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MUSON MC1Aの実機レビュー。激安4K30FPS対応のアクションカメラを試す

MUSON MC1A

どうも、ガルマックスの猶木(なおき)です。

低価格なアクションカメラをリリースしているMUSONさんから最新のアクションカメラMC1Aを試す機会を頂きました。感謝御礼。

MUSONのアクションカメラはC1とMC2もレビューを書いているので、MC1Aとの違いを交えながら実機レビューをお届けしたいと思います。

MUSON MC1Aの総合評価。

[良かった]

  • 4K30FPSに対応
  • 日本語対応
  • アクセサリー品など同梱品が魅力的
  • 持ち運びに便利なケース付き
  • 防水ケースが付属
  • ドライブレコーダーとしても利用できる
  • Wi-Fiで遠隔操作可能

[イマイチ]

  • バッテリー持ちが悪い
  • 手ぶれ補正が無い

[総合評価]

7,000円以下の激安アクションカメラですが4K30FPSに対応しており高解像度での撮影が可能。但し、フレームレートは30FPSなので、滑らかな動画を撮影したいならフルHD(1920×1080)がオススメ。4Kを利用するなら定点撮影が向いてます。雲の動きを4K30FPSで撮影して倍速編集することでタイムラプス的な映像が高解像度で記録出来ます。

言語設定では日本語が選べ、取扱説明書も日本語なので使い方も分かりやすくてGoodでした。セット内容も充実しており、30M対応の防水ケース、自転車のハンドルや車載時に利用するアタッチメント、バッテリーは2つも同梱されています。

撮影能力や映像美に関してはフラッグシップ機には敵いませんが、この価格なら納得できる画質なので、アクションカメラを使ってみたい!という方は入門機として是非どうぞ。

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MUSON MC1Aのスペック。

項目スペック
カメラ1200万画素
CMOSセンサー
170°広角レンズ
動画4K/30FPS
2.7K/30FPS
1080P/30FPS/60FPS
720P/30FPS/60FPS
スローモーション720P/120FPS
1080P/60FPS
写真16M
12M
8M
5M
タイムラプス3S/10S/15S/20S/30S
ドライブレコーダーループ撮影
50Hz/60Hz切り替え
車載モード搭載
Wi-Fi対応
専用アプリ有り
記録MicroSD
(32GBまで対応)
露出補正-3~3
ホワイトバランス晴れた日
曇りの日
白熱ランプ
蛍光
防水付属ケースで
30M防水対応

過去にレビューを書いたMUSON C1はフルHD解像度で60FPSまで対応、次モデルのMC2は4K25FPSに対応、そしてMC1Aは4K30FPSに対応と少しずつ動画撮影能力が向上していますね。

最近の高級機種では4K60FPSがようやく出始めた頃で、僕が持っている1番高価なアクションカメラYI 4K Action Camera(2.2万円)も最大4K30FPSなので、MC1Aは非常にコスパが高い印象です。

勿論、価格がこれほど違うので、画面がタッチパネルでは無くボタン仕様であったり、ガラスレンズで無かったりなどコストカットが垣間見える部分も有ります。

MUSON MC1Aの同梱品をチェック。

MUSON MC1Aの外箱

MUSON MC1Aの同梱品は非常に充実しています。早速セット内容をチェックしてみましょう。

持ち運びに便利な大型収納ケースが付属。

▼安いアクションカメラだと本体のみ。という場合が多いのですが、MUSON MC1Aは持ち運び用のバッグが同梱されています。

MUSON MC1Aには持ち運び用のバッグが付属しています。

▼蓋を開けると型抜かれたスポンジが敷かれており持ち運び時の衝撃も吸収してくれます。この様な本体を抜いたアクセサリーセットは有名メーカーだと別途数千円クラスで購入する品なのでMUSON MC1Aのセット内容は非常に魅力的ですね。

MUSON MC1Aの付属バッグには本体の他に様々なアタッチメントが付属しています。

30M防水ケースが新しくなりロックが備わっている。

▼MUSON MC1Aにはダイビングで利用できる30Mの防水に対応したケースも付属しています。全てのボタン操作が可能なので水中でも操作できます。

MUSON MC1Aは30M防水のケースが付属しています。

▼防水ケースも仕様が向上していました。MUSON C1やMC2では防水蓋のストッパーは単純なシングルストッパーでしたが、MC1Aではロックが備わり不用意に指が当たっても誤って防水カバーが開くこともなくなってます。

MUSON MC1Aに付属しているケースはロックが備わり、不用意に防水ケースが開く恐れが無くなった

▼C1やMC2と同様に防水ケースのバックパネルは予備パッキンが備わっているスペアも同梱されています。パッキンは劣化するので嬉しい同梱品の一つです。

MUSON MC1Aにはスペアのパッキン装着済みバックパネルが同梱されています。

予備バッテリーと充電台まで付属している。

▼本体の中には900mAhのバッテリーが備わっていますが、それとは別にスペアバッテリーとバッテリー専用の充電台が付属していました。↓

MUSON MC1Aはスペアのバッテリーとバッテリー専用の充電台も付属しています。

▼付属の充電台にはMicroUSBの端子が備わっており、モバイルバッテリーなどから直接バッテリーのみを充電することが可能です。↓

MUSON MC1A本体経由だけでなく、バッテリー台が付属しているのでバッテリーのみをモバイルバッテリーなどで充電可能です。

冒頭の[イマイチ]な部分でバッテリー持ちが悪いと書いていますが、スペアバッテリーを利用する事でこの点はある程度解消出来ると思います。

三脚取付、車載、バイクのハンドルなどに取り付ける為のアタッチメントが全て付属。

▼同梱されているアタッチメントも豊富で、様々な用途で利用できるアクセサリーが付属しています。取扱説明書には写真付きでアタッチメントの利用方法も記載されているので好みの組み合わせを見つけましょう。↓

MUSON MC1Aに付属のアタッチメントは組み合わせにより多彩な場所に取り付け可能です。取扱説明書にはイラスト入りでアタッチメントの利用方法や組み合わせが記載されています。

MC1Aの外観をチェック。

MUSON MC1Aの本体をチェックしてみましょう。

思っていたよりもコンパクトな本体。

▼右がMUSON MC1A、左がYI 4K Action Cameraです。横幅はMC1Aが小さく厚さは少し太いです。MC1Aは高価なモデルと大きさを比較してもそれほどサイズ感は変わりません。

MC1Aと他機種の大きさを比較していますが、高価な製品と比較して大きさに違いはほとんどありません

本体の厚みも高級機と大差ありません

▼本体の正面には電源ボタンと170°レンズを備えたカメラが備わっています。大きくプリントされた4Kの文字で高解像度へ対応しているアピールも忘れていません。本体の底面がチラリと映っていますが、本体の周囲はグルリと滑り止め加工が施されています。ちなみに本体の素材はプラスチックです。↓

MUSON MC1Aのカメラレンズ側に電源ボタンとモード切り替えボタンが備わっています。

▼本体左側面にはマイク・MicroSDスロット、MicroUSB端子、MicroHDMI端子が備わっています。↓

MUSON MC1Aの本体側面には各種端子が備わっています。

▼本体左側面には選択ボタン(上のボタンはWi-Fiボタンにもなってます)と、上部にシャッター/録画開始・停止のボタン、状態確認用のインジケータが備わっています。↓

MUSON MC1Aの側面にはカーソル移動用のボタンなどが付属しています

▼本体底面にはバッテリースロットのみで三脚穴は付いていません。三脚を利用する場合は付属のアタッチメントを使う必要があります。↓

MUSON MC1Aの本体底面にはバッテリースロットのみ

MUSON MC1Aを実際に使ってみた。

それでは早速MUSON MC1Aをガッツリ使ってみたいと思います。

取扱説明書は一部が他モデルでも利用される汎用記載部分があるので注意。

取扱説明書にはWi-Fiで接続して利用できるMC2に同梱されている腕時計型リモコンの利用説明があったので、別途、腕時計型リモコンを購入すると利用できると思いMUSONさんに問い合わせたところ、取扱説明書は複数のモデルで使いまわされている汎用部分も含まれており、MC1Aでは腕時計型リモコンが利用できないと回答をいただきました。

ちなみにタイムラプス撮影は可能ですが、取扱説明書に記載されている「タイムラプスモード」としては搭載されておらず、写真の設定画面から自動撮影を設定することでタイムラプスとして駆動します。

取扱説明書の表紙はMC1Aと記載がありますが、一部の機能に関しては対象外の部分や汎用的使い回しもあったので注意しましょう。

MicroSDの容量に注意しましょう。

Amazonの製品ページには16GB~32GBに対応と記載されているのですが、取扱説明書には64GBまで記載があったのでMUSONさんに問い合わせたら規格としては64GBまで対応しているとのことでした。

もう少し詳しく説明すると、64GBのMicroSDだと相性により利用できない場合も有るので、Amazonの説明書きには最大32GBと記載されているようです。

MUSONさんにこの相違点を問い合わせた時に”取扱説明書に最大32GBと記載するように修正する”との回答を頂いたので、64GBのMicroSDを利用して撮影できなかった場合は不具合ではなく仕様なので注意しましょう。恐らく次のロットから修正版の取扱説明書が同梱されると思います。

▼僕は部屋に転がっていた16GBのMicroSDを挿し込んで使ってみようと思います。クラスは10を推奨とのことです。↓

MUSON MC1Aは最大32GBまで対応しています

容量によるおおよその撮影時間などは以下の通り。※64GBも手元の取扱説明書に記載されていましたが、相性があるので新規にMicroSDを購入する方で64GBを利用したい方はAmazonの質問コーナーなどで実際に64GBのMicroSDを利用されている方にメーカーなどを問い合わせたほうが良いと思います。

容量 4K-2K/30FPS 1080P/60FPS 1080P/30FPS
64GB 120分 240分 480分
32GB 60分 120分 240分
16GB 30分 60分 120分

仕様的に安心して利用できるのは32GBのMicroSDです。持ってない方はクラス10のMicroSDを用意しておきましょう。以下は僕のオススメです。

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本体を充電しながら撮影出来ます。

▼本体に備わっているMicroUSB経由で直接MC1Aに内蔵されているバッテリーを充電出来るのですが、充電しながら撮影することも可能でした。定点撮影などで長時間録画する場合や車載で利用する場合もバッテリー切れの心配無く利用できます。↓

MUSON MC1Aは本体に内蔵のバッテリーを充電しながら撮影が可能です

スマホにWi-Fiで接続して簡単に遠隔操作やシェアが出来ます。

▼MUSON MC1AにはWi-Fi機能が備わっているので、専用のアプリからMC1Aの各種設定を行ったり撮影開始したりなど遠隔で操作可能です。また、簡単に撮影した写真や動画をスマートフォンから簡単にSNSなどへシェア可能です。↓

MUSON MC1AはスマートフォンとWi-Fi接続することで専用アプリでリアルタイムに捉えた映像を確認しながら操作も出来ます。

専用アプリは以下のアプリでAndroidとiOSに対応してます。

NTK Cam

NTK Cam
開発元:chengli xu
無料
posted with アプリーチ

ドライブレコーダーとして利用できる機能が備わっている。

簡易的ではありますが、ドライブレコーダーとして利用できる機能がMUSON MC1Aには備わっています。ちなみにAmazonでもドライブレコーダーとして利用できると記載がありますが、ドライブレコーダーというモードが備わっている訳ではなく、各種設定を行いドライブレコーダーの様に利用できるという感じです。

ドライブレコーダーとして利用する場合の設定方法などを残しておきますね。

  1. 好みの解像度に設定。オススメはある程度長時間撮影できる1080P/30FPS設定
  2. 設定からループ録画をオンにする
  3. 西日本(60Hz)又は東日本(50Hz)を設定する
  4. 常に車載で利用する場合は設定から車載モードをオンにすると便利。

ビデオ設定の項目でループ録画をオンにしましょう。録画間隔は2分/3分/5分から選択可能で、指定した時間で小分けされて動画が保存されます。MicroSDの容量がいっぱいになると小分けされた1番古い動画データが削除されて新しい動画を残すようになるので延々と一定時間分を録画して記録を続けます。↓

MUSON MC1Aでドライブレコーダー機能を利用する場合はループ録画をオンにしましょう

▼設定画面の三本ラインの設定画面から光周波数を選択して西日本で利用する場合は50Hz、東日本で利用する場合は60Hzを選択しましょう。これは高速に点滅を繰り返しているLED信号機の映像を点灯状態で捉える為の設定です。↓

MUSON MC1Aでドラレコ機能を利用する場合は光周波数を住んでいる地域の周波数に合わせましょう

▼バッテリーでの駆動だとバッテリー切れの恐れが有るので、車載で利用する時はUSB経由で充電しながら利用すると思いますが、充電しながら利用する場合は歯車マークの設定から車載モードをオンにしましょう。エンジンのオン・オフに合わせてMC1Aの電源もオン・オフします。

MUSON MC1Aでドライブレコーダー機能を利用する場合は車載モードをオンにしておくとエンジンの始動に合わせてMUSON MC1Aもオンオフします。

1080P/60FPSで撮影した映像。

▼車載にて撮影しましたが、よく見るとフロントガラスに写り込んだダッシュボードなどにピントが合っています。これはMUSON MC1AのAF機能が秀才で、手前に写り込んだものにピント調整されているのが原因です。車載で利用する場合はドライブレコーダーを取り付けるフロントガラスのバックミラー周辺が良いでしょう。

4K/30FPSで撮影した映像。

▼4K撮影では車載映像とは違い、AFの邪魔をするモノが無いので高精細に記録出来ています。フルHD撮影も同様で手持ちなら価格以上の画質であると感じました。但し、手ブレ補正は無いので手ブレの少ない映像を撮影したい場合はスタビライザーなどを利用する事をオススメします。

※以下は4K映像で高負荷動画です。ガクガクしたりする場合はパソコンのスペックが足りていません。その場合は解像度を下げて視聴して下さい。

MUSON MC1Aまとめ。入門機として是非どうぞ

MUSONは過去にもアクションカメラをリリースしており、新しくなる度に動画撮影能力が向上しています。C1の時は1080Pの解像度が上限でしたが、MC2では4Kに対応、MC1Aでは滑らかさが向上してミドルハイスペック帯の4K30FPSが撮影出来る仕様となりました。

MC1Aはアクションカメラをちょっと使ってみたいな。という方にもオススメ出来るアクションカメラの入門機です。

低価格でありながらも数多くのアクセサリーが同梱されており魅力的なセット内容となっているので、ドライブや趣味で映像で残してみたい方は初めてのアクションカメラとして是非どうぞ。

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