どこが変わった?OPPOの「Reno9 A」と「Reno7 A」の違いを比較
OPPOのAndroidスマホ「Reno9 A」と前機種である「Reno7 A」の違いを比較しました。
Reno9 AとReno7 Aの性能を比較
Reno9 Aは2023年6月に発表された、執筆時点でOPPO Renoシリーズの最新モデル!‥とはいったものの、先代モデルとなるReno7 Aとスペックが共通している部分も多く、現状では評価は芳しくない傾向にあります。
筆者自身、多くのスペックが共通している中、むしろ「どこが違う?」と気になっていたのでここに書き出してみました。
Reno9 AとReno7 Aの性能を比較した表がこちら。
製品情報 OPPO Reno9 A(Snapdragon 695) : OPPO Reno7 A(Snapdragon 695) | ||
---|---|---|
端末名 | Reno9 A | Reno7 A |
発売年 | 2023年6月 | 2022年6月 |
発売地域 | 日本:楽天モバイル ワイモバイル | 日本:SIMフリー au UQモバイル ワイモバイル 楽天モバイル |
メーカー・ブランド | OPPO | OPPO |
対応バンド・周波数・ネットワーク OPPO Reno9 A(Snapdragon 695) : OPPO Reno7 A(Snapdragon 695) | ||
3G | W-CDMA:1 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19 | W-CDMA:1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19 |
4G LTE |
FDD LTE:1 / 3 / 4 / 5 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 26 / 28 TD-LTE:38 / 40 / 41 / 42 |
FDD LTE:1 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 26 / 28 TD-LTE:38 / 40 / 41 / 42 |
5G NR | Sub6:n3 / n28 / n41 / n77 / n78 | Sub6:n3 / n28 / n41 / n77 / n78 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth |
バージョン:5.1 コーデック:SBC / AAC / aptX / aptX HD / LDAC |
バージョン:5.1 コーデック:SBC / AAC / aptX / aptX HD / LDAC |
SIMサイズ・スロット |
デュアルスロット(Nano SIM×2) ※ワイモバイル版はNano SIM×1・Micro SD×1 |
デュアルスロット(Nano SIM×2) ※au/UQモバイル/ワイモバイル版はNano SIM×1・Micro SD×1 |
ネットワーク関連備考 | eSIM対応 | eSIM対応 |
本体仕様 OPPO Reno9 A(Snapdragon 695) : OPPO Reno7 A(Snapdragon 695) | ||
ディスプレイ |
サイズ:6.4インチ 材質:有機EL 画面占有率:89.4% 形状:パンチホール(左上) 最大リフレッシュレート:90Hz 最大タッチサンプリングレート:180Hz |
サイズ:6.4インチ 材質:有機EL 画面占有率:89.4% 形状:パンチホール(左上) 最大リフレッシュレート:90Hz 最大タッチサンプリングレート:180Hz |
解像度 |
解像度:2,400×1,080(FHD+) 画面比率:20:9 |
解像度:2,400×1,080(FHD+) 画面比率:20:9 |
画素密度 | 411ppi/高精細でドットの粗さは気にならない | 411ppi/高精細でドットの粗さは気にならない |
サイズ |
高さ:160mm 横幅:74mm 厚さ:7.8mm |
高さ:159.7mm 横幅:73.4mm 厚さ:7.6mm |
重さ | 183g | 175g |
本体色 | ブラック系、ホワイト系 | ブラック系、ブルー系 |
システム仕様 OPPO Reno9 A(Snapdragon 695) : OPPO Reno7 A(Snapdragon 695) | ||
OS |
ColorOS 13 Android 13ベース |
ColorOS 12 Android 11ベース |
CPU(SoC) | Qualcomm Snapdragon 695 | Qualcomm Snapdragon 695 |
AnTuTuベンチマーク |
総合スコア:約390,000 |
総合スコア:約390,000 |
メモリ/保存容量 OPPO Reno9 A(Snapdragon 695) : OPPO Reno7 A(Snapdragon 695) | ||
組み合わせ | メモリ8GB+容量128GB | メモリ6GB+容量128GB |
ストレージカード |
MicroSDカード対応(最大1TB) ※片方のSIMスロットと共用 |
MicroSDカード対応(最大1TB) ※片方のSIMスロットと共用 |
カメラ OPPO Reno9 A(Snapdragon 695) : OPPO Reno7 A(Snapdragon 695) | ||
背面カメラ |
トリプルカメラ ①4,800万画素(メイン、f/1.7) ②800万画素(超広角、120°、f/2.2) ③200万画素(マクロ、4cm、f/2.4) 手ぶれ補正:非公表 センサーサイズ:非公表 PXサイズ:非公表 |
トリプルカメラ ①4,800万画素(メイン、f/1.7) ②800万画素(超広角、120°、f/2.2) ③200万画素(マクロ、4cm、f/2.4) 手ぶれ補正:非公表 センサーサイズ:非公表 PXサイズ:非公表 |
インカメラ |
パンチホール式インカメラ 画素数:1,600万画素(メイン、f/2.4) センサーサイズ:非公表 PXサイズ:非公表 |
パンチホール式インカメラ 画素数:1,600万画素(メイン、f/2.4) センサーサイズ:非公表 PXサイズ:非公表 |
機能仕様 OPPO Reno9 A(Snapdragon 695) : OPPO Reno7 A(Snapdragon 695) | ||
GPS | GPS、A-GPS、GLONASS、BDS(BEIDOU)、GALILEO、QZSS | GPS、A-GPS、GLONASS、BDS(BEIDOU)、GALILEO、QZSS |
生体認証・ロック解除 |
指紋認証:対応 顔認証:対応 |
指紋認証:対応 顔認証:対応 |
センサー |
赤外線センサー:非公表 加速度センサー:対応 近接センサー:対応 ジャイロセンサー:対応 電子コンパス:対応 光センサー:対応 |
赤外線センサー:非公表 加速度センサー:対応 近接センサー:対応 ジャイロセンサー:対応 電子コンパス:対応 光センサー:対応 |
防水/防塵・タフネス等級 |
防水/防塵:IP68 耐衝撃:非公表 |
防水/防塵:IP68 耐衝撃:非公表 |
イヤホンジャック | あり | あり |
NFC |
NFC:対応 FeliCa/おサイフケータイ:対応 |
NFC:対応 FeliCa/おサイフケータイ:対応 |
バッテリー OPPO Reno9 A(Snapdragon 695) : OPPO Reno7 A(Snapdragon 695) | ||
バッテリー容量 | 4,500mAh | 4,500mAh |
充電 |
有線充電:18W ワイヤレス充電:非公表 逆充電:非公表 |
有線充電:18W ワイヤレス充電:非公表 逆充電:非公表 |
ポート | USB Type-C | USB Type-C |
スペック表のソース OPPO Reno9 A(Snapdragon 695) : OPPO Reno7 A(Snapdragon 695) | ||
参照元 |
【公式サイト】OPPO Reno9 A – oppo.com |
【公式サイト】OPPO Reno7 A – oppo.com |
スペック詳細記事 | OPPO Reno7 Aのスペック・対応バンドまとめ | OPPO Reno7 Aのスペック・対応バンドまとめ |
Reno9 AとReno7 Aの違い
ざっくり言うとこんな感じです。
Reno9 Aは、
- カラーはブラックとホワイト(Reno7 Aはブラックとブルー)
- 外観デザインが少し変わり、サイズもわずかに大型化
- 本体重量は183g(Reno7 Aは175g)
- メモリ(RAM)が8GBになった(Reno7 Aは6GB)
- Android 13ベースのColor OS 13を搭載(Reno7 AはAndroid 11ベースのColor OS 12)
- 対応バンドが減少
外観デザインは若干変わっています。まずカラーはブラックは同じですが、ブルーがホワイトになっているのが違い。一応Reno7 Aはブルーといってもほとんどホワイトに近い色合いだったんですが、Reno9 Aでは完全な白色になっています。
カメラ部分のレイアウト配置は同じですが、Reno7 Aでは全部がマット調になっていたのが、Reno9 Aではカメラ部分とその真横に伸びる形で光沢が広がっている、という意匠になっています。
背面だけ見たときに「カメラ部分やその横がツルっとしている!」ってものであればReno9 Aという見分け方はできますね(見分けてどうするかと言われればそれまでだけど)。
本体サイズは高さが0.3mm、横幅は0.6mm、厚みは0.2mm増えており、極々わずかに大型化。1mmの差すらもないので、手にとってサイズ感が異なることはほぼないでしょう。
ただ重量は8g重くなっており、持ったときのずっしり感はありそうですね。 スペックではほぼ違いがなくバッテリー容量も同じなのにどこでそんなに差が付いたのかは謎。
SoCは同じですが先代よりもメモリ(RAM)は2GB増え、8GBになっています。処理速度はほぼ変わらないものの、重いアプリや複数アプリを動かしているときの安定性はアップしているものと期待できます。
ソフトウェアでは、Reno9 Aは最初から最新Android 13をベースとした「Color OS 13」を搭載しています。
‥とはいえReno7 Aでもメジャーアップデートで同じバージョンに並ぶ可能性があり、Reno9 Aだけの優位点とは今のところ言えません。
しかし最新モデルゆえ、Android 14や15といった、より先のバージョンに対応する可能性は見込めます。
そして対応バンドですが、Reno7 Aと比べ3GバンドではW-CDMAの「2」が、4Gバンドでは「7」が削られています。
バンド8や19、26などの日本キャリアの主要バンドはそのまま対応しているので実施要で影響はなさそうですが念のため。減った‥というよりは、むしろムダを削ぎ落としたという感じです。
まとめ
こうして改めてまとめてみると、Reno9 Aはマジで新型というよりマイナーチェンジ感が否めない‥という印象ですね。ちなみにblog of mobileさんがFCCではReno9 AとReno7 Aは電気的に共通、プリント基板に変更がないことを確認しています。つまり中身は一緒ってことですね。
とはいえ、最新モデルという点においては旧式よりも先のアップデートが受けられるというメリットはあります。またOPPOスマホでは珍しい完全ホワイトの見た目に魅力を感じたなら選ぶ価値はあるでしょう。
あと、「価格もほとんど変わっていない」という点は評価点。Reno9 Aの発売時価格は46,800円ですが、Reno7 Aの発売時価格は44,800円でした。
一応2,000円は値上がりしているものの、他社の最新モデルの値上げ幅より非常に小さいんですよね。スマホ価格がインフレしている中で言えばReno9 Aはまだ良心的に思える。物価高騰と円安という状況下なら尚更です。
余談ですが、筆者自身こういう「似通っているけど違うモデル」って結構好き。この2台を並べて飾ったり、細かい機能や仕様とかカメラの写り具合とかそういった部分がどう違うかを探すってのがかなり楽しいんですよね(`・ω・´)。そういう意味ではなかなか興味深い。
▼Reno9 Aの購入先は以下!↓