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UHANS「S1」実機レビュー。最近の中華スマホは驚くほど高品質&高性能で安い

UHANSのS1外箱と本体

どうも、ガルマックスの猶木(ナオキ)です。

GEARBESTさんから中華スマホ「UHANS S1」を提供していただきました。

技適の無い製品ですので、その辺りの知識がある方向けですが、最近の中華スマホの実力を探ってみます。

UHANS「S1」の性能・価格・特徴。

項目スペック
OSAndroid6.0
SoCMediaTek MTK6753
(1.3GHzの8コア)
メモリ3GB
保存容量32GB
液晶5型HD
(1280×720)
カメラ背面:1300万画素
前面:500万画素
対応バンドLTE
1/3/7/8/20

3G
900/2100/1900MHz

GSM
850 /900/1800/1900
SimサイズMicroSIM×2
デュアルスタンバイ
バッテリー2200mAh
サイズ縦140
横69.4
厚さ7.3
重量145g
カラーブラック/ホワイト/ローズゴールド
備考Wi-Fi
IEEE802.11 a/b/g/n

Bluetooth
4.0

外部ストレージ
MicroSD(最大64GB)

指紋認証ユニット搭載

SoCには台湾MediaTek製のMTK6753(1.3GHzオクタコア)を搭載。FREETELのSAMURAI REI(麗)と同じSoCですね。メインメモリは3GBと大容量でAndroidを動かすには十分な搭載量。OSにはAndroid6.0を採用しています。

保存容量は32GBとなっており、この価格帯では比較的良心的な搭載量となっています。

画面サイズは5型HD(1280×720)となっており、画素密度は293.721ppi。フルHDで画素密度が300ppi以上の端末と比較すると若干粗が目立ちますが許容範囲。

SoC、メインメモリの搭載量、画面解像度のバランスは非常に良いミドルハイスペック端末。

UHANS「S1」開封の儀。付属品が充実していて好印象

早速開封してみます。

▼箱の裏には認証や対応電波表など。↓

UHANSのS1の仕様

▼付属品は充実。保護カバーやガラスフィルムまで同梱されていました。↓

UHANSのS1の同梱物にはカバーやガラスフィルムまで入っていました

▼本体の上部にはイヤホンジャック。↓

UHANSのS1の本体上部はイヤホンジャックのみ

▼下部にはスピーカーとMicroUSB端子。↓

UHANSのS1の下部にはMicroUSBとスピーカー

▼正面右側面には音量ボタンと電源ボタン。↓

UHANSのS1右側にはシンプルに電源ボタンと音量ボタン

▼正面左側はSIMスロット。↓

UHANSのS1の左にはSIMスロットのみ

▼背面には指紋認証ユニットが搭載されています。背面はテカテカした素材で、iPhone4/4sの様なアルミフレームをクリアな素材で本体をサンドイッチした感じ。テカテカしているので指紋が非常に目立ちます。↓

UHANSのS1の背面には指紋認証ボタン

▼本体の縁はダイヤモンドカットが施されており高級感は高いです。

UHANSのS1の周囲はダイヤモンドカット加工

▼SIMスロットはこんな感じ。このSIMトレイは表裏で合計2枚のSIMが装着できます。形状的には珍しい。↓

UHANSのS1のSIMスロット画像です

▼本体は非常に薄く、iPhoneSEと比較してもS1が若干薄いです。↓

UHANSのS1はiPhoneSEよりも薄い

UHANS「S1」のベンチマークテスト。

AnTuTuを利用してベンチマークテストを行いました。

▼AnTuTuベンチマークでのスコアは39451点。ミドルハイスペックの性能を叩き出しました。↓

UHANSのS1のAnTuTuベンチマーク

3D:4579、UX:16822、CPU:13178、RAM:4872

UHANS「S1」のカメラ性能をチェック。

UHANS「S1」はメインカメラに1,300万画素、インカメラには500万画素と2016年7月時点では非常にバランスの良い性能のカメラを搭載しています。

但し、カメラ性能というものはカメラのハード的性能だけでは語れないもの。実際に複数撮影してみました。

※カメラ性能評価での画像はクリック又はタップして頂くと大きな画像をご覧いただけます。

▼いつもの花。オートフォーカスのスピードは比較的早いです。↓

UHANSのS1のカメラで室内撮影した花の写真

▼飼猫のジョコさん。動く被写体には弱いですね。一番まともに撮れたもの。↓

UHANSのS1で飼猫のジョコを撮影

▼晴れたので植物園で撮影してきました。↓

UHANSのS1で植物園で撮影

UHANSのS1で植物園で花を撮影

UHANSのS1で植物園でたんぽぽを撮影

UHANSのS1で植物園であじさいを撮影

想像していたよりも綺麗に撮影可能。

思っていたよりもしっかりとした写真に仕上がっていました。

「想像していたよりも」というのは、スマホで撮影してスマホで画像を確認すると画面解像度が高くないので、画像が粗くなっていました。

ただ、パソコンに取り込んで写真を確認した所、スマホで見るよりも非常に綺麗な画像に仕上がっています。

S1の画面解像度が低い事が、実際にスマホで画像を確認する際に足を引っ張っているのでしょう。

写り具合に関しては、この価格帯では合格です。

指紋認証ユニットが搭載されているのでログイン時など快適。

UHANS「S1」には背面に指紋認証ユニットを搭載しているので、本体ロック時からのスリープ復帰やPlayストアでの認証、アプリ内ログインの認証等も指紋認証で一発。

これは個人的な意見ですが、iPhoneの様にホームボタンと一体型になっている指紋認証ユニットより、背面に搭載されている方が使いやすいです。

ポケットから端末を取り出しながら自然と人差し指で指紋認証面に触れることが可能なのでとっても使いやすくて好み。

S1の指紋認証ユニットは、指紋認証以外にも様々機能を割り振って活用可能。例えば、端末がロック解除の状態で指紋認証面を上から下になぞると、スクロールするように設定も出来ます。

細かい気配りもgood。ナビゲーションバーの並びも選べる

個人的にAndroid端末で、画面下部に設置しているナビゲーションバー(ホームアイコンや戻るアイコンが並んだバー)の配置が変更できる機種の評価は高いです。

常に手元で操作するものですし、左利きや右利き、手の大きさなどによりデフォルトの配置では操作が困難な場合があるので、基本的な操作部分であるナビゲーションバーの配置が変更できる端末はしっかりと利用者への配慮ができていると評価します。

▼UHANS「S1」はナビゲーションバーの配置が変更できる。↓

UHANSのS1ではナビゲーションバーの変更が可能

端末としての出来は上出来。これだけの性能を誇る端末が海外では約14,500円という事実。

恐らく、日本国内で販売している端末の格安スマホで同等性能となると、FREETELのSAMURAI REI(麗)といい勝負。私はFREETELのSAMURAI REI(麗)も所有していますが、外観の質感や使い勝手等UHANS「S1」は負けていない部分も多いです。

ちなみにFREETELのSAMURAI REI(麗)は執筆時点で約3万円程。約半値で同等性能の端末が出回っている事にびっくり。

もちろん、技適の関係で万人に勧めることが出来るものではありませんが、中華スマホの現状とコストパフォーマンスの凄さが実感できました。

もう少し、日本の電波事情などを考慮してい作られていれば馬鹿売れしそうな感じです。

日本市場でも、中国や台湾の格安スマホが沢山登場していますが、UHANSの様な日本で知名度の低いメーカーさんも、是非日本の市場に合致した仕様で参戦していただきたいです。

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