耳を塞がないイヤホン「OpenRock X」の本音レビュー。低音かなり強め
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周囲の音が聞こえて「ながら聞き」ができる耳を塞がないイヤホンが流行ってるんですが、最新のOpenRock Xなるモデルを貰った!というわけで実際に使ってどうなのか本音レビューいってみましょう。
ちなみに定価27,300円でそこそこ良いお値段する製品です。
この製品を使った所感
- ケースは大きめ
- でも高価なだけあって質感はバツグン
- イヤホンが小型でつけ心地も良い
- 角度調整できて音の向きを調整しやすい
- 対応コーデックが少ないのが残念
- 周囲の音が聞こえるので外でも安心して使えた
- カナル型イヤホンよりも音質は劣る
- 音質は低音がかなり強い
- 電池持ちがめっちゃ良い
- マルチポイントは上手く機能せず
- 通話は風切り音も消してくれた
目次をクリックすると各項目へ移動します
OpenRock Xのスペックと付属品
▼スペックは以下の通り。↓
ドライバー | 14.2mm ダイナミックドライバー |
周波数 | 20Hz ~ 20kHz |
スピーカー感度 | 119dB±3dB@1kHz |
マイク感度 | -38±1dBV/Pa |
マイク | AIアルゴリズム搭載4マイク |
コーデック | SBC/AAC |
電池持ち | 単体12時間/ケース込み48時間 |
充電時間 | 単体1.5時間/ケース2.5時間 イヤホンは5分の充電で1時間動く |
重量 | イヤホン12g/ケース90.5g |
防水 | IPX5 |
▼付属品は以下の通り。↓
- イヤホン
- ケース
- ケース用のリング
- 充電ケーブル
- クイックガイド
▼あと今回はイヤホンだけ収納できるケースも頂きました(もしかしたら通常は別売りかも?)。↓
ケースがカッコよすぎる
OpenRock Xのケースがめっちゃカッコいいと僕の中で話題沸騰中です。
▼ケースは金属製。側面をプッシュしてシューッと引き出すタイプ。全体的にカッチリしていて、「おおお、これは高級機だな」と感じる仕上がり!金かかってるなぁ。↓
イヤホンは割と小さめで装着感もGood
耳を塞がないオープンイヤー型イヤホンは何個か持っているんですが、この類のイヤホンとしては割と筐体は小さめ!
▼1MORE Fit SE S30と比べるとこんな感じ。ね、かなり小さいでしょ。↓
装着しても正面から見て耳から極端に出っ張って見えることも無いし、オープンイヤー型イヤホンとしてはスタイリッシュ。
装着感も悪くないです。メガネをかけた状態で使ってますが、耳が痛くなることも無いし落ちるような感じも無し。
角度調整できるので音の方向を調整しやすい
OpenRock Xみたいな形状のイヤホンは音漏れを防ぐためにスピーカーは指向性(音が広がらず直線的にビームのように音が飛ぶやつ)が基本なんですが、指向性は少しずれると音が聞き取りづらかったり小さくなったりと弊害もあるんですよ。
▼OpenRock Xは耳に装着した状態で角度をこんな感じで変えられるようになってるので、音の方向調整もめっちゃ楽ちん!↓
この角度調整機能が指向性スピーカーと相性バツグン。
初めて装着した時は音が小さめかな?と思ったんですが、耳穴にスコーンと音のビームが飛ぶように角度を調整してやると音量も音質もドカンとアップ。
このタイプのオープンイヤー型イヤホンは標準装備にしたほうが良いんじゃ・・・と思うほど。
apt-X系やLDACも対応してほしかった
お値段は定価27,300円。それを考えるとBluetoothコーデックがSBCとAACのみなのは流石に貧弱すぎやしませんかね…。
AndroidのSnapdragonを搭載しているスマホはapt-Xのハイクラスなコーデックに対応していることも珍しくないので・・・なんでだよぉぉおおお!!!って思っちゃいました。
あとLDACに対応していないのも、「この価格で非対応かぁ…」って感じですよね(´・ω・`)たぶん僕と同じように感じる人も多いはず。
イヤホンに3万円前後のお金を出す層ってBluetoothコーデックなんかも拘りある人が多いので、次期モデルではコーデックも充実させて欲しい…!メーカーさん、よろしく頼みます!
音質よりも「ながら聞き」が好きな人向け
音質については、同価格帯のカナル型に全く太刀打ちできないんですが、そもそもこの形状のイヤホンはジャンルが違って「ながら聞き」に特化してます。なので周囲の音を聞きながら楽しむやつ!
BGMが流れるカフェで周囲のガヤガヤ音も含めたあの感じ、簡単に再現できちゃいます。
そうそう、最近は自転車でのイヤホン使用も罰則が厳しくなってるんですけど、そういったシーンでもOpenRock Xみたいな製品はベストマッチかと思います。
「音質」<「ながら聞き」という感じであれば気に入ってもらえるはず。
低音が強すぎて弱くした
”耳を塞がないイヤホン”というジャンルの中では音質はかなり良い部類。
オープンイヤー型は低音が弱くなる傾向なんですが、そのあたりの欠点を補おうとしたのか・・・OpenRock Xはめちゃくちゃ低音が強いです。
それは凄いことなんですけど、デフォルトだと違和感あるくらい低音が強い…。一定の周波数以上になると一気にブースト全開みたいな感じで低音域が盛られるんですよね。
動画を見ていても音楽を聞いていても、一定の周波数以上の低音がなるたびに、ボーン、ボーンと響くような低音が入るので、これが違和感の正体かも。
▼でもご安心を。低音の制御はアプリから出来ます。イコライザの「設定」をタップするとイコライザー調整できます。僕なんて低音強すぎてこんな感じに下げちゃってます。↓
通話は特に問題なし
OpenRock XはAIアルゴリズム搭載4マイクを搭載。まあ仕組みはよく分からないんですが、通話相手から音が悪いなど突っ込まれることもなく、普通に会話出来てます。
風が少し吹いている外で通話して特に問題なかったので、風切音なんかはAIがカットしてくれてるんですかね?とにかく通話は何も問題なし!
電池持ちが良い
仕事中にカフェミュージックを流しながら耳につけっぱで作業しつつ、電話がかかってきた時には通話したり、途中で息抜きに動画を見たりと8時間ほど連続で使ってたんですが、この程度の連続使用なら余裕!
Bluetoothイヤホンって単体での連続駆動時間が基本的にそれほど長くないので、「連続で長時間使いたい」って人は気に入ってもらえそう。
マルチポイント機能が上手く使えなかった
OpenRock Xは2つのデバイスと接続してシームレスに切り替えられるマルチポイント機能に対応しているんですが、iPhoneとMacBookに接続してためしたところ、上手く切り替わらず…。
MacBookに接続して動画視聴(鳴ってる)→MacBookで動画を停止→iPhoneで動画を視聴(音がならない)といった感じ。
もちろんiPhone側のBluetooth画面でOpenRock Xには接続済み、音量ボタンを押すとBluetooth接続機器の音量変更を表すBluetoothアイコン付きなのも確認済み。でも音が出ないんですよねぇ。
MacBookと接続を解除するとようやくiPhoneから音が出ました。これはバグなのか相性問題なのか分からないんですが、とにかく試せず。残念。
OpenRock Xのレビューまとめ
モノとしては決して悪くはないです。
でも定価27,300円。価格に見合う部分はもちろんあるんですが、そうでない部分が少々目につく感じはありました。Bluetoothコーデックとかはそうですよねぇ。
音質は耳を塞がないイヤホンとしては上出来。
オープンイヤー型は低音が弱いとはOpenRock Xの前では言えません。低音強すぎてイコライザーでカットしちゃうなんて・・・僕の過去のイヤホンレビューを読んでくれていると分かりますが、初めてかも。
オープンイヤー型イヤホンは低音が弱いという部分を払拭するために不自然になるほど低音を強くしちゃった感はありますが、このあたりは調整できるので良しとしてます。
周囲の音を聞きながら音楽を楽しみたい人に向いている製品なので、耳を塞がないイヤホンを探している人はOpenRock Xのレビューも参考材料にしつつ、自身にとってベストな製品を見つけてくださいね!
OpenRock Xの購入先まとめ
▼価格は変動するのでリアルタイム価格は以下からチェックしてね!↓
■OpenRock X■
初出時価格→27,300円
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