怪しすぎる…。約3万円でSnapdragon 870、4K対応のタブレットを見つけてしまった
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筆者の趣味の一つであるJD(中国の大手インターネット通販サイト)の巡回中のこと、たまたま見つけた約3万円のハイエンドタブレットがメチャクチャ怪しく個人的にかなり気になっているので紹介しておく。
なお、製品名はあってないようなものっぽいので、仮に「Glory sword dance Snapdragon 8+ tablet」とでもしておこう。
Glory sword dance Snapdragon 8+ tabletの特徴
Glory sword dance Snapdragon 8+ tabletの特徴は以下の通り。
Glory sword dance Snapdragon 8+ tabletのハイライト
- ハイエンドクラスのスペック?
- 格安タブレットで見かけそうなデザイン。カラバリは2色
- 13.3インチの4Kディスプレイ?
- ステレオスピーカー搭載。しっかりケチっててなんか安心
- 10,000mAh以上のバッテリー?
▼Glory sword dance Snapdragon 8+ tabletの筐体は格安タブレットでよく見かけるような平凡なデザイン。外側だけを見ると到底ハイエンドタブレットとは思えんな…。↓
カラーバリエーションはグレーとピンクの2色が用意されている。多少でも色を選ぶ余地があるのはグッド。
最大の問題点がSoC。製品の特徴では触れられておらず、製品名にSnapdragon 8+とだけ書かれている…。しかも製品スペックでは10コア(Snapdragon 8シリーズで10コア製品は無い)とか書かれているし、とにかく怪しすぎる!
▼一応製品説明画像にはSnapdragon 870とは記載されていた。ホンマかぁ?↓
商品ページのレビューを見る限り、ハイエンドAndroidタブレットでこぞって採用されているSnapdragon 870だが、どこまでが本当なのかが分からない…。3万円という価格を考えると8割ぐらいの確率でSnapdragon 870ではない気がするのは筆者だけだろうか。
メモリ/ストレージも16GB/最大512GBと4万円のタブレットのくせにフラッグシップのゲーミングスマホ並みの搭載量となっており「ほんまかよ!」とツッコんでしまった。
▼ちなみにGlory sword dance Snapdragon 8+ tabletは13.3インチの4K(3,840×2,160)ディスプレイを搭載しているらしい。色域93%サポートらしいが、どの色域(NTSCかSRGB)をサポートしてるのかは不明である!↓
一応Snapdragon 870は4K解像度をサポートしておりスペック上での破綻はしてないが、4万円タブレットで4Kディスプレイって搭載できるのか…疑問は募るばかりである。
▼高リフレッシュレート対応も謳っているが、肝心のHz数が書かれてい…。やばくないかこれ。↓
▼まtベゼルが薄くて持ちやすい!みたいに書いてるが、イメージ画像のようなベゼル幅はかなり違和感がある。特に右上あたり。ホントにホントぉ?↓
なお、レビューの写真を見る限り、ベゼルの厚みはそこらへんのタブレットとか変わらんかった。これは…完全にパケ写詐欺じゃねぇか!まあ分かってたけど。
▼内蔵スピーカーはイメージ画像を見るとクアッドスピーカー搭載のように見えるが、ステレオである。↓
Glory sword dance Snapdragon 8+ tabletのバッテリーは10,000mAh以上を搭載しているとのこと。以上ってなんだよ…ザックリしすぎぃ!
搭載しているパーツに対して価格が安すぎて怪しい!
一応ストレージ容量でバリエーションが設けられている。
- 128GB:1,458元(約3万円)
- 258GB:1,658元(約3.4万円)
- 512GB:1,958元(約4万円)
下位グレードで3万円というのはかなり安価だが、あくまでもメーカーのスペック通りに捉えた場合の話。
Snapdragon 870搭載タブレットで最安値レベルであるXiaoxin Pad Pro 2021ですら発売時は4万円台後半〜5万円台だったから、Snapdragon 870に4Kディスプレイを搭載して3万円はいくらなんでも厳しいんじゃないかと思うのは筆者だけだろうか。
しかーし、万が一本当だった場合のリターンは計り知れないものがある。これは(予算がおりれば)調査するしか無い。ボスにプレゼンしてみるか。
なお、怪しさ全開のためオススメは全くしない。もし購入する場合は自己責任で手を出してくれ。思ってたのと違った場合やトラブった場合、筆者は一切責任を取らないからな!そこんとこ宜しく!