Samsungがカメラ画面内蔵のノートPC向けOLEDを発表。極狭ベゼル・極薄・超軽量
Samsungが発表したノートPC向けのOLEDディスプレイがなかなか凄い。画面内蔵型のWebカメラだけでなく薄く軽くベゼルも極狭。スマホでも技術の応用を期待。
SamsungのノートPC向けOLEDディスプレイ
サムスンが新しい有機ELのディスプレイのコンセプトを発表しています。これが採用されれば今までのノートPCがさらに薄く軽くなるかも。
現状ではプロダクトネームが出てきたとか発売が決定したとかそういう事ではないみたいです。以下は公式のYouTube。1分ちょいの動画なのでぜひ再生してみてください。カッコイイですよ。
UPC(Under Panel Camera)は画面内蔵カメラ。超スリムベゼル。画面占有率は従来モデルが85%に対し93%。薄さは従来モデルが2.1mmに対し50%カットの1.0mm。重量は従来モデルが180gに対し130g。
画面内蔵カメラはスマホではすでにAxon 20 5Gで実現できています。日本ではRakuten BIGですね。
インカメはPCならMatebook、スマホならZenFoneが良い
個人的にはPCのインカメはHUAWEI MateBookのポップアップ式、スマホのインカメはASUS ZenFoneのフリップカメラが最適解と思っています。
ノートPCにおいてはスリムベゼルや薄くて軽いのは歓迎として、パッと見わからないWebカメラというのはセキュリティ的に怖いです。その点(画角が甘いとは言え)使う時に出てくるポップアップ式は最高にスタイリッシュ。
スマホではフリップ式はディスプレイの占有面積が広くアウトカメラを使うので画質も最高と素晴らしい出来。わずかに起動が遅い、電動なのでヘビーに使うと故障が心配など懸念点もありますが気に入っています。
さらにその先のイメージも
また続く動画ではそのOLEDを使った未来のイメージも公開されています。こっちは40秒程度。
スマホのCPUやGPUを活用したマルチタスクが可能なポータブルディスプレイ。薄さを生かした折り畳みディスプレイ。大きさが可変するスライドディスプレイ。ポスターのような巻き取り型ディスプレイ。
動画タイトルは「For laptops」となっていますが、これらのOLEDの特徴はむしろスマホで実現しそう。折り畳みは言わずもがなGalaxy Z FlipやGalaxy Fold2など。他社ですが、OPPOも電動スライド式のディスプレイを搭載したスマホ「OPPO X 2021」をすでに発表しています。
GalaxyブランドのノートPCが出てくるのか、パーツ供給元として他社製品に搭載されるのか。またそれらを活用した新製品やOLEDの技術がどんな形で出てくるかはまだわかりません。
サムスンはノートPC分野が空気すぎるのでここらでスタイリッシュにビシッと決めてもらいたいですね。でもお値段が30万円とかはやめてほしい。