Redmi Buds 5の実機レビュー!購入前に伝えたい注意点まとめ
柳生です。Xiaomiのワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 5」の使用機会を頂きましたんで実機レビューを行っていきますよ!価格は6,980円のANC対応イヤホンの実力やコスパ的な面でどうなのかを見ていきましょう。
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安っぽさを感じないデザインがGood。ケースも携行性が良い
▼ケースデザインは結構独特です。形状はなんといっていいかわからん感じ。上面に銀色でRedmiロゴがあしらわれているのが特徴的。↓
▼真横から見たらこういうひし形っぽい丸みを帯びた形。重さも42gと軽く、ポケットにするっと入る形状も相まって携行性はかなり良いの一言です。↓
▼レイアウトも若干特殊で、正面に充電端子と、その左に埋込み型のLEDインジケータ。そして側面にボタンが配置されています。↓
▼開くとこんな感じ。内側にもLEDが配置されています。開いたときと、イヤホンを戻して充電を始めたときに光るという仕組み。横長に光るってのが結構カッチョいいっす。↓
▼イヤホン自体の形状は下に伸びているタイプ。銀色のアクセントラインがいい味出してます。白一色ではないので質感の安っぽさを感じない!↓
▼付属品でイヤーピースもついとります。SサイズとLサイズ。ちょっと楕円な形状ですね。↓
ANCの切り替えも構成も自由な専用アプリが使いやすい
▼Redmi Buds 5の対応している機能はこんな感じ。↓
機能名 | 対応有無(備考) |
---|---|
専用アプリ | ○:Xiaomi EarBuds |
タッチ操作 | ○:1、2、3回タップ、長押しタップ操作に対応。左右独立で設定可 |
装着検出機能 | ○:外すと一時停止、再度装着で再開に対応 |
ファストペアリング | ○:Google Fast Pair |
デュアル接続 | ○:設定でオンオフ切替可 |
Bluetooth | バージョン:5.3 コーデック:SBC、AAC |
イヤホンを探す | ○ |
マイク | ○ |
ANC、外音取り込み | ○:3段階で調節可 |
ゲームモード | ✕ |
音質調整 | ○:高音強化、低温強化、音声増幅のプリセットのみで手動調節は不可 |
声検出 | ✕ |
ウィジェット | ✕ |
音声アナウンス | ✕:電子音のみ 再生、一時停止や曲スキップでは音は鳴らない |
ワイヤレス充電 | ✕ |
アップデート | ○ |
その他 | フィット感のテスト機能 |
▼Play ストア(App Store)に転がってるXiaomi AirBudsっちゅう公式アプリを入れると様々な設定が組めるのでオススメ!↓
▼タップ操作に対応はもちろん、それらのカスタマイズも細かく組めるのが高評価!ワンタップで音量を調節したり、曲をスキップ、巻き戻ししたり、ANCを切り替えたりも全部タップで済ませられます。↓
筆者の場合、ワンタップは使わないので無効化。ダブルタップで再生と一時停止、トリプルタップで曲のスキップ、長押しでANC切り替えって感じで組んでます。
LR側で異なる設定を組めますし、ANCの切り替えも異なる構成で組めるのも高評価!例えばL側の長押しでのみ外音取り込みをオンに、R側でのみ外音を遮断するANCをオンにする、という直感的な操作だって組めますゾ。
音質は十分だけど価格なり
音質は標準的。高級モデルのように超いい!ってほどではありません。Sony WF-1000XM5や1MORE ペンタドライバー P50高級モデルだと非常に細かい音までバッチリ拾ってくれるのですが、やはり価格差には勝てなかったということか。
またBluetoothのコーデックもAACまでと標準的であり、この点においては価格や廉価のRedmiブランド製品であること、そしてProのつかないベースグレードらしい部分といえますね。
かといって安物のようなこもった音というわけでもなく、普通にイイ!ってレベル。また後述する強力なノイキャンも合わせれば、音楽を楽しむには十二分力になってくれる、そう感じました。
ノイキャンは中低音域をガッツリとカット
Redmi Buds 5はアプリからノイキャンの強度も3段階で変えられます。
ライト(最低)だと、ANCオフよりちょっとだけ遮断するかなって感じ。バランス(中)だと普通にノイキャンしてる感じ。で、特筆すべきはディープでのノイキャンの強さ!結構ノイキャン効きますよこれ。
筆者の体感ですがどれほど聞くかというと、バイクやクルマをふかしたエンジン音も9割以上遮断するレベル。中低音域の外音に対しては素晴らしく強いです。日常生活でほとんどの音が聞こえなくなり、音楽や作業に没頭できちゃう。予想以上でした。
流れる水の音、金属音といったものはやや聞こえますが、これは他モデルでも同じだったので筆者的には妥当ライン。音楽を流せばほぼ気にならなくなります。
▼一方で外音を聞こえるようにする取り込みモードも3段階から調整可能。「標準」「音声増幅」「環境音増幅」の3つから選べます。↓
特に音声増幅が結構イイ!名前の通り、人の声を重点的に聞こえるようにしてくれるんで出先でレジとかで人と話す時に便利でした。外を歩いてるならクルマの音が聞こえやすい環境音増幅と使い分けると尚良し。
簡単にイヤーピースのフィット感が分かる
Redmi Buds 5はアプリでイヤーピースのサイズなどで耳に合っているかを測ってくれる機能も対応していました。
▼S、M、Lの3つのサイズ(Mは装着済み)があり、それらがうまくハマってるかを試せるのは結構ありがたい!↓
というのも付けたばかりだと気づかないんだけど、イヤーピースのサイズが合っていないと外をねり歩いてるときとか振動で徐々にずれてしまう‥なんてこともあるので、それを予め試せるのがイイっちゅう理由。落とすと悲惨だし。
電池持ちはANC・外音取り込みだと5~6時間ほど
Redmi Buds 5の電池持ち公称値は「ケースなしで最長10時間」「ケース込みで最長40時間」とあります。ANC・外音取り込み状態での電池持ちについては記載はなかったんですが、結論から書くと5~6時間ほどでした。特段長くはなく標準的。
なお筆者の場合、音量はそこそこ大きめで試したのとタッチ操作の頻度が高かったんで、ANCありでも音量とタッチ操作頻度次第で6時間以上は持つかもしれません。
なお、ケースで5分充電した場合での再生時間は1時間半ほどでした。ペースとしては結構良く思えます(`・ω・´)。
Redmi Buds 5の注意点まとめ
Redmi Buds 5を使って良かったと思ったのは以下の通り。
ここは良かった
- 軽量で携行性に優れる
- 安価だが機能性がイイ
- ノイキャン、外音取り込みの強度もバッチリ
- ケース充電が結構早い
ここは知っておけと思った注意点は以下。
ここは知っとけ注意点
- ゲームモード非対応
- ANCモード切り替えの音がなまじ小さい
- 形状が形状なので最初は角度調節に慣れが要る
ちょっと意外ですが、Redmi Buds 5‥低遅延になるゲームモードは非対応でした。この価格帯のイヤホンで対応しているモデルもあって、例えばSOUNDPEATS MINI Proは初出時価格6,680円でゲームモードも対応してました。
とはいえワイヤレスイヤホンでゲームする人は少ないでしょうし問題点と取るかは人それぞれになるんですが。筆者としては無問題です。でも一応書いとくぜ!
で、もう1つの問題点がANCや外音取り込みモードに切り替えたときのSE音。そもそもRedmi Buds 5は音声でのガイダンスが一切なく、ボンとかポロンとかそういうSE音が鳴るのみとなっているんですよ。
ここまでは全然いいんだけど、問題はそのSEの音量が小さく、無音なら聞こえるけど音楽再生時だとかなり聞こえにくいことなんす。タッチでモードを切り替えるとき、本当に切り替わったかの区別が付きにくい。一旦再生を止めないといけなかったんで、ここは改善希望です。
そしてRedmi Buds 5はAirPodsみたいにタテに伸びている形状。慣れないうちは角度調整が難しかったりします(筆者もそうだった)。イヤーピースが平行になるように耳に入れ、伸びている部分が前にナナメに傾いた感じが正解です。下ではないので注意。
とまあいくつか注意点はありますが、7,000円弱の価格としては機能性はかなり充実しており、結果的には結構オススメできるぞ!
加えてケースも収納しやすい形状で持ち運びやすくiOS機器にも対応するため、中堅価格のワイヤレスイヤホンでオススメを聴かれたときの最適解クラスでしょう。やや価格は張るものの、長く使えるモデルとして十分力になってくれます。