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OUKITEL OT8の実機レビュー!カメラ性能が思った以上に優秀なUnisoc T606搭載タブレット!

OUKITEL OT8

以前ガルマックスでも取り上げたOUKITEL OT8をメーカーさんから提供頂いたのでレビューしていきます!

Unisoc T606搭載のタブレットは星の数ほどリリースされていますが、果たして本機はどのような特色があるのかも含めてチェックしていきますよ!

OUKITEL OT8はこんなモデルでした!

  • デザインは他のタブレットよりも独創的
  • 付属品は結構充実している
  • 動作はそれなり
  • 3D系のゲームの動作はかなり厳しい
  • スピーカーの音質はソコソコ。イヤホンジャックも搭載しているぞ
  • Widevine L1対応。でもNetflixはL3止まり
  • 同等クラスのタブレットとしては屋内撮影に強いカメラ
  • バッテリー持ちは良好。充電速度も程々に早め

▼ファーストインプレッション動画も公開しています!ご視聴頂くことで以降のレビューをより一層お楽しみ頂けます!(チャンネル登録もして頂けると嬉しいです!)↓

▼外箱はこんなデザイン。デカデカと印刷されている本体にメーカー名と機種名が書かれております。右上にメモリ30GBみたいに書いているのも目を引くポイントかな?↓

OUKITEL OT8

▼OUKITEL OT8の付属品はこんな感じでした!下記の付属品のほか、本体には保護フィルムがすでに貼られていたりと結構充実している印象です。↓

OUKITEL OT8

  1. 充電器
  2. 充電ケーブル
  3. タッチペン
  4. クイックガイド
  5. 保護カバー

▼特に保護カバーが標準で付いてくるのは個人的に一番嬉しいかも。やっぱケースって保護フィルムと並んで真っ先に揃えたくなるものじゃないですか?余分な出費がかからないという観点から考えると嬉しいですよね〜。↓

OUKITEL OT8

とまぁ、外箱や付属品でウォーミングアップを済ませたところで本チャンのレビューを進めていきますよ〜!

スペック・ベンチマーク、検証結果の一覧

スペック表を表示
対応バンド早見表を表示
ベンチマーク結果を表示
各種検証結果を表示

OUKITEL OT8のデザイン・質感

搭載しているディスプレイは11インチとタブレットでは標準的なサイズ感。よく見かけるサイズではあるものの、10インチクラスのモデルよりも多少大きめなのは人によっては大きなアドバンテージと感じるはず。

▼ベゼル幅は平均的で分厚くもなく薄くもなく。Androidタブレットならこんなもんでしょ。↓

OUKITEL OT8

▼背面は金属で質感高め。後述しますがカメラレンズがメチャクソデカいです。↓

OUKITEL OT8

今回の提供機はパープルが届いたんですが、先述の写真の通り見る角度によってはうっすらとグレーがかって見える不思議な色合いに仕上がっています。

後で紹介するエッジ部分や側面からの写真が分かりやすいと思いますが、斜めから見るとうっすらと紫に見えたりで、確かにパープルではあるんですが…でも「実質グレーじゃね?」みたいに思ったのはここだけの話。

▼カメラレンズ部分は本当に笑っちゃうくらい面積がデカい上にカメラバンプもある程度あるので、余計に存在感が凄いんですよ。「HD CAMERA」のフォントもハッセルブラッドのロゴを意識しているのかも?↓

OUKITEL OT8

▼背面のエッジ部分が少し窪んでいるのもあまり見たことがないデザインで地味に新鮮さを感じるポイントですね〜。↓

OUKITEL OT8

▼左側面は電源ボタンとスピーカーが搭載。↓

OUKITEL OT8

▼右側面はType-C端子にスピーカー、イヤホンジャックが並んでいます。↓

OUKITEL OT8

▼上部は音量調節ボタンにマイク穴有り。↓

OUKITEL OT8

▼下部は何も無しです。ツルツルテンテン。↓

OUKITEL OT8

OUKITEL OT8の性能・パフォーマンス

OUKITEL OT8

OUKITEL OT8が搭載するSoCはUnisoc T606とエントリー〜ミドルレンジ帯のタブレットでは出尽くした感のあるモデルが採用されています。メモリは6GB、ストレージは256GBとストレージ容量が多めなのは利点でしょうね。

ゲーム性能に関してはあらかじめ期待してはいけないと釘を刺しておきましょう。特に3Dゲームはかなり不得意とするところなので、先に結論を言っておくと「ゲーム用途では手を出さない方が良い」ですね。

一般用途は最低限こなせる

▼WEBサイト閲覧、動画視聴、SNSの動きはこんな感じ!基本的には最低限動作していますが、高速スワイプ操作によるスクロールやホームへ戻るジェスチャー操作などは一瞬息継ぎをしている場面が見受けられました。↓

3Dゲームは不得意

ガルマックスはゲームをしっかりプレイしたい方へ、原神では画質「中」で下限30FPS以上、FPSやTPSは下限50FPS以上でプレイできる製品をおすすめしています!

まずは重量級のゲーム「原神」では以下で検証を進めます!

  • 画質は「中」設定
  • フレームレートは60設定
  • 元素爆発×4の高負荷時の下限FPSを測定

▼原神のデフォルト設定は「最低」でした。↓

▼上記から画質を中、フレームレートを60に設定して検証します。高負荷時の下限FPSは12FPSでした。↓

OUKITEL OT8での原神プレイの結果ですが、ガルマックスで推奨している画質中設定では15FPSを下回る水準と、快適に遊べるとは言い難い結果となってしまいました。

じゃあ画質を下げたらどうなの?というと、画質を下げてしまうと映像が目に見えて粗くなってしまい、11型ディスプレイではちょっと見ていられない位になってしまいます。原神は美麗な映像も売りの一つですので、それはちょいと見逃せないですよね。

ということで、ガルマックスでの結論としては、OUKITEL OT8は原神をプレイするには全く向いていないタブレットと言えるでしょう。

続いて軽めの3DゲームとしてPUBGモバイルも試してみます。PUBGモバイルは以下で検証を進めます!

  • クオリティーをスムーズに設定
  • 上記の状態で最も高いフレーム設定を選択
  • スモーク4つを撒いた高負荷状態で下限FPSを測定

▼PUBGモバイルはスムーズ+高(上限30FPS)でのプレイが可能です。また、高を維持しつつ画質はHDまで上げることができました。↓

▼スムーズ+高で高負荷時の下限FPSは17FPSでした。↓

PUBGモバイルではどうなのか。OUKITEL OT8で一番フレームレートを稼げる設定(最低画質まで下げる等)でも高負荷時には30FPSを大きく下回ってしまうことから、快適にプレイできる基準には達していないというのが結論になってしまいますね。

以上の結果より、OUKITEL OT8のゲーム性能は執筆時点での基準では非常に低いと言わざるを得ないので、ゲーム用途で選ぶべきタブレットではないことを頭に入れておいてください!

OUKITEL OT8のディスプレイ

ディスプレイサイズは11インチ。解像度は1,920×1,200のWUXGAを採用とミドルレンジのタブレットではよく見かける組み合わせです。リフレッシュレートは調べた限りでは60Hzなので極々フツーといったところでしょうか。

▼Unisoc製のSoC搭載モデルではお馴染みのコントラストや色温度設定はバッチリと完備。デフォルトでは「Automatic contrast」になっています。↓

OUKITEL OT8

3種類のコントラスト設定を試してみたところ、「Increased contrast」ではあまり変化は感じませんでしたが、「Standard」では少々黄色がかった色合いへと変化していました。まぁ基本は「Automatic contrast」のままでいいと思います!

▼色味も調整可能。3種類のプリセットだけでなく、カラーの円部分で自由に色合いをカスタマイズ出来ちゃいます!↓

OUKITEL OT8

OUKITEL OT8のスピーカー

OUKITEL OT8

OUKITEL OT8はクアッドスピーカー構成だけあってか音質に関してはそれなりに良好。低音も高音もそれなりに出ている感覚で捉えてもらえると幸いです。良く言えば聴き疲れしにくいサウンドと言えるかも。

もちろんiPadやLenovo Tab P11といった本機よりもお高いタブレットと比べると物足りない点は否めませんが、そもそもOUKITEL OT8はエントリー〜ミドル帯のタブレットなので競合たりえないんですよね。

ただし、注意しておかないといけない点としてスピーカーは横持ち時に左がL、右がRに固定化されている点が挙げられます。縦持ちでは上がL、下がRのスピーカーとなってしまい、音の出方がおかしくなってしまいます。

FireタブレットやiPadなどである本体の向きによってLR位相を変える機能は備わっていないので、動画視聴の際は横持ちをメインに考えておいた方が良さそうですね!

▼そうそう。イヤホンジャックも搭載されているので、お気に入りの有線イヤホンを愛用している方は変換アダプター要らずで使えるのもGOODです。↓

OUKITEL OT8

低音重視のイヤホンだとズンズン腹に響く重低音も味わえたりするので、内蔵スピーカーでは物足りない方は別途オーディオデバイスを用意することをオススメします!

OUKITEL OT8のOS・機能

OSは特別なカスタマイズがされていないAndroid 13が搭載。良くも悪くもベーシックな使い心地に仕上がっています。ただ、メモリ拡張などピュアなAndroidからちょい足ししている所もあるので、その点も含めて紹介していきます。

Widevine L1対応。でもNetflixはL3だよ!

ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、スマホやタブレットを使ってNetflixやAmazonプライムビデオで配信されている著作権コンテンツ(映画やドラマ、アニメ等)を視聴する場合、対応するWidevineのレベルで画質が変わります。

格安タブレットではL3(レベル3)までというパターンが多いですが、その場合は再生時にSD画質(4K>FHD>HD>SD)となってしまいます。

OUKITEL OT8はWidevine L1に対応していますが、残念ながらNetflixはL3までなので、Netflixでのコンテンツ再生はSD画質止まりなのは人によっては痛いと感じる点かもしれません。

逆に「動画視聴はYouTubeとかAmazonプライムビデオがメインだよ」という方はしっかりとFHD画質での再生が可能なので、Netflix以外のサービスをメインで利用している方にはかなり推せるかもしれませんよ!

メモリ拡張は3種類から選ぶ方式

OUKITEL OT8はメーカーでもアピールしているようにメモリ拡張(仮想メモリ)機能をウリにしています。

▼個人的に嬉しかったのは項目が設定画面の直下に用意されていること。競合モデルでは設定の奥深くにあったりと項目自体を探すのが手間だったりしたので、すぐ目につくのは分かりやすくてGOOD!↓

OUKITEL OT8

▼メモリ拡張は「12GB」「18GB」「24GB」の3種類から選択可能。競合モデルのように○GB〜○GBの間を自由に設定できる方式じゃないのは残念かも。余談ですが、拡張サイズが3つとも大きいのはストレージ容量が大きいからこそなんですかね?↓

OUKITEL OT8

▼メモリ拡張時は「6GB+○○GB」みたいな表記になるので拡張しているかどうかが分かりやすいのは良い点です。でも「+○○GB」の表記が緑色ってなんか見づらい…↓

OUKITEL OT8

で、肝心の使用感なんですが、普段使い程度ではぶっちゃけ変わらんって感じです。筆者は別にオフのままでいいかな〜。と思いましたね。

余談ですが、AnTuTuベンチではメモリ拡張は考慮されないのでスコアもほとんど変わらなかったです。

顔認証の認証速度はワンテンポ遅れるかも

OUKITEL OT8はUnisoc T606搭載のタブレットでは珍しく(言い過ぎ)顔認証に対応しているので、実際に試してみました。

認証精度はカメラ認証式としては普通なんですが、認証までの速度が少し遅いかも?と感じる場面はありましたね〜。少なくとも爆速ではありませんでした。でもこのクラスのタブレットならそんなもんって気もしますけどね〜。

そうそう。顔認証で登録できる顔は1つだけらしいので、横持ち時と縦持ち事で1つづつ用意しておくって対処が出来ないのは注意が必要ですよ!

OUKITEL OT8のカメラ

OUKITEL OT8

カメラは1,300万画素のメインカメラに800万画素のインカメラの組み合わせ。最近のAndroidタブレットではチョコチョコ見かける構成。

▼屋外を撮影してみました。実際よりも色合いが薄い気もしますが個人的には許容範囲かな。↓

OUKITEL OT8

▼屋外でミニカーを撮影してみました。概ねくっきりと撮れていますが、周りがかなり明るいため(晴天の午前中)一部白飛びしていました。でもUnisoc T606タブレットでこれだけ撮れたら合格じゃね?とは思いますけどね〜。↓

OUKITEL OT8

▼屋内でアウトカメラを用いてぬいぐるみを撮影してみました。実際に見た通りの色合いで細部もしっかり表現できていました。思ったよりもしっかり撮れてるぞ!↓

OUKITEL OT8

▼屋内でインカメラを用いてぬいぐるみを撮影してみました。こちらもアウトカメラと同じようにしっかり撮れてて良い感じ。↓

OUKITEL OT8

正直なところ「HD CAMERAとか書いててイキってるんじゃね?」と思っていましたが、想定よりもしっかり撮れてて良い意味で裏切られた印象です。

特にタブレットでは苦手とする光量の少ない屋内撮影でしっかりと見た通りに表現できているのはかなり好印象でしたよ!

ただ、屋外のかなり明るい環境では少々白飛びしているような写真が撮れたので、どちらかというと屋内撮影に強いカメラ傾向と考えたほうがいいかもしれませんね!

OUKITEL OT8のバッテリー・充電速度

OUKITEL OT8のバッテリー容量は8,800mAh。10〜11インチのAndroidタブレットとしては平均〜少々大きめの容量と言えます。

いつものバッテリーテスト(輝度75%で1080Pを全画面表示で1時間ストリーミング再生)では、100%→91%という結果となった。ガルマックスの基準だと評価はギリ良好の範囲ですね。

お次に充電能力のテストも掲載しておきます。なお、今回は純正のACアダプターを用いず別途65WのPD充電器を用いてテストを行いました。

▼充電能力に関しては、AnTuTuで測定した結果12Wほど。AnTuTuの結果は実際のACアダプターでの計測値よりも少々少なめに出てくる(恐らくACから供給する際のロスも勘案されている)ため、公称値の18Wに近い能力は有していると言っても過言ではないでしょう。↓

OUKITEL OT8

Unisoc T606を搭載するタブレットでは10W止まりのモデルも多々あることを考えると、最大18Wに対応している点は競合モデルと比べるとアドバンテージたりえる点になりますね!

OUKITEL OT8まとめ

OUKITEL OT8

OUKITEL OT8は競合ひしめくUnisoc T606タブレット軍団に殴り込みをかけてきた(実はOUKITEL製タブレットでUnisoc T606搭載モデルは初)タブレットの一つと言えるでしょう。

競合が多数いるということは金太郎飴タブレットが多数あるとも言えるんですが、実際問題OUKITEL OT8はどうなのか?というと、実際に触った印象では「多少は差別化できているかな」と感じました。

というのも、処理性能ではあまり見るべき点はありませんが、顔認証やキチンと撮れるカメラを含めた付加価値は競合モデルではあまり両立されていなかったりするんですよね。同クラスのタブレットでは案外どっちかだけ対応しているってパターンが多いんですよね。

ただ、価格に関しては注意が必要です。というのも、様々な付加価値有りとはいえ2万円台後半以上だと上位のHelio G99搭載タブレットが十分狙えるレンジになっちゃうんですよね。

Unisoc T606とHelio G99は性能的にかなりの開きがあるのでいくら付加価値があるといえど…状態になっちゃうので、個人的には2万円台半ばくらいになってくれたら購入する価値は高まるんじゃないかなと思います。でもUnisoc T606タブレットにしては優秀なカメラ性能も魅力的なんよな〜。

ということで、別に本機に限った話ではありませんが、購入を検討している方は買うなら安い時に!を頭に入れておくといいかもしれません。

OUKITEL OT8の購入先まとめ

■OUKITEL OT8■

初出時価格→239.99ドル

▼公式ストア↓

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