ASUSが薄型・軽量のZenbook S 13 OLEDなど2023年春夏モデルを発表!

ASUSの発表会にて、Zenbookの新製品が多数発表されたので紹介していきます!

Zenbook S 13 OLED

今回の発表で一番の目玉機種はこれと言っても過言ではないでしょう。

▼最大の特徴はボディの厚みが10.9mm、重量は約1kgとかなりの薄型・軽量に仕上がっていること。実機を持ってみましたが、確かに「軽くて薄いなぁ」と納得するレベルでした!↓

Zenbook S 13 OLEDは薄型・軽量なだけでなく、最新の第13世代Core U(上位はCore i7-1355U)プロセッサを搭載。メモリは16GB、ストレージは1TBと性能面でも抜かりありません。

▼また、Zenbook S 13 OLEDは、筐体のキーボードの50%が再生プラスチック、トップカバーなどは製造過程で発生した廃棄物を90%使用した金属を使用していたり、環境面でも配慮しながらも、「禅に由来した」高級感のあるデザインを採用しています。↓

▼しかも、製品の外箱は100%リサイクル可能な設計を採用。取手も紙素材だったり、梱包の一部はノートPCスタンドになったりとユニークなのもポイント。↓

▼ディスプレイは色表現に優れた13.3インチ有機ELディスプレイ(ASUS Lumina OLED)を採用。解像度は2.8KとWQHD解像度よりも高精細なのもグッドポイント。↓

▼実機はこんな感じ。黒キーボードとシルバーのコントラストがCOOL。↓

▼天板のデザインも高級感があってカッコいい!↓

▼ディスプレイ部分を開くとキーボードに傾斜が付くリフトアップヒンジも採用されています。↓

▼端子類がギリギリ収まるくらいの薄さが伝わるでしょうか。↓

▼キーボードはこんな感じ。ウチの編集長は「電源ボタンの配置が気に入らない!!」と会場で騒いでおりました。↓

▼価格は159,800円から。薄型・軽量でなおかつパワフル。そして高解像度の有機ELディスプレイという付加価値があるので、個人的にはそんなに高いとは思わないかなぁ。↓

Zenbook Pro 14 OLED

Zenbookの中でもパワー寄りのProからも新型が登場。

▼Zenbook Pro 14 OLEDは最薄部で17.9mmと薄めですが、重量は1.65kgと一見すると「言うほど軽くないじゃん」と思われるかもしれません。↓

しかし、Zenbook Pro 14 OLEDはCPUに最大でCore i9-13900H、外部GPUにGeForce RTX 4070 Laptop GPUとハイエンドゲーミングノートPC並みの組み合わせなので、1.65kgという重量はスペックを考慮すると、かなり軽量な部類なんですよね。

▼また、GPU経由で映像出力を行なう際、CPUを介さずに行えるMUXスイッチを採用しているので、ラグやカクツキはかなり軽減されているとしています。↓

▼ハイパフォーマンスモデルでこれだけ薄型、軽量だと気になるのが排熱処理。Zenbook Pro 14 OLEDはゲーミングノートPC並みの冷却パイプを張り巡らせるASUS IceCool Proサーマルテクノロジーにより、冷却問題をクリア。TDPは最大125Wとかなりの負荷までブン回せるとのこと。↓

▼Zenbook Pro 14 OLEDはProArtシリーズやVivobook Proの一部機種などで採用実績のあるDialPadをタッチパッド左上に搭載。Windowsのシステムの操作やアドビ製品で便利な片手デバイスとして使用できます。↓

▼実機はこんな感じ。ACの位置が真ん中なのは奥側に通気孔が設けられているからですね。↓

▼天板はツヤ消しの黒+最近採用されているASUSのロゴが配置されています。↓

▼DialPadはProArtシリーズのような物理的なものではなく、タッチパッドと共用のソフトウェアで制御する方式っぽいですね。↓

価格は249,800円から。DialPadなど、簡易的とはいえクリエイター向けの機能を盛り込んでいるモデルなので、「ProArtは手が出ないけど、Dial機能などは使ってみたい」と考えている方にオススメかも!

Zenbook 15 OLED

▼Zenbook 15 OLEDは15インチノートPCでは軽量な部類となる約1.4kgを実現。「画面は大きく。重さは小さく。」のスローガンを体現しています。↓

▼Zenbook 15 OLEDには「ポンダーブルー」と「バサルトグレー」の2色が用意されていますが、有機ELディスプレイを搭載しているのはボンダーブルーのモデルのみとのこと。何で?↓

ただし、バサルトグレーの天板加工はデザインこそ同じものの、プラズマ電解酸化処理が行われているとのことなので、ポンダーブルーよりも手間はかかっていると言えるのかも?

▼Zenbook 15 OLEDのCPUにはRyzen 7-7735Uが搭載。バランスの取れたハイパフォーマンスモデルが採用されています。↓

ちなみに、メモリは32GB、ストレージは512GBとこちらも文句無し。

▼実機はこんな感じ。今回展示されていたのはボンダーブルーの方ですね。↓

▼天板はこんな感じ。基本はツヤ消しですが、ラインが引かれているところはダイヤモンドカット加工がされていて、メリハリがついたデザインだと感じました。↓

価格は169,800円から。特徴や実機を触った限り、ビジネスや趣味でしっかりと使えるノートPCなので、少し奮発して買ってみるのもイイかもって感じの価格設定ですね〜。

Zenbook Pro 16X OLED

Zenbook Pro 16X OLEDの搭載するCPUはCore i9-13905H、外部GPUはGeForce RTX 4080 Laptop GPUとそこら辺のゲーミングノート以上の組み合わせを実現。Proの名を冠しているだけはありますね。

▼Zenbook Pro 16X OLEDの最大の特徴はSupernova SoMデザインを採用していること。Supernova SoMデザインはASUSとIntelが協力して開発を行なったパッケージで、通常のCore-Hよりも38%もコンパクトになった優れモノなんです。↓

そのおかげで、通常では実現の難しかった薄めのノートPCに上位グレードの外部GPUを詰め込んだり、TDPを最大185Wまで引き上げたりと、言葉は悪いですがやりたい放題ができるようになったということです。

▼実機はこんな感じ。この角度からでは普通のノートPCのようにしか見えませんが…↓

▼横から見ると、キーボードの奥側がせり上がって角度がついているのがお分かりでしょうか。これはキーボードの打ちやすさという点もそうですが、排熱面積を増やすことによる冷却性能の向上も狙いの一つとなります。↓

▼ダイヤル部分はZenbook Pro 14 OLEDのようなタッチパッド内ではなく、別途独立したASUS Dialが採用されていますね。↓

価格は559,800円と50万円台後半を記録。やはりハイエンドでなおかつリッチな組み合わせだとそれくらいにはなってしまうのか…

Zenbook Pro 14 Duo OLED

Zenbook Pro 14 Duo OLEDには第13世代Core i9プロセッサーが搭載。外部GPUにはGeForce RTX 4080 Laptop GPUが載っています。まさにパワーオブジャスティスな組み合わせ。

メモリは32GB、ストレージは最大1TBとこちらもプロセッサに負けず劣らず盛っていると言えるでしょう。

▼実機はこんな感じ。ScreenPad搭載ノートPCが初登場してから2年ほど経過しますが、未だに異質な何かを感じるのは筆者だけでしょうか?↓

▼Zenbook Pro 16X OLEDのように、内側がせりあがる構造を同じく採用しています。Zenbook Pro 14 Duo OLEDの方はキーボードではなくディスプレイが傾いてますけどね!↓

▼ScreenPad Plus、キーボード面を見るとこんな感じ。タッチパッドは右側に寄っているので、右利きの方は使いやすい反面、左利きの方は少し取り回しが悪いんじゃないかなと思ってしまいますが、実際はどうなんでしょうか。↓

価格は399,800円から。ScreenPad Plusを体感してみたい方にとっては、約40万円は少し勇気が必要な価格設定と言えるでしょう。

Zenbook 14 Flip OLED

Zenbook 14 Flip OLEDは第13世代Core i7プロセッサを搭載。メモリは16GB、ストレージは1TBと過不足ありません。ASUS Penに対応しているのも注目ポイント。

ディスプレイも2.8Kの有機EL/90HzとYOGAライクなPCではかなり高品質なものが搭載されているのもグッドポイント!

▼実機はこんな感じ。この置き方では普通のノートPCとそう大差ないように見えます。↓

▼天板はZenbook 15 OLEDなど、他のZenbookシリーズでも採用されているデザイン。↓

▼Flipの名を冠しているだけあり、このようにテントのように立ててみたり…↓

▼キーボード面を下にしてスタンドがわりにしたり…↓

▼360度回転させてタブレットライクに使ったりと使い道は無限大!なのもFlipシリーズの魅力ですね!↓

価格は179,800円からと、結構イイお値段します。が、柔軟な使い方ができて尚且つ性能も高めのPCをお求めの方には刺さるんじゃないでしょうか?

Zenbook 14X OLED

Zenbook 14X OLEDはCPUに最大で第13世代Core i9-Hシリーズを搭載。メモリは16GB、ストレージは512GBと程よく盛っていますね。

Zenbook 14X OLEDらしい特徴としては、ディスプレイはASUS Penに対応したタッチパネルで、タッチパッドをテンキーとして使えるNumberPad機能に対応しているところの2点が挙げられるでしょう。

▼実機はこんな感じ。↓

▼天板はその他Zenbookシリーズのようにツヤ消しとラインが融合したデザインを採用しており、落ち着きの中にスタイリッシュさがあるような印象を受けます。↓

▼写真では表示していませんが、タッチパッド右上の電卓アイコンを押せばNumberPad機能が使えるようになります。↓

価格は149,800円と現行のHプロセッサを搭載しているノートPCとしては安めなのは嬉しいポイント。NumberPad機能と相まって、どちらかというとオフィスユース色の方が強いモデルかもしれませんね。

Zenbook 14

一番ベーシックなZenbookがZenbook 14。

CPUはRyzen 5-7530Uと、今回発表されたZenbookの中では一番控えめな性能ですが、メモリは16GB、ストレージは512GBとこの辺は同等の水準を保っています。ただし、SSDはPCIe 3.0止まりなので、速度面では少し不利かもしれません。

ディスプレイは14.5インチWQXGA解像度と、上位グレードのZenbookよりは劣るものの、これでも十分高精細です。地味に指紋認証センサーが搭載されているのも見逃せないポイントです。

価格は139,800円とまぁこんなもん感はします。というか、正直言ってしまうとパンチが弱いというか何というか…

というわけでASUS台湾本社で発表されたZenbookシリーズ(2023年夏モデル)のレポでした。追記がある場合はTwitterFacebookでお伝えするのでフォロー宜しくお願いします!

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