待ち受け機能の早見表
Huawei nova 3iは2枚のSIM同時待ち受け機能(DSDV)に対応しています!
例えば…..
- 1台の端末で仕事用とプライベート用の2つの番号から発着信出来る
- 通話SIMとデータSIMを分けて運用出来るので、格安SIMのデータプランを利用してコスト下げる事が出来る
等など、いい事ずくめ!組み合わせを検証してみたので早見表を作ってみました!参考にどうぞ!
通話SIM | データSIM | 可否 |
ドコモ回線 | ドコモ回線 | △ |
ドコモ回線 | ソフバン&ワイモバ回線 | △ |
ドコモ回線 | au回線 | ☓ |
ソフバン&ワイモバ回線 | ソフバン&ワイモバ回線 | ◯ |
ソフバン&ワイモバ回線 | ドコモ回線 | △ |
ソフバン&ワイモバ回線 | au回線 | ☓ |
au回線 | ドコモ回線 | ☓ |
au回線 | ソフバン&ワイモバ回線 | ☓ |
au回線 | au回線 | ☓ |
Huawei nova 3iの対応バンドはソフトバンクとワイモバイルしかフル対応しておらず、それ以外では必須バンドに対応していないことから、ドコモ系では利用は出来るがエリアが狭くなるなどの弊害があるため△が多くなってます。
最も良い組み合わせはソフトバンク/ワイモバイル×ソフトバンク/ワイモバイルの組み合わせ。最近ソフトバンク回線の格安SIMがリリースされているので、メイン回線をワイモバイル、データ通信は格安なソフトバンク回線のデータSIMを利用するなどが最もバランスの良い使い方かも知れません。
Huawei nova 3iの対応電波・ネットワークの評価
海外製品なので日本市場を見据えたチューニングが施されておらず、対応バンドは一部キャリアに対応するなど日本市場では少々扱いにくい仕様です。
また、対応するバンドが貧弱なので4G+4Gのメリットも活かしきれません。ソフトバンクやワイモバイルをメインに利用している方は非常に快適に活用できますが、それ以外のキャリア回線を利用している方は別の端末を検討したほうが良さげです。