iPhone 14 Plusはあんま売れてないみたい。コンパクトなminiよりも予約販売ペースが不調
デカい大画面モデルとして新たに登場したiPhone 14 Plusですが、予約販売件数のペースは今のところ厳しい模様です。先代のコンパクトモデルiPhone 13 miniよりもペースが悪いとのこと。
あまり売れてないっぽい
iPhone 12と13シリーズでは小型コンパクトモデルであるiPhone miniシリーズが販売されていましたが、海外では売上低迷、日本でも廉価なiPhone SEに売上シェアを食われるというなんとも微妙な立ち位置で売れてませんでした。それゆえかminiシリーズは2世代限りで消滅。切ねぇ…
▼で、今回のiPhone 14シリーズではそれに代わってiPhone 14 Plusが出たわけで、デカい6.7インチディスプレイを搭載。なので大画面で動画を見たかったりゲームがしたい!っていうユーザーさんに人気が出そうなんですよね。↓
しかし、今のところなんだけど予約件数がかなりしょっぱいらしい。著名アナリストの郭明錤氏がリークした情報によると、iPhone 14 Plusの予約販売件数はなんと先代iPhone 13 miniよりもペースが悪いんだそうです。
個人的には大画面モデルを好むユーザーさんも結構多いって思ってただけに意外な結果に感じます。少なくともminiよりも予約件数が伸びてるかなと予想していたんだけど、そうでもないのかな。
なお、郭明錤氏は著名アナリストゆえにリーク情報の精度は期待できるんですが、あくまでリーク情報という点は留意しておきましょう。
原因は価格?スペック?これからの売れ行きに期待
ここからは筆者の考えなんですが、予約ペースが伸びてない理由は「価格面とスペックの差が小さい」からかなって思ってます。
▼まず価格なんですが、そんなに安くない。この表は過去のiPhone 14の発表記事から引用した一括価格なんだけど、iPhone 14 PlusとProモデルの価格差は15,000円。Pro Maxモデルでは3万円差なんですよね。思ったより差が…無い!↓
項目 | iPhone 14 | iPhone 14 Plus | iPhone 14 Pro | iPhone 14 Pro Max |
128GB | 119,800円 | 134,800円 | 149,800円 | 164,800円 |
256GB | 134,800円 | 149,800円 | 164,800円 | 179,800円 |
512GB | 164,800円 | 179,800円 | 194,800円 | 209,800円 |
1TB | ない | ない | 224,800円 | 239,800円 |
こうして見てみるとiPhone 14 Plusの価格、なんというかえらい中途半端だな…。無印とほとんど変わらないぐらいの価格だったら「安価でPro Maxじみたデカ画面を楽しめるぜ」的なセールスポイントがウリになったハズっす。
この価格差であれば、筆者はちと背伸びして「画面広くて望遠カメラもついてスペックもアップしているPro Max選ぼうかな~」って思っちゃう。分割購入であればなおさらです。
あとスペック面。iPhone 13とSoCが同じA15 Bionicで、使いまわし感が否めないのもあるでしょう。GPUは1コア増えて5コアになっているとはいえ、これだと中古or型落ちのiPhone 13を安く買ったほうが良いって人もいるのかもしれないっす。
でもiPhone 14 PlusともどもiPhone 14シリーズは発表されてそれほど時間は経っていないので、今後のキャリア施策次第で伸びる余地はまだまだあると願いたい。
…といいつつ、今でもすげーiPhone SEが人気だし、当面は厳しそうな気もするんですがね。頑張れiPhone 14 Plus!(できれば値下げもお願いします)