Galaxy Tab S7のレビュー!フォートナイトも快適にプレイ可能なハイエンドAndroidタブレット!
Androidタブレットでは唯一無二のハイエンドモデルのGalaxy Tab S7のレビューをお届け!Sペンを用いたクリエイティブ作業のみならず話題のフォートナイトも快適に遊べる性能も含めて実機レビューをしていきます!
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Galaxy Tab S7の良かった点とイマイチだった点
立ち位置:サムスンの誇るハイエンドタブレットの2020年モデル。縮小傾向のAndroidタブレットの中では唯一無二のプレミアムタブレットになっている。
特徴:角張った板状のデザイン、Galaxy Noteシリーズでもお馴染みのSペンや別売のキーボードカバーなどで幅広い使い方が期待できる。
良かった点
・超ハイスペックなSnapdragon 865 Plusを搭載
・Sペンの利便性
・単体でSAMSUNG DeXが起動可能
イマイチだった点
・Sペンの装着位置
・Sペンのエアアクションの実用性が低い
Galaxy Tab S7の詳細スペックや特徴は以下で紹介しています。
Galaxy Tab S7 | S7 +のスペックまとめ!Snapdragon 865 Plusだと!待望の超ハイエンドタブレット
Galaxy Tab S7の外観
Galaxy Tab S7のサイズは、165.3mm×253.8mm×6.3mmと10インチ越えのタブレットとしてはかなりのコンパクトサイズになっています。ただ、重量は498gとiPadやMatePad Proなどのタブレットと比べると重めなのが難点。
▼正面はこんな感じ。ベゼルもできる限り切り詰めたディスプレイなので、コンテンツの没入感も高め!↓
▼背面はこんな感じ。カメラ下のラインが入っている箇所はSペンとの接続部分になっています。↓
▼右側面にはスピーカーとUSB-C端子が配置されています。↓
▼左側面はスピーカーとマイクが配置されています。↓
▼上部にはサイドボタンと音量ボタンがあります。なお、サイドボタンは指紋認証センサー内蔵ですので、指紋認証の際はこのボタンに指を触れる形となります。↓
▼下部には別売のキーボードカバーとの接続端子が備わっています。接点接触タイプなのでピタっと嵌めたらすぐに使えそうな感じなのがGOOD!↓
▼MicroSD/SIMスロットはピンを使って開けるタイプ。今回はWi-FiモデルなのでSIMスロットは塞がれていますね。↓
カクカクっとした板っぽいデザイン!
▼Galaxy Tab S7はiPad Proに代表されるようなカクカクの板状デザイン!同じようなデザインのMatePad Proなんかは側面がカーブを描いているんですが、Galaxy Tab S7は徹底的に角張っています。↓
重量も500g近くある+角張ったデザインからか、手で持った時は結構ズッシリとした感触を感じましたので、軽〜いタブレットを求めている方は注意が必要かもしれません。
付属品・同梱物:シンプルな内容。Sペンがついてくるのは嬉しい!
付属品は本体以外にマニュアル、ケーブル、ACアダプターにSペンとシンプルながらも要点を押さえた物が入ってます。
▼ACアダプターは15W出力。端子も日本で使われているタイプと同等ですので、そのまま使えちゃうのもGOOD!↓
▼何より嬉しいのはSペンが同梱されている点。大抵のタブレットはペンが別売りのところ、Galaxy Yab S7はSペンが同梱されているので追加費用無く誰でもペンの魅力を体感できるってのは大きいです!↓
▼Galaxy Tab S7の保護フィルムはPDA工房さんからリリース済み!様々なフィルムタイプがリリースされていますのでチェックしてみましょう!↓
500円以上のご購入時に適用すると100円オフ!
Galaxy Tab S7の処理性能
Galaxy Tab S7は性能を左右するパーツに現状では最高レベルのスペックのSnapdragon 865 Plusを搭載!重量級のゲームでも不自由なく動く性能を有しています!
ベンチマークスコアをチェック!
端末の処理性能を数値化するベンチマークをチェックしてみましょう。
▼Galaxy Tab S7の実機でAnTuTu(Ver8)を測定しました!総合スコアは590295点、GPUスコアは240308点です!↓
▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓AnTuTuスコア | 動作・操作感 |
---|---|
総合スコア:約150万点以上 GPUスコア:約60万点以上 | ヌルヌル、動作に不満なし |
総合スコア:約100万点〜150万点 GPUスコア:約35万点〜60万点 | 重いゲームもなんとか |
総合スコア:約50万点〜100万点 GPUスコア:約15万点〜35万点 | 軽いゲームくらいなら |
総合スコア:約25万点〜50万点 GPUスコア:約5万点〜15万点 | 必要最低限 |
総合スコア:約25万点以下 GPUスコア:約5万点以下 | サブ端末向き |
スマホの実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ
▼ストレージ速度はこんな感じ。読み込みは1600MB/s越えとかなり高速。読み込みも約680MB/sなので大容量ファイルの転送も快適ですね!↓
ゲームの動作をチェック!
パワフルなGalaxy Tab S7のゲーム性能をチェックしていきます!
PUBG Mobile
FPSゲームではそれなりに知名度のあるPUBG Mobileをプレイ。
▼PUBG Mobileではスムーズ+極限まで可能。Snapdragon 865 Plusと120Hzディスプレイの組み合わせですが、執筆段階では90Hzの設定は利用できない模様。最適化の問題なのかなぁ。残念!↓
ドールズフロントライン
シミュレーションゲームのドールズフロントラインをプレイ。
▼ゲーム自体の最適化がうまくいってないからか2Dシミュレーションゲームのクセにそれなりの端末性能が要求されますが、難なく動作。レベリングのみならずストーリーやイベントの攻略でもガッツリ使えそうです!↓
フォートナイト
バトロワ系ゲームではPUBGレベルで有名なフォートナイトをプレイ。
▼アップルとの訴訟の関係でiPhoneやiPadでのプレイは現状難しい上、Google Playでも配信がされていないので、Android端末は野良アプリからの導入になるんですが、Galaxy Storeでは現在でも配信中ですので簡単にインストールが可能。↓
▼フォートナイトアプリをGalaxy StoreでダウンロードするとEPIC Gamesアプリが導入されますので、そこからフォートナイトを選択してインストールしましょう。↓
▼アカウントをお持ちの方はサインイン、お持ちでない方はサインアップを選択しましょう。いずれかを選択した後はこの画面が出てくるので、インストールをタップしてしばらく待つべし!↓
▼グラフィック設定では現状最高の組み合わせの最高+60FPSが可能。↓
▼実際に遊んでみましたが、最高設定でも動作は快適で言うことなし。↓
実は以前、FREEFORTNITEカップという世界大会が開催されたんですが、その景品の一つにGalaxy Tab S7がラインナップ入りしてたんですよね。実質フォートナイト公式からのお墨付きをもらえてるって感じなので快適なのもうなずけます!
Galaxy Tab S7の機能・仕様の検証結果
ガルマックスが力を入れている、実機レビューでしか分からない検証項目です!
通知ランプ | ○ |
指紋認証 | ○:サイドボタン内蔵。解除速度も早め |
顔認証 | ○:カメラ認証。暗所でも解除されやすい |
アプリクローン | ○:メッセージ、SNS、ゲームなど幅広くクローン化できる |
PCモード | ☓ |
外部映像出力 | △:ワイヤレスのみ対応/ケーブル出力不可 |
戻るボタン入れ替え | ○:デフォルトは右 |
ジェスチャー操作 | ○ |
クイックランチャー | ○:エッジパネル。ユーザーがカスタマイズ可能 |
DRMコンテンツ | Widevine:L1 FHDまで対応 |
ゲームモード | ○:柔軟な設定が可能 |
冷却システム | ☓ |
MicroSD 内部ストレージ化 |
☓:外部ストレージのみ使える |
高リフレッシュレート | ○:120Hzディスプレイ |
表示モード | ダークモード、リフレッシュレート変更 |
画質調整 | 「画面モード」や「視認性向上」設定可能 |
逆充電 | ☓ |
スピーカー | クアッド/左右 |
イコライザー | ○ |
Photoshop Camera | ☓ |
PUBGモバイル グラフィック設定 フレームレート設定 |
スムーズ+極限 :○ スムーズ+90fps :× 最高クオリティ&フレーム設定→FHD+極限 |
備考 | – |
やっぱりSペンは便利!
Galaxy Tab Sシリーズではお馴染みとなっているSペン。Galaxy Tab S7は前述のように最初からSペンが同梱されているので早速使ってみました。
最初にSペンの書き心地ですが、流石に本物の紙とペンで書いている感触までは得られないものの、滑りすぎず程々に抵抗があってそこら辺のスタイラスペンより格段にいい感じ。ペンの軸もマット調なので手が滑りにくいのも良い点です。
この辺の調整はさすが長年Sペンを開発してきたサムスンならではですね!クオリティが段違いです!
▼背面のカメラ下の部分はマグネットで吸着してペアリングするようになっているので、Sペンの機能をフルに使いたい時は最初にペアリングするようにしましょう!↓
▼ただ、ペンの吸着は画像のようにペン先がカメラを向くようにしましょう。異なる方向での取り付けだと正常にペアリングや充電が行われないので注意!↓
背面にペンをくっつける都合上、手で持って使う分にはいいんですがケースなどをつけていない場合は机に置けなくなってしまいます。この点に関してはiPad ProやMatePad Proのようにサイド部分で吸着する方式の方が良かったんじゃないかなと思います。
▼Sペンの設定画面も用意されていますが、設定項目は豊富で色々出来ちゃいます。↓
▼定番ですが、スリープ状態でもSペンのサイドボタンを押しながらディスプレイをタップすることで即座にメモ書きが可能。黒板にメモ書きしているような感じです。↓
▼さらにSペンをディスプレイへ近づけてペンのサイドボタンをクリックするとエアコマンドが起動。ペンを生かした様々な機能を体験できます。↓
▼特に気に入ったのがコレ。キャプチャ手書きではスクリーンショットに直接書き込んで保存ができちゃうので、手書きで注釈を入れたり落書きしてみたりと可能性は無限大。↓
▼ノート系アプリやクリップスタジオなどもプリインストールされているので、高性能なSペンが大活躍!大学の講義の際にノートを取るのにも最適です!↓
▼Sペンをディスプレイの前で動かすことで操作可能なエアアクションもありますが、ジェスチャーに慣れるまで時間がかかるのと、地味に認識がシビアなので個人的にはあまり使わないかなって感じでした。↓
SAMSUNG DeXはPCのような操作感!
Galaxy Tab S7はSAMSUNG DeXも対応。PCのようなインターフェースで使うことが可能です。スマートフォンでは別途DeX Padやディスプレイ出力用のアダプターが必要ですが、Galaxy Tab S7は単体で使えるのが大きな利点です。
▼デスクトップ画面はこんな感じ。まるでPCのような見た目になっているのがわかるでしょうか。↓
▼左下のメニューからアプリ一覧やDeXの終了が選択可能です。Chrome OSみたいなUIですね!↓
▼PUBGモバイルなどゲームでもウィンドウ表示で遊ぶことが可能。ただ、アプリによっては正常に動かなかったりするんで、あくまでも動くよって感じで捉えてもらった方がいいかも。↓
▼ゲームをしながら調べ物も可能。ながらプレイや攻略サイトを調べるのにも最適です!↓
Game Launcher機能も搭載!
Galaxy Tab S7にはゲームライフを快適にするGame Launcher機能が搭載されています!
▼OneUI上でゲーム判定のあったアプリはGame Booster内に追加されます。メインメニューではプレイ時間などが確認できるので、どれだけゲームをやり込んだのかの確認も容易です。↓
▼メインメニュー右上のアイコンからはチャットツールのDiscordへすぐにアクセス可能。チームでのゲームプレイでもダイレクトにできるってのはゲーマーからするとかなり嬉しいポイントです!↓
▼Game Booster設定では細かい設定が可能。省電力設定はもちろんのこと、画面キャプチャーの際の設定やリフレッシュレート設定などかなり事細かに設定可能。ここまで豊富な設定ができるのはなかなかありませんよ!↓
エンタメもバッチリ!DRMコンテンツもFHD対応!
私は映画や動画はもっぱらタブレットメインで視聴しているんですが、やっぱり重視しているのは画質と音質。この二つはリッチな映像体験の為にはかなり重要な要素だと思っています。
Galaxy Tab S7のディスプレイは色表現の鮮やかさや映像の美しさでは一級品の有機ELではなく一般的な液晶タイプなんですが、有機ELに引けを取らないくらいキレイなんです。
確かに有機ELよりも色合いの鮮やかさでは負けるんですが、一般的なスマホやタブレットよりは明らかに発色がキレイなんですよね。だって最初「Galaxy Tab S7って有機ELディスプレイだったっけ?」と思ってしまったほど。
DRMコンテンツもFHD対応ですので、高品質なディスプレイを余すところなく体感できるってのは嬉しい限り!
クアッドスピーカーは音質もイイ!
先ほど動画を視聴する際に重視するのは音質もあると書きましたが、Galaxy Tab S7はその辺も抜かりありません!
Galaxy Tab S7は左右にスピーカーを2つづつ備えるクアッドスピーカー方式なんですが、びっくりしたのは音のクリアさ。明らかに普通のタブレットとは別物の音でした!
さらに重厚なサウンドのオマケ付きとくれば気分がノってくること間違いなし!ていうか、これだけスリムなボディからよくここまで迫力のあるサウンドが出せるものだと感心しちゃいました!
Galaxy Tab S7のカメラをレビュー
タブレットではかなり珍しいデュアルカメラを搭載したGalaxy Tab S7。構成としては標準+広角とベーシックなものですが、果たしてどんなものか。
構成 | 13MP(メイン)、5MP(広角) |
AI | 設定項目なし |
撮影モード | ビデオ、写真、シングルテイク、プロ(マニュアル)、パノラマ、食事、夜景、ライブフォーカス、プロ動画、ハイパーラプス、ライブフォーカス動画 |
ズーム | デジタル。スライダーで最大8倍まで対応 |
シャッター音の消音 | ☓ |
マニュアルの設定幅 | ISO:100〜800、WB:2300〜10000、SS:30〜1/8000、露出:-2〜+2 |
写真解像度 | 13MP |
ビデオ解像度 | 720P/30FPS、1080P/30FPS、4K/30FPS |
手ブレ補正 | ○ |
タブレットにしては良い写真が撮影可能!
▼まずは屋外のメダカから。透明感のある水の様子が再現できています。実際の写真はノイズも少なく再現度も非常に高かったです!↓
▼お次は夕方に撮影した屋外の風景写真。標準カメラと広角カメラを使って撮影してみたのでどれほど画角が変わるか確認してみてください。↓
▼室内でのブツ撮りもやってみました。2枚ともに実際よりも少し白っぽい出来になっていましたが、再現度で言うと照明なしの方が高め。↓
Galaxy Tab S7の実機レビューまとめ
改めて感じましたがやっぱ完成度高いっすね。コレ。
Galaxy Tab S7はほぼ唯一になったと言っても良いハイエンドAndroidタブレットですが、その唯一に相応しいAndroidタブレット王者の風格を見せつけたって感じです。
Sペンの完成度も高く、iPadシリーズに引けを取らないどころか、機能面では格段に上。メモ取り以外にもイラスト用途でも十分実用レベルの出来でした。良い意味で付属品のレベルを超えていましたね。
そして最後に価格。Androidタブレットとしては高額な7万円代からですが、スペックと内容を考えると結構オトク。何より執筆時点では最高峰のSnapdragon 865 Plus搭載タブレットがこの値段で使えるってのが嬉しい限り。
直接的なライバルはiPadシリーズと思われますが、iPad Pro並の事ができてiPad Airと同じような価格とちょうどiPad ProとiPad Airの中間の位置に収まっているのが上手いと感じました。
前述のフォートナイトを快適に遊びたい方はもちろん、クリエイティブな作業をしたいけどiPad Proは高いなぁといった方にも十分オススメできるタブレットでした!タブレット好きな私もお墨付きです!!