ワイモバイルがシェア4割に急成長。皆に選ばれるには理由がある
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ワイモバイルが格安スマホ(格安SIM)市場の販売台数シェアを4割獲得し急成長したそうです。思っていたよりもシェア伸ばしているんですね。
最近はワイモバイル以外にau回線のUQmobile、ドコモ回線の格安SIMなど選択肢が増えてきましたが、「去年の今頃、海外の携帯キャリアを羨ましがってたが、日本の格安SIM業界が後追いしたってお話。」でも書いている通り、各社が独自路線で切磋琢磨してます。
ワイモバイルが急成長したのは、もちろん皆が選んで利用しているからなのですが、僕もワイモバイルをメインで利用しているので”選んだ理由・使い続けている理由”を発信しときます。
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まずは簡単に大手キャリアを辞めた理由。
これは先日「ドコモの利用料金1,000円引下げは値下げじゃない。単体契約者が大手キャリアから離脱するのも頷ける」でも書いたんですが、要約すると「単体契約者」で旨味を感じる事が少なくなった。というわけで、大手キャリアで単体契約していた僕は2016年早々に見限ってMVNOに移ったというわけです。
MVNOやワイモバイルの様なサブブランドが利用できるのも大手キャリアあってこその話しですが、、、。とは言いましても、応援するために大手キャリアを使い続ける程、お財布が潤っている訳でも無く、安くて良いものに流れてしまうのは必然的かと感じます。
格安SIMも”合わなかった”という経緯。
先述した通り、僕は”安い”という部分を重視してドコモ系格安SIMを渡り歩きました。
その中で一番ギャップを感じたのは通信品質の差です。具体的には格安SIMは時間帯により通信速度が左右され、使いたい時に使えなかったこと。
大手キャリアで当たり前の様に利用していた通信環境が変わった事で”ストレス”が蓄積。つまり、僕は安さよりも”通信の安定性”を重要視するタイプだったようです。
この件に関しては「格安SIMを検討中の方に「回線混雑時は通信速度が著しく低下する」と伝えたい」に書いてるので気になる方は一読してみて下さい。
結局の所、格安SIMは使いたい時に使い物にならない時間帯が出てくるので、それはネット漬けの僕からしたら困るよねって事で”格安SIMは合わない”と判断。
でも、サブSIMとしてはガンガン格安SIM使ってます。サブSIMとして格安SIMは結構秀才。例えばLINEやSNSなどの通信料が無料になるLINEモバイルは結構使ってます。
格安SIMであれ、ワイモバイルであれ”合う、合わない”という部分は、僕が一方的に皆さんに助言することは出来ないです。何を求め、何を重要視するのかって皆さん違いますからね。
僕の場合はいつでも快適に利用できる通信品質を求めたって訳です。
格安SIMの品質に落胆している頃、”大手キャリアのサブブランドキャリア”が広がりつつあった。
去年の今頃は、ドコモ系回線網を利用する格安SIMのシェアが9割とも言われていましたが、その中で通信速度や通信品質が問題視され始め、価格はちょっぴり高いけど大手キャリアの通信品質規準で利用できる”サブブランドキャリア”が注目され始めます。
現在、大手キャリアのサブブランドとして認知されているのは、au回線を利用するUQmobile、ソフトバンク回線を利用するワイモバイルの2社で、現在でもCMをバンバン打っているのでご存知の方も多いと思います。
というわけで、格安SIMの利用料金は魅力的でしたが、僕の場合は料金よりも通信品質の優先順位が高くなっていたのでワイモバイルへ乗りかえしたというわけです。
結果的に通信品質は非常に満足。お昼の時間帯でも大手キャリアと遜色なく使えます。
ワイモバイルを選んだ理由は通信品質以外にも魅力を感じたから。
最終的に僕がパートナーとして選んだSIMはワイモバイル。何故、ワイモバイルを選んだのか。それは通信品質以外にも魅力を感じたからです。
ワイモバイルを選んだのはUQmobileよりも端末の選択肢が多いから。
ガルマックスは格安スマホの情報も配信しているのですが、その殆どがドコモとワイモバイルに合致した電波の仕様です。
これはauが使用する3Gの電波が国際的にマイナー(CDMA2000 1x)であり、海外メーカー製が多いSIMフリースマートフォンは国際的にメジャーな電波を使っているドコモやワイモバイルの電波に適合して日本市場に流れてくるからです。
最近はauも3G電波を使わないフルLTE端末(通話も電話もLTEを使用する)をリリースしていますが、この様なau回線を利用できるフルLTE端末がSIMフリースマートフォンで非常に少ないのも事実です。
つまり、UQmobileを選択した場合、好きな端末があっても電波が対応していないという理由で使えない事が多いということです。
これはSIMフリースマートフォンが大好きな僕にとってはデメリットとしか見えませんでした。もちろん、僕は”SIM”にも興味があるので、メイン利用ではなくサブSIMとしてUQmobileも契約してます。
ワイモバイルもUQmobileも契約しているので、「持っている格安スマホでUQmobile使えないや」ということが簡単に分かるんですね。UQmobileも通信品質はとっても良いですよ。
UQmobileの通信品質に関する記事も書いているので気になる方はどうぞ
【関連】新UQmobileはauのサブブランド?通信品質が良すぎる!
大手キャリアと比較すると、やっぱり安い。格安SIMと比較しても安いと感じる。
利用料金は大手キャリア>サブブランド>格安SIMです。
例えばドコモだと5分以下かけ放題+データ容量2GBで5,500円。
ワイモバイルは10分以下かけ放題+データ容量1GB(←打ち間違いじゃ無いです。1GBです。)で3,980円。
格安SIMのDMM mobileだと5分以下かけ放題+データ容量2GBで2,230円。
これだけだとワイモバイルは微妙な料金設定ですが、そこはソフトバンクのサブブランドということでジャンジャンお金をつかってキャンペーンを打ち出しています。
ワイモバイルを契約した場合の利用料金をキャンペーン込みで計算。
まず、ワイモバイルの主要プランとなるスマホプランを契約すると2年縛りですが「スマホプラン割引」で2年間1,000円割引、テレビCMでお馴染みのワンキュッパ割で更に契約時から1年間1,000円割引、そしてデータ量が2年間2倍になるキャンペーンも利用可能なので・・・
10分以下かけ放題+データ容量2GB(増量キャンペーン適応)が月々1,980円。品質は格安SIMを上回り、利用料金は格安SIMよりも安くなるという逆転現象が起こります。
ここで問題となるのは、1年後に先述した「ワンキュッパ割」がなくなって1,000円値上がる事。
1年後の割引終了時に1,000円値上がりするけどキャッシュバックでカバー。
ワイモバイルの公式サイトを隅々までチェックすると「SIMのみの契約時はスマホプランSで10,000円、スマホプランM/Lで20,000円のキャッシュバック」が貰えます。
SIMだけの契約になると、端末を家電量販店などで購入する形となりますが、そこは先述した「SIMフリースマートフォンはドコモ・ソフトバンク」に合致している製品が殆どなので、端末選びに困らないのもポイントです。
1年後にワンキュッパ割が無くなり、他社へ乗り換える場合はスマホプラン割の解除料が9,500円必要ですが、どのスマホプランを選んだとしても、一年後にキャッシュバック額を解除料として充てる事が出来るので、途中離脱する道も確保できてるんです。
もちろん、1年後も継続して利用する場合は、年間12,000円の負担増となりますが、この場合でもスマホプランSはキャッシュバックの10,000円でその大部分が賄えるので実質的な負担増額分も年間2,000円で月間約167円の微増、その他のプランでは20,000円キャッシュバックなので、利用料金は2年トータルで考えると割引をフル対応したワイモバイル表示価格よりも実質的な負担額は少ないんですね。
更に18歳以下の方ならワイモバイルの学割である「ヤング割」が適応されるので、向こう2年はずっと割引フル対応料金で利用できます。ヤング割は「ワイモバイルの学割詳細。適応までの敷居が低くてお徳!」で書いているのでどうぞ。
ここまで細かくワイモバイルに関して書いたことは無いのですが、実は蓋を開けてみるとキャンペーン適応時の利用料金を維持することも、離脱時の解除料も、全て受け皿を用意しているんですよね。
あ、そうそう。ワイモバイルは月間934円の「だれとでも定額」のオプションを契約すると10分以下かけ放題が時間制限のないかけ放題にパワーアップ出来ます。
【関連】ワイモバイルは24時間かけ放題が使えるって知ってますか?!
それと、ワイモバイルはソフトバンクグループなので、まとめて支払い系も実は使えます。
この様に1つ1つのキャンペーンやワイモバイル自体の注意点を把握し、利用できるキャンペーンを活用することで、実は格安SIM水準の利用料金で高品質な通信回線を維持することが可能なんです。
大手キャリアの品質を維持し、電話サービス(時間指定のないかけ放題)を維持しながら乗りかえても利用料金が安くなる。これは大手キャリアでは旨味の少ない単体契約者にも嬉しい内容です。
ワイモバイルのデメリット。
もちろん、ワイモバイルもデメリットがあります。ここでは僕が長期的にワイモバイルを利用してデメリットと感じた部分をピックアップ。
ソフトバンクを利用している方は割引が効かない。
まず1つめが、2年間1,000円割り引かれるスマホプラン割ですが、”ソフトバンクからの番号移行、ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンクからのMNPは除く。”と書かれているのでこれに該当する方はスマホプラン割が適応されないのでワイモバイルの割引フル適応の表示価格から1,000円高い利用料金となります。
どうしてもワイモバイルを利用したい場合、例えば、一旦他社の格安SIMにMNPした後に解除料を支払い、再乗りかえする強行手段もあります。ちなみに僕は一度この方法で短期MNPやってます。
もちろん、短期MNPはリスクもあり、例えばキャッシュバック目当てだとか、端末割引目当てだとか言う理由で乱用した場合、ブラックリストに載る可能性は否定できませんが、僕の場合は事前にサポートに電話して短期MNPする理由を「格安SIMは昼の時間帯に通信速度が著しく低下し、業務に影響がでた為(事実です。)」と伝え、相手方がぐうの音も出ない状況にしてから乗りかえたので特に問題なかったです。
もちろん、僕には短期乗りかえを余儀なくされるだけの正当な理由があり、契約続行は不可と判断した上で短期MNPしたって訳です。
というわけで、ソフトバンクからの乗りかえではちょっぴりハードルが高いのが1つめのデメリット。
データ増量キャンペーンが使いにくい。
データ容量2倍キャンペーンは増量分を含んでプラン選択することが想定されますが、このキャンペーン、”データ容量を追加する時の利用料金が指定容量まで0円”になるというものです。
例えば、1GBプランを今契約するとデータ容量が2倍になり、月間2GBを利用できますが、キャンペーンで増量した+1GB分は500MB単位の追加容量を2回購入する利用料金がタダになるってことです。
つまり、増量分は事前に容量を追加する予約手続き・低速化したらデータ容量追加手続きが必要となり”とっても面倒くさい”です。この点を僕はデメリットと感じています。
iPhoneでテザリング機能が使えない。
これも「ワイモバイルはSIMフリーiPhoneでテザリング出来るのか検証」で書いていますが、検証の結果、ワイモバイルのSIMをSIMフリーのiPhoneに挿して使う場合、テザリングが使えません。(テザリングとはパソコンなどをiPhoneとWi-Fi接続してiPhoneでデータ通信を行い、間接的にパソコンなどをネットへ接続する方法です。営業系のお仕事をされている方はよく使っている機能です。)
Android端末では問題なくテザリング可能だったので、僕もiPhone7からZenfone3というAndroid端末に乗り換えてワイモバイルを使っています。
iPhoneを愛用している方はこの辺りがデメリットとなります。
数ヶ月使っている中でデメリットと感じるのはこのくらいかなぁ。
僕がワイモバイルを使い続けている理由まとめ。
今回は僕の主観が強い内容となっていますが、何故、ガルマックスの管理人はワイモバイルを利用しているのか、選んだのかを共有出来ればと思っています。
特に格安SIMを批判する訳では無く、格安SIMには格安SIMの魅力があり、そこで補えない部分がワイモバイルの魅力になっているのだと思います。僕はワイモバイルの魅力に惹かれ・使い・納得出来た。それだけです。
本記事を読んで共感していただけるなら、あなたにとってもワイモバイルは満足度の高いSIMである可能性が高いです。
モバイル通信って、既に世の中の基盤として定着していますし、かけ放題サービスが普及してから仕事・私用共に混同して使っている方も大勢いらっしゃいます。
それに、スマートフォンなんてデータ通信ありきの端末と言っても過言ではありません。
大手キャリアの利用料金は負担が大きくて格安って言われるサービスに移行したいけど、通信品質、電話サービスの違いによるギャップを極力小さくしたい。という方にワイモバイルは検討するに値する通信サービスを提供していると僕は思っているのでおすすめします。
これまで僕がワイモバイルを選んだ理由を書いてきましたが、シェアを急速に奪って急成長しているワイモバイルは利用料金であったり、通信品質であったり、電話サービスであったり、選ばれるだけの理由と魅力があるのだと感じます。
本記事で紹介したキャッシュバックキャンペーンですが、ワイモバイルは去年の年末頃から定期的にキャンペーン期間の延長を繰り返しています。
ワンキュッパ割やデータ容量増量キャンペーンも現時点で利用可能ですが、これらのキャンペーンはいつ終了するのかワイモバイルしか分かりませんので、これらのキャンペーンは利用できるうちに利用して下さい。
使えるものはトコトン使って利用する。地味な方法ですが、個人では最もシンプルで有効なコスト削減方法です。
ワイモバイルに乗り換える前のワンポイントアドバイス。
ワイモバイルに魅力を感じ、これから乗り換えようかなという方が陥りやすい注意点をワンポイントアドバイスとして残します。
SIMフリースマートフォンを選ぶ時の注意点。
僕がSIMフリースマートフォンを選ぶ時に最も重要視している部分は、利用したいSIMの電波を掴めるか。ということです。電波がつかめない時点で携帯電話として失格ですよね。
SIMフリースマートフォンをチェックする時は対応電波表を確認して、ワイモバイルに対応している電波バンドが使えるか確認しましょう。
ワイモバイルで必須のバンドに関しては以下の記事で詳しく書いているので一読してみて下さい。
【関連】ワイモバイルの電波、エリア、対応バンドってソフトバンクと一緒?
僕のサイトでは沢山のSIMフリースマートフォンの性能や特徴を記事化しているので、初めてSIMフリースマートフォンを購入検討されている方は以下もチェックしてみて下さいね。
ワイモバイル以外で端末を購入する場合には別途端末保証も検討しよう。
端末をワイモバイルでは無く家電量販店等で購入する場合、万が一のトラブルに備え端末保証をどうするか考えなくてはいけません。
大手キャリアを利用されている方は、水濡れや全損時に利用できる端末保証に加入している方も多いと思いますが、SIMフリースマートフォンを家電量販店で購入する場合、基本的にメーカー保証のみとなり、水濡れや落下故障等、自然故障以外は全て有償修理となります。
また、一般的にスマートフォンは2年前後利用する事が多いので、1年でメーカー保証が切れると例え自然故障であっても有償修理となります。
以前、僕のサイトでも「honor6 Plusのバッテリーが2年未満で膨張。早すぎるバッテリートラブルに不信感」という記事を書いたのですが、その中で、自然故障の有償修理料金についても言及しています。
SIMフリースマートフォンは比較的新しい端末がリリースされるサイクルが早いので、家電量販店でも割引価格で売られている事も多いのですが、故障時の修理費は割引とか関係ないので、修理費が購入時の価格よりも高くなる。という事も十分ありえます。
このように、日常的に起こりうる水濡れや落下故障時に役に立つのがモバイル向けの保険です。SIMフリースマートフォンと格安SIM利用者が増えた事でこの様な保険加入者も増えているようです。
端末をワイモバイルで抱き合わせ購入しない場合はチェックしてみましょう。備えあれば憂いなし。
ワイモバイルで”SIMのみ”を契約する方へのワンポイントアドバイス。
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▼2017/2/1追記▼
読者さんから、「現在、ワイモバイルは契約後のSIM変更が出来なくなっている」と教えていただきました!ということは、やっぱり、SIMサイズはNanoSIMで申し込むべきです!教えて頂きありがとうございました!
初めてSIMのみを契約するのって不安ですよね。初めてSIMのみを契約する方が契約時に困ってしまう箇所が有るのでこちらもワンポイントアドバイス。
SIMのみを契約する場合は、SIMのサイズを選びます。大きい順に標準SIM>MicroSIM>NanoSIMと分かれているのですが、契約時は一番小さなNanoSIMを選んで下さい。
SIMカードは小は大を兼ねます。以下の商品は小さいサイズのSIMを大きいサイズのSIMへ変換する”SIMサイズ変換アダプター”という商品で、数十円で購入可能です。
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例えば、今使っている&購入しようと考えている端末で利用できるSIMサイズがMicroSIMの場合、ワイモバイルでMicroSIMを頼んでしまうと、今後機種変更する端末が更に小さいNanoSIMに対応している場合、SIMサイズの変更が必要です。
また、SIMサイズを変更する場合は、基本的に契約内容を移し替えたSIMが郵送で届くので、手元のSIMが使えません。つまり、郵送期間は通信環境がなくなってしまいます。
SIMサイズ変換アダプターを1つ持っていると、今後利用する端末側のSIMサイズが変わった時もアダプターを切り替えるだけで対応出来るので、SIMのみ契約する場合はNanoSIMで申し込み、別途SIM変換アダプターを使いましょう。
ワイモバイルのSIMのみ契約でキャッシュバックを貰う場合はこちらからどうぞ。
【公式】ワイモバイル