yeedi モップステーションのレビュー。モップを清潔に保てるロボット掃除機

ロボット掃除機専門ブランドであるyeediのモップ拭きにフォーカスした新製品「yeedi モップステーション」を発売前にメーカーさんから提供頂いたのでレビューしてみる。

yeedi モップステーションの特徴

yeediは2019年スタートの新参ロボット掃除機ブランド。説明資料には、「我社は人生に情熱を注いでいる」的なことが書かれている。そこはロボット掃除機に情熱を注げよ。

まぁ、こんな感じの比較的新しいロボット掃除機ブランドな訳だけど、こういうところって面白い製品が多いんだよ。

で、紹介するyeedi モップステーションは「モップがけ」に情熱を注いだ製品。モップ極振りってか。面白すぎだろ。ザッと特徴を洗い出すとこんな感じ。

  • 強力な加圧式回転モップ2発を搭載
  • モップの自動洗浄・乾燥対応で清潔に保てる
  • 掃除中もモップが汚れたら一時帰還してクリーニング
  • カーペット自動認識
  • 2,500Paの吸引力
  • 部屋の間取りを把握できる
  • 進入禁止エリアを設定できる
  • 最大180分可動

しばらく使ってみたんだけど、yeedi モップステーションが本領発揮するのはどう考えてもフローリングで決定おめでとう。なので、カーペットが多い家は買ってもあまり意味ないと俺は思う。だってカーペットはモップがけしないっしょ。

スペックは以下の通り。ここには書いてないけど本体裏に技適マークあるのも確認済み。

yeedi モップステーションはモップ洗浄機がデカイ

とりあえず届いた箱がかなりデカイ。開封して設置してみるとモップを自動洗浄・乾燥する「セルフクリーニングステーション」がめっちゃデカイ。

まぁ、デカイといっても設置するスペースさえあればワンルームでもいける

モップ洗浄機の上部を開くと水タンクが2つ。青いほうに綺麗な水を入れ、モップ洗浄した排水がグレーのタンクに溜まる仕組み。製品汚ねぇけどもう使い込んでるから堪忍な。

yeedi モップステーション
上部はタンクのみでゴミ吸引機能は無い

初めて見たときは操作が難しそうと思ったけど、取扱説明書は日本語に対応。日本語と関西語しか分からん俺からするとありがたい。

掃除機本体は大型のモップが回転しながらモップがけしてくれるらしい。しかも加圧式。つまり、床にモップを押し付けながら回転してモップがけ。こりゃ強力そうだ。面白い。

yeedi モップステーション
これがモップ。使わないときは簡単に取り外せる
2つのモップを押し付け回転することで強力な床拭きができるそう
yeedi モップステーション
ちなみにモップはスペア付き

モップがけに対してはやる気が見えるんだけど、ゴミを書き込む回転ブラシは1つだけ。吸引力も2500Pa。資料には「強力」と書いてたけど、んなぁこたない。まぁ、いまでは普通くらい。

ちなみにモップはスペア付き
回転ブラシが1つなので、掃除効率が悪くなるんじゃないのかって思ったけどちゃんとその辺りは考慮して動いてた

yeedi モップステーションはアプリ必須

アプリが無くても動くっちゃ動くんだけど、アプリを使っうことでこんな事ができるようになる。

  • 掃除スケジュールの設定
  • 吸引力や水量調整
  • アナウンス言語の日本語設定
  • 進入禁止エリアの設定

これらの機能を使いたいのであればアプリ導入は必須。というよりか、アプリを使わないと宝の持ち腐れになるので俺は絶対必要だと思う。だから必須。

アプリもちゃんと日本語に対応している

アプリを起動すると日本語で利用できることを確認。やるじゃん。日本語も意味不明な翻訳ではなくちゃんとしてる。取扱説明書もアプリも日本語なのはやっぱりありがたい。

アプリも日本語対応。先述通りアプリから本体からのアナウンスサウンドも日本語にできる

Wi-Fiルータへの接続は2.4Ghzのみ

アプリを利用する場合、ロボット掃除機⇔Wi-Fiルーター⇔スマホという感じの接続になる。

つまり、アプリを利用してyeedi モップステーションを制御するのであればWi-Fiルータも必須ってことになる。なんだって?Wi-Fiルータが無い?そんなもん俺は知らん。とりあえずWi-Fiルータが無いとコイツの魅力は半減するんで注意。

で、接続しようとしたらエラーを吐きやがる。調べてみたらWi-Fiルータへの接続は2.4Ghzにしか対応していない。で、スマホの接続を5Ghzにしていた。これが原因。エラーを吐いたら大体これだから接続先を変えてみて。

yeedi モップステーションはモップがウリだからフローリング向き

yeedi モップステーションのウリはモップなのだから、先述したようにモップが使えないカーペットだらけの家なら別のモデルを買ったほうが絶対良い。でも、フローリングが多いならyeedi モップステーションは有り。

吸引力は2500Pa。最近のロボット掃除機はもっと吸引力ある製品も多いけど、フローリングを掃除するなら十分。

片方しかブラシがないけど、ちゃんとこれを使って隅を掃除してくるれる

初期セットアップが終わったら初回マッピングを行う必要がある。これを行うことで部屋の間取りを把握して効率的に掃除を行うことができる。

とりあえずセルフクリーニングステーションと掃除機本体のタンクに水を入れマッピングを開始すると、効率的にマッピングするなら掃除モードでやれ、掃除モードはモップを外して水を抜けとのこと。先に言えよ。

進入禁止エリア設定が便利

一度マッピングするとアプリで部屋の間取りが確認できるようになってるんで、「仮想境界線」の設定が可能になる。

ちなみにyeedi モップステーションはマッピング後でも基本は接触してモノの位置を認識するあまりお利口さんではないベーシックなタイプ。だから、触れてほしくないものがあれば進入禁止にしてしまうのが良い。

yeedi モップステーション
こんな感じで仮想境界線は複数設定できる

とりあえず俺の家ではyeedi モップステーションが入り込んで出てこれなかったソファー、ケーブルを適当に突っ込んでいるキャビネットを進入禁止エリアにしておいた。

設定してからは指定したエリアに入らず掃除しているのでちゃんと機能している。その他、仮想境界線は「モップと掃除の両方をしない」と「モップだけしない」が選べるので、絨毯などがある部分は吸引だけするような設定もできる。

モップ水量は「小」が良い。かなり綺麗に拭き上げてくれる

ロボット掃除機の多くに搭載されている水拭き機能は、モップを濡らして引きずるタイプだけど、yeedi モップステーションは回転モップだから磨き上げながら拭いてくれる。ただ、初期設定の水量「中」だと水量が多すぎる

写真じゃ分かりづらいが、びちゃびちゃ

水量の調整は例のアプリから行える。もし、アプリを使えなかったら、たぶんびちゃびちゃのまま使う羽目になりそうだから、改めてアプリは必要だなと思った。水量は「小」にするとちょうど良い。

水量を調整してからしばらく使っていたんだけど、床拭きは俺がレビューしてきたロボット掃除機の中で間違いなくナンバー1。

モップ洗浄後の排水を見たら綺麗に拭いてくれていることが分かると思う

洗浄・乾燥の音を紛らわすなら廊下などに設置するのが良い

モップの洗浄なんだけど、掃除中も何度かセルフクリーニングステーションに戻ってモップを綺麗にしていた。

たぶん、掃除するエリアの広さにもよるだろうけど、俺の家では1回の掃除で2回モップの洗浄が入った。(清掃後のモップ洗浄で計3回)

yeedi モップステーション
ここでブラシをクリーニング。汚れやすいからマメに掃除したほうが良い
洗浄回数は掃除面積にもよるけど、俺は1回の掃除で1/4水が減っていた

このサイクルはすごく良い。一般的なロボット掃除機の拭き機能は一度掃除が始まると吸引が終わるまで汚ったねぇモップをズルズル引きずるだけだからな。何度かモップ洗浄してモップを綺麗な状態にしてくれるこの動きは素晴らしい。

ただ、モップ洗浄中の動作音は結構耳障り。俺の家にある家電で騒音ナンバー1だと思う。ロボット掃除機でゴミ吸引ボックス付きを使っているなら、それに近い騒音レベル。

▼音量を測定したら73dbくらいあった。調べたら「セミの鳴き声(直近)」と同じくらいの騒音レベル。そりゃうるさく感じるわ。↓

だから、モップがけを行う掃除は出勤して自宅に居ない時間帯などでスケジュールしたほうが良いしそうしてる。

あともう一つ気になったのが掃除が終わった後のモップの空気乾燥の音。ブォーっと低周波な音(昔の冷蔵庫みたいな音)が続くので、これも耳障りに感じる人もいるかも知れない。少なからず俺は耳障りだった。

しかも送風乾燥だから長い。4時間経っても止まらない。これはいかがなものか。うるせぇ。壊れてんのか?

ゴミ自動収集機能があれば最高だった

ゴミボックスの容量がかなり小さいのとゴミ捨ての手順が面倒くさすぎる。俺はゴミの処理で不満を感じた。

yeedi モップステーション
容量が小さいので結構な頻度でゴミ捨てが必要

まずゴミボックス容量が小さいのでゴミがすぐに溜まる。長毛種の猫を飼っていたらそれこそ2日持たずにパンパン。だからゴミ捨てを結構なサイクルでやってるんだけど、ゴミ捨てをするには後方の水タンクを外す必要がある。

で、この水タンクにドッキングされているゴミボックスを取り外してようやくごみ捨てができるから面倒くさい。

yeedi モップステーション
めんどくせぇ

まぁ、ここまでは百歩譲って良い。天板が開かないタイプのロボット掃除機は後方のゴミボックスを取り外す必要があって労力はそれほど変わらん。

でも、yeedi モップステーションはさらにゴミ捨てに労力が必要。それはセルフクリーニングステーションにケツからツッコんでセットするタイプだから。

もう分かると思う。ゴミを捨てるときセルフクリーニングステーションからロボット掃除機を一旦持ち上げて引っ張り出す必要があるんよ。戻す時はロボット掃除機のボタンを押すと帰還するから良いけど。

ちなみに手で持ち上げずスタートボタンを押してロボット掃除機を自動でステーションから出すことも出来るんだけど、その手順だとロボット掃除機が掃除の準備(モップに水をかけてクリーニング)を始める。そうなると、帰還した後にまたあのうるさいモップ洗浄などが始まる。

こんな感じでゴミ捨てに関しては少なからず不満が残っている。みんなも面倒くさいって思わないかい?俺は超絶面倒くさいね。だから、ゴミ吸引機能まで付けてくれたら最高だった。

yeedi モップステーションまとめ

yeedi モップステーション

yeedi モップステーションを使ってみて感じたのは以下

良かった点

  • モップを清潔に保てること
  • 掃除中もモップ洗浄され部屋全体を綺麗に拭ける
  • フローリングでは十分だった吸引力
  • 日本語フル対応で使いやすい

注意点

  • 水タンクの減りが思ったより早かった
  • モップ洗浄・乾燥の音がうるせぇ
  • ゴミ捨てめんどくせぇ

yeedi モップステーションはモップがけにフォーカスした製品であることは実際に使ってもよく分かった。面倒なモップがけを吸引掃除と一緒に行ってくれるのはありがたいし、掃除の仕上がりも良い。

アプリもしっかり作り込まれているし、日本語にも対応しているし、2019年スタートの新参ロボット掃除機ブランドであることを考えるとよく出来ている製品だと思う。

全体的に良い点も目立つ一方、耳障りな駆動音と面倒くさいゴミ捨てが俺は気になった。

音に関しては海外みたいにバカでかい家でリビングから離れたところにセルフクリーニングステーションを設置出来るなら良いけど、狭い日本の家だとこの騒音は多くの人が耳障りに感じると思う。ごみ捨ては、まぁ頑張れとしか言いようがない。面倒くせぇもんは面倒くせぇ。

一通り使い倒して感じたのは、個人宅よりもオフィスなどで使ったほうが良さげってこと。そっちのほうが用途としては合ってると思う。日本は絨毯のある家が多いしね。俺はそう思うのでこのレビューも参考にした上で検討してくれ。

yeedi モップステーションの購入先

yeedi モップステーションは記事執筆時点で一般販売前の製品。なので欲しい人はクラウドファンディングサイト「Makuake」から支援することになる。

50名に限り1台のyeedi モップステーションが84,900円、2台セットが20名に限り168,960円で早期支援で安く手に入るのでチェックよろしく。

■クラウドファンディング■

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