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Rakuten BIGのレビュー!ディスプレイ内蔵インカメラと5Gに対応した楽天端末の出来栄えは?

Rakuten BIG

楽天モバイルが5G対応の自社端末「Rakuten BIG」を発売!実機を手に入れることが出来たのでレビューをお届けします!ちなみにベースはZTEの端末です!

2020/11/19追記:クリムゾンレッドのカラーが選択可能になりました。

Rakuten BIGの良かった点とイマイチだった点

Rakuten BIG

良かった点

・インカメラが目立たない

・メインカメラの出来が結構良い

・おサイフケータイ使える

イマイチだった点

・コスパはイマイチ

・eSIMしか使えない

・インカメラの画質が微妙

Rakuten BIGの詳細スペックや特徴は以下で紹介しています。

Rakuten BIGのスペックまとめ!画面内蔵インカメラを搭載した6.9インチのミリ波対応モデル

Rakuten BIGの外観

Rakuten BIGは名前の通りビッグ!ディスプレイサイズは6.9インチと非常に大きく動画視聴やゲームと相性よさげ。

Rakuten BIG
ディスプレイは6.9インチ
Rakuten BIG
大きいと言われるiPhone 11と比較。Rakuten BIG、デカイ
Rakuten BIG
片手操作は厳しいかな

筐体カラーはブラック、ホワイト、レッドがあるんだけど、ブラックは結構指紋の付着が目立つかも。

Rakuten BIG
筐体の背面は光沢。デッカイ「R」ロゴ入り

ボタン類は操作しやすいように中央寄りに配置。ちょっと気になるのはカーホルダーなどのアタッチメントとボタンが干渉しそうなところかな。結構この辺りを挟み込むホルダーって多いですからね。

Rakuten BIG
ちょっとホルダーとの干渉が気になっちゃうボタン配置

本体の下部にはMicroSDスロットを搭載。そう、Rakuten BIGは物理SIMカードが使えない「eSIM」仕様。なので、MicroSDしか使えないトレイが搭載されてます。

Rakuten BIG
トレイはMicroSDのみ挿入できる

付属品・同梱物

Rakuten BIG

ピザの箱みたいな薄い箱には本体以外に充電ケーブル、USB-C→イヤホンジャックへの変換アダプター、MicroSDトレイ取り出し用のピン、クイックガイドが入ってます。

充電器や保護ケースは付属してないんで、端末を購入する時に合わせて購入しておきましょう。

▼保護フィルムはPDA工房さんでリリース済み。画面内蔵の指紋認証センサーも検証済みなので本体購入と合わせて検討してみて下さい!↓

Rakuten BIG

▼サクッと視聴できる開封レビューも公開中。質感・カラー・雰囲気は動画の方が分かりやすいかと。↓

Rakuten BIGの処理性能

Rakuten BIGは処理性能を左右するパーツにハイエンドに次ぐ性能を誇る「Snapdragon 765G」を搭載。メモリ6GB、ストレージ128GBの構成で普段使いからちょっと重めのゲームまで楽しめる性能です。

普段使いはサクサク動作で快適。ゲームも大多数が快適に動き、PUBGモバイルクラスもスムーズ+ウルトラで遊べます。ガチゲーマーさん向きではないんですが、多くのゲームは快適に楽しめるパフォーマンス。

ベンチマークスコアをチェック!

端末の処理性能を数値化するベンチマークをチェックしてみましょう。

▼Rakuten BIGの実機でAnTuTu(Ver8)を測定しました!総合スコアは321,177点、GPUスコアは93,493点です!↓

Rakuten BIG

▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓
AnTuTuスコア動作・操作感
総合スコア:約150万点以上
GPUスコア:約60万点以上
ヌルヌル、動作に不満なし
総合スコア:約100万点〜150万点
GPUスコア:約35万点〜60万点
重いゲームもなんとか
総合スコア:約50万点〜100万点
GPUスコア:約15万点〜35万点
軽いゲームくらいなら
総合スコア:約25万点〜50万点
GPUスコア:約5万点〜15万点
必要最低限
総合スコア:約25万点以下
GPUスコア:約5万点以下
サブ端末向き
▼ガルマックスでは色々なスマホのAnTuTuベンチマークがデータベース化されています。ユーザさんからもスクリーンショットを募集しているのでよろしければどうぞ。↓
スマホの実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ

Rakuten BIGの機能・仕様の検証結果

ガルマックスが力を入れている、実機レビューでしか分からない検証項目です!

通知ランプ
指紋認証 ○:画面内蔵。速度・精度は申し分なし
顔認証
アプリクローン
PCモード
外部映像出力 ○:HDMIケーブルで出力可
戻るボタン入れ替え ○:デフォルトは左
ジェスチャー操作
クイックランチャー
DRMコンテンツ Widevine:L1
FHDまで対応/HDRなし
ゲームモード
冷却システム
MicroSD
内部ストレージ化
2回線同時待ち受け
高リフレッシュレート
表示モード ダークモード、読書灯、チラツキ防止
画質調整
逆充電
スピーカー シングル/下部
イコライザー ○:DTS X Ultra
Photoshop Camera
PUBGモバイル
グラフィック設定
フレームレート設定
スムーズ+極限 :×
スムーズ+90fps :×
最高クオリティ&フレーム設定→HD+高
備考

ディスプレイ内蔵型インカメラを搭載

Rakuten BIGで特徴の1つと言えば「ディスプレイ内蔵型インカメラ」でしょう。なんとですね、文字通り、インカメラがディスプレイの下に埋め込まれてます。

Rakuten BIG
黒背景だとほぼインカメラが分からない

光の当て方によってはうっすらとインカメラ部分が分かるっちゃ分かるんですが、実用ではほぼ気にならん感じ。あと解像度は若干低く見えるんですが、動きのある動画では全然気になりません

インカメラ丸出しのスマホより良かった点は、なんといっても「描写欠け」が起こらないところですね。ゲームも動画も全画面で欠けなく楽しめます。

Rakuten BIG
ゲームもインカメラ部分が表示されているので描写が欠けな
Rakuten BIG
動画もインカメラが気にならないので没入感が高まっている

この技術は最新も良いところで、こんな技術を日本市場のモデルで触れることが出来たのはガジェッターとして嬉しい限りです。今後のスマホトレンド機能はディスプレイ内蔵型インカメラになるんだろうなと感じました。Good。

eSIMしか使えないので汎用性が低い

Rakuten BIGは対応バンドが充実してるんですが、残念ながら「eSIM」専用機です。

一般的なスマートフォンは「SIMカード」を挿入できるようになってるんですが、Rakuten BIGは埋め込み型のeSIMのみ。なので、楽天モバイルから乗り換えた先で端末を使い回すことが難しいかも。

まぁ、楽天モバイルの自社端末なので文句は言いませんが、購入した端末を自由に使えない仕様はイマイチです。せめてSIMカード1枚でも挿入できたら良かったんですけどね。

5G対応は今のところ大きなメリットには感じてない

Rakuten BIGは楽天の自社端末で初となる5G対応モデルなわけですが、肝心の5Gエリアは執筆時点でまだまだ利用できるスポットが限られてます。

一応、Sub-6(n77)だけでなくミリ波(n257)にも対応してますが、今のところ5Gが使えるというメリットは全然感じてません。

FeliCa使えるのは良い

Rakuten BIG

Rakuten BIGはFeliCaを搭載してるんで「おサイフケータイ機能」が使えるのは良いところ。モバイルSuicaやキャッシュレス決済などを利用されている方でも問題なし。

ステレオスピーカー、高リフレッシュレート、ワイヤレス充電、全部非対応

Rakuten BIGはミドルレンジの中でもハイエンドに次ぐ性能を持つ端末なんですが、同等クラスの製品と比較して見劣りする部分も。

まず、スピーカーなんですが本体下部のみしか搭載されてません。このクラスになるとステレオスピーカーを搭載しているモデルが多いので残念ですね。

Rakuten BIG
スピーカーはシングルタイプ

続いては高リフレッシュレートですね。これも、同等クラスの製品では90Hzや120Hzに対応しているモデルもありまして滑らかな表示が体験できるんですが、Rakuten BIGは残念ながら高リフレッシュレートには非対応です。

Rakuten BIG
高リフレッシュレートには非対応だけど有機ELなので画質は良い

最後はワイヤレス充電ですね。これもこの価格帯だと対応しているモデルがちらほらありますが、Rakuten BIGは対応してません。

こんな感じで同等ランクの製品と比較した場合、見劣りする部分が結構あります。その代わりに先進的なディスプレイ内蔵インカメラが利用できる感じ。個人的にはステレオスピーカーくらいは欲しかったところ。残念。

Rakuten BIGのカメラをレビュー

Rakuten BIG

構成 64MP(メイン)、8MP(超広角)、2MP(マクロ)、2MP(被写界深度)
AI カメラアプリの設定からオン・オフ可
撮影モード 背景ぼかし、スーパーナイト、ポートレート、写真、ビデオ、マニュアル、パノラマ、モノカラー、タイムラプス、スローモーション、ドキュメント、ウォーターマーク、マクロ
ズーム デジタルズーム。最大10倍まで対応
シャッター音の消音 不可
マニュアルの設定幅 ISO:100〜1600、WB:2000〜7700、SS:30〜1/10000、露出:-2〜+2
写真解像度 最大64MP
ビデオ解像度 4K/30・60FPS、1080P/30・60FPS、720P/30・60FPS
手ブレ補正 4K/60FPS以外利用可

Rakuten BIGのメインカメラは結構良い出来栄え。これは自宅で撮影したジョコとピヤン。

Rakuten BIG
ジョコちゃん
Rakuten BIG
ピヤンちゃん

▼AIによる画質チューニングは自然な感じを残しつつ綺麗に仕上げてくれるので基本ONで良さそう。左がAIオフ、右がAIオン↓

昼間に撮影した屋外写真

昼の撮影は不満なしですね。パッと撮影して綺麗に撮影出来ます。

Rakuten BIG
Rakuten BIG:メインカメラで撮影
Rakuten BIG
Rakuten BIG:メインカメラで撮影

▼iPhone 11と比較した写真も残しておきます。左がRakuten BIG、右がiPhone 11↓

超広角カメラで撮影

超広角カメラはメインカメラと異なるカメラなので、色合いが異なってしまうことがあるんですが、Rakuten BIGの超広角カメラはうまく調整されてますね。

▼超広角カメラの写真は少し明るめになりますが、このくらいなら全然OK。便利に使えてます。↓

Rakuten BIG Rakuten BIG

▼iPhone 11との比較写真。画角の違いはそれほど大きくはないみたい。うん、十分綺麗。左がRakuten BIG、右がiPhone 11↓

ズームで撮影

Rakuten BIGは望遠カメラを搭載してないんで、基本、デジタルズーム。最大10倍まで対応してますが、倍率があがると画質がどんどん荒くなります。

まぁ、これはデジタルズームだと普通なんで特に問題では無いんですが、倍率変更のボタンが無いので「ちょっとズームしたいな」ってときは2本指で拡大しなくちゃいけなくて面倒ですね。

個人的にデジタルズームでも良いんで2倍とか3倍にワンタップで切り替えられたら良かったなと感じた部分でした。

▼超広角から10倍まで撮影してきたのでチェックしてみて下さい!↓

Rakuten BIG
超広角
Rakuten BIG
1倍
Rakuten BIG
2倍
Rakuten BIG
4倍
Rakuten BIG
6倍
Rakuten BIG
8倍
Rakuten BIG
10倍

料理の撮影

料理の撮影もパッと撮影するだけで簡単に美味しそうな写真が撮影できます。AIの効きも緩やかなので濃い色合いが好みの方は物足りないかもですが、個人的に不満なし。

ポートレート:他にも背景ボケモードがある

Rakuten BIGは背景ボケ撮影をサポートする2MPの被写界深度カメラを搭載していまして、キレイな背景をボカした撮影が楽しめるんですが、このボケモードは「ポートレート」「背景ボケ」の2つ搭載されてました。

違いはこんな感じ

  • ポートレート:背景ボケの強度は変更できない。照明効果をつけることができ、撮影後に効果を変更できる
  • 背景ボケ:ボケ味強度を変更して撮影できる。撮影後にピントの位置やボケ味の強度を再調整できる

どちらのモードもピントは小さめの被写体でも合わせやすく、とっても撮影しやすいですよ。

▼ポートレートといえば人物を撮影するモードって感じですが、物撮りもいけます。撮影後はこんな感じで照明効果を変更することが出来るんです。↓

Rakuten BIG

▼背景ボケモードは撮影後にピントの位置やボケ味の強度を変更できるので、1枚の写真で異なる表現の写真を作るって使い方もOK↓

Rakuten BIG

マクロ:解像感が低いのでデジタルズームで撮影したほうがマシ

Rakuten BIGはマクロカメラを搭載しているので接写撮影が出来るんですが、2MPなので解像感も低く色合いもおかしいんですよね。これならデジタルズーム使ったほうが綺麗だなと感じました。

Rakuten BIG
1倍でピントが合うまで近づいて撮影
Rakuten BIG
マクロカメラで撮影
Rakuten BIG
デジタルズームで撮影

ナイトモード・夜景撮影:動くものは結構残像が残る

Rakuten BIGは夜間撮影に特化した「スーパーナイト」モードを搭載。このモードで撮影では周囲の明るさにより5秒〜25秒ほどの撮影時間がかかります。結構光量多めの夜景なら5秒前後なので手持ちでもOK。

▼ただし、動く被写体は残像感が結構強くでます。パシャっとクッキリした夜景は撮影しづらいかも。個人的にはこれくらい撮影できたら十分ですけどね!↓

Rakuten BIG Rakuten BIG

▼iPhone 11との比較。Rakuten BIGは少々白っぽくなるみたい。光る看板が結構白飛び気味です。左がRakuten BIG、右がiPhone 11↓

▼さらに暗い場所で撮影。このシーンでもやや白っぽくなっていて、光る看板のディテールも少々潰れ気味。ちなみにこれは三脚使って撮影してます。左がRakuten BIG、右がiPhone 11↓

自撮り:画質はイマイチ

Rakuten BIGは前述通り、世界初のディスプレイ内蔵インカメラを搭載。ゲームや動画視聴ではインカメラ部分も映像を表示するのでとっても良かったんですが、肝心の画質は個人的にイマイチです。

▼写真の端のほうはなんだか霧がかったような感じ。ポートレートも撮影できますが仕上がりは今ひとつ。左が通常撮影で右がポートレート。↓

Rakuten BIG

動画撮影時の手ブレ補正:定点向き

▼1920×1080/60FPSと4K/30FPSで手ブレ補正をオンにして撮影。動画撮影では歩きながらの撮影だと映像に若干チラツキが現れたので、どちらかと言えば定点撮影向き。

Rakuten BIGの実機レビューまとめ

Rakuten BIG

Rakuten BIGが届いてからしばらく使ってましたが、普段インカメラを使う頻度が少ない僕としてはゲームや動画視聴時にインカメラが目立たなくてその点は気に入ってます。

インカメラの画質は個人的にイマイチだったんですが、普段、インカメラを頻繁に使わないから目立たないようが良い。という方は気に入って頂けるはず。ホント、表示欠けが気にならないですからね。

一方で、その他の機能性は今ひとつ。シングルスピーカー、高リフレッシュレート非対応、ワイヤレス充電非対応と、同等価格帯のライバル機より見劣りする部分も結構あるのでその辺りは購入前にしっかりチェックしたいポイントです。

Rakuten BIGは、楽天の5Gを真っ先に試したい!世界初のディスプレイ内蔵インカメラを試してみたい!インカメラ使わないから目立たないようが良い!という方向け。

eSIMしか使えず実質楽天モバイル縛りがあるような感じなので、購入前に十分検討してくださいね!

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初出時価格→69,800円

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