Blackview MEGA 8のレビュー!13型の大画面+4スピーカーはコンテンツ視聴マシンにバッチリだった
柳生です。めちゃデカ13インチサイズのタブレットBlackview MEGA 8を提供いただきましたんでレビューしていきますよ!でかサイズ、SIM対応、スピーカーは4つ搭載で独自OSも搭載!あと地味にカメラ作例も綺麗!全体的にいい感じです。
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Blackview MEGA 8のスペック・ベンチマーク、検証結果
[筐体]見た目は普通、サイズはデカい
Blackview MEGA 8のサイズはタブレットとしてはかなりのもの。13インチサイズだけあって、他のタブレットとは一線を画す迫力を誇ります。
▼今回のカラーはグリーン。TeclastとBlackviewは結構この色を採用している傾向にありますね。手触りはプラスチッキーで高級感はありませんが気にはなりません。↓
▼カメラ部分はデュアル風なのも特徴。なんか色合いといいカメラの形状といい筆者が買ったHONOR 200を思い出すぜこれ。↓
▼インカメラを上にした場合では上部に電源と音量ボタン、左右にクアッドスピーカーで右側に充電端子。加えてイヤホンジャックもあり、右型上部に配置されています。↓
▼重さは756g。大型だけあって結構ずっしりきます。持ち運びが億劫になるレベル。ちなみにケースは290gで、装着すれば総重量は1kgを越します。↓
[性能]タブレットとしては必要十分
Blackview MEGA 8のSoCはUnisoc T620。AnTuTu実測値から、ミドルレンジ性能ド真ん中といえる性能帯となります。
UNISOCといえばT606、T616がたっぷりいろんなモデルに搭載されててそれしかないのかなって思ってたんだけど、最近だとT620もだしT765とかT820とか色々出てきてますね(単にリネームしただけのモデルもありそうだけど)。
WEBのブラウジングも難なく動かせる
Unisocはコストが安い印象のあるメーカーですが動作は難なし。AnTuTu30万点ほどにもなれば、動画を見るとかWEBブラウジングとかそういった用途でも全然使っていける、そんなレベルでした。
ただし画面分割といったマルチタスクでは重たさを見せます。メモリ(RAM)12GBとはいえミドルレンジ性能が足かせ‥ボトルネックになっているのかなと感じました。
後述するPCモードはアプリ立ち上げすぎると固まるから過信は禁物。総じてシングルタスク向け、ミドルレンジの域を超えないものといえます。
ゲームには向かない性能
AnTuTu30万点でわかると思うけど3Dゲームには適しません。
▼原神をダメ元‥ならぬ試しに動かしてみたけど最低画質がデフォ。大画面だから粗さも酷い。普通に草原で動くだけでもカクつきを感じます。大画面でゲームしたいならiPadとかGalaxy Tab Ultraを買いましょう(´・ω・`)。↓
[ディスプレイ]大画面だが形状に古さを感じる
ディスプレイは13インチの大画面で迫力はありますが、スペック自体は他の安価なタブレットとは大差はない、そんな印象です。
▼あと見た目も古さを感じます。周辺ベゼルは厚い上、四隅のカーブもなくカクっとしている形状。この点はコスト削ったんだろうか。↓
また解像度もFHD+クラスで13型としては低く、ドットの粗さはかなり気になるところでした。
高リフレッシュレートは90Hzまで対応なのでなめらかさは感じますが、どうにも映像の綺麗さは感じにくいのがネック。ここまででかいなら短編1,600ピクセルレベルの解像度はほしいですね。
▼ただし長所もあって、Widevine L1対応で著作権コンテンツ含む映像視聴にはバッチリです。FHD解像度はあるんでYoutubeからニコニコも1080p解像度で楽しめる。う~ん、大画面で見る本社爆破シーンは最高だぜ。↓
[サウンド]クアッドスピーカーで音質は良好
個人的に意外だったのがスピーカー。数が4基つまりクアッドスピーカー搭載で、これはタブレットとしては良好なもの。音質自体も予想以上でした。大きな画面も相まって動画の流し見に結構良い感じ!
▼最近はタブレットでも存在が危ぶまれるイヤホンジャック搭載ってのも偉いです。位置も右側で充電端子と同じ面なので迷いにくいのもGood。↓
[カメラ]タブレットとしては結構いい感じ
カメラは見た目はデュアルですが、実際はシングルカメラ。超広角やマクロといったモードはなくシンプルで、この点はまぁよくあるタブレットらしい印象です。
とはいえ画素数は(無駄に高い)5,000万画素となっており、デフォルトでこの画素数で撮影できるのはGood。記録撮影用途に用いられやすいし、詳細まで一発で保存しやすいのは個人的にウレシイ。
▼作例はこんな感じ!タブレットとしてはかなり綺麗に撮影できて驚きでした。プレビューだとかなり安っぽく見えるんですが、この点はAIの処理が撮影後にガッツリ入るらしい。↓
▼インカメラはこんな感じ。ポートレートモードも対応していました。↓
[バッテリー]電池持ちは結構良かった
バッテリー容量は11,000mAhと大型モデルらしいデカさ。そのおかげか、輝度固定で1時間の動画を流すタイプでのバッテリー検証したところ、これまでのタブレットよりもかなり電池持ちがいい傾向にありました。実使用上でもなかなかに電池は持つ印象。
出先でも使えるセルラータイプなので電池持ちが良いのはありがたいですね(`・ω・´)。ただし動画流しっぱとかマップとかを使い潰せば半日ぐらいがやっとなので、この点はモバイルバッテリーの備えも必要になってくる。といった電池持ちでした。
[機能]DokeOSを搭載、独自機能もチラホラ
Blackviewといえば独自カスタマイズOSのDokeOS。本気はAndroid 15をベースにした最新バージョンが搭載されています。
基本的にはノーマルのAndroidから結構改良されてて使いやすくなってるんですが、GalaxyのOneUI、XiaomiのHyperOS等そういったレベルの魔改造まではされておらず、ライトチューンって印象。
▼あとロック画面はデフォルトでダイナミックタイプになってました。登録されているランダムな動物や風景といったタイプの画像をロック画面にするもので、個人的には見てて楽しくお気に入り。↓
▼アプリ履歴も最適化されており、タイル状にアプリを並べてくれるMIUIタイプでした!ここも改善してくれててBlackviewのやる気を感じさせて好き。↓
他社フォントが選択できるのが面白い
メチャクチャ地味っちゃ地味な機能ですが面白かったのがこのフォントスタイル。なんとデフォルト以外にOPPO、Xiaomi、HUAWEI系列のモデルのフォント、系4種から選択できるようになっています。
▼ディスプレイ→フォントの項目から選択可能。テーマストアはなく外部からのダウンロードには対応していませんが、個人的には他にはなく結構面白かったですね。↓
▼ただしいずれも中華感あるフォントなので好みは分かれそう。OPPO、Xiaomiは日本向けモデルだと日本の漢字に適合したフォントだったんで完全に再現は出来ていないんだけど、結構雰囲気は変わるんで気分転換に変えていいかもしれんです。↓
PCモードに対応
大画面タブレットをパソコンっぽく使うという用途もありますが、本機はそれに応えておりPCモードに対応しています。
▼オンにするとアプリが全画面ではなくウィンドウで表示されるようになります。Bluetoothでマウスとかキーボードを繋げばほとんどパソコンに近い操作感で使えるって感じ。↓
ただレスポンスにラグを感じる上、アプリを複数開いているとそれがますますモッサリしてくるという感覚でした。
上述のSoCの性能が足を引っ張っているのでこの機能はまだ活かしきれていないという印象。まぁ安いBluetoothキーボードと合わせてレポートといった文書を書くとか、そういう単一の用途であれば良いかなってところ。
▼そういえば気になってたYouTubeですが、バックグラウンドで動くか検証したところ動きません。ウィンドウは表示させっぱなしでないと再生は止まります。端っこに追いやればいいけど、別のやつを全画面にしても止まるからこの点は微妙。↓
バックグラウンド再生にどれほど需要があるかはわからんけど、これだったらもうPremium買ったほうが個人的にはずっと良いです。毎日使うなら尚更で、広告がないというストレスフリーなオマケもつくし‥。
分割表示機能が使いやすくて良い
PCモードとは別に、分割表示モードも改良されていました。デフォのAndroidにもある機能なんだけど、DokeOSだと結構便利に改良されていました。
▼この枠線の部分をタップすると「組み合わせの保存」「入れ替え」の2つの項目が出てくるようになっています。保存を押すと、デスクトップ(待ち受け)に2つのアプリの分割ショートカットが出てくるタイプ。入れ替えは配置をそのまま入れ替えます。↓
▼この分割表示のショートカットをサクッと作れるのが個人的にはかなり重宝しておりありがたかったっすね(`・ω・´)。またタスクバーからドラッグアンドドロップで分割表示にも対応していました。↓
片方でYoutube見ながらもう片方でTwitterとかWEBブラウジングも可能。アプリ表示幅の調整はそれほど融通が効きませんが、十分便利に使っていけました。
大型フォルダやタスクバー表示が便利
▼大型フォルダっていう機能にいつの間にか対応してたようで、これも結構嬉しい部分でした。こういう感じでワンタップでアプリ開けるし、見た目もシュッとまとまっててスッキリしてる。↓
▼またランチャーの下の部分はタスクバーにショートカットで表示されて常駐するんで、よく使うアプリを登録しとけば全画面再生以外どんなときもすぐ起動できて使えてこれも良かった。↓
一応このタスクバー機能はデフォのAndroidにもあるみたいですが、モデルによって異なるので今回はBlackview MEGA 8の独自機能とみなして掲載しておきます。
SIMとGPSにも対応、ただしでかいので使い所は‥
▼デカいから家に据え置いてコンテンツ視聴マシンにも良いんですが、持ち出して使うことも可能。というのもSIMが使えるセルラータイプなので、テザリングなしでもネット回線が使えるのは面白いですね。↓
GPSも搭載されておりナビも対応。でもデカすぎるし重く車載ホルダーに入らんから、筆者にとっては使い所はほとんどありません。これなら10型くらいのSIM対応モデルにしたほうが良い。
付属のケースが自立しにくすぎる
Blackview MEGA 8ってか付属品の問題なんだけど付属しているケース、まるで自立できません。
▼こんな感じで一応立たせられるけどとんでもなくバランスが悪くすぐ倒れます。なんでこんなバランス悪い設計になっちまったんだ‥?↓
コンテンツ視聴マシンとしてはこの自立しにくいというネックがかなり気になる。自立させたい場合は別途でケース買うか自立用のスタンドは必須ですね。
まとめ、大画面の流し見に良さげ
大画面タブレットをお探しであれば候補に入れていい1台に思えます。
13インチのデカタブレットってだけでなくスピーカーの音質とPCモード、分割画面が使いやすいといったソフトウェアの価値もある。
加えてカメラも5,000万画素で写りもなかなか良いのは他にはない長所!レポートとか資料をまとめたり外で簡易的な執筆をしたりといった使い方にも良いでしょう。
ただし性能が足りないと感じることもあり、ガッツリ使うのを想定するんであればGalaxy Tab Sシリーズといったハイエンドパッドを選ぶことをオススメします。あくまで価格なりに割り切るという認識も必要。
▼価格は変動するのでリアルタイム価格は以下からチェックしてね!↓