nubia Z17 liteの実機レビューとスペック。特徴と価格まとめ
こんにちは、ガルマックスレビュアーのtatsuです。
いきなりですが、みなさん、『nubia』というブランドはご存知でしょうか。
ざっくり説明しますと、日本でも展開している『ZTE』のサブブランドが『nubia』 になります。 例えると『HUAWEI』の『honor』ブランドのようなものですね。
なお、イメージカラーは黒をベースに赤の円形となっており、本家ZTEとはイメージ がかなり違い、とってもクールな雰囲気を作り出しています。
さて、そのnubiaですが、先に発売されていたZ17の弟機と言えるZ17 liteが発売され ました。 しかも、運が良いことにgeekbuying様より端末の貸し出しを受けましたので、ガル マックスのボスである猶木さんと共に実機レビューをしていきたいと思います。
これほんと自分用に欲しいぐらいですよ!
目次をクリックすると各項目へ移動します
更新情報
- PDA工房さんにnubia Z17 liteの専用保護フィルムを制作頂きました!
nubia Z17 liteの総合評価
[良かった]
- 筐体の質感の高さ
- ミッドハイレンジの中でも最高峰のスペック
- デュアルカメラ搭載
[イマイチ]
- 日本語訳が不完全
- イヤホンジャックが非搭載
[総合評価]
ミドルハイエンドの端末になっていますが、6GB RAM、ストレージが64GB、ダブルレンズカメラ搭載と他社の競合機種と比べても頭一つ抜きん出ているのが特徴になります。
今回は黒色の機種でしたが、ツヤ消しの黒色アルミボディに、エッジ部分は金色の ダイヤモンドカット加工が施されており、カメラ部やホームボタンのセンサー周り に赤の配色と、nubia伝統のカラーリングに高級感がプラスされ、かなり所有欲を 満たしてくれるものとなっています。
nubia Z17 liteの価格と最安値
▼執筆時点のGeekbuying価格は32482円。海外ネットショップでは頻繁にセールなどで価格が変動するのでリアルタイム価格は以下からチェックしてみて下さいね!↓
▼様々なショップのnubia Z17 lite価格を比較出来ます↓
▼PDA工房さんにnubia Z17 lite専用の国産保護フィルムを制作して頂きました!12種の保護フィルムタイプから選択可能です!↓
▼nubia Z17 liteのケースはAmazonで売ってます!↓
nubia Z17 liteのスペック
項目 | 仕様 |
---|---|
OS | Android 7.1(Nubia UI 5.0) |
SoC | Qualcomm Snapdragon 653(MSM8976 Pro) |
メモリ | 6GB |
保存容量 | 64GB |
MicroSD | スロット無し |
ディスプレイ | 5.5型 |
解像度 | 1920×1080 |
バッテリー容量 | 3200mAh |
アウトカメラ | 13MP+13MP |
インカメラ | 16MP |
カラー | ブラック・ゴールド、ブルー |
サイズ | 152.75×72.55×7.6mm |
重量 | 168g |
ネットワーク | 2G: GSM B2/B3/B5/B8; CDMA 1 x EVDO 800 3G: WCDMA B1/B2/B5/B8 TD-SCDMA B34/B39 4G: FDD-LTE B1/B3/B5/B7/B8, TDD-LTE B34/B38/B39/B40/B41 |
ドコモ回線 | 必須バンドに非対応 |
ソフバン/ワイモバ回線 | フル対応 |
au回線 | CDMAのみ対応 |
良いところ | 超高性能で低価格 ダブルレンズカメラ搭載 DSDS対応 日本語対応 ZTE品質の高クオリティーなボディー |
Snapdragon 653に6GB RAMとミドルハイでも上位に位置しています。よっぽどヘビーなゲームをしない限り動作で困ることはないでしょう。
またストレージも64GBあり、音楽や動画、写真などもたっぷり保存できます。
ディスプレイは5.5インチと大きめ。もちろん1920 x 1080とフルHD解像度です。バッテリー容量も3200mAhと安心。
さらにQC3.0対応なので急速充電も可能です。 接続端子はUSB Type-Cに、指紋認証センサー搭載と今のトレンドはバッチリ押さえてますよ!
nubia Z17 liteの対応電波とDSDSをチェック
スペック表でも記載していますが、ドコモに関してはLTE/3Gともにバンド1に対応しているので都市部で困ることは少ないですが、LTEのプラチナバンド19と3GのFOMAプラスエリアに対応していないので、地下、郊外、農村地区では電波のつかみが悪くなる可能性があります。
ソフトバンクとワイモバイルに関しては完全フル対応でキャリアで発売されているモデルと遜色ないエリアと電波の掴み具合で利用可能です。
auに関してはau VoLTE SIMに対応していないものの、CDMA2000のBC0には対応しているので黒SIMの音声通話は利用できます。データ通信は出来ないのですがDSDSで回避できます。
もちろん技適の関係上、利用に関しては自己責任となるので留意しておいて下さい。
DSDSは4G+3Gです
DSDSは4G+3Gで利用可能です。
対応電波的に組み合わせは少ないのですが、例えばauの黒SIMを通話用で3G設定、データ通信に高速なLTEをワイモバイルに割当てて使うなど、auの黒SIMを利用している方にとっては便利に活用出来ます。
特にau回線の場合は黒SIMでもデータ通信が出来ないのでDSDSでデータ側のみドコモやワイモバなどのSIMを利用する事になりそうですね。
もちろん、音声通話SIM×2を挿してnubia Z17 liteで仕事用とプライベート用の電話を一台で扱うことも可能です。
nubia Z17 liteの同梱品をチェック
それでは早速開封していきましょう。
▼2段重ねな外箱です↓
箱の作りは以前紹介したAXON 7 miniと同じような感じです。 真ん中が赤くなってるのがポイントですね。
▼外箱裏はAXONシリーズとは異なり、製品の特徴などが簡潔に書かれています。↓
▼箱を開けると本体とご対面↓
▼本体の下にはSIMピンにマニュアルがはいってました。↓
▼付属品はきちんとまとまって入っています↓
▼付属品はACアダプタ、USB-Cケーブル、USB-C→イヤホン端子変換ケーブル、 SIMピン、マニュアル類↓
※付属のACアダプターは日本でそのままでは使えませんが、日本のコンセントに挿し込める変換プラグが別途付属しています。これは有り難い。
▼マニュアルはこんな感じ↓
残念ながら英語とスペイン語の2カ国語しか対応していません。
とはいえ、マニュアルには本当に基本的なことしか書いていないので、スマートフ ォンを触ったことがある方なら問題ないはずです。
nubia Z17 liteの外観をチェック
次に、nubia Z17 liteの外観を見ていきます。
アルミを生かした上品なボディ
▼まずは正面から。奇をてらったものではないオーソドックスなデザインでありながら、ホームボタンの赤丸などnubia端末らしさを感じさせてくれるデザインです。↓
分かりにくいですが、実は画面の真ん中がNFCの範囲です。(マニュアルを見て初めて気が付きました)
▼背面はこんな感じ。指紋センサーは中心より少し上の位置に配置されています。カメラの出っ張りも少なめでアンテナラインもアルミ部分と近い色となってます。すっきりと一体感のある背面が好印象ですね。↓
▼左右はベゼルレスデザインになっています。しかも凄くベゼルが狭いので未来的な印象を受けます。↓
▼nubia Z17 liteのエッジ部分はゴールドのダイヤモンドカット加工が施されており、非常に美しく所有欲を高めてくれます。↓
保護フィルムなんかはPDA工房さんで12種の専用設計フィルムがリリースされているので端末購入と合わせてお買い求め下さい。保護ケースはAmazonで販売されているのでケースが欲しい方もどうぞ!
nubia Z17 liteの仕様と性能をチェック
次にnubia Z17 liteの仕様と性能をチェックします。
プリインストールアプリとnubia UIはこんな感じ
▼まっさらな状態のホーム画面です。独自のアプリも入っていますが比較的スッキリした構成です。独自UI且つ独自のホーム画面なのでアイコンと背景に統一感があり美しい!↓
▼画面下の真ん中以外から上に向かってスワイプするとコントロールセンターが表示されます↓
▼画面下の真ん中から上に向かってスワイプするとマルチウィンドウが起動できま す↓
▼画面上から下に向かってスワイプすると通知が表示されます↓
▼画面端をスワイプしたりタップしたりすることで、アプリの切り替えや明るさ調整などができる『エッジジェスチャー』機能が搭載されています。↓
このエッジジェスチャー機能は標準でオフとなっているので、お好みでオン/オフを切り替えてみてください。
▼EMUIでおなじみのロングスクリーンショット機能も搭載しています。↓
nubia Z17 liteは『nubia UI』を搭載しており、アップルの『iOS』や以前のファーウェイの『EMUI』のように全アプリがホーム画面に表示されるようになっています。
コントロールセンターや通知欄などの呼び出しの操作もiOSと同様ですので、iOSにある程度慣れている方はとっつきやすいかもしれません。
日本語は最低限対応しているが..
▼未翻訳の部分や少し変な日本語になってます。↓
システムの最低限の部分は日本語化されていますが、nubia独自の機能部分の説明部分などは未翻訳の所や翻訳がおかしい部分があります。
普通に使う分には支障はありませんが、独自機能を使ってみたい方は翻訳ソフトを使いながら意味を推測する作業が必要になってしまいますね。
また、文字入力も英字のみなので、別途日本語入力キーボードを用意する必要があることに注意。
▼購入したら速攻Google日本語入力でも入れておきましょう↓
イヤホンジャックは非搭載
残念ながら、Z17 liteにはイヤホンジャックは搭載されていません。
ですので音楽や動画を楽しみたいときは、Bluetoothイヤホンやスピーカーを使うか付属の変換ケーブルをお使いください。
指紋センサーの精度と機能
指紋センサーについてです。 認証速度はそこそこですが精度は抜群です。
何十回か試してみましたが、反応しなかったのは1,2回ほどしかないほど。かといって「登録外の指でも通る」なんてことはなく、きちんと読み込んでいるみたいなので個人的に非常に満足な結果となりました。
指紋認証は頻繁に利用する機能だからこそとっても重要なのです。
AnTuTuベンチマークでは驚きの結果に!
▼Antutuベンチマークスコアは総合スコアが83962、3D性能が21947で約3万円で購入可能な端末であることを考えると滅茶苦茶コスパが良いです。↓
日本で売られてるミドルハイスペックは総合スコアが約6.3万点、3Dスコアが約1.3万点で4万円前後。
nubia Z17 liteが搭載するSnapdragon 653はミドルハイスペック帯でも上位に位置するSoCで驚くほどの高スコアを叩き出しました。
しかも発熱は抑えめになっており、Snapdragon 653のバランスの良さを感じることができる結果です。
▼以下は現時点で市場に出回っている主流のSoCの各性能帯の平均値。nubia Z17 liteの性能の高さが伺えます。↓
▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓AnTuTuスコア | 動作・操作感 |
---|---|
総合スコア:約150万点以上 GPUスコア:約60万点以上 | ヌルヌル、動作に不満なし |
総合スコア:約100万点〜150万点 GPUスコア:約35万点〜60万点 | 重いゲームもなんとか |
総合スコア:約50万点〜100万点 GPUスコア:約15万点〜35万点 | 軽いゲームくらいなら |
総合スコア:約25万点〜50万点 GPUスコア:約5万点〜15万点 | 必要最低限 |
総合スコア:約25万点以下 GPUスコア:約5万点以下 | サブ端末向き |
実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ[2020/05/05更新]
ストレージの速度も速い!
▼内蔵ストレージ、RAMのアクセス速度は以下のようになりました↓
Read、Writeともに速い部類です。特にReadが高速なので内蔵ストレージにデータを書き込む際に有利ですね。
ゲームを動かしてみた
みんな大好き?ゲームを動かしてみました。
▼ASPHALT 8 AIRBORNEを動かしてみた↓
3Dバリバリのレースゲームですが快適に動きます。 動作に不満を感じることはありませんでした。
▼DJMAX TECHNIKA Qを動かしてみた↓
バックでアニメーションが流れるリズムゲームですが特に遅延もなく快適です。
以上、2種類のゲームをやってみましたが、両方とも快適に動作していました。しかも、背面の温度もほとんど上昇しておらず、よっぽどリッチなゲームでない限りは余裕を持った動作が期待できます。
カメラ性能をチェック!
nubia Z17 liteはカメラにも力を入れており背面は1300万画素×2のダブルレンズカメラ、インカメラも1600万画素のカメラを採用してます。
撮影モードが沢山搭載されている!
▼nubia Z17 liteにはポートレート撮影の他に様々な撮影モードが備わっています。↓
マクロ撮影が高級デジカメ並に凄い
驚いたのはマクロ撮影モード。被写体に近づいて撮影するモードですがピントがバッチリ合っているか円形のピント確認窓でチェックしながら撮影出来ます。
▼緑に光っている部分がピントの合っている箇所。ピントが上手く合っていないと赤色で表示されるので分かりやすいです。↓
これ、高級コンデジやデジタル一眼レフなんかでも採用されている表示機能ですね。マクロ撮影ではかなり近づいて撮影出来るのでビックリしました。
▼マクロで撮影した写真。↓
凄く綺麗にボケ味撮影が出来る
nubia Z17 liteのダブルレンズカメラは異なる被写界深度(ピント)で被写体を捉え、背景をボカして被写体を際立たせる撮影が可能です。
撮影時点(ボケ味モードで撮影している最中)はややボケ味が甘い様に感じますが撮影後に見事なまでの補正がかかるので、凄く美しいボケ味撮影が出来ました。
▼1枚目は通常撮影、2枚目はポートレート撮影のボケ味マックス状態。一眼レフカメラの単焦点レンズで撮影したような美しい背景ボケ写真が撮影出来ます。↓
ポートレート撮影でボケ味強度を変更するにはカメラのポートレート画面→画面左上の歯車マーク→その他の設定→絞りを調整するをオンにしましょう。
フルオートでの撮影
被写体にカメラを向けてシャッターを切っただけの写真です。非常に美しい写真が簡単に撮影出来てGoodな出来栄えでした。
動画撮影は定点撮影に向いている
▼動画も撮影してきました。前半は片手持ちの歩き動画で後半は定点撮影です。手ぶれ補正が無いので歩き撮影ではブレが大きくなってます。どちらかと言えば定点撮影に向いてます。↓
nubia Z17 liteのまとめ
如何でしたでしょうか。
Z17 liteはZ17の弟分になりますが、だからといって安易に妥協せずにきっちりと作り込んでいる点に好感が持てました。
同価格帯でここまでバランスが整ったミドルハイスマホはなかなか無いと思いましたし、「nubiaやるじゃん」と思いました。
「プレミアムな機能がついて、値段が手頃で、なおかつ性能が高めなスマホが欲しい方」は選択肢の一つに上がるだけの価値はありますよ!
nubia Z17 liteの購入は以下からどうぞ!
↓様々なショップのnubia Z17 lite価格を比較出来ます↓
▼保護フィルムは12種から選べます!本体と合わせてどうぞ!↓
▼nubia Z17 liteのケースはAmazonで売ってます!↓
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