POCO F4 GTのレビュー!使って分かったメリット・デメリットと評価まとめ!
LRボタンを搭載するゲーミング仕様のハイエンドスマホ「POCO F4 GT」を購入したので実機を使って分かったメリット・デメリットをレビューでお届けします!
※本機は海外モデルです。
メリット・良かった点
- 技適付きでVoLTEも対応
- 美しい筐体
- 圧倒的な性能
- 押し心地の良いLRボタン
- 結構綺麗に撮れるカメラ
- 超高速な120W充電
デメリット・注意点
- ゲーミング機能が少ない
- 発熱対策は必要
- LRボタンを活かしきれていない
- 有線の外部映像出力が出来ない
- イヤホンジャック非搭載
▼POCO F4 GTの特徴をギュッと凝縮したYouTube動画も公開しています!↓
目次をクリックすると各項目へ移動します
- POCO F4 GTの発売時期と価格!
- POCO F4 GTの詳細スペック!
- POCO F4 GTの付属品・同梱物のレビュー
- POCO F4 GTのデザイン・外観のレビュー
- POCO F4 GTの性能・パフォーマンスのレビュー
- POCO F4 GTの機能・仕様のレビュー
- POCO F4 GTのゲーミング機能をレビュー!
- POCO F4 GTのディスプレイ・画面のレビュー
- POCO F4 GTのサウンド・スピーカーのレビュー
- POCO F4 GTのカメラ・写真・動画のレビュー
- POCO F4 GTの電池・バッテリー持ちのレビュー
- POCO F4 GTのメリット・デメリットと評価まとめ
- POCO F4 GTの割引情報・購入先まとめ
POCO F4 GTの発売時期と価格!
POCO F4 GTは2022年4月発売のゲーミング仕様のスマートフォン。フラッグシップSoCであるSnapdragon 8 Gen 1、ゲームで有利な物理LRボタンを搭載するゲーミング仕様ながら安価であることが魅力!価格は以下の通りです!
- メモリ8GB+容量128GB:499ドル(レビュー機)
- メモリ12GB+容量256GB:599ドル
基本的にメモリ8GBもあれば十分であること、ゲーム用途でしか使わないので容量も128GBあれば十分ってことで僕はメモリ8GB版を購入しました!
ただ、MicroSDは非対応なのでゲームを沢山入れたいとか、写真も沢山撮る、という人は容量の大きな上位モデルがオススメです!
購入先や割引情報(あれば)は記事下部に記載しているのでチェックしてみて下さい!
POCO F4 GTの詳細スペック!
POCO F4 GTの付属品・同梱物のレビュー
- 本体
- 充電器(海外プラグ/120W)
- 充電ケーブル(USB-C)
- 保護ケース
- 保護フィルム(貼付け済み)
- SIMピン
- クイックガイド等
- プラグ変換アダプター(オマケ)
付属品は中華スマホらしく保護ケースから保護フィルムまでしっかり同梱。また、安価なモデルでは別売りになりがちなフルスペックの超急速充電器も付属している太っ腹っぷり。
▼ただしプラグは海外仕様。オマケでプラグ変換アダプターが入ってたんですが、購入店によっては入ってないかもしれません。↓
▼もしプラグ変換アダプターがおまけで付いていない場合は別途用意しましょう。120Wの超急速充電はマジで便利ですからね!↓
▼充電ケーブルはL型!ゲームしてもケーブルが邪魔にならないよう配慮されているみたいですね!↓
オススメのアクセサリー
の保護フィルムはPDA工房さんからリリース済み!様々なフィルムタイプがあるのでおすすめです!
500円以上のご購入時に適用すると100円オフ!
POCO F4 GTのデザイン・外観のレビュー
▼POCO F4 GTは落ち着いた印象のブラック、シルバー以外に、ゲーミングモデル感満載の派手なイエローも選べます。↓
今回はド派手なイエローにしてみた!
▼製品写真ではノッペリとした色合いで黄色感が強い印象でしたが、実機はゴールド感が結構強いです!表面は金属っぽい輝きでサラリとしていますが割と油脂の付着は目立ちました。↓
▼ディスプレイは6.67インチで横幅は76.7mmと大型なスマートフォンですが、ゲームを遊ぶならこれくらいが見やすくてちょうど良い感じ。動画視聴も迫力ありましたよ!↓
▼iPhone 13 miniと比較するとこんな感じ!デカ!↓
▼重量はフィルム込みで約213gと割と重いですねー。ただ、筐体が大きいので持つと数値よりも軽く感じました。↓
▼カメラデザインはこんな感じ。ユニット部分が光るようになっていますよ!↓
▼カメラの出っ張りはこんな感じ。付属のケースを取り付けるとほぼフラットになります!↓
▼上部にはスピーカーと赤外線センサーを搭載。Xiaomi系スマホってリモコンアプリが入っていてエアコンなんかのリモコンとしても使えるのが便利なんですよねー。↓
▼下部はUSB-Cポートにスピーカー。上部にもスピーカーを搭載していましたが、横持ちした時にステレオになるように設計されているようです!↓
▼左側面にはSIMスロット、音量ボタンが配置。あと、横持ちした時に音をしっかり収音できるよう側面にもマイクが搭載されています!↓
▼右側面には指紋認証ユニット搭載の電源ボタン以外に、ポップアップ式のLRボタンを搭載。スライドスイッチを操作することで物理ボタンがシャコっと出てきます!使い勝手などは後述しますね!↓
▼SIMトレイは表裏にNanoSIMが挿入できるタイプでした!↓
POCO F4 GTの性能・パフォーマンスのレビュー
POCO F4 GTのSoCはSnapdragon 8 Gen 1です。レビュー機はメモリ8GB、容量128GBを搭載。端末の処理性能を数値化するベンチマークをチェックしてみましょう!
POCO F4 GTの実機ベンチマーク結果
▼POCO F4 GTの実機でAnTuTu(Ver9)を測定しました!総合スコアは964,478点、GPUスコアは417,385点で文句なしのハイパワー!↓
▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓
AnTuTuスコア | 動作・操作感 |
---|---|
総合スコア:約150万点以上 GPUスコア:約60万点以上 | ヌルヌル、動作に不満なし |
総合スコア:約100万点〜150万点 GPUスコア:約35万点〜60万点 | 重いゲームもなんとか |
総合スコア:約50万点〜100万点 GPUスコア:約15万点〜35万点 | 軽いゲームくらいなら |
総合スコア:約25万点〜50万点 GPUスコア:約5万点〜15万点 | 必要最低限 |
総合スコア:約25万点以下 GPUスコア:約5万点以下 | サブ端末向き |
スマホの実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ
▼その他、Geekbench 5、PCMark、3DMarkでのスコアは以下の通り!↓
▼ストレージ速度は読み込みが1751.2MB/s、書き込みが1227.3MB/sとこちらも文句なしの超高速!ゲームのロードも速い!↓
POCO F4 GTの普段使いの動作をチェック
普段良く使うWEBページ閲覧、SNS、動画視聴で動作をチェックしてみます。
▼WEBページの閲覧は超快適!滑らかな120Hz表示もありヌルヌル・サクサクと動いてくれています!↓
▼SNSはTwitterで確認。アプリではややカクつきがあるんですが、これは最適化の問題。でも、常用でほぼストレスに感じないほどには動いているので僕は良しとしています!↓
▼動画視聴はYouTubeで確認。こちらも快適に視聴できています!動画視聴用としてもグッド!↓
POCO F4 GTの機能・仕様のレビュー
以下はPOCO F4 GTの主な機能・仕様です。
通知ランプ | ○:カメラ横 |
指紋認証 | ○ |
顔認証 | ○ |
ツインアプリ (デュアルアプリ) |
○:SNS(Twitterで確認) ○:メッセンジャー(LINEで確認) ○:ゲーム(PUBGで確認) |
PCモード | ✕ |
戻るボタン入れ替え | ○:デフォルトは右 |
ジェスチャー操作 | ○ |
クイックランチャー | ○:サイドバー |
ゲームモード | ○:パフォーマンスが上がるタイプではない |
冷却システム | ○ |
MicroSD 内部ストレージ化 |
-:MicroSD自体非対応 |
備考 | セカンド・スペース対応 常時オンディスプレイ対応 |
POCO F4 GTが搭載するOSは最新のAndroid 12で、これをカスタマイズしたMIUI 13のFor POCOバージョンというカスタマイズOSを搭載しているんですが、難しい話は置いといて完全日本語で利用できます!
指紋認証と顔認証の精度・速度は共に良好!
スマホのロック解除は頻繁に行うものですが、そこで気になるのが生体認証の精度。POCO F4 GTは指紋認証と顔認証のどちらにも対応していますが、どっちも速度・精度共に良好ですよ!
▼指紋認証はデフォルトだとタッチするだけで反応するんですが、誤タッチも起こりやすいので設定から「押す」に変更をオススメします!これで電源ボタンを押し込むタイミングで認証してくれますよ!↓
顔認証は薄暗い場所でもロック解除してくれますが、残念ながらマスク着用時のロック解除は出来なかったので使うなら指紋認証一度になりそうですね〜。
便利だった機能ピックアップ!
POCO F4 GTでは様々な便利機能を利用可能!個人的にXiaomi系列のスマホで愛用している機能や便利な機能をピックアップしておきますね!
適切なメニューがでるサイドバー
POCO F4 GTはクイックランチャーの「サイドバー」を搭載!これ、デフォルトでは表示されない設定になっているので、設定→特別な機能→サイドバーから常に表示を音にするのをオススメします!
▼サイドバーを引っ張るとアプリへのショートカットが表示されるので素早くアクセス可能です!もちろんアプリなどを登録できるのでカスタマイズしちゃいましょう!↓
このサイドバーがなかなかお利口さんで、ホーム画面ではアプリや機能へのショートカットメニューだけしか表示されないんですが、ユーザーの利用しているコンテンツに合わせてサブメニューが開いてくれるんです。
▼動画視聴中は画質設定やサウンドの設定が出てきました。↓
▼ゲーム中はフレームレートやLRボタンの設定メニューが出てきました。↓
これらのサブメニューはサイドバーをオンにしていなくてもユーザーが利用しているコンテンツに合わせて表示してくれるんですが、それならデフォルトでサイドバーをオンにしてくれてもいいのにね!って思っちゃう部分ですね〜。
だって、サブメニューが開くってことは、アプリや機能へのショートカットなどのメインメニューも表示されるわけですが、そのメインメニューへのアクセスがデフォルトでオフになっているので出し方がわからない・・・ってユーザーも出てきちゃいそうですもん。
このあたりはもう少しユーザーフレンドリーにしてくれても良いんじゃないかって思ったところかなー。
ゲームも複製できるデュアルアプリ機能
デュアルアプリ機能はアプリをクローン化できる機能!
例えば、メッセンジャーアプリのLINEは通常1つのスマホに1アカウントしか登録できないんですが、デュアルアプリで複製してやると2アカウントでの利用が可能になります!プライベート用と仕事用を1つのスマホで管理できるので便利!
▼他にもTwitterなどSNSはもちろん、ゲームもクローン化できちゃうので2アカウントでの効率プレイができるのもグッド。↓
ちなみにアプリをクローン化できる機能を搭載しているスマホは結構あるんですが、POCO F4 GTのようにメッセンジャー系、SNS系、ゲーム系をクローン化できるのはXiaomi系スマホの強み。かなり使い勝手が良いので是非試してほしい機能です!
スマホ2台持ちのように使えるセカンド・スペース
この機能は完全に切り離された2つのアカウントを1台のPOCO F4 GTで利用することが出来る機能!通常利用しているスペースがメインスペース、そして、メインスペースとは切り離されたスペースがセカンド・スペース。
▼メインとセカンドの切り替えは特別に設定した指紋などを利用することで切り替えられるのでプライバシーもガッツリ守られます。↓
この機能、通称「浮気モード」と言われているもので、セカンド・スペースでダウンロードしたアプリ、撮影した写真、通話履歴なんかはすべてメインには引き継がれません。
まあご利用は計画的にとういことですが、スマホ2台持ち運用をされている方は便利に使えるかもしれないので、セカンド・スペースが利用できることを覚えておいてくださいね!
LRボタンは使いどころが少ない
後述しますが、ゲームプレイ中のLRボタンの使い心地は最高!なんですが、普段使いでは、うーん・・・といったところ。
こういった物理LRボタンを搭載しているモデルは、例えばカメラのシャッター代わりになりますよ!とか別の使い方ができるものなんですが、POCO F4 GTはそういった使い方は出来ず。
▼LRボタンの設定を見ても、2回押しと長押しで同じメニューの設定をそれぞれに割り当てられるだけ。↓
つまり、機能ショートカットとして使えるわけですが、わざわざシャコンとボタンを出してショートカットするなんて本末転倒な気がします。全然ショートカットできてない。このあたりの仕様はお粗末だな〜って印象ですね。
POCO F4 GTの対応バンドと通信検証の結果
▼POCO F4 GTの対応バンドや通信仕様は以下の通り!↓
対応バンド | 3G:1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19 4G:1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 20 / 26 / 28 / 38 / 40 / 41 5G:n1 / n3 / n5 / n7 / n8 / n20 / n28 / n38 / n40 / n41 / n77 / n78 |
VoLTE | ○:デフォルトで非対応 |
技適 | ○ |
ドコモ回線 | データ通信:○ 通話:○ (ahamoで検証) |
ソフバン回線 | データ通信:○ 通話:○ (LINEMOで検証) |
au回線 | データ通信:○ 通話:○ (povoで検証) |
楽天モバイル回線 | データ通信:○ 通話:○ Rakuten Link:○ (楽天モバイルで検証) |
2回線同時待ち受け | ○ |
備考 | – |
VoLTE対応!主要4キャリアで問題なく通信できる
POCO F4 GTの対応バンドはかなり優秀。ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの重要なバンドに合致しているのは本体仕様で分かっていたのですが、実際に通信できるかは話が別。
ってことで実際に通信テストを行ったんですが、POCO F4 GTはデフォルトでVoLTEに対応しているので面倒なVoLTE開放コマンドを必要とせずAPN設定するだけで4キャリアで通話・データ通信できました。海外スマホとしてはトップレベルに扱いやすいですね!
海外モデルなのに技適付いてた
技適は「日本で電波を発して使っても大丈夫ですよ〜」というお国からのお墨付き。日本で発売するスマートフォンはすべて技適を取得しているんですが、POCO F4 GTは海外スマホながら技適を取得してました。
▼もしかして日本展開を目論んでる?とりあえず技適が付いているのは非常に嬉しいポイントでした!↓
POCO F4 GTのゲーミング機能をレビュー!
LRボタン | 対応 名称は「ポップアップトリガー」 |
感圧ボタン | 非対応 |
モーションコントロール | 非対応 |
レティクル表示 | 非対応 |
純正アクセサリ | ✕ |
フローティングブラウザ | 一応対応 |
誤タッチ防止 | 対応 名称は「タッチ耐性エリア」 |
巻き戻し録画機能 | 非対応 |
内蔵空冷ファン | 非対応 |
バイパス充電 | 非対応 |
マクロ | 非対応 |
リアルタイム表示 | FPS CPU使用率 GPU使用率 電池残量 |
LRボタンの操作性は良好!やっぱり物理タイプは良い!
僕はモバイルFPSで4本指+ジャイロでプレイするんですが、4本指を使った画面タップ操作が苦手。
というわけでメインのゲーミングスマホでもLRボタンを搭載するモデルを使ってるんですが、POCO F4 GTはフラッグシップモデルに引けを取らない高品質な物理LRボタンを搭載してます!
▼側面のスイッチをスライドするとシャコっと出てくるギミックもカッコいいですね〜。物理タイプってことでクリック感ある打鍵が最高です!まるでゲーム機のコントローラーみたい!↓
僕がLRボタンを使っている理由は2つ。
まず1つ目が、押すと確実に割り当てたボタンを押せること。画面のボタンって位置を把握しなくちゃいけなくて、押したと思ってもズレて押せてないってこともあるんですよね〜。
LRボタンは押せばマッピングしているディスプレイのボタンを確実に押せてるので、入力ミスが極端に少なくなるってのがLRボタンを使っている1つ目の理由。
2つ目は視認性が向上すること。
▼4本指操作ではこんな感じで指がゲーム画面にかぶっちゃいます。↓
▼これがLRボタンを使うと死角が少なくなるんです。これはLRボタンを利用した場合の明確な利点でしょう。↓
でも、デメリットもあるんです。LRボタンの操作に慣れちゃったらLRボタンなしじゃプレイできなくなります(笑)
まあ、個人的にはゲーミングスマホは世代を重ね出続けている&モバイルゲーミングの需要が高まっているので今後も出続けるであろう、ということで自身が使うゲーミングスマホはすべてLRボタン搭載モデルを使ってます。
ゲーミング機能は少なめ
POCO F4 GTはゲーミングモデル的な立ち位置のスマートフォンなんですが、ゲーミング機能は他ゲーミングスマホと比較すると少なめ。
まあこれらのゲーム機能は遊ぶ上で必須というわけではないし、ハードウェア的には上位モデルに匹敵するパフォーマンスと装備を持ちながらも非常に安価なので、これで十分って人はかなり多いんじゃないかなとも思います。
少ないゲーミング機能のなかでも使って気になった部分などをピックアップしておくので参考にしてみて下さい!
リアルタイムのFPS表示などはパネルを開く必要がある
ゲーミングスマホの多くはFPSをリアルタイムで表示する機能を搭載しています。これらは一般的にゲーム画面にフローティングで表示させることが可能で、プレイしながらフレームレートの変動をチェックするのに役立ちます。
POCO F4 GTもゲーム中のFPSを確認することはできるんですが・・・サイドバーを引っ張り出したサブメニュー上でしか確認できないんですよね。
▼ここに表示されるんです。↓
これ、サイドバーを引っ張り出している時はゲームを操作できないので、プレイしながら確認ができないのが欠点。例えば、激しい描画のシーンでフレームレートを確認しながらグラフィック設定を煮詰める・・・なんてことが難しいんです。
正直、サイドバーのサブメニューに表示されてもな、という感じ。このあたりはもう少しゲーマー目線の調整をして欲しかったところ。
ゲーム中にブラウザを開くにはChrome以外が必要だった
追記:Chrome betaも入るよ!と教えて頂きました!Firefoxよりもこっちのほうが良いですね!ありがとうございます!さっき入れてみたら入りました(笑)同期も出来るしFirefoxよりも断然楽でした!
POCO F4 GTは先述した通り、「サイドバー」という機能に対応していて、このメニューから起動するアプリは画面に重ねて表示されるフローティングウィンドウで開きます。
ゲーム中もサイドバーを引っ張り出してブラウザを立ち上げればゲーム画面を表示したまま攻略情報が見れる!・・・と思ってたんですが、なぜかサイドバーに登録できるアプリ郡にChromeが見当たらず。
▼デフォルトでインストールされているChromeブラウザが無い。なんで?↓
これは困ったなー。とか思ってたんですが、Firefoxなど他のブラウザを別途インストールするとサイドバーに登録できるアプリ郡に含まれていたので、ゲーム中のフローティングブラウザとして使ってます。
まあChromeのブックマークとかを同期させたりと手間がかかるんで使い勝手はイマイチになんですが、使えないよりずっとマシなので良しとしてます。
うーん、同じXiaomi系列のBlack Shark 4 Proは普通にChromeをフローティングで表示できるのに、やっぱり色々と違うもんですねー。
POCO F4 GTのゲーム動作をチェック
POCO F4 GTで何個かゲームを試してみたので参考にしてみて下さい!
PUBGモバイルは快適に遊べる
▼PUBGモバイルの設定幅は以下の通り。スムーズ+極限で遊べるのでかなり快適です!実際に動作している様子はYouTube動画をどうぞ!※音が出ます↓
ただ、残念ながら90fps設定は出てきませんでした。性能やディスプレイのリフレッシュレート仕様は余裕でクリアしているはずなのに、大人の事情なんですかね?
原神は60FPSだとパフォーマンス発揮できていない
続いては原神です。
以前、Snapdragon 8 Gen 1を搭載するXiaomi 12ではパフォーマンスが発揮しきれず、旧世代SoCのほうが高フレームレートを安定的に出せていたので最適化の問題かな?と思ってたんですが、POCO F4 GTも似たような感じ。
▼60FPS設定では一点を見つめた状態で45〜49というフレームレート。動作自体も明らかに60FPSを割るような体感でした。実際に動かしている様子はYouTube動画をどうぞ!※音がでます↓
比較として前世代の前期モデルにあたるSnapdragon 888を搭載したBlack Shark 4 Proでは同じ条件で50〜60FPS出るんですよね〜。
もちろん高負荷のシーンでフレームレートは変動するんですが、それはPOCO F4 GTも同じですからね。そうなってくると、旧世代SoCのほうが高フレームレートを安定して出せる、という結論は変わらなかったです。
原神に限っては明らかに旧世代SoCであるSnapdragon 888のほうがゲーム体験は上だったので、今後の最適化に期待したいところですね。
Apex Legends Mobileは快適にプレイできる
Apex Legends Mobileは僕がメインで遊んでいるゲーム。かなり快適に遊べてますよ!
▼設定幅は以下の通り。デフォルトではウルトラHD+最高が推奨となっています。実際にプレイしている様子はYouTube動画をどうぞ!※音が出ます↓
60FPSでプレイしたい場合はスムーズ+極高設定がオススメ!普段プレイしているBlack Shark 4 Proと遜色なく超快適にプレイできています!ジャイロセンサーの精度も良いしパネルの反応もグッド。
LRボタンとの相性も抜群で無双できてます。気持ちいいです。発熱はぼちぼちありますが、2時間くらいのプレイは普通にできました。
Apex Legends Mobileを本格的に遊びたい人は、安価でありながらフラッグシップのゲーム性能&LRボタン搭載のPOCO F4 GTはかなり魅力的なモデルになりそうです。
発熱対策は必要だと感じた
Snapdragon 8 Gen 1は、皆さんご存知の通り発熱が結構凄いです。
熱を持つとパーツの破損を防ぐために性能を制限するセーフティー機能が発動する場合があり、ゲームプレイの動作にも影響してくることから発熱対策はやったほうが良いですね。
背面クーラーはカーホルダーのようにストッパーで挟むタイプにしようかな?と思ってたんですが、電源ボタンと音量ボタンが横持ちした時に上下中央付近に配置されることから干渉のおそれがあるのでやめました。
▼ってことで僕は手持ちの磁石で固定するタイプを使ったんですが、これならボタンに干渉する恐れもないのでこっちがオススメです。これかなり冷えますよ。↓
POCO F4 GTのディスプレイ・画面のレビュー
画面 | 2,400×1,080/有機EL |
DRMコンテンツ | Widevine:L1 Amazonプライムビデオ:HD(高画質)で再生を確認 Netflix:FHD画質で再生を確認 |
高リフレッシュレート | 60Hzと120Hzを任意に固定可能 |
外部映像出力 | ワイヤレス出力:○ HDMIポートへの出力:✕ ディスプレイポートへの出力:✕ USB-C to Cでの出力:✕ |
ディスプレイに関して困ったなーってことは今のところ全く感じてません。発色も綺麗だし、120Hz表示は滑らかだしディスプレイ品質はグッドでした!
Widevine L1対応が嬉しい
WidevineはNetflixやAmazonプライムビデオなど、いわゆる「著作権コンテンツ」を視聴する際の映像クオリティーに絡む仕様なんですが、Widevineのレベルに応じて映像の美しさが変わってきます。
▼安価なモデルではSD画質でしか視聴できないWidevine L3の場合もあるんですが、POCO F4 GTはHDの高画質で再生できるWidevine L1に対応!↓
実際に再生してみたんですが、Netflixは高画質再生OK、Amazonプライムビデオはホワイトリスト的な感じでWidevine L1に対応していても高画質再生できないこともあるんですが、実機で高画質再生できることを確認しました!
ディスプレイも綺麗で大画面なので映画コンテンツの視聴もとっても快適です!
有線での外部映像出力ができなかった
ゲーミングスマホの多くは大画面でゲームをプレイできるように有線での映像出力に対応しているものがほとんどですが、POCO F4 GTはコストカットの兼ね合いか手持ちのケーブルを使った有線による外部映像出力はできませんでした。
試したのは以下
- HDMI→USB-C:映像が出力されない
- DisplayPort→USB-C:映像が出力されない
- USB-C→USB-C:映像が出力されない
このあたりも他のゲーミングスマホから機能が削がれた部分なんでしょうかね?大画面でゲームをプレイしたい!と考えている人はご注意下さい。
POCO F4 GTのサウンド・スピーカーのレビュー
スピーカー | クワッドスピーカー |
イコライザー | ○ |
Bluetoothコーデック | SBC:○ AAC:○ LDAC:○ apt-X:○ apt-X HD:○ apt-X Adaptive:○ ※実際にBT機器を接続して接続を確認しています |
高音と低音を分けたクワッドスピーカーの音質が良い
POCO F4 GTのスピーカーは、高音域と低音域を分けたクワッドスピーカー。タブレットのクワッドスピーカーとは異なり、動作としてはステレオと同じなんですが、サウンド品質はかなりいいですね〜。
ウリとしていた低音なんですが、スマートフォンの中ではかなり高い水準の音質で、ゲームや映画も高クオリティーなサウンドで楽しめています!
▼あと良かったのが、横持ちした時にスピーカー位置が左右上部となる配置。これによりゲームプレイ中もスピーカーを塞ぎづらく音がこもりにくいのがグッドでした!↓
Bluetoothコーデックも充実
最近はワイヤレスで接続できるイヤホンやヘッドホンが主流なんですが、これら機器を接続する際は双方が対応するBluetoothコーデックにて品質が変わってきます。
特性としてはこんな感じ
- AAC/apt-X:CD音質まで飛ばせる
- LDAC/apt-X HD:ハイレゾ音質まで飛ばせる
- apt-X Adaptive:超低遅延
POCO F4 GTでは上記のいずれも実機で接続できたのでBluetoothコーデックの対応状況も優秀!
ゲームでプレイするなら遅延のない有線接続がオススメなんですが、ワイヤレスが良い!って人は低遅延なapt-X Adaptive対応イヤホンやヘッドホンがオススメ!
イヤホンジャック非搭載はかなり痛い
ゲーミングモデルではイヤホンジャックは必須だと思うんですよねー。理由は遅延が無いことに加えゲーミングイヤホン、ヘッドホンは有線タイプが多いからです。
POCO F4 GTはゲーミングスマホっぽい仕様ではあるんですが、イヤホンジャックは非搭載。一応、USB-Cから3.5mmジャックに変換するアタッチメントは付属してるんですが・・・
▼ストレートタイプなので手のひらに干渉する。この状態だとRボタンが超押しづらい。USBケーブルはL型入れてんだからこっちもL型にしてくれよ〜!↓
▼なので、有線イヤホンやヘッドホン使うならL型の変換アタッチメントは必須。僕はこれ使ってます!薄型でかなりオススメ。↓
POCO F4 GTのカメラ・写真・動画のレビュー
構成・画素数 | 6,400万画素(メイン)、800万画素(超広角)、200万画素(マクロ) |
撮影モード | プロ、ビデオ、写真、ポートレート、夜景、64MP、ショートビデオ、パノラマ、ドキュメント、Vlog、スローモーション、タイムラプス、ムービー効果、長時間露光、デュアルビデオ、クローン |
ズーム | デジタル。2倍にワンタップ切り替え可で最大10倍まで対応 |
シャッター音の消音 | 不可 |
マニュアルの設定幅 | ISO:50〜6400、WB:2000〜8000、SS:30〜1/4000、露出:-4〜+4 |
動画解像度 | 720P/30FPS、1080P/30FPS、1080P/60FPS、4K/30FPS、4K/60FPS |
手ブレ補正 | 1080P/30FPSのみ強力な手ブレ補正を利用可 |
POCO F4 GTで撮影した写真
POCO F4 GTはゲーミング色の強いモデルなんですが、カメラは普段使いで十分以上の画質に感じたので、ゲーミング用としてではなく普段使い用としても全然OKな感じ。
▼AIオンでは色鮮やかに明るくなりつつ不自然さを感じづらいチューニングだったので、基本的にAIはオンで良いかと思います!↓
▼通常と超広角カメラは色味がやや異なりますが画質的には十分。超広角カメラは端になるほど湾曲が結構強いのでダイナミックに感じる写真が撮影しやすい印象でした!↓
望遠レンズは搭載していませんが、カメラアプリではワンタップで2倍に変更可能。その後に倍率ボタンを長押すると複数の倍率に簡単に切り替えられるようになってました。
▼以下は1倍、2倍、4倍、6倍、8倍、10倍で並べてます。これらの倍率は簡単に切り替えられますよ!普段使いなら4倍までは許容範囲かな〜。それ以上は遠くの看板やメニューを見るとかそういった用途向きだと思います!↓
▼ポートレートカメラは搭載していませんが、割と綺麗に撮影できてますね!ちなみに人物以外に500mlのペットボトルサイズの被写体でもボケ味撮影が出来たので物撮りポートレートも楽しめますよ!↓
▼マクロカメラは画素数が200万画素と低く解像感はイマイチ。全体的に薄暗くなる傾向だったので個人的にはオマケ程度として撮影を楽しんでます!↓
▼インカメラの画質も結構綺麗ですね!ちょっと暗めかな?という感じではありますが、記念撮影くらいは十分できそう。ポートレートも対応してますよ!ただし、インカメラの画角は切り替えられないのでグループ撮影はちょっと窮屈になりそうな印象です!↓
▼ナイトモードで撮影!1枚目がメインカメラ、2枚目は超広角。メインカメラは十分使えるレベル、超広角はやや解像感が下がりますがスマホで見るくらいなら僕は許容範囲かなー。夜景撮影する時はメインカメラのほうが画質いいのでこっちで撮ろう。↓
POCO F4 GTで撮影した動画
動画撮影では1080P/30FPSでは強力な手ブレ補正が使えるんですが1080P/60FPSではオンに出来ず。で、試してみたんですが強力な手ブレ補正を使っても割とぶれます。ってことで撮影するなら定点がオススメ。
ちなみに1080P/30FPSで強力な手ブレ補正をオンにするとやや望遠気味になります。通常撮影とは画角が違い被写体との距離感が変わってくるので注意!実機で撮影した映像はYouTube動画で確認してみて下さい!※音が出ます
POCO F4 GTの電池・バッテリー持ちのレビュー
バッテリー容量 | 4,700mAh |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
バッテリーの持ちはそれほど良くないですね〜。普段使いだと1日は持つんですが、ゲームをプレイしていたらガンガン電池が減るんで外でゲームを遊ぶことが多いならモバイルバッテリーを持っていったほうが安心かと思います!
ゲームの休憩時間でバッテリーを一気に充電できる
POCO F4 GTはバッテリー関連もコスパよし。フラッグシップ級の120W充電に対応しています!とりあえず見てもらったほうが早いんで以下をどうぞ。
▼電池残量14%から100%までわずか36分。めちゃくちゃ早いんでちょっとした休憩に充電しておけば、かなりのバッテリーを充電できちゃいます!↓
僕はおっさんなんで1.5時間ほどゲームをしたら疲れちゃうんですが、それでもバッテリーは結構減ってるんで休憩中にサクッと充電してます。もうね、次使う時はフル充電されてるレベルですよこれ。
電池もちも重要なんですが、そうは言ってもゲームをプレイしていたらガンガン電池は減るので、個人的には充電時間が短い超急速充電に対応している点が非常に嬉しいポイントでした!
POCO F4 GTのメリット・デメリットと評価まとめ
発表当時は物理LRボタンであったり、120Hzのリフレッシュレートに対応していたり、高音質なスピーカーを搭載していたりと魅力的な部分が多く、POCOブランドのゲーミングスマホだ!と思ってたんですが・・・
ゲーミング機能がかなり少ないので、コスパ重視のハイエンドモデルにLRボタンくっつけました!感が結構強かったですね。
ゲーミングスマホとして見ると、やっぱりゲームを有利にプレイするためのゲーミング機能がかなり少ないので、ゲーミングスマホ「風」な感じは否めません。イヤホンジャックが備わっていないのもガチゲーマーからすると痛いポイントです。
とは言え、この価格でゲームを快適に操作できる物理LRボタンを搭載していたり、フラッグシップのSoCを搭載している点は非常に大きな魅力。本記事で指摘していたゲーミングスマホとして物足りないと感じた部分が問題ないのであれば、かなり満足度の高い買い物になるかと思います!
POCO F4 GTの割引情報・購入先まとめ
■メモリ8GB+容量128GB■
初出時価格→499.00ドル
▼[Banggood]割引コード適用で364.62ドル!↓
▼[AliExpress(リーベイツ対応!忘れずに)]割引セールで382.80ドル!↓
12GB+256GB版もあり!