nubia Pad Proの本音レビュー!SD 8 Gen 3搭載で7万円切りの高コスパな10.9型タブレットを試す!

nubiaが超希少なSnapdragon 8 Gen 3を搭載するハイエンド級タブレット「nubia Pad Pro」を日本投入!ひと足お先に実機をお借りすることが出来たので、実際に使ってどうなのかレビューしていきますよ!

■nubia Pad Pro■

初出時価格→69,800円(8+256GB)

初出時価格→79,800円(12+256GB)

初出時価格→92,800円(12+512GB)

▼公式サイト:先行販売にて9月9日(火)午前11時59分まで4,000円オフの65,800円から購入できます!↓

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スペック、ベンチマーク、検証結果

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コスパはどうなの?→めちゃくちゃ良いです

日本市場だとSnapdragon 8 Gen 3を搭載するハイエンド級タブレットはかなり希少なんですよ。

あるっちゃあるけれど、Lenovo Legion Tab(約8万円)はそもそも10型クラスではないし、競合となりそうなLenovo Yoga Tab Plusは約9万円と結構良いお値段なんです。

そんな中にぶっこんできたのがnubia Pad Pro!価格はなんと69,800円からと7万円切りで出してきました!(しかも初売りでは65,800円!)

という訳でSnapdragon 8 Gen 3を搭載する日本市場向けタブレットとしては破格。nubiaさんありがとう…!

シンプルながら上質なデザイン

ZTE系列のブランドといえば、nubiaの他にゲーミングモデルを扱うREDMAGICを展開していてそっちはド派手なゲーミングデザインですが、それとは異なりnubia Pad Proはシンプルでお上品なデザイン。

▼高品質で上質なタブレットという印象の強い見た目も大変気に入っております。↓

▼背面カメラにはNEO VISIONデザインを象徴する赤いリングやロゴが入っていたりとファンはニンマリしてしまいそうな要素も散らばってますねぇ。↓

筐体は航空宇宙用製品にも利用される放熱性能に優れるCNCアルミニウムフレームを採用した一体型背面パネルと45°のエッジデザインにより、手のひらに自然にフィットする設計なのだとか。

うんうん、確かに持ちやすい。

あと最近のタブレットってカックカクしていて指に側面が刺さる感じがするんですけど、nubia Pad Proは面取りされているので手あたりも悪くないです。

という訳でnubia Pad Proの筐体は想像以上にお上品で上質でした。ハイパワーなタブレットが欲しいけどゲーミングモデルのような派手なデザインは苦手という人は気に入ってもらえるはず!

Snapdragon 8 Gen 3搭載でハイパフォーマンス

nubia Pad Proが搭載するSoCは1世代前の最上位グレードSoC「Snapdragon 8 Gen 3」を採用しています。

パフォーマンスについてはAnTuTuスコアが200万点を突破していて、2025年でもバリバリのハイエンド水準。

▼ハイエンドSoCは発熱も凄いんですが、超高負荷になるAnTuTu3回連続走行もご覧の通りド安定でした。↓

熱によるパフォーマンス低下を防ぐ6層構造の冷却システムを搭載しているらしく、その威力を遺憾なく発揮しているご様子です。

語るまでも無いですが、Webサイト閲覧、動画視聴、電子書籍などライトな使い方は超が付くほど快適。よっぽど特殊な使い方をしないのであれば性能に不満を感じることはなさそう。

重量級ゲームも快適に遊べる

Snapdragon 8 Gen 3といえば、2024年にリリースされたゲーミングモデル「REDMAGIC 9 Pro」でも採用されていたSoC。という訳でゲームもガンガン遊べるパワーを持ってます。

▼重量級ゲームの代表格である原神で試してみます。画質は「最高」設定で高負荷時のフレームレートは50FPS!↓

検証結果から重量級ゲームも快適に遊べる水準ですね!まあ画質の最高設定はベンチマーク的な設定で燃費も悪くなるので、システムがデフォルト指定している「高設定」あたりで遊ぶのが良い塩梅かと思います!

▼そうそう、10.9型になると持って長時間プレイすると疲れるのでコントローラーを接続して遊んでみたんですけど、超快適でした!いろんなゲームがコントローラーに対応して欲しいですねぇ。↓

▼ちなみにREDMAGIC製品を触ったことのある人は、見覚えあるゲーミング機能も色々と使えるようになっていますよ!↓

どんなゲーム機能に対応しているかは記事の上の方にある「各種検証結果」に記載しているので気になる方はチェックしてみましょう。

で、ゲームモードをチェックしていると、若干REDMAGIC系製品とは機能差があるようです。例えば専用のゲームモードは実装されてません。ゲームを起動中に画面端からスワイプすることで呼び出せるという感じ。

またREDMAGICのゲーミングタブレット「REDMAGIC Astra」では専用のグラフィックスチップを搭載しているのでフレーム補間や高画質化が可能でしたが、nubia Pad Proは対応していませんでした。

・・・という訳で、ゲーミングモデルではないのでオミットされている機能はあるんですけど、スタンダードモデルの中だとかゲーム機能はかなり充実しているのは間違いないです!

高解像度パネルと高品質なスピーカーを搭載

ディスプレイは上述した通り10.9インチ。高解像度の2.8K(2,880×1,800)パネルを搭載しているのが特徴です!

高解像度パネルを搭載したことで写真のビューアーとしても優秀ですねぇ。また動画もFHDを超える高画質再生に対応しているのもGoodです。

タッチサンプリングレートも最大840Hzとゲーミングモデル顔負け。普段使いでもスワイプ時は指に吸い付くような感覚で追従性も申し分なしでした。

▼滑らか表示も最大144Hzに対応しています。↓

が、144Hzは設定から固定化したとしても対応するアプリじゃないとダメなようで、基本的には120Hzで駆動していました。

120Hzでも一般的なディスプレイの2倍滑らかなので十分すぎるくらいですけれど、せめてホーム画面や設定画面は144Hzで表示して体感させてほしかったですねぇ。

ちなみにパネルはTFT液晶を採用しています。個人的に長時間ゲームをプレイする時に有機ELだと固定表示のアイコンが焼き付きそうで怖いので、液晶を採用している点は嬉しかったポイント。

▼スピーカーは4基を使ったステレオを採用しています。音質・・・めっちゃ良いです!

また位相調整にも対応しているので、縦持ちでも横持ちでも適切なステレオで再生してくれます!これの調整機能、安いモデルだとほぼ対応していないのでメッチャ嬉しい…。

BluetoothコーデックもSBC以外にAAC、apt‐X、apt‐X HD、apt‐X Adaptive、LDACと一通り接続できました。

▼そうそう、ちょっと分かりづらいんですが、設定→通知音の中にある「DTS音」から音響効果を変更できるようになってます。↓

[追記あり]WidevineはL1だけどNetflixはL3だった

追記:メーカーさんに確認したところ、NetflixのWidevine L1は今後のシステムアップデートで対応予定との回答を頂きました!

今回の製品はサンプル機ということで製品版では解消されているかも知れませんが、NetflixがWidevine L3止まりでした。一応情報として共有しておきます…!

▼もちろん本体はWidevine L1には対応しています。そのうちNetflixもL1に対応するかも?↓

カメラは画質もそこそこ頑張ってる

カメラはメインカメラが1,300万画素、インカメラが2,000万画素となっています。おー、タブレットでよく使うインカメラが2,000万画素なのは分かってらっしゃる…!

▼UIはこんな感じ。2倍に切り替えできるモデルは結構ありますが、5倍にも切り替えられるのは珍しいですねぇ。最大10倍まで対応してます。↓

▼・・・で、画質なんですが、明るいところだと想像してたよりもずっと綺麗に撮れました。↓

といっても、タブレットでカメラを使うシーンは限られているし、用途としてはメモ代わりの記録撮影で使うかなーって感じかな。インカメラもビデオ会議するくらいなら十分なのでタブレットのカメラとしては実用的な範囲かと思います…!

バッテリー持ちがめっちゃ良い

バッテリー容量は10,100mAhを搭載していて充電は66Wに対応するなどなかなかのハイスペックぶり。

▼バッテリー持ちの検証では残量20%を残して12時間15分駆動という結果に!↓

この駆動時間はPCMarkのバッテリーテスト結果なので絶対的なものではないですが、同じテストを行ったタブレットでは10時間を切る事がザラ。

という訳でタブレットの中でnubia Pad Proは非常に優秀なバッテリー持ちと言えそうです。

▼あと嬉しいのがバイパス充電(nubiaでは充電分離という)に対応していること!↓

タブレットでは動画を長時間観ることもあるし、ハイエンドタブレットならゲームを長時間プレイすることも多々ありそうですが、バイパス充電に対応していればバッテリーを介さず直接システムに給電ができるんです。

充電しながらの利用はバッテリーが著しく劣化するので、それを大幅に軽減できるバイパス充電の対応は個人的にとっても嬉しかったポイント。

▼他にも満充電を繰り返すとバッテリーは劣化するんですけど、それを軽減するバッテリー保護機能も搭載してました!↓

が、充電制限は80%のみ。

まあ80%もあれば個人的に日々の利用で全く問題ないので良いんですが、例えば5%刻みで85%/90%/95%なども選べたほうが個々のユーザーにも合わせやすいので、ぜひ機能のアップグレードを検討頂きたいですね…!

指紋認証は精度良好。外部映像出力も超低遅延

nubia Pad Proはタブレットでは省かれることも多い指紋認証を搭載しているのもGoodポイント!

▼この赤い電源ボタンに指紋認証機能が備わっています。↓

ロック解除速度も早く精度も良し。指紋認証だけではなく顔認証にも対応しているのでロック解除はとってもスムーズです。

その他、低遅延のミラーリング機能にも対応。これが超快適でした。

nubia Pad Proはnubia独自開発のミラーリング機能を搭載していて、有線と無線の両方に対応していますが、無線の場合はWindows PCのみ対応で別途「SmartCast」というアプリが必要なので覚えておきましょう。

▼僕は有線で接続してみました…!挿すだけで外部ディスプレイに表示されるので接続もイージー。↓

なお、ケーブル接続では最大144Hzでの出力にも対応しているとのことです。(接続するケーブルが144Hzに対応している必要があるので注意してくださいね…!)

▼本機自体も10.9型とそこそこ大画面ですが、やっぱり外部モニター使うと迫力が違いますね…笑。遅延も全く感じずゲームもメチャクチャ快適。↓

有線接続で外部ディスプレイに表示してゲームする場合はUSBポートを外部映像出力で使うので、コントローラーはBluetooth接続に対応している製品がオススメですよ!

使っていて少し気になったのはタブレット自体のUI。OSはAndroid 15をベースにカスタマイズしたMyOS 15を搭載しているんですが、タブレット向けUIではありませんでした。

▼画面下部にはスマホではお馴染みの戻るアイコンなど3点セットが並んだUIとなっています。タブレット向けUIはこの部分に表示されるDockが便利なので、この点は選択出来るようにしてほしかったかな~。↓

nubia Pad Proのレビューまとめ

ハイエンドのタブレットってホント希少なので、「よくぞ出してくれた!」という感じですね…!しかも69,800円からと日本市場向け製品としては超お値打ち価格で出してくれたのも有り難いですねぇ。

SoCも1世代前とはいえ最上位のフラッグシップSoCで性能も非常に高いので、日常使いはもちろん重量級ゲームも実機で検証した通りバッチリ楽しめます。

REDMAGICのゲーミングタブレットと比べるとゲーム機能は若干削られているので、ゲーム性能をより重視するならREDMAGICという感じで選ぶのが良さそうですが、ゲームが快適に遊べたら良いよという人は価格の安い本機は良い選択になりそう。

ディスプレイ品質やサウンド品質も高く、コンテンツ消費マシンとしてもリッチな体験が出来るので、お手頃価格で高品質なハイパワータブレットを探している人は、nubia Pad Proのレビューを振り返りながらぜひ検討してみて下さい!

以上、nubia Pad Proのレビューでした。参考になれば幸い!

▼価格は変動するのでリアルタイム価格は以下からチェックしてね!↓

■nubia Pad Pro■

初出時価格→69,800円(8+256GB)

初出時価格→79,800円(12+256GB)

初出時価格→92,800円(12+512GB)

▼公式サイト:先行販売にて9月9日(火)午前11時59分まで4,000円オフの65,800円から購入できます!↓

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