Xiaomi 15 Ultraの本音レビュー!最新カメラスマホの実力をカメラキットと合わせて試す
柳生です。Xiaomi 15 Ultraをガルマックスで購入したのでレビューしていきますよ!令和5年のカメラスマホの実力、そして使い心地についても記載していきます(`・ω・´)。
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Xiaomi 15 Ultraのスペック・ベンチマーク、検証結果
▼特徴を5分ちょいでまとめた動画を出しているので良かったらチェックしてみて下さい!動画はレビュー記事の前に出ることが多いのでガジェット好きの方はチャンネル登録もよろしく!↓
[付属品]充電器もケースもフルセットが嬉しいfね
- クリアケース(ハード型)
- 充電器
- 充電ケーブル(USB→Type-C)
- クイックガイド
- SIMピン
Xiaomi 15 Ultraのみの付属品は中華スマホらしくフルセット! ケースもしっかり付属しています。フィルムは簡易的なものですが貼り付けられているので軽いスレ程度から守ってくれるのもいいですね。
▼ケースはハードタイプでした。今どきのモデルとしては珍しく感じますね。↓
▼衝撃には耐えてくれそうですが、端子とボタン部分はむき出しなので注意。↓
▼今回はフォトグラフィーセットなのでこちらもご紹介。セットは以下の通り。こちらの詳細については後述。↓
- カメラキット取り付け用ケース
- グリップ本体
- ブラックデコレーションリング(取付済)
- レッドデコレーションリング
- 67mmアダプターリング
- シャッターボタン×2
- シャッターボタン用ゴム×2
- クイックガイド
- ストラップ
▼シャッターボタンに取り付けて脱落を防止するゴムはそこそこ大きな袋に入ってます。かなり小さいんで見落としと紛失に注意。↓
[筐体]スマホとカメラが融合した見た目は非常に美しい
今回のカラーはシルバークローム。いやーもうマジでカッコいい。スマホでもありカメラでもある、そういう風合いが絶妙なイケメン。ウエ○ツ瑛士ぐらいイケメンです。
そも、先代Xiaomi 14 Ultraの時点でも相当にカメラ感のあるデザインだったんですが、このシルバークロームのXiaomi 15 Ultraはツートンカラーを採用したことによるガチカメラ感が強まっているんですよね。
▼黒部分はレザー調、シルバー部分はマットシルバーという質感の違いもあり、触ってて非常に楽しい。↓
バカでかい円形カメラも相まって遠くから見たときの存在感もすごいし、遠くの人はXiaomi 15 Ultraをモノホンカメラと見まごうかもしれんです。
▼触った際の質感も上質、ほどよくサラサラだし、本体自体も側面にかけて丸みを帯びています。手に刺さる感じもありません。↓
▼側面はフラットとダイヤモンドエッジのハイブリッド形状。持ちやすさと高級感を両立しているタイプです。↓
▼ボタンも電源キーにのみ「ひし加工(正式名称忘れた)」がなされており、触っててボタンの種類を判別しやすいのもGoodでした。押し心地も硬すぎず柔すぎず。↓
トンデモサイズのクアッドカメラ
▼カメラはこんな感じ!先代と似ているものの、各レンズの配置など細かい部分で異なります。↓
▼その端っこにはロゴもあしらわれています。印字なので触っても立体感はありませんがアクセントの赤がほどよく目立ちます。↓
▼カッコいいんだけど欠点もあって、カメラが指にぶつかるので持ちやすくはないです。↓
これはXiaomi 15 Ultra のみならず前にレビューしたvivo X200 ProやOPPO Find X8にも言えることで、大型カメラモデルならではな欠点でもありますね。
▼これが指にぶつかるから、横持ちは特に左手に触れてしまって気になっちゃう。↓
重さも229gとズッシリ級。落としたときのダメージは甚大なのは間違いないでしょう。ケースをつけたくないくらいにはかっこいいけど、それでもケースは外せないところ。
タフネススマホほど重たくはないですが、お世辞にも厚みがないことで手に対する接地が薄く、それ故あちらよりも持ちやすさもありません。マジで落下注意。
持ちやすさ特化でカメラ重視スマホならOPPO Find X8みたいな小型で軽めを選ぶといいでしょう。
カメラキットを付けたらマジでカメラそのものへ
先代同様にXiaomi 15 Ultraはカメラキット「Xiaomi 15 Ultra Photography Kit Legend Edition」が存在します。Legendじゃないエディションはないらしい。
▼装着したらこんな感じ!マジでカメラそのもの。赤いアクセントカラーはほどよいガジェット感と派手さを演出しており触ってて非常にウットリするし外で見せびらかしたくなるレベル。↓


ケース表面はレザー調ですが完全フェイクではなく、触るとわずかな柔らかさを感じられます。
ただこの派手さ、逆に言えばカメラ感よりも厨二感が気になる人もいるとは思うので好みは分かれるかも。ガチカメラっぽさを求める人向けに、完全ブラックもあっても良かったなとは思う。
▼人を選ぶ点はありますが、持ちやすさ・機能性については申し分なし。ほどよい厚みがあって非常に握りやすいです(`・ω・´)。横持ち時の安定性がダンチ。↓
カメラキットはシャッターボタン、ズームダイヤル、動画ボタン、カスタムダイヤル、そしてストラップのおまけ付き。
▼シャッターボタン半押しでフォーカス合わせ、その周囲にあるズームボタンでズーム倍率調整、ダイヤルでEV(明るさ)調整。細かいことも片手でできるのが良い。↓
▼あ、上でも書いたけどこのシャッターボタン用のゴムは付け忘れないように注意です。これ付けないと脱落しやすいらしい。↓
▼カメラ周辺のリングは、右上にあるボタンを押しながらひねると着脱可能。風呂の丸いフィルターを回して取り外すみたいなイメージ(生活臭のする例え)。↓
▼そして親指を添える用のグリップも取り付け推奨です。これがあると撮影時の安定性が高まるので‥↓
▼ただこのグリップ、画面右端とわずかながら干渉してしまうのでスワイプジェスチャー(戻る操作)がやりづらくなります。お好みでどうぞ‥(´・ω・`)。↓
▼そして、こいつら全部くっつけた場合の総重量は脅威の344g。タフネススマホなみに重たくなりました。↓
▼ちなみに小型のコンデジ‥筆者の持ってるCanon Powershot G5 Xは353g、その差は9gにまで縮んでいました。デカいガチ一眼カメラと比べればずっと軽いけど、コンデジと遜色なくなりつつあるのは正直ビックリよ。↓
そんなカメラキット「Xiaomi 15 Ultra Photography Kit Legend Edition」は19,980円、2万円弱はするので安くはないんだけど、あるだけで撮影が圧倒的に楽しくなれますしXiaomi 15 Ultraみたいなカメラスマホ買うならぜひとも揃えることをオススメします。
ちなみにこのキットは他スマホに付けても動作するようで、vivo X200 Proにつけてシャッターボタンを押したらカメラ撮影が出来ました。ただ、フォーカスとかズームといった高度なことはできずシャッターで撮影だけ。それにぐらつくから特に実用性はありません。
[性能]文句なしのハイエンド
Xiaomi 15 UltraのSoCは3nmプロセスとなるSnapdragon 8 Elite。現行最高レベルの性能を持つSoC。AnTuTu実測値からもわかるように非常に快適でサクサク。メモリもLPDDR5X、ストレージ規格もUFS4.1とハイエンドらしい組み合わせです。
▼3DMarkではハイエンド向けのベンチマーク「Steel Nomad Light」も使えます。そちらのスコアは2,061点。競合SoCのDimensity 9300では2,380点だったんでちょっと劣ってる。Solar Bayはなんかわからんけど計測不可でした。↓
普段使いで引っかかることはなく快適
ハイエンドモデルとしては当然ながら普段使い、SNSとか動画視聴とかそういう用途はつっかかりの一片もありませんでした。アプリをササっと切り替える場合も即座に変わるのでストレスなく扱っていけます。
カメラのクイック起動が早いのも個人的に高評価。ましてカメラスマホなのでカメラで撮りたいってシーンにおいてすぐ応えてくれるのもお気に入りです。
原神も60フレームでサクサク
重たいゲームの代名詞こと原神もサクサク。60フレームで難なく動きます。デフォルト画質が高のままでも60フレームで安定したので、画質も重視しつつ快適にゲームをしたいって方にとってもいい選択肢になりそうです。
先代Xiaomi 14 Ultraはデフォルト画質が中だったり最適化不足だったりなんて問題があったんですが、筆者が触った限りでは今回はかなり克服されているという印象でした。とはいえガチでプレイしていない筆者なのであくまで参考程度に‥。
あと放熱性も良好で、高負荷なシーンでもアチアチにならずほんのり温度を感じる程度に収まっていました。大きい筐体なのもそうだし、新しい冷却設計が功を奏しているのがわかります。
[ディスプレイ]表示がキレイでAoDもすごい賢い
ハイエンドに普段から触れてると気づきにくいんだけど、ディスプレイもスゲーキレイです。有機ELだし解像度も3,200×1,440とOnePlusに並ぶくらいの高水準で文字も細かい画像もクッキリ楽しめます。
ミドルレンジもチラホラ対応したことでもはや陳腐化したともいえる120Hzの高リフレッシュレートですが、本機は最大300Hzのタッチレート、加えてLTPOによる可変式で操作性も電池持ちも両立しているという点で豪華。
▼あとそこそこ珍しくエッジ形状をしています。↓
Galaxyはじめ様々なモデルで廃されつつある形状なのでちと懐かしさを感じる。左右だけでなく上下もエッジ形状。ただし角度は浅めなので操作性も視認性もどちらも全然気にならんかった。
また触ってて気付いたんだけど、エッジ形状って盛り上がってるから表示されているコンテンツがより飛び出しているという感覚が良いですね。本機の場合は高精細な有機ELなので、表示されているモノを直接触っているっていう感じがあるのが面白い。
AoDを「見てるときに表示」できるようになった
有機ELモデルとしては欠かせない機能としてAlways on Display。画面オフでも時計や通知アイコンなど最低限の情報を常時表示するという機能なのですが、Xiaomi 15 Ultraはことさらハイレベルにまとまっていました。
▼個人的に好きなのがスーパー壁紙。AoD、ロック画面、待ち受けでシームレスにアニメーションでつながるというもの。↓
▼ちなみに種類も過去モデルから追加されてて、計6種類になっとりました。新たに「月」ってやつが入ってます。昔のWindows XPのプリイン壁紙でも月面ってやつ使ってたから懐かしくてこれにしてる。↓
で、このAoDなんですが、面白いのが表示する条件。タップ後10秒間、いっつも表示、スケジュール表示に加えてスマート表示に対応するようになっております。
▼これは「自分がXiaomi 15 Ultraを見ているときにAoDを表示する」っていう挙動になってて、かなり賢いなあって関心。焼き付く心配はないし、精度も良好。ただセンサーとかインカメは使ってるはずなんで電池持ちはどれほど良いのかわからんです。↓
[サウンド]Dolby Atmos状態では音がチープに
まあ当たり前なんですがデュアルスピーカーを搭載しているんで、左右横持ちでの音の広がりを感じられる設計となっています。
音質自体は悪くありません。筆者の持つvivo X200 Proよりはややダイナミックさを感じられるぐらい。ただ感動するほどではなく、ハイエンドなりといえばそれまでだったり。安いスマホから乗り換えた人でもなければ特段イイとは感じないかも。
あとこのXiaomi 15 UltraはDolby Atmosチューニングに対応しているんですが、その状態だと重低音がなくなってかなりチープになります。設定のサウンドでDolby AtmosかXiaomiチューニングかで選べるのでXiaomiにしたほうがずっといい。
これが仕様なのか不具合なのかどうかは不明ですが、20万近いハイエンドとしてこの音質は致命的なのでアプデで改善されることを願うばかり。
[カメラ]グリップ込みなら更に撮影を楽しめる
Xiaomi 15 Ultraのカメラ構成は5,000万画素メイン、5,000万画素超広角、5,000万画素望遠、そして2億画素の望遠という構成になっています。
特に望遠カメラを強化した仕様へ変化していますが、メインカメラの可変絞りがオミットされていたり超広角カメラが若干スペックダウンしたりとマイナスと捉えられる変化もあります。
なのでこの点は人を選ぶかもしれません。よしんば可変絞りにこだわるなら先代Xiaomi 14 Ultraを選ぶべきか‥?作例をみて判断してほしいところかな。
メインカメラの1倍~2倍ズーム撮影
▼まず1倍ズーム~2倍ズームの写真。23mmが1倍、46mmが2倍の倍率となります。松の葉、皮の波間、赤茶色の葉の再現度、いずれもバッチリで痕から写真を見返すだけでも楽しいもんです。↓
こういう撮影をしてたらいつの間にか天気が悪化してた。最近は特に狂ったような天気と気温の変わりようで、30分もすれば快晴だったはずがいつのまにか曇天になってました。
▼で、そんな曇天下だと色合いが暗くなりがちだったんだけど、Xiaomi 15 Ultraはしっかり明るく‥それでいて実写と変わらぬ色合いを保持できています。↓
▼ナイトモードの明るさ、信号の照明周りの白飛びの押さえも優秀でした。個人的には高架下の暗い部分も明るく撮れているほか、その向こうにある河川の草もよく描写できててニッコリで賞。↓
▼色合いもなかなかに鮮やか。ゲーミングデスクの撮影も結構映える感じでした。撮って出しで編集なしでこれですよ。↓
▼モデルによっては飽和しがちとなる濃い赤色の再現度もバッチリ。↓
カメラキットがあればボタン半押しでフォーカスがどこに合っているかが分かりやすく調整もしやすいので、総じて花撮りスマホとしてもオススメしたい。
▼ポートレート撮影にも対応。背景のボケ具合の調節にも対応します。↓
その他、Leicaフィルターが2種類あり「バイブラント」「オーセンティック」の2種類から選べます。今回はデフォルトのバイブラントで出しています。
▼オーセンティックとの比較はこんな感じ。右がオーセンティック。画面端が暗くなり、色合いも写実的になっています。↓
超広角カメラ
▼超広角カメラはこんな感じで狭所から広範囲の風景撮影に適しており、画素数もメインと同じ5,000万画素ゆえにディテールの細かさも、そして明るさも出ておりメインとのギャップを感じません。↓
▼筆者はこういう写真が好きなんだけど、モデルによっては電線のディテールと住宅の影のノイズがあることもあったんですよ。しかしXiaomi 15 Ultraはまったく問題なく写せてます。↓
▼こちらはメインと同じ立ち位置で撮影したんですが、見比べても劣化していると感じる部分がなくスゲー!ってなった(語彙力不足)。夜景撮影として申し分ない実力を見せます。↓
▼ただし、ほとんど光源がないような暗所だと差は結構生まれてきます。でもノイジーな感じはなく、色合いの差だけでクオリティーはそれほど悪くない。左がメイン、右が超広角です。ちなみに実写はかなり暗かった。↓
3倍ズーム撮影、テレマクロも対応!
3倍望遠撮影。より被写体に絞り込んだ画角、かつ高ディテールでの撮影を楽しめました。ジャポニカ学習帳の表紙見たくインパクトのある花とか撮影するならオススメ。2倍ズームより画角が絞られ、撮影距離も必要とするのである程度は立ち位置を調節する必要もあります。
▼デジタルズームと異なり細部の消失がないのでディテールも抜群!花びらも帽子の縫い目もとても細かく再現できています。明るさも色もバッチリ。↓
▼あとこの倍率は料理にもオススメ。調理中の場合はよごれたコンロとかまな板を削って撮影できるから映えやすくなります。鶏肉の焼き目のディテールの細かさと塩コショウによるツブの黒もよく捉えられています。タマゴの黄身の再現度が一番好き。↓
▼3倍望遠カメラは10cmまで寄ってのテレマクロ撮影にも対応!ちっちゃい花、ミニマムな葉っぱ、そのせん毛もバッチリとらえられかなり細かい撮影も可能。こういう写真を撮るのも楽しいもんです。↓
▼また背景ボケもかなり利くので、こういう幻想的な1枚も撮れちゃいます。ポートレートモードでなく通常撮影で撮れるんで楽ちんなのもGood。↓
4.3倍ズーム撮影、ディテールが優秀
▼そして光学4.3倍、画素数2億のイカれスペック望遠カメラはこんな感じ!遠くても大きく撮影できるのはもちろん、ディテールも非常に細かく撮れています。↓
▼あと手の届かないような高さにある被写体も大きく撮影できることから、大きい樹木の花や実、葉っぱといった撮影にてきめん。カメラグリップでシャッター半押しでフォーカスも合わせやすいから、風に揺れてても捉えやすい。↓
▼こちらはテレマクロ撮影はできません(目視20cm以上は離さないとピントが合わん)。しかし遠くのものを撮影できるのはもちろん、ボケもディテールも抜群なのでこういう1枚もサクっと撮れちゃいます。なので望遠カメラは2種ともボケ撮影に適していますぞ。↓
▼メインカメラと比較するとこんな具合で、かなり寄って撮影できるのがミソ。遠くまで撮影できつつ細部の描写も抜群といいとこ取り。左が1倍、右が4.3倍での撮影です。↓
▼最大ズームは120倍ですが、わざわざ120倍で撮るかと言われれば‥うーん。↓
▼あとこの4.3倍は気になるところもありました。色合いは肉眼で見たときより若干薄さを感じてしまいます。ここが唯一気になった部分で、写真だと郵便ポストの赤みが肉眼のそれよりも減っているんですよね。↓
▼また3倍ズーム、つまりもう1つの望遠カメラと比較すると結構その差を感じがち。ズームしていると途中でギャップが生じることもしばしば出てきます。左が3倍、右が4.3倍。こうしてみると黄色の濃さ、緑色の飽和が目立つ。↓
インカメラで撮影
▼インカメラはポートレートモードにも対応しています。背景をぼかせるのでこういう自撮りにバッチリ!ただし画角は標準的で広くはなく、Galaxyのハイエンドモデルのように画角の調節はできません。集団で撮影は不向きかも。↓
動画の手ぶれ補正検証
▼動画の手ぶれ補正はこんな感じ!風がクッソ強くてブレちゃいがちだったんだけど安定性はバツグン。え?つまづいた音がした?気のせい気のせい(´^ω^`)。↓
ちなみにこのXiaomi 15 Ultraはドルビービジョンというモードもあって、そちらをオンにすると見え方がビビッドからリアル調に寄った動画になります。
▼ただ互換性の兼ね合いなのか、SNSに上げると色合い狂っちゃう(Adobeに突っ込んでも同様だった)。使い所はむずかしいです。基本オフがいいかな。オフでもめっちゃキレイだし。↓
Xiaomi 15 Ultraのドルビービジョンのオンオフ比較!(動画2つめ)
なんか写実的になっていい感じ♥ pic.twitter.com/X6vaBohynt— 柳生剣之介 (@yagyu_kennosuke) April 16, 2025
カメラ総評
筆者としては、2倍、3倍ズームが使いやすくクオリティも優秀でバシバシ使っていけると思いました。
特に2倍ズームは大型1インチセンサーの恩恵を受けつつ解像感もあって非常に優秀。画角もほどよく狭く、被写体の立体感も押さえられるという意味では、写真撮影においての最適解といえます。
3倍ズームになると望遠カメラに切り替わるので、場合によってはメインカメラとの色味が変わることも、‥とはいえ補正はかなり効いているためか、実使用では気になることはまずなく、こういう記事で上げる際の選定でやっと違いを感じる、ってレベルにとどまっているので無問題。
4.3倍ズームは流石に日常使いとしては画角が狭すぎるのと被写体との距離を必要とするため、ワンタップズームの手頃さと反してやや扱いにくい印象も受けました。逆に遠くの被写体をサクっと撮りたい場合には重宝します。
あと車を撮りたい車好きにもオススメ!車を撮りたくても駐車場とか道路の対向車線とかそこそこ遠めから撮影することもままあり、そういう意味でも3倍、4.3倍ズームって結構こういうときに活用の機会を見出だせる。、ましてやカメラキットがあればすぐカメラ立ち上げられるので‥。
そして総じて明るさはかなりあって、SNSにそのまま加工なしでぶち込むにも良しなクオリティ。ネットプリントサービスで写真化も捗る。クッソ楽しいです(`・ω・´)。
2種類のLeicaフィルターは「SNSや普段使いならバイブラント(デフォルト)」、「波間、山間、ビル街の風景といった写真を撮るならオーセンティック」という使い分けをすると良いですね。
カメラキットはストラップホールもあるので、首から下げられるストラップを別途購入し首から下げておく使い方がオススメしたい。むしろ付属品にそれが欲しかったかもしれない。
ちなみに地域設定をいじればシャッター音を消せる
▼Xiaomi 15 Ultraは日本仕様であってもシャッター音を消すことができます。これはMIUIからの仕様で、地域設定を「日本」「韓国」以外にすることで、カメラ設定から「シャッター音」のオンオフの切り替えスイッチが出てくるんすよ。↓
韓国はわからんけど、日本だと自主規制の兼ね合いもあるから未だにこういう状態なんでまぁ仕方ないといえば仕方なかったり。
というかむしろ、HyperOSでもこの仕様のまま残ってくれてるのは意外だったし、筆者は嬉しく思えました。音が鳴らんから、レストランや公園で気兼ねなく撮影を楽しめますからね。
もちろん正規の方法ではないし地域設定いじったら何らかの弊害が出てくる可能性はある(筆者は今のところないけど)んで、その点は自己責任で。
[バッテリー]電池持ちはあまり良くない
先代同様に電池持ち自体はそれほど良くはありません。
▼可変リフレッシュレートだし電力効率もイイSoCなんだけど、やはり使い潰せば1日も持たないタイプ。↓
ここまではいいんだけど、謎なのがスタンバイ時でも1時間で3~5%ほど減っちまうのがネック。
初期設定後だったらアプリの更新だの色々処理するからわかるんだけど、1週間使ってもスタンバイ時の電池消費があるのでOSのプリインアプリかなんかが絡んでるのかな。
▼なおカメラキットのグリップ部分は2,000mAhのバッテリーが仕込まれており、デフォルトではXiaomi 15 Ultra本体のバッテリー残量が20%を切ると充電する仕組みです。こいつは設定で変更可能で、常時充電することも出来ます。↓
‥とはいえ過信は禁物。撮影に半日も費やしてたらいつの間にかどちらも電池残量がくたばっていました。
[機能]Xiaomi HyperOSは着実に進化してた
もともとXiaomiは家電メーカーですがスマホにもメチャクチャ力を入れています。ごく稀な例を除いてリリースしているスマホは独自UIのXiaomi HyperOS(旧MIUI)を内蔵。通常のAndroidをベースに様々な機能追加と改良を施したOSです。
AI機能が満載
▼Xiaomi 15 Ultraが載せているHyperOS、筆者的には最近流行りのAI生成機能を積極的に取り入れてるって印象です。↓
AIによる文章生成、AIで編集して消しゴムマジックみたいなことしたり、会話を翻訳したり、音声を読み取ってリアルタイムで字幕化したり‥またGoogle Geminiもプリインされており、電源キー長押しで呼べるという、かつてのGoogleアシスタントみたいな挙動。
▼Googleのかこって検索にも対応しています。ナビゲーションバーを長押しで呼び出し可能。画像や文字をコピーして検索できるやつです。使ったことは正直ないです。↓
AIで静止画を動く壁紙にもできる
▼壁紙限定にはなってくるんですが、静止画を動く画像にしてくれる機能が搭載されてました。↓
他のOSも生成AIで指定ワードで壁紙作ったりなんてやつあったんだけど、Xiaomi 15 Ultraは好きな写真を動かして壁紙にできるってのがミソ。画像を動かせるってのが楽しいですね(`・ω・´)。
動かしたらこんな感じ。花とかクルマとかだとそれを周りから眺めるような感じで動き、風景なら空が動いたり‥なんて感じ。
処理は結構時間がかかります。だいたい2分ぐらいはかかるんで、ながら作業しながらのほうが良いかも。あと結構発熱するので負荷も相当に高いっぽい。
▼いくつか作ったんで撮ってみた!静止画を3D化するような感じで見てて結構オモロオイ。↓
Xiaomi 15 UltraでAIダイナミック壁紙を試した!
空や走る車以外は物体を3D化しているみたいだ pic.twitter.com/8pWFDuftQk— 柳生剣之介 (@yagyu_kennosuke) April 16, 2025
使える画像はクルマや風景、花といったものに限定されてしまうのはちと物足りなさを感じるんですが‥昨今キモいぐらいに充実してきているAI事情を鑑みれば、他の画像‥例えばアニメや人物といった画像でも動かしてくれると期待したいですね。
動画のフレーム補間に対応
▼Xiaomi 11Tの頃から対応してた動画のフレーム補完も使えます。↓
AI関係あるかはさておき、動画のフレームの間を埋めるように画像を作って差し込んでくれるので、残像感を低減してくれるんす。
▼30FPSだと特に効果が大きく、開発者オプションで出したリフレッシュレートの表記もしっかり上がってます。30から45~50あたりに表記が上がっており、実際になめらかさも上がってました。↓
ただし、動画が元々60FPSだと60のままで効果はみられません。60FPSを75とか90にあげてくれるわけではなさそう(´・ω・`)そこらへん期待してたんだけどな。
とはいえ昔の動画とかで30FPSしか出ないものであればなめらかさを感じられるし、60FPS対応の動画でも30に落とし込むことでデータ通信量をおさえつつなめらかに動画を楽しめるっていうメリットは大きいのでオススメです。
▼筆者的には30FPSしか出ない昔のゲームとか、そういう動画を見るのに重宝しています。ブラーの激しいレースゲームだと結構いい感じに効果感じられる。↓
プリインのギャラリーアプリがGoogleフォトと同期するようになった
個人的にとても嬉しいのがギャラリーアプリ、なんとプリインされているアルバムアプリでもGoogleフォトの写真を表示させられるようになっているんですよ。
Googleフォトって普通に使いにくくムカついてたのでスマホにプリインされているアルバムやギャラリーアプリを使ってたんですが、そのタイプな筆者からするとこの変更は非常に喜ばしい。
▼フォト側でのお気に入りも動画もフォルダ分けして表示されるので、別端末で撮影、保存した画像を確認できるってのが便利。↓
編集する際も、SNSに貼り付ける際もアルバム上から行えるので尚更。ちなみにGoogleフォトの写真はRestoredっていうアルバムに格納されています。
おサイフケータイに対応していない
本機は日本仕様なんですが、残念ながらおサイフケータイに非対応。NFC止まりとなっています。
あれって独自規格だしコストや製造工程および時間がかかる‥という点がネックで、その観点から見送られた可能性がありますが、しかし残念すぎる。筆者はおサイフケータイは使わないしキャッシュレスはPayPayを使っているからまだ耐えられるけど‥。
実際OPPO Find X8もそのクチで、ハイエンドでカメラも良くて取り回しが良くメインスマホとしては申し分なさすぎるスペックなだけに、この点でかなり人を選んでしまうのは一番の欠点でしょう。
まして本機はカメラキットを使って首から下げる場合、電車やバスでピッってタッチしやすくなるハズなので尚更です。
カメラにこだわるユーザー向けな珠玉の1台
Xiaomi 15 Ultraは18万(1TB版なら20万)弱とスマホとしては高級帯にあたるので、その時点ですでにマニア向けとも言える1台なのは否めません(これがiPhoneだったらみんな買うのに!なんて不条理はさておき‥)。
高級ハイエンドスマホらしい質感の高さ、カメラのクオリティはもちろん、性能の高さ、安定性も、画面の綺麗さもHyperOSの完成度もAIによる機能性は非常に優秀。生成AI機能と動画のフレーム補完、ギャラリーアプリのこともあり、筆者はかなり気に入っています。
ただし音質は価格に見合わないこと、電池持ちはあまり良くないという点は注意です。カメラ特化なおかげで持ち心地が悪化している点もあり、ゲームもしたいしカメラも楽しみたい、なんてユーザーさんにとってはかなり悩ましいかも。
また先代モデルのXiaomi 14 Ultraは日本でも発売しているし完成度も高くカメラも可変絞りを搭載するなどXiaomi 15 Ultraにはない魅力もあるので、型落ちとなって相場が下がるってことを踏まえると尚更悩ましい。せめておサイフケータイあればよかったんだけどなあ。
もっとも、処理性能やトータルでのカメラスペック自体は向上しているし、先代よりも放熱性と耐衝撃性も高まっているそうなんで、その点において価値を見出したならぜひとも買って楽しんでほしいですね(`・ω・´)。
少し話がそれますが、カメラ特化スマホとして見た場合に気になってくるのが他社競合モデルとの比較。他社のカメラ特化ハイエンドスマホと比べXiaomi 15 Ultraは優れているのか、かなり気になるところです。
筆者は現行時点で最高レベルの評価を得ているvivo X200 Proも同時に使用しているので、近々本機と撮り比べた記事も出したい所存。
カメラ以外、特にソフトの利便性で言えば日本使用を想定していない大陸版との比較になってしまうのでその点は差し控えますが‥純粋なカメラスマホ同士での実力争い、乞うご期待ください。
▼価格は変動するのでリアルタイム価格は以下からチェックしてね!↓
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